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1章-1
第15話
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「大陸の深淵に棲息するモンスターが最近になってこちらまで攻めてくるようになったバウ。ティム殿が言う村がもし本当にデボンの森の近くにあるなら危ないかもしれないバウ」
「そうなんだワン。以前よりも多くのモンスターが街に襲いかかってきてるんだワン。野戦教会のテントにいたのは運のよかった者たちなんだワン」
「え、そうだったのか?」
霧丸は神妙に声を落として口にする。
「実はもう何名も命を落としてるバウ。辺境調査団だけではこの先街を守れるか分からないバウ」
現状四人しかいないんだもんな。
ルーク軍曹としても不安に違いない。
たしかにルーデウス村のことは気になるけどイヌイヌ族がモンスターに襲われ続けているこの現状は放っておけなかった。
今日は完治させることができたわけだけどまた襲われないとも限らないし。
(今度は命の危険だってあるかもしれないんだ)
と言っても【命中率0%】の俺じゃモンスター退治はできないし。
なにかほかに手助けできることはないものか。
そんなことを考えていると。
(あっ)
ふと思い出す。
そういえば〈贈与士〉ってジョブが追加されたんだ。
【智慧の頂】だっけか?
そのスキルを使えば俺の力を分け与えることができるわけだし、なにか役に立つことができそうだ。
テーブルに酒の入ったグラスを置くと俺はサッと立ち上がる。
「ティムさん? どうしたんだワン?」
「モンスターの件、ひょっとしたらどうにかなるかもしれない」
その言葉に顔を見合わせる霧丸とルーク軍曹。
いちいち説明するよりも実際やってしまった方が早いな。
「ステータスオープン」
光のウィンドウを起動させると、ステータスをスクロールしながら固有スキルの項目を選択する。
続けて【智慧の頂】をタップするとすぐに実行画面が表示された。
===========================
【智慧の頂】を実行します。
分け与える対象と力を入力してください。
分け与える対象【 】
分け与える力【 】
===========================
分け与える対象と力か。
対象はもう決まっている。
イヌイヌ族の全員だ。
(あとは分け与える力だな。なにを渡そうか)
スキルポイントを与えて『特技』や『魔法』をいっぱい習得して強くなってもらうっていうのも手だな。
でもそんな回りくどいことするくらいならレベルそのものを与えた方がいいかもしれない。
レベルが上がればスキルポイントも獲得できるしステータスも上昇する。
ぶっちゃけいいこと尽くめだ。
(だけど実際にレベルなんて分け与えることできるのか?)
少しだけ気になりつつも俺は手際よく入力を終えてしまう。
===========================
分け与える対象【 イヌイヌ族・全員 】
分け与える力【 レベル 】
入力内容を受理しました。
こちらの内容で実行してよろしいですか?(Y/N)
===========================
マジか。
やっぱりいけちゃうんだ。
俺が真剣にウィンドウを操作しているのが気になったんだろう。
後ろからルーク軍曹が声をかけてくる。
「さっきからなにやってるワン?」
「イヌイヌ族のみんなに俺のレベルを渡そうと思ってさ」
「レベルを渡す? ルーク軍曹、ティム殿はいったいなにを言っているバウ?」
「吾輩にも分からないんだワン……」
ふたりとも俺が言ってる意味がよく分からなかったんだろう。
まぁ事情を知らなきゃ俺も同じ反応してただろうし。
「でもティムさんがとんでもない力を持っていることは確かなんだワン! 族長、ここはティムさんの言うことを信じていいと思うんだワン!」
ルーク軍曹がサムズアップすると霧丸は安心するように頷いた。
さて。
俺はちゃっちゃと操作を終えてしまうか。
〝YES〟を選択すると次の画面に切り替わった。
===========================
分け与える【 レベル 】を入力してください。
ただし上限は【 100 】となります。
===========================
100か。
けど全員にレベル100を分け与えることができるんならいい方じゃないか?
100もあれば誰でもめちゃくちゃ強くなれるはずだし。
そのまま俺は上限の【 100 】を入力して実行を確定させる。
ズジュビィィィィィーーーン!!
突如、夜空に向けて閃光が一直線に放たれる。
その直後。
イヌイヌタウン全体に光の胞子がゆっくりと降り注いだ。
(これはいったい……)
が、その答えはすぐに判明する。
「うおぉっ!? な、なんだ!?」
霧丸とルーク軍曹の体に変化が現れたのだ。
体はひとまわりもふたまわりもでかくなり、全身は頑丈なフサフサの毛で覆われ、手足には鋭い爪が生えた。
そんな姿に驚いているとふたりの前に光のウィンドウが立ち上がる。
そこにはこんなことが表示されていた。
===========================
種族全員が特定条件の達成したため、
「イヌイヌ族」は「蒼狼王族」へと種族進化しました。
===========================
種族進化!?
