34 / 90
2章
第8話
しおりを挟む
「まだ話していないこと?」
「はい。わたし、以前に言いましたよね? 〝本来のわたしの力をもってすれば、あのご婦人の傷は治せた〟って。あれは、誇張でもなんでもなくて本当のことなんです」
「ああ。そうだと思うけど……」
「いいえ。ゼノさんはまだ、わたしが言いたいことが分かっていません」
そう口にするモニカの表情は、どこか悲しげであった。
そして、彼女は息を深く吐き出すと、決心したようにこう絞り出す。
「……今、わたしの〈回復術〉は、制限をかけられているんです」
「えっ!?」
「ポーラ院長……あの人に。だから、わたしはそれを解いてもらいたくて、本当は会いに行ったんです」
「ちょ……ちょっと待ってくれ! 〈回復術〉に制限っ? 術式に制限をかけるなんて、そんなことが……」
「できるんですよ。ポーラ院長がハーフエルフだったのは、ゼノさんもお気付きですよね?」
「それは気付いたけど……」
「人族と〝亜人族〟の混血。つまり、ポーラ院長はスキルが使用できるんです。そのスキルの内容というのが……」
「……術式に制限をかけることができる?」
ゼノがそう声を上げると、モニカはゆっくりと頷く。
亜人族が使用するスキルは千差万別と言われている。
〔魔導ガチャ〕も、スキルの1つだ。
術式に制限をかけるスキルなんてものが存在しても、べつに不思議なことではなかった。
「けど……。どうして、そんな制限なんてかけられたんだ?」
「わたしがマリア様の像を壊したその罰として、ポーラ院長はわたしの〈回復術〉に制限をかけたんです」
「でも、それは濡れ衣なんだろっ? 独断でそんなことが許されるわけがないじゃないか」
修道院から追い出すだけとは訳が違う。
術式に制限をかけるというのは、その者が持っているアイデンティティーを奪うのと同義だからだ。
「ポーラ院長には、それができてしまったんです」
「っ」
「わたしは孤児院出身でした。ヒーラーの血を絶やしてはいけないっていう純血主義的な考えを持つポーラ院長にとって、孤児のわたしはまさに目の上の瘤だったんですよ」
「……」
そこで、モニカは自虐気味に笑みを浮かべる。
「だけど、仕方ないですよね。わたしは孤児だったんですから。どんな親から生まれたかも分からないんです。それに……嘘つきです。気付いてました? わたし、本当は教皇様からライセンスも受け取っていないんですよ? 闇ヒーラーとして、献金と偽って日銭を稼いでいたんです。だから、本当はゼノさんにあれこれと言えた身分じゃないんです」
「でもさ。これまでモニカが〈回復術〉で奉仕してきたのは確かだろ? それで救われた人も大勢いたんじゃないのか?」
「責めないんですね……ゼノさん。わたし、色々と酷いこと言ったのに……」
「俺には、誰かの役に立つなんて、そんなことできないから。尊敬しているんだ、モニカを」
「ちょっと……やめてください。そんなのって、ズルいです……」
モニカは、恥ずかしそうにゼノから顔を背けてしまう。
彼女の話を聞いていると、ゼノは自分だけが安全圏に留まっていることはできなかった。
(モニカも全部話してくれたんだ。次は俺もすべて話すべきだ)
ギュッと拳を握り締めると、ゼノはこう話を切り出す。
「……俺も、実家を追放されたんだ」
「え」
「この前、今はもう貴族じゃないって話したよな? でも、元々俺は貴族だったんだよ」
「……」
「俺が貴族じゃなくなったきっかけは単純だ。【魔力固定の儀】で、魔法適性ゼロを宣告されたから。魔力値が0だって分かると、父上は……俺を迷宮に廃棄したんだ」
「迷宮に廃棄した……ですか?」
一瞬、当時の嫌な記憶がゼノの脳裏をかすめる。
「けど、俺はラッキーだった。400年以上の時を生きる魔女――お師匠様に救われたから」
「は、はいっ!? 400年以上の時を生きる魔女っ……?」
「お師匠様は、《不老不死》っていう魔法をその身に受けたから。ずっと、若い時の姿のままでいられるんだよ」
「……っ、そんな魔法があるなんて……。にわかに信じられません……」
モニカもまた、口元に手を押さえる。
この話を聞かされたティナと、まったく同じようなリアクションであった。
「俺のゼノっていう名前も、お師匠様が付けてくれたんだ。貴族の頃の名前はもう捨てたから」
「っ……」
「俺は、お師匠様のことを命の恩人だって思ってる。だって、お師匠様に助けてもらわなかったら、俺はすぐに死んでいたと思うし」
「……そんなのって……全然、わたしの比じゃないですよ。悲劇のお姫様みたいな顔して、話していた自分が恥ずかしいです」
「なんでだよ?」
「だって……」
「どっちが悲劇とか悲劇じゃないとか、そういう問題じゃないと俺は思う。こうやって包み隠さずに、お互いの過去を話せていることに意味があるんじゃないかな?」
