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第14話
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「……あれ? もうこんな時間か」
掛け時計に目を向けると、針は23時を指していた。
空腹感も忘れ、つい夢中になって、水晶ディスプレイ上で魔法やスキルの確認をしてしまっていたみたいだ。
今日は、あの後クインペリーを《ファイヤーボウル》で5体倒してからダンジョンを出た。
おかげでLPは順調に増え続けている。
それをどう使うか、ずっと考えてたんだけど……。
-----------------
[ナード]
LP11
HP50/50
MP5/30
攻1
防1(+5)
魔攻1
魔防1
素早さ1
幸運1
ユニークスキル:
<アブソープション【スロットβ】>
<バフトリガー【OFF】>
属性魔法:《ファイヤーボウル》
無属性魔法:
攻撃系スキル:
補助系スキル:《分析》
武器:
防具:毛皮の服
アイテム:水晶ジェム×2
貴重品:ビーナスのしずく×1
所持金:3,600アロー
所属パーティー:叛逆の渡り鳥
討伐数:E級魔獣51体
状態:
-----------------
それよりも先に、残りの持ち金に目が行ってしまう。
「所持金がヤバいなぁ……」
今の状況でマジックポーションと水晶ジェムを買い続けていたら、お金は確実に底を尽きてしまう。
クインペリーを楽に倒せるようになったのは嬉しいんだけど、このままじゃマズいよね。
「毛皮の服を売るとか? いや、それでも大したお金にはならないし」
この間みたいに、ダンジョンで上手くアイテムを拾うことができればいいんだけど。
(……ん? ちょっと待てよ)
そっか、その手があるじゃんか!
僕は改めて自分のステータスに目を向けた。
「幸運値は1。これを試しに上げてみるのはどうかな?」
幸運が高ければ、ダンジョンでアイテムを拾ったり、魔獣がアイテムをドロップしたりする確率が高くなる。
それに、せめて人並みのは幸運値は欲しいところだった。
イチかバチかの賭けみたいなところはあるけど、お金を使わずにアイテムが手に入るかもしれないっていうのは魅力的だと思う。
「これから先へ進むには、ステータスもちゃんと上げていかないとだよね。物は試しとも言うし……。うん、今回は幸運に振り分けてみよう」
LPの項目をタップすると、それを幸運の項目に振り分けるように指示する。
『【幸運】にLPを9振り分けました。現在、あなたの【幸運】は10です』
アナウンス画面を確認してひと息つく。
「これで明日からアイテムが拾えるようになればいいんだけど」
けど、アイテム探しに夢中になって、迷子になるなんてことは避けなくちゃいけない。
今日も結構な深さまで降りたから、若干迷いつつの帰路となった。
E級ダンジョンは、ほかのタンジョンに比べてそこまで階層が深いわけじゃないけど、それでも帰り道が分からなくなるなんて話はよく耳にする。
こういう時、役に立つのが《投紋》っていうスキルだ。
このスキルは、帰りの道が分からなくならないように、ダンジョン内に光の輪を残して目印を付けることができるんだよね。
「ちょうどLPも1余ってるし。覚えておいても損はないスキルかな」
【無属性魔法】の《瞬間移動》を習得してしまえば、ダンジョンから一気に脱出することもできるんだけど、ひとまずキリがいいからこれを覚えてしまうことに。
『《投紋》を習得しました』
よし、これで今夜の点検は終了、っと。
「ふわぁぁ~」
気を抜いてしまうと、一気に眠気が襲ってくる。
今日のノエルは体調があまり良くなかったみたいで、珍しく夕食にも出てこなかったから、【グラキエス氷窟】から帰ってきてからずっと水晶ディスプレイを眺めていた。
さすがに目もシバシバしてきたし、もう眠らないと。
(明日で攻略7日目か……)
ベッドに入って部屋の明かりを消しながら、ふとそんなことを思う。
【グラキエス氷窟】のクエスト受注期間は10日間。
この間までにダンジョンをクリアできないと、冒険者としての信用を1つ失ってしまう。
冒険者ギルドとしても、きちんと魔光石を持ち帰ってくれる冒険者に仕事を頼みたいはずだ。
この前は、ダンジョンをクリアできなくても実績ができれば、なんて甘いこと考えていたけど。
今はなんとしても【グラキエス氷窟】をクリアしたいって気持ちが強い。
「明日もがんばろう」
そう思いながら、この日は遅めの就寝となった。
◇
7日目。
この日も城下町の道具屋に寄ってから【グラキエス氷窟】へと向かった。
-----------------
◆購入リスト
・マジックポーション×1=1,000アロー
・水晶ジェム×11=1,100アロー
-----------------
現在の残金は1,500アロー。そろそろ本当にやりくりが厳しくなってきた。
なんとしても、途中でアイテムを拾いたいところ。
ガサゴソ、ガサゴソ……。
「ちゃんと入ってるよね?」
氷柱が連なるようにして立つフロアを慎重に歩きながら、不安になって何度か魔法ポーチの中身を覗いてしまう。
手持ちのアイテムが多くなってきたので、今日からショルダーバッグはやめて魔法ポーチに切り替えることにした。
腰にぶら下げているからそこまで邪魔にはならないけど、これまでアイテムはすべて<アイテムプール>を使って亜空間にしまっていたから、若干の違和感がある。
そんな風に、気を取られながら歩いていると。
「お、アイテム発見!」
ぬかるんだ氷面に、水晶ジェムが1つ落ちているのを見つける。
これまでこんな簡単にアイテムを発見することなんてなかった。きっと、昨日幸運のパラメーターを上げたおかげに違いない!
