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2章
第3話
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「「「ドゥォドゥォドゥォォッ!」」」
今、ゼノは深い谷の奥底でゴブリンの群れに取り囲まれていた。
全部で20体以上はいる。
「さすがに、これだけの魔獣を1回で相手にするのは初めてだな……」
そう小さく呟きつつ、ゼノは慎重に《矢汰鳥の風叢》の魔石を聖剣クレイモアにセットする。
これは、先日緑クリスタルを使って召喚した☆3の魔石だった。
「「「ドゥゥォドゥゥォォ~~ッ!!」」」
興奮するゴブリンの群れを慎重に引き付けると、ゼノは光を帯びた聖剣を思いっきり振り払って詠唱する。
「《矢汰鳥の風叢》!」
その刹那。
風刃の輪が円状に広がっていき、
シュルシュルシュルルルルゥゥーーーーンッ!!
ゴブリンの群れを1体も残らず、あっという間に瞬殺してしまう。
「おっしゃ! 緑クリスタルゲットだ!」
親玉のゴブリンがドロップした緑クリスタルを拾いつつ、ゼノは一度ステータスを開いた。
----------
【ゼノ・ウィンザー】
[Lv]39
[魔力値]0 [術値]0
[力]18 [守]10
[魔攻]300 [速]14
[スキル]〔魔導ガチャ〕
[魔石コンプ率]076/666
[所持魔石]
☆1《爆笑》 ☆1《縮小化》
☆1《ディレイ》 ☆1《暗算》
☆1《昆虫学》 ☆1《ヘアースタイル》
☆1《流体》 ☆1《人気者》
☆1《歯磨き》 ☆2《肉声潰し》
☆2《晩餐》 ☆2《悪夢》
☆2《スピードサポーター》 ☆2《パワーブレイク》
☆2《水月の崩叉撃》 ☆3《長寿》
[所持クリスタル]
青クリスタル×42
緑クリスタル×1
[Ωカウンター]003.85%
----------
あの日から一週間。
ゼノは、様々なクエストをこなしてきた。
地図作成のためのダンジョン調査。
魔窟へと商材を探しに行く商人の護衛。
賊徒に拉致された子供の救出。
富豪の嫁探しの手伝い。
そして、今回のギアット谷で繁殖したゴブリンの討伐。
今のところ依頼達成率は100%だ。
その功績が評価されて、ゼノはBランク冒険者に昇格していた。
「うん。ここまでかなり順調に来ているなぁ」
ギアット谷の帰り道。
ゴンザーガ領内の平原を白馬で駆け抜けつつ、ゼノは手応えを得ていた。
このまま行けば、Aランク冒険者に昇格する日もそう遠くないかもしれない、とゼノは思う。
(そしたら、もっと大きなクエストを任せてもらえるかも)
胸の高鳴りを覚えつつ、ゼノはマスクスへと無事に帰還した。
◆
入口の馬小屋で白馬を返却すると、ゼノはいつものように冒険者ギルドへ向かって通りを歩いていた。
だが、その時。
「……はぁ。またか……」
「クソ魔導師野郎っ! 今日はもう絶対に許さねーぞ!」
ゼノの目の前に、グリーのパーティーが現れる。
これで3日連続だ。
「まだ、何か用があるんですか?」
「ったりめーだ! テメー、ここのところずっーーとティナさんと仲良さそうじゃねーか! 毎日顔を合わせてやがるだろ!」
「仲良さそうというか、ティナさんは俺の担当なんです。なので、毎日顔を合わせるのは当然なんですけど」
Bランク以上の冒険者には、担当の受付嬢が付く決まりとなっている。
これまでの面識から、特に理由もなくティナを選んだゼノだったが、どうやらそれがグリーたちには気に入らなかったようだ。
「順調にクエストを達成してるからって……て、天狗になるなよぉ、お前っ……」
「そうだそうだ! 魔導師だかなんだか知らねぇが、全部デタラメに決まってるっ!」
「ティナさんに、優しくされているのも……今のうちだけだぞぉ……!」
外野からギャーギャーと声を上げつつも、男たちはゼノに手を出してこない。
実は、昨日一昨日は違った。
集団の力にものを言わせて、ゼノを屈服させようと試みるグリーたちであったが、呆気なくゼノの魔法によって撃退されてしまう。
さすがに二度も簡単に撃退されて、敵わないと悟ったのか。
今日の彼らは、集団で襲いかかってくる気配がない。
だが、そんな中でも1人、グリーだけは闘志を失っていなかった。
ゼノの行く手を阻むように目の前で立ち止まる。
「あの……。どいてほしいんですけど」
「だったら、この俺を倒してからにしろ!」
(それ、昨日一昨日とまったく同じセリフなんだよなぁ……)
結局、そのまま路地裏へと連れて行かれ、ゼノは3日連続でグリーと対決するはめに。
「今日こそはテメーをぶっ殺す!」
「そうですか……」
ゼノは無感情のまま魔導袋の中に手をのばす。
今日、使おうとしているのは《悪夢》という魔石だった。
この魔法は、一時的に相手に悪い夢を見せることができる。
「またその剣かよ! だが、もう同じ手には何度も乗らねーぞ!」
ゼノがホルスターから聖剣クレイモアを抜き取ると、グリーは手に装着したシルバークローで、〈爪術〉の先制攻撃を仕掛けてくる。
「《必中裂爪》!」
ジュズジュズジュズズズズシューーーーッ!!