ゼノがそう口にすると、モニカはため息をつきながら、小さく首を横に振る。
「……ゼノさんって……なんか、強いですね」
「俺が?」
「そんなことをさらっと平気で言うとか、普通できないですよ」
「えっ、そうなのか……?」
「まぁ、そういう鈍感なところもゼノさんの良さだと思いますけど。うふふっ」
どこか可笑しそうにモニカは笑みをこぼした。
よく分からなかったが、ゼノは彼女が笑顔を見せてくれたことでホッとしていた。
それから、ゼノは聖剣クレイモアや〔魔導ガチャ〕のスキルをエメラルドから授かったことや、彼女のもとで5年間修行に励んだこともモニカに話した。
そして、400年近くエメラルドが死神の大迷宮に囚われていることや、彼女を迷宮から出すためには666の魔法をすべて列挙する必要があるということも、包み隠さずに打ち明ける。
「……というわけで、俺は王国の筆頭冒険者になるために冒険者をやり始めたんだ」
「そんな壮大な話だったんですか。なんか、ゼノさんのお話を聞いてると、本当に自分がちっぽけな存在に思えちゃいます……」
「大きいとか小さいとか、そういう問題でもないよ」
「もちろん、それは分かってます。わたしには、わたしが解決しなくちゃいけない問題がありますから」
「うん、そういうことだ。でもなんか、ようやくモニカと打ち解けられたって感じがするな」
「急にどうしたんです?」
「急じゃないよ。あの日、別れた時からずっと気になってたんだ。だから、こうやってモニカの事情も知れて、俺の事情も知ってもらえて、嬉しいんだ」
「つくづく、ゼノさんって美男子ですよね。モテモテなんじゃないんですか? よく女子に言い寄られません?」
「? いや、俺はお師匠様一筋だけど?」
「そういう返事が聞きたかったんじゃないんですけど……。というか、やっぱり魔女さんのこと、そう思ってるんですね」
「ああ。お師匠様は、俺が世界で一番好きな女性だ」
「むぅ~! はっきりそう惚気られると、それはそれでなんかムカつくんでやめてくださいっ!」
「なんで!?」
しばらくそんな和やかな時間を過ごした後。
明日は、ゼノも一緒にポーラに話をしに行くということを決めて、この日の夕食会はお開きとなった。
◆
遡ること数時間前。
グリューゲル修道院の執務室には、ポーラと修道院護衛隊長の姿があった。
「院長。我々に何か用件があるという話だったが」
「一つお願いがしたいことがあります。追放した元シスターと、その用心棒の男を始末してほしいのです」
「始末ですか?」
「1年前、彼女はマリア様の像を破壊するという造反行為に出ました。そのため、私が追放したのです。ですが、先程、あろうことか魔導師の男を連れて一緒に現れました。目的は、我が修道院に対する復讐です。明日までにここを明け渡さなければ、この場で暮らす者を全員皆殺しにすると脅してきたのです」
「……っ、なんと……それは酷い」
ポーラは、あからさまな嘘をさも真実であるかのように口にする。
これこそが、彼女の本性であった。
「ここでは、多くのシスターと修道士が共同生活を送っております。それにこの修道院は、マリア様の意志を継ぐ者たちによって代々受け継がれてきた神聖な場所でもあります。当然、背教者に簡単に明け渡すようなことはできません。グリューゲル修道院を守るためです。どうかこの任務、お願いできないでしょうか?」
「了解した。その者たちの特徴を教えてくれ」
「はい。まだ彼女らは遠くへは行っていないはずです」
その後。
ポーラは、モニカとゼノの身なりを伝えて、修道院護衛隊長を見送る。
そして、暮れかかる空を窓越しに見上げながら、口元をにやりと釣り上げた。
「……孤児の分際で、私に盾を突こうなどと身の程を知れ、モニカ。魔導師の男と一緒になった罰をその身に受けるといい」
「はい。わたし、以前に言いましたよね? 〝本来のわたしの力をもってすれば、あのご婦人の傷は治せた〟って。あれは、誇張でもなんでもなくて本当のことなんです」
「ああ。そうだと思うけど……」
「いいえ。ゼノさんはまだ、わたしが言いたいことが分かっていません」
そう口にするモニカの表情は、どこか悲しげであった。
そして、彼女は息を深く吐き出すと、決心したようにこう絞り出す。
「……今、わたしの〈回復術〉は、制限をかけられているんです」
「えっ!?」
「ポーラ院長……あの人に。だから、わたしはそれを解いてもらいたくて、本当は会いに行ったんです」
「ちょ……ちょっと待ってくれ! 〈回復術〉に制限っ? 術式に制限をかけるなんて、そんなことが……」
「できるんですよ。ポーラ院長がハーフエルフだったのは、ゼノさんもお気付きですよね?」
「それは気付いたけど……」
「人族と〝亜人族〟の混血。つまり、ポーラ院長はスキルが使用できるんです。そのスキルの内容というのが……」
「……術式に制限をかけることができる?」