「よぉーし。もっとアイテムを拾うぞ~!」
ちょっとだけテンションが上がってくる。
なんか、目的が変わっているような気もするけど……まぁいっか。
掛け時計に目を向けると、針は23時を指していた。
空腹感も忘れ、つい夢中になって、水晶ディスプレイ上で魔法やスキルの確認をしてしまっていたみたいだ。
今日は、あの後クインペリーを《ファイヤーボウル》で5体倒してからダンジョンを出た。
おかげでLPは順調に増え続けている。
それをどう使うか、ずっと考えてたんだけど……。
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[ナード]
LP11
HP50/50
MP5/30
攻1
防1(+5)
魔攻1
魔防1
素早さ1
幸運1
ユニークスキル:
<アブソープション【スロットβ】>
<バフトリガー【OFF】>
属性魔法:《ファイヤーボウル》
無属性魔法:
攻撃系スキル:
補助系スキル:《分析》
武器:
防具:毛皮の服
アイテム:水晶ジェム×2
貴重品:ビーナスのしずく×1
所持金:3,600アロー
所属パーティー:叛逆の渡り鳥
討伐数:E級魔獣51体
状態:
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それよりも先に、残りの持ち金に目が行ってしまう。
「所持金がヤバいなぁ……」
今の状況でマジックポーションと水晶ジェムを買い続けていたら、お金は確実に底を尽きてしまう。
クインペリーを楽に倒せるようになったのは嬉しいんだけど、このままじゃマズいよね。
「毛皮の服を売るとか? いや、それでも大したお金にはならないし」
この間みたいに、ダンジョンで上手くアイテムを拾うことができればいいんだけど。
(……ん? ちょっと待てよ)
そっか、その手があるじゃんか!
僕は改めて自分のステータスに目を向けた。
「幸運値は1。これを試しに上げてみるのはどうかな?」
幸運が高ければ、ダンジョンでアイテムを拾ったり、魔獣がアイテムをドロップしたりする確率が高くなる。
それに、せめて人並みのは幸運値は欲しいところだった。
イチかバチかの賭けみたいなところはあるけど、お金を使わずにアイテムが手に入るかもしれないっていうのは魅力的だと思う。
「これから先へ進むには、ステータスもちゃんと上げていかないとだよね。物は試しとも言うし……。うん、今回は幸運に振り分けてみよう」
LPの項目をタップすると、それを幸運の項目に振り分けるように指示する。
『【幸運】にLPを9振り分けました。現在、あなたの【幸運】は10です』
アナウンス画面を確認してひと息つく。
「これで明日からアイテムが拾えるようになればいいんだけど」
けど、アイテム探しに夢中になって、迷子になるなんてことは避けなくちゃいけない。
今日も結構な深さまで降りたから、若干迷いつつの帰路となった。
E級ダンジョンは、ほかのタンジョンに比べてそこまで階層が深いわけじゃないけど、それでも帰り道が分からなくなるなんて話はよく耳にする。
こういう時、役に立つのが《投紋》っていうスキルだ。
このスキルは、帰りの道が分からなくならないように、ダンジョン内に光の輪を残して目印を付けることができるんだよね。
「ちょうどLPも1余ってるし。覚えておいても損はないスキルかな」
【無属性魔法】の《瞬間移動》を習得してしまえば、ダンジョンから一気に脱出することもできるんだけど、ひとまずキリがいいからこれを覚えてしまうことに。
『《投紋》を習得しました』
よし、これで今夜の点検は終了、っと。
「ふわぁぁ~」
気を抜いてしまうと、一気に眠気が襲ってくる。
今日のノエルは体調があまり良くなかったみたいで、珍しく夕食にも出てこなかったから、【グラキエス氷窟】から帰ってきてからずっと水晶ディスプレイを眺めていた。
さすがに目もシバシバしてきたし、もう眠らないと。
(明日で攻略7日目か……)
ベッドに入って部屋の明かりを消しながら、ふとそんなことを思う。
【グラキエス氷窟】のクエスト受注期間は10日間。
この間までにダンジョンをクリアできないと、冒険者としての信用を1つ失ってしまう。
冒険者ギルドとしても、きちんと魔光石を持ち帰ってくれる冒険者に仕事を頼みたいはずだ。
この前は、ダンジョンをクリアできなくても実績ができれば、なんて甘いこと考えていたけど。
今はなんとしても【グラキエス氷窟】をクリアしたいって気持ちが強い。
「明日もがんばろう」
そう思いながら、この日は遅めの就寝となった。
◇
7日目。
この日も城下町の道具屋に寄ってから【グラキエス氷窟】へと向かった。
-----------------
◆購入リスト
・マジックポーション×1=1,000アロー
・水晶ジェム×11=1,100アロー
-----------------
現在の残金は1,500アロー。そろそろ本当にやりくりが厳しくなってきた。
なんとしても、途中でアイテムを拾いたいところ。
ガサゴソ、ガサゴソ……。
「ちゃんと入ってるよね?」
氷柱が連なるようにして立つフロアを慎重に歩きながら、不安になって何度か魔法ポーチの中身を覗いてしまう。
手持ちのアイテムが多くなってきたので、今日からショルダーバッグはやめて魔法ポーチに切り替えることにした。
腰にぶら下げているからそこまで邪魔にはならないけど、これまでアイテムはすべて<アイテムプール>を使って亜空間にしまっていたから、若干の違和感がある。
そんな風に、気を取られながら歩いていると。
「お、アイテム発見!」
ぬかるんだ氷面に、水晶ジェムが1つ落ちているのを見つける。
これまでこんな簡単にアイテムを発見することなんてなかった。きっと、昨日幸運のパラメーターを上げたおかげに違いない!
「よぉーし。もっとアイテムを拾うぞ~!」
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