グリーが腕を素早く振り切ると、鋭い衝撃波がゼノに向かって飛んでいく。
が。
「《縮小化》」
すぐさま聖剣に魔石をセットしてそう唱えると、ゼノの体は一瞬のうちにして、手のひらサイズまで縮小し、グリーの攻撃は空を切ってしまう。
「なっ!? ど、どこに消えやがった……!?」
その場できょろきょろと狼狽えるグリーの足元で、ゼノは小さくなった体のまま《悪夢》の魔石を聖剣にはめ込む。
「《悪夢》」
「なにぃ!?」
足元にグリーが目を向けるも……。
「うぎゃああぁぁぁああぁぁッ~~~!?」
突然、彼は奇声を上げると、その場で倒れ込んでしまう。
「ぐぎょぉぉぉおおッ~~!? や、やめてぇくれえぇぇえッ~~!!」
目から大粒の涙を流して、グリーは巨大な体躯を地面にのたうち回らせた。
「おい、グリーどうした!?」
「な、なんかヤバくねーか……?」
「ってか、アイツはどこに消えたんだ!?」
ゼノは、そんな慌てふためく彼らの姿を遠くに眺めながら、ため息をついて路地裏を後にする。
「はぁ……疲れた」
クエストを終えた後で毎回これはキツい。
だが、さすがにこれでグリーも懲りたに違いない、とゼノは思う。
「けど、冒険者パーティーって言っても本当に様々だよなぁ」
【狂悪の凱旋】の3人のことが急に懐かしく感じられる。
(俺もジェシカさんたちみたいな仲間が欲しいな)
こうして毎回1人でクエストをこなしていると、それは切実に感じることであった。
◆
しばらく時間が経った後で元のサイズに戻ったゼノは、冒険者ギルドで結果報告をしていた。
「今回もお疲れ様でした。ゼノさん、こちらが報酬の銀貨10枚です」
「ありがとうございます!」
ティナから銀貨の入った袋を受け取っていると、隣りからリチャードが顔を出してくる。
「ゼノくん、本当にすごいよん。君の評判はうちのギルドでうなぎ上りだ。ティナちゃんも見る目がなかったねぇ。こんな規格外の彼を潰そうとしてたなんて」
「もぅ……だから、その話はやめてくださいよ。ホントに反省してるんですから」
「そうですよ、リチャードさん。俺は何も気にしていませんから。むしろ、こんな素性の知れない俺を迎え入れてくれたティナさんには、本当に感謝してるんですよ」
「うっ……(ドキッ)」
「へぇ。ティナちゃんも、すっかりゼノくんに魅了されちゃったみたいだねぇ。こういうところが、ゼノくんがイケメンたる所以なんだよねぇ」
「か、からかわないでくださいっ! ゼノさんだって、そんな風に言われてきっと迷惑です!」
「くくっ、ごめんごめん」
「?」
2人が何の話をしているのかはよく分からなかったが、ゼノはこうしてティナやリチャードと話している瞬間がとても居心地がよかった。
(うん。俺ももっと頑張ろう)
疲れていた体があっという間にリフレッシュされる。
そう気持ちを切り替えたところで。
「あ……あのっ……」
ゼノは背後から何者かに声をかけられる。
とっさに後ろを振り返ると、そこにいたのは――。
今、ゼノは深い谷の奥底でゴブリンの群れに取り囲まれていた。
全部で20体以上はいる。
「さすがに、これだけの魔獣を1回で相手にするのは初めてだな……」
そう小さく呟きつつ、ゼノは慎重に《矢汰鳥の風叢》の魔石を聖剣クレイモアにセットする。
これは、先日緑クリスタルを使って召喚した☆3の魔石だった。
「「「ドゥゥォドゥゥォォ~~ッ!!」」」
興奮するゴブリンの群れを慎重に引き付けると、ゼノは光を帯びた聖剣を思いっきり振り払って詠唱する。
「《矢汰鳥の風叢》!」
その刹那。
風刃の輪が円状に広がっていき、
シュルシュルシュルルルルゥゥーーーーンッ!!