ゼノがそう声を上げると、モニカはゆっくりと頷く。
亜人族が使用するスキルは千差万別と言われている。
〔魔導ガチャ〕も、スキルの1つだ。
術式に制限をかけるスキルなんてものが存在しても、べつに不思議なことではなかった。
「けど……。どうして、そんな制限なんてかけられたんだ?」
「わたしがマリア様の像を壊したその罰として、ポーラ院長はわたしの〈回復術〉に制限をかけたんです」
「でも、それは濡れ衣なんだろっ? 独断でそんなことが許されるわけがないじゃないか」
修道院から追い出すだけとは訳が違う。
術式に制限をかけるというのは、その者が持っているアイデンティティーを奪うのと同義だからだ。
「ポーラ院長には、それができてしまったんです」
「っ」
「わたしは孤児院出身でした。ヒーラーの血を絶やしてはいけないっていう純血主義的な考えを持つポーラ院長にとって、孤児のわたしはまさに目の上の瘤だったんですよ」
「……」
そこで、モニカは自虐気味に笑みを浮かべる。
「だけど、仕方ないですよね。わたしは孤児だったんですから。どんな親から生まれたかも分からないんです。それに……嘘つきです。気付いてました? わたし、本当は教皇様からライセンスも受け取っていないんですよ? 闇ヒーラーとして、献金と偽って日銭を稼いでいたんです。だから、本当はゼノさんにあれこれと言えた身分じゃないんです」
「でもさ。これまでモニカが〈回復術〉で奉仕してきたのは確かだろ? それで救われた人も大勢いたんじゃないのか?」
「責めないんですね……ゼノさん。わたし、色々と酷いこと言ったのに……」
「俺には、誰かの役に立つなんて、そんなことできないから。尊敬しているんだ、モニカを」
「ちょっと……やめてください。そんなのって、ズルいです……」
モニカは、恥ずかしそうにゼノから顔を背けてしまう。
彼女の話を聞いていると、ゼノは自分だけが安全圏に留まっていることはできなかった。
(モニカも全部話してくれたんだ。次は俺もすべて話すべきだ)
ギュッと拳を握り締めると、ゼノはこう話を切り出す。
「……俺も、実家を追放されたんだ」
「え」
「この前、今はもう貴族じゃないって話したよな? でも、元々俺は貴族だったんだよ」
「……」
「俺が貴族じゃなくなったきっかけは単純だ。【魔力固定の儀】で、魔法適性ゼロを宣告されたから。魔力値が0だって分かると、父上は……俺を迷宮に廃棄したんだ」
「迷宮に廃棄した……ですか?」
一瞬、当時の嫌な記憶がゼノの脳裏をかすめる。
「けど、俺はラッキーだった。400年以上の時を生きる魔女――お師匠様に救われたから」
「は、はいっ!? 400年以上の時を生きる魔女っ……?」
「お師匠様は、《不老不死》っていう魔法をその身に受けたから。ずっと、若い時の姿のままでいられるんだよ」
「……っ、そんな魔法があるなんて……。にわかに信じられません……」
モニカもまた、口元に手を押さえる。
この話を聞かされたティナと、まったく同じようなリアクションであった。
「俺のゼノっていう名前も、お師匠様が付けてくれたんだ。貴族の頃の名前はもう捨てたから」
「っ……」
「俺は、お師匠様のことを命の恩人だって思ってる。だって、お師匠様に助けてもらわなかったら、俺はすぐに死んでいたと思うし」
「……そんなのって……全然、わたしの比じゃないですよ。悲劇のお姫様みたいな顔して、話していた自分が恥ずかしいです」
「なんでだよ?」
「だって……」
「どっちが悲劇とか悲劇じゃないとか、そういう問題じゃないと俺は思う。こうやって包み隠さずに、お互いの過去を話せていることに意味があるんじゃないかな?」
ゼノがそう口にすると、モニカはため息をつきながら、小さく首を横に振る。
「……ゼノさんって……なんか、強いですね」
「俺が?」
「そんなことをさらっと平気で言うとか、普通できないですよ」
「えっ、そうなのか……?」
「まぁ、そういう鈍感なところもゼノさんの良さだと思いますけど。うふふっ」
どこか可笑しそうにモニカは笑みをこぼした。
よく分からなかったが、ゼノは彼女が笑顔を見せてくれたことでホッとしていた。
それから、ゼノは聖剣クレイモアや〔魔導ガチャ〕のスキルをエメラルドから授かったことや、彼女のもとで5年間修行に励んだこともモニカに話した。
そして、400年近くエメラルドが死神の大迷宮に囚われていることや、彼女を迷宮から出すためには666の魔法をすべて列挙する必要があるということも、包み隠さずに打ち明ける。
「……というわけで、俺は王国の筆頭冒険者になるために冒険者をやり始めたんだ」
「そんな壮大な話だったんですか。なんか、ゼノさんのお話を聞いてると、本当に自分がちっぽけな存在に思えちゃいます……」
「大きいとか小さいとか、そういう問題でもないよ」