おいおい……マジかよこれ?
すると。
街のあちこちで「「「ウオォォーーーン!!」」」という喜びの遠吠えが鳴り響くのだった。
「そうなんだワン。以前よりも多くのモンスターが街に襲いかかってきてるんだワン。野戦教会のテントにいたのは運のよかった者たちなんだワン」
「え、そうだったのか?」
霧丸は神妙に声を落として口にする。
「実はもう何名も命を落としてるバウ。辺境調査団だけではこの先街を守れるか分からないバウ」
現状四人しかいないんだもんな。
ルーク軍曹としても不安に違いない。
たしかにルーデウス村のことは気になるけどイヌイヌ族がモンスターに襲われ続けているこの現状は放っておけなかった。
今日は完治させることができたわけだけどまた襲われないとも限らないし。
(今度は命の危険だってあるかもしれないんだ)
と言っても【命中率0%】の俺じゃモンスター退治はできないし。
なにかほかに手助けできることはないものか。
そんなことを考えていると。
(あっ)
ふと思い出す。
そういえば〈贈与士〉ってジョブが追加されたんだ。
【智慧の頂】だっけか?
そのスキルを使えば俺の力を分け与えることができるわけだし、なにか役に立つことができそうだ。
テーブルに酒の入ったグラスを置くと俺はサッと立ち上がる。
「ティムさん? どうしたんだワン?」
「モンスターの件、ひょっとしたらどうにかなるかもしれない」
その言葉に顔を見合わせる霧丸とルーク軍曹。
いちいち説明するよりも実際やってしまった方が早いな。
「ステータスオープン」
光のウィンドウを起動させると、ステータスをスクロールしながら固有スキルの項目を選択する。
続けて【智慧の頂】をタップするとすぐに実行画面が表示された。
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【智慧の頂】を実行します。
分け与える対象と力を入力してください。
分け与える対象【 】
分け与える力【 】
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分け与える対象と力か。
対象はもう決まっている。
イヌイヌ族の全員だ。
(あとは分け与える力だな。なにを渡そうか)
スキルポイントを与えて『特技』や『魔法』をいっぱい習得して強くなってもらうっていうのも手だな。
でもそんな回りくどいことするくらいならレベルそのものを与えた方がいいかもしれない。
レベルが上がればスキルポイントも獲得できるしステータスも上昇する。
ぶっちゃけいいこと尽くめだ。
(だけど実際にレベルなんて分け与えることできるのか?)
少しだけ気になりつつも俺は手際よく入力を終えてしまう。
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分け与える対象【 イヌイヌ族・全員 】
分け与える力【 レベル 】
入力内容を受理しました。
こちらの内容で実行してよろしいですか?(Y/N)
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マジか。
やっぱりいけちゃうんだ。
俺が真剣にウィンドウを操作しているのが気になったんだろう。
後ろからルーク軍曹が声をかけてくる。
「さっきからなにやってるワン?」
「イヌイヌ族のみんなに俺のレベルを渡そうと思ってさ」
「レベルを渡す? ルーク軍曹、ティム殿はいったいなにを言っているバウ?」
「吾輩にも分からないんだワン……」
ふたりとも俺が言ってる意味がよく分からなかったんだろう。
まぁ事情を知らなきゃ俺も同じ反応してただろうし。
「でもティムさんがとんでもない力を持っていることは確かなんだワン! 族長、ここはティムさんの言うことを信じていいと思うんだワン!」
ルーク軍曹がサムズアップすると霧丸は安心するように頷いた。
さて。
俺はちゃっちゃと操作を終えてしまうか。
〝YES〟を選択すると次の画面に切り替わった。
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分け与える【 レベル 】を入力してください。
ただし上限は【 100 】となります。
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100か。
けど全員にレベル100を分け与えることができるんならいい方じゃないか?
100もあれば誰でもめちゃくちゃ強くなれるはずだし。
そのまま俺は上限の【 100 】を入力して実行を確定させる。
ズジュビィィィィィーーーン!!
突如、夜空に向けて閃光が一直線に放たれる。
その直後。
イヌイヌタウン全体に光の胞子がゆっくりと降り注いだ。
(これはいったい……)
が、その答えはすぐに判明する。
「うおぉっ!? な、なんだ!?」
霧丸とルーク軍曹の体に変化が現れたのだ。
体はひとまわりもふたまわりもでかくなり、全身は頑丈なフサフサの毛で覆われ、手足には鋭い爪が生えた。
そんな姿に驚いているとふたりの前に光のウィンドウが立ち上がる。
そこにはこんなことが表示されていた。
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種族全員が特定条件の達成したため、
「イヌイヌ族」は「蒼狼王族」へと種族進化しました。
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種族進化!?
おいおい……マジかよこれ?
すると。
街のあちこちで「「「ウオォォーーーン!!」」」という喜びの遠吠えが鳴り響くのだった。
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