ゴブリンの群れを1体も残らず、あっという間に瞬殺してしまう。
「おっしゃ! 緑クリスタルゲットだ!」
親玉のゴブリンがドロップした緑クリスタルを拾いつつ、ゼノは一度ステータスを開いた。
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【ゼノ・ウィンザー】
[Lv]39
[魔力値]0 [術値]0
[力]18 [守]10
[魔攻]300 [速]14
[スキル]〔魔導ガチャ〕
[魔石コンプ率]076/666
[所持魔石]
☆1《爆笑》 ☆1《縮小化》
☆1《ディレイ》 ☆1《暗算》
☆1《昆虫学》 ☆1《ヘアースタイル》
☆1《流体》 ☆1《人気者》
☆1《歯磨き》 ☆2《肉声潰し》
☆2《晩餐》 ☆2《悪夢》
☆2《スピードサポーター》 ☆2《パワーブレイク》
☆2《水月の崩叉撃》 ☆3《長寿》
[所持クリスタル]
青クリスタル×42
緑クリスタル×1
[Ωカウンター]003.85%
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あの日から一週間。
ゼノは、様々なクエストをこなしてきた。
地図作成のためのダンジョン調査。
魔窟へと商材を探しに行く商人の護衛。
賊徒に拉致された子供の救出。
富豪の嫁探しの手伝い。
そして、今回のギアット谷で繁殖したゴブリンの討伐。
今のところ依頼達成率は100%だ。
その功績が評価されて、ゼノはBランク冒険者に昇格していた。
「うん。ここまでかなり順調に来ているなぁ」
ギアット谷の帰り道。
ゴンザーガ領内の平原を白馬で駆け抜けつつ、ゼノは手応えを得ていた。
このまま行けば、Aランク冒険者に昇格する日もそう遠くないかもしれない、とゼノは思う。
(そしたら、もっと大きなクエストを任せてもらえるかも)
胸の高鳴りを覚えつつ、ゼノはマスクスへと無事に帰還した。
◆
入口の馬小屋で白馬を返却すると、ゼノはいつものように冒険者ギルドへ向かって通りを歩いていた。
だが、その時。
「……はぁ。またか……」
「クソ魔導師野郎っ! 今日はもう絶対に許さねーぞ!」
ゼノの目の前に、グリーのパーティーが現れる。
これで3日連続だ。
「まだ、何か用があるんですか?」
「ったりめーだ! テメー、ここのところずっーーとティナさんと仲良さそうじゃねーか! 毎日顔を合わせてやがるだろ!」
「仲良さそうというか、ティナさんは俺の担当なんです。なので、毎日顔を合わせるのは当然なんですけど」
Bランク以上の冒険者には、担当の受付嬢が付く決まりとなっている。
これまでの面識から、特に理由もなくティナを選んだゼノだったが、どうやらそれがグリーたちには気に入らなかったようだ。
「順調にクエストを達成してるからって……て、天狗になるなよぉ、お前っ……」
「そうだそうだ! 魔導師だかなんだか知らねぇが、全部デタラメに決まってるっ!」
「ティナさんに、優しくされているのも……今のうちだけだぞぉ……!」
外野からギャーギャーと声を上げつつも、男たちはゼノに手を出してこない。
実は、昨日一昨日は違った。
集団の力にものを言わせて、ゼノを屈服させようと試みるグリーたちであったが、呆気なくゼノの魔法によって撃退されてしまう。
さすがに二度も簡単に撃退されて、敵わないと悟ったのか。
今日の彼らは、集団で襲いかかってくる気配がない。
だが、そんな中でも1人、グリーだけは闘志を失っていなかった。
ゼノの行く手を阻むように目の前で立ち止まる。
「あの……。どいてほしいんですけど」
「だったら、この俺を倒してからにしろ!」
(それ、昨日一昨日とまったく同じセリフなんだよなぁ……)
結局、そのまま路地裏へと連れて行かれ、ゼノは3日連続でグリーと対決するはめに。
「今日こそはテメーをぶっ殺す!」
「そうですか……」
ゼノは無感情のまま魔導袋の中に手をのばす。
今日、使おうとしているのは《悪夢》という魔石だった。
この魔法は、一時的に相手に悪い夢を見せることができる。
「またその剣かよ! だが、もう同じ手には何度も乗らねーぞ!」
ゼノがホルスターから聖剣クレイモアを抜き取ると、グリーは手に装着したシルバークローで、〈爪術〉の先制攻撃を仕掛けてくる。
「《必中裂爪》!」
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が。
「《縮小化》」
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「なっ!? ど、どこに消えやがった……!?」
その場できょろきょろと狼狽えるグリーの足元で、ゼノは小さくなった体のまま《悪夢》の魔石を聖剣にはめ込む。
「《悪夢》」
「なにぃ!?」
足元にグリーが目を向けるも……。
「うぎゃああぁぁぁああぁぁッ~~~!?」
突然、彼は奇声を上げると、その場で倒れ込んでしまう。
「ぐぎょぉぉぉおおッ~~!? や、やめてぇくれえぇぇえッ~~!!」
目から大粒の涙を流して、グリーは巨大な体躯を地面にのたうち回らせた。
「おい、グリーどうした!?」
「な、なんかヤバくねーか……?」
「ってか、アイツはどこに消えたんだ!?」
ゼノは、そんな慌てふためく彼らの姿を遠くに眺めながら、ため息をついて路地裏を後にする。
「はぁ……疲れた」
クエストを終えた後で毎回これはキツい。
だが、さすがにこれでグリーも懲りたに違いない、とゼノは思う。
「けど、冒険者パーティーって言っても本当に様々だよなぁ」
【狂悪の凱旋】の3人のことが急に懐かしく感じられる。
(俺もジェシカさんたちみたいな仲間が欲しいな)
こうして毎回1人でクエストをこなしていると、それは切実に感じることであった。
◆
しばらく時間が経った後で元のサイズに戻ったゼノは、冒険者ギルドで結果報告をしていた。
「今回もお疲れ様でした。ゼノさん、こちらが報酬の銀貨10枚です」
「ありがとうございます!」
ティナから銀貨の入った袋を受け取っていると、隣りからリチャードが顔を出してくる。
「ゼノくん、本当にすごいよん。君の評判はうちのギルドでうなぎ上りだ。ティナちゃんも見る目がなかったねぇ。こんな規格外の彼を潰そうとしてたなんて」
「もぅ……だから、その話はやめてくださいよ。ホントに反省してるんですから」
「そうですよ、リチャードさん。俺は何も気にしていませんから。むしろ、こんな素性の知れない俺を迎え入れてくれたティナさんには、本当に感謝してるんですよ」
「うっ……(ドキッ)」
「へぇ。ティナちゃんも、すっかりゼノくんに魅了されちゃったみたいだねぇ。こういうところが、ゼノくんがイケメンたる所以なんだよねぇ」
「か、からかわないでくださいっ! ゼノさんだって、そんな風に言われてきっと迷惑です!」
「くくっ、ごめんごめん」
「?」
2人が何の話をしているのかはよく分からなかったが、ゼノはこうしてティナやリチャードと話している瞬間がとても居心地がよかった。
(うん。俺ももっと頑張ろう)
疲れていた体があっという間にリフレッシュされる。
そう気持ちを切り替えたところで。
「あ……あのっ……」
ゼノは背後から何者かに声をかけられる。
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