「もちろん、それは分かってます。わたしには、わたしが解決しなくちゃいけない問題がありますから」
「うん、そういうことだ。でもなんか、ようやくモニカと打ち解けられたって感じがするな」
「急にどうしたんです?」
「急じゃないよ。あの日、別れた時からずっと気になってたんだ。だから、こうやってモニカの事情も知れて、俺の事情も知ってもらえて、嬉しいんだ」
「つくづく、ゼノさんって美男子ですよね。モテモテなんじゃないんですか? よく女子に言い寄られません?」
「? いや、俺はお師匠様一筋だけど?」
「そういう返事が聞きたかったんじゃないんですけど……。というか、やっぱり魔女さんのこと、そう思ってるんですね」
「ああ。お師匠様は、俺が世界で一番好きな女性だ」
「むぅ~! はっきりそう惚気られると、それはそれでなんかムカつくんでやめてくださいっ!」
「なんで!?」
しばらくそんな和やかな時間を過ごした後。
明日は、ゼノも一緒にポーラに話をしに行くということを決めて、この日の夕食会はお開きとなった。
◆
遡ること数時間前。
グリューゲル修道院の執務室には、ポーラと修道院護衛隊長の姿があった。
「院長。我々に何か用件があるという話だったが」
「一つお願いがしたいことがあります。追放した元シスターと、その用心棒の男を始末してほしいのです」
「始末ですか?」
「1年前、彼女はマリア様の像を破壊するという造反行為に出ました。そのため、私が追放したのです。ですが、先程、あろうことか魔導師の男を連れて一緒に現れました。目的は、我が修道院に対する復讐です。明日までにここを明け渡さなければ、この場で暮らす者を全員皆殺しにすると脅してきたのです」
「……っ、なんと……それは酷い」
ポーラは、あからさまな嘘をさも真実であるかのように口にする。
これこそが、彼女の本性であった。
「ここでは、多くのシスターと修道士が共同生活を送っております。それにこの修道院は、マリア様の意志を継ぐ者たちによって代々受け継がれてきた神聖な場所でもあります。当然、背教者に簡単に明け渡すようなことはできません。グリューゲル修道院を守るためです。どうかこの任務、お願いできないでしょうか?」
「了解した。その者たちの特徴を教えてくれ」
「はい。まだ彼女らは遠くへは行っていないはずです」
その後。
ポーラは、モニカとゼノの身なりを伝えて、修道院護衛隊長を見送る。
そして、暮れかかる空を窓越しに見上げながら、口元をにやりと釣り上げた。
「……孤児の分際で、私に盾を突こうなどと身の程を知れ、モニカ。魔導師の男と一緒になった罰をその身に受けるといい」
0
お気に入りに追加
995
あなたにおすすめの小説
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話
紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界――
田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。
暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。
仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン>
「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。
最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。
しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。
ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと――
――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。
しかもその姿は、
血まみれ。
右手には討伐したモンスターの首。
左手にはモンスターのドロップアイテム。
そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。
「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」
ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。
タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。
――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる