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1回戦 Sランク冒険者ゲーム57 イザベラ視点1
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物心ついたときには、イザベラは路上でゴミ箱を漁って拾い食いをしていた。
キラキラした食べ物を売っている店の中に入ろうとすると、大人が駆けつけてきて、靴の裏で店の外まで蹴り飛ばされた。しかし、店の裏のゴミ箱を漁ることは黙認されていたので、それで飢えをしのいでいた。
イザベラは同じような境遇の子ども達と身を寄せ合い、下水道で寝泊まりをしていた。
年長の子達から言葉を教わり、社会のルールを学んだ。自分達はこの社会の最底辺であり、下水道の外で暮らしている連中からはドブネズミと同じように扱われているため、連中とは決して目を合わせてはいけないと年長の子達から教えられた。
イザベラという名前は年長の子達が相談して付けてくれたものだ。ただし、その意味は誰も知らなかった。イザベラ達にとって、名前なんてものはただの記号であり、個人を識別するための道具に過ぎなかった。
昨日まで一緒にゴミを漁っていた仲間が、今日には高熱を出し、明日には石のように固く冷たくなっている。そんなことも珍しくなかった。
状況が一変したのは、イザベラがおよそ6歳になったときだった。イザベラの正確な年齢は誰も知らないから、本当に6歳だったのかどうかは不明だが。本当は5歳なのかもしれないし、7歳なのかもしれない。とにかく、イザベラがおよそ6歳になったとき、世界中を巻き込んだ戦争が勃発したのだ。
イザベラが「住んで」いた街に焼夷弾が落ちてきて、それで初めてイザベラやその仲間達は戦争が発生していたことを知った。おそらく布団の代わりにしていた新聞紙にはもっと前から戦争について書かれていたのだろうが、イザベラ達は誰も文字を読むことができなかった。
瓦礫や燃えかす、死人や怪我人や肉片ばかりが溢れかえる街に、立派な制服を着た敵国の軍人達が押し寄せてきて、イザベラ達は捕まった。
軍人達はイザベラとその仲間達を茶色い水の流れる川で洗った。イザベラ達は伸び放題だった髪を切られ、頭にシラミを駆除する薬をかけられた。ぼろ切れを着せられて、鉄格子のついた大きな自動車に押し込められた。車の中にはイザベラ達の他に、知らない子どもが大勢いたが、大人は1人もいなかった。
知らない子ども達は、焼夷弾で保護者を亡くして街をさ迷っているところを軍人達に捕まったらしい。銃を突きつけられ、保護者から引き離された子どももいた。彼らはイザベラとその仲間達よりは健康そうで、歯が白かった。ちなみにイザベラの乳歯は過酷な生活のせいで半分以上が溶けてしまっていた。
馬車は馬と御者が交替するとき以外ずっと走り続け、三日三晩が過ぎた。
そしてイザベラ達が住んでいた国を滅ぼした敵国に到着すると、イザベラ達は高い塀に囲まれた孤児院の中で愛国教育を受けさせられた。イザベラ達が住んでいた国は悪の国であり、イザベラ達は生まれながらに罪を背負っていたのだという。しかしもう大丈夫だ。この国で正しい愛国教育を受けることで、罪は浄化されたのだという。そんな素晴らしいこの国を外国の悪魔達から守るために、イザベラ達は少年兵として戦場に送り込まれた。
敵国の民間人に紛れ込んで情報収集をしたり、軍隊が行進するときに最前列で地雷原を歩かされたり、肩が抜けそうなほど重い荷物を持たされたりした。それがイザベラに与えられた仕事だった。食事も満足に与えられなかったが、それでもゴミを漁っていた頃よりは栄養のある物を食べることができた。
気が付くと、幼い頃イザベラが下水道で一緒に暮らしていた仲間達は全員が戦死もしくは病死していて、イザベラはおよそ15歳になっていた。
情報収集役や地雷除去装置役や荷運び役は、敵国から連れて来られた、もっと年下の子達がやることになり、イザベラの年代の子達には新しい仕事が与えられた。
男子は基本的に戦闘員だ。最前線で戦うために銃の使い方を教えられた。腕力に恵まれた女子も戦闘員となった。
容姿に恵まれた女子達は、敵の幹部に近づいて暗殺するための女スパイや、ハニートラップ要員としての教育を受けた。幹部と強制結婚させられる者もいた。
一方、イザベラのように腕力にも容姿にも恵まれなかった女子達は、尋問官としての教育を受けることになった。敵を拷問し、情報を引き出すのが役目だ。
そのために、イザベラは昨日まで同じ布団で寝て、同じ食事をとり、過酷な生活の中で励まし合っていた女子、アンナと殺し合いをさせられることになった。
「2人で殺し合え。生き残った方を尋問官候補とする」
そう命令され、イザベラとアンナには刃渡り5センチほどしかない果物ナイフが1本ずつ与えられた。上官の命令は絶対だ。命令に逆らったら見せしめのために公開処刑して殺される。この8年間でそのことを骨の髄まで叩き込まれていたイザベラとアンナは本気で殺し合った。果物ナイフで相手に致命傷を与えるのは難しい。長期戦になった。
そして、最後に立っていたのはイザベラだった。勝因は、アンナよりもイザベラの方が、腕が3センチ長かったことだった。リーチの長さに恵まれたおかげで、より深く相手を刺すことができた。ただそれだけだった。これまで数え切れないほどの死体を見てきたが、自分の手で殺したのは初めてだった。
アンナから受けた傷が癒える間もなく、尋問官候補の訓練が始まった。身体のどの部位にどの程度のダメージを与えれば、どの程度痛いのかを把握するために、候補生自身が教官から拷問を受けることになった。その過程で候補生の半分以上が脱落した。精神を病んで自害した者もいた。
それが終わると、今度は候補生自身が敵の捕虜を拷問し、情報を引き出すことになった。イザベラは100人以上を拷問して殺害し、優秀な成績を収めて正式な尋問官に就任した。
そして、特別な任務があると上官に呼ばれ、同年代の子ばかり30人が集められた少年兵部隊に入れられた。
隊長として、与党議員の四男だという七三分けの少年が遅れて現れたところで、地面に青く発光する多層構造の魔方陣が出現した。
謎の空間に転送され、皇帝しか着ることを許されない衣装を身にまとった初老の男から、こう告げられた。
「あなた達は、『第3回異世界対抗デスゲーム』のピラクリウム星代表チームに選ばれましたー」
全く意味が分からなかった。誰もが初老の男に質問をぶつけたそうな顔をしていた。しかし、イザベラ達は軍人だ。皇帝と思しき男に向かって勝手な発言は許されない。
イザベラ達が整列した後、七三分けの隊長が代表して初老の男に最敬礼をして名乗った。普通ならば初老の男も名乗り返す場面だったが、いっこうに名乗ってくれる気配がなかったため、「不敬でございますが」と前置きして、隊長は初老の男の名を尋ねた。
「私は魔法生命体のザイリック1024番ですー」
初老の男は緊張感のかけらもない声音でそう名乗った。隊長がさらに質問を重ねる。ザイリック1024番は実体がなく、ただのゲーム進行役であり、皇帝でも何でもないと判明した。
他国――特に同盟国の皇帝かもしれないと思ったから、みんな緊張していたが、そうでないのなら敬語を使う必要すらなかった。
ザイリック1024番から詳しいルール説明を聞いた隊長は、部下であるイザベラ達の方を向いてこう宣言した。
「今、祖国は財政難に苦しんでいる。優勝して金塊を祖国に持ち帰ることができれば、我々は英雄となるであろう。このゲーム、本気で勝ちに行くぞ」
キラキラした食べ物を売っている店の中に入ろうとすると、大人が駆けつけてきて、靴の裏で店の外まで蹴り飛ばされた。しかし、店の裏のゴミ箱を漁ることは黙認されていたので、それで飢えをしのいでいた。
イザベラは同じような境遇の子ども達と身を寄せ合い、下水道で寝泊まりをしていた。
年長の子達から言葉を教わり、社会のルールを学んだ。自分達はこの社会の最底辺であり、下水道の外で暮らしている連中からはドブネズミと同じように扱われているため、連中とは決して目を合わせてはいけないと年長の子達から教えられた。
イザベラという名前は年長の子達が相談して付けてくれたものだ。ただし、その意味は誰も知らなかった。イザベラ達にとって、名前なんてものはただの記号であり、個人を識別するための道具に過ぎなかった。
昨日まで一緒にゴミを漁っていた仲間が、今日には高熱を出し、明日には石のように固く冷たくなっている。そんなことも珍しくなかった。
状況が一変したのは、イザベラがおよそ6歳になったときだった。イザベラの正確な年齢は誰も知らないから、本当に6歳だったのかどうかは不明だが。本当は5歳なのかもしれないし、7歳なのかもしれない。とにかく、イザベラがおよそ6歳になったとき、世界中を巻き込んだ戦争が勃発したのだ。
イザベラが「住んで」いた街に焼夷弾が落ちてきて、それで初めてイザベラやその仲間達は戦争が発生していたことを知った。おそらく布団の代わりにしていた新聞紙にはもっと前から戦争について書かれていたのだろうが、イザベラ達は誰も文字を読むことができなかった。
瓦礫や燃えかす、死人や怪我人や肉片ばかりが溢れかえる街に、立派な制服を着た敵国の軍人達が押し寄せてきて、イザベラ達は捕まった。
軍人達はイザベラとその仲間達を茶色い水の流れる川で洗った。イザベラ達は伸び放題だった髪を切られ、頭にシラミを駆除する薬をかけられた。ぼろ切れを着せられて、鉄格子のついた大きな自動車に押し込められた。車の中にはイザベラ達の他に、知らない子どもが大勢いたが、大人は1人もいなかった。
知らない子ども達は、焼夷弾で保護者を亡くして街をさ迷っているところを軍人達に捕まったらしい。銃を突きつけられ、保護者から引き離された子どももいた。彼らはイザベラとその仲間達よりは健康そうで、歯が白かった。ちなみにイザベラの乳歯は過酷な生活のせいで半分以上が溶けてしまっていた。
馬車は馬と御者が交替するとき以外ずっと走り続け、三日三晩が過ぎた。
そしてイザベラ達が住んでいた国を滅ぼした敵国に到着すると、イザベラ達は高い塀に囲まれた孤児院の中で愛国教育を受けさせられた。イザベラ達が住んでいた国は悪の国であり、イザベラ達は生まれながらに罪を背負っていたのだという。しかしもう大丈夫だ。この国で正しい愛国教育を受けることで、罪は浄化されたのだという。そんな素晴らしいこの国を外国の悪魔達から守るために、イザベラ達は少年兵として戦場に送り込まれた。
敵国の民間人に紛れ込んで情報収集をしたり、軍隊が行進するときに最前列で地雷原を歩かされたり、肩が抜けそうなほど重い荷物を持たされたりした。それがイザベラに与えられた仕事だった。食事も満足に与えられなかったが、それでもゴミを漁っていた頃よりは栄養のある物を食べることができた。
気が付くと、幼い頃イザベラが下水道で一緒に暮らしていた仲間達は全員が戦死もしくは病死していて、イザベラはおよそ15歳になっていた。
情報収集役や地雷除去装置役や荷運び役は、敵国から連れて来られた、もっと年下の子達がやることになり、イザベラの年代の子達には新しい仕事が与えられた。
男子は基本的に戦闘員だ。最前線で戦うために銃の使い方を教えられた。腕力に恵まれた女子も戦闘員となった。
容姿に恵まれた女子達は、敵の幹部に近づいて暗殺するための女スパイや、ハニートラップ要員としての教育を受けた。幹部と強制結婚させられる者もいた。
一方、イザベラのように腕力にも容姿にも恵まれなかった女子達は、尋問官としての教育を受けることになった。敵を拷問し、情報を引き出すのが役目だ。
そのために、イザベラは昨日まで同じ布団で寝て、同じ食事をとり、過酷な生活の中で励まし合っていた女子、アンナと殺し合いをさせられることになった。
「2人で殺し合え。生き残った方を尋問官候補とする」
そう命令され、イザベラとアンナには刃渡り5センチほどしかない果物ナイフが1本ずつ与えられた。上官の命令は絶対だ。命令に逆らったら見せしめのために公開処刑して殺される。この8年間でそのことを骨の髄まで叩き込まれていたイザベラとアンナは本気で殺し合った。果物ナイフで相手に致命傷を与えるのは難しい。長期戦になった。
そして、最後に立っていたのはイザベラだった。勝因は、アンナよりもイザベラの方が、腕が3センチ長かったことだった。リーチの長さに恵まれたおかげで、より深く相手を刺すことができた。ただそれだけだった。これまで数え切れないほどの死体を見てきたが、自分の手で殺したのは初めてだった。
アンナから受けた傷が癒える間もなく、尋問官候補の訓練が始まった。身体のどの部位にどの程度のダメージを与えれば、どの程度痛いのかを把握するために、候補生自身が教官から拷問を受けることになった。その過程で候補生の半分以上が脱落した。精神を病んで自害した者もいた。
それが終わると、今度は候補生自身が敵の捕虜を拷問し、情報を引き出すことになった。イザベラは100人以上を拷問して殺害し、優秀な成績を収めて正式な尋問官に就任した。
そして、特別な任務があると上官に呼ばれ、同年代の子ばかり30人が集められた少年兵部隊に入れられた。
隊長として、与党議員の四男だという七三分けの少年が遅れて現れたところで、地面に青く発光する多層構造の魔方陣が出現した。
謎の空間に転送され、皇帝しか着ることを許されない衣装を身にまとった初老の男から、こう告げられた。
「あなた達は、『第3回異世界対抗デスゲーム』のピラクリウム星代表チームに選ばれましたー」
全く意味が分からなかった。誰もが初老の男に質問をぶつけたそうな顔をしていた。しかし、イザベラ達は軍人だ。皇帝と思しき男に向かって勝手な発言は許されない。
イザベラ達が整列した後、七三分けの隊長が代表して初老の男に最敬礼をして名乗った。普通ならば初老の男も名乗り返す場面だったが、いっこうに名乗ってくれる気配がなかったため、「不敬でございますが」と前置きして、隊長は初老の男の名を尋ねた。
「私は魔法生命体のザイリック1024番ですー」
初老の男は緊張感のかけらもない声音でそう名乗った。隊長がさらに質問を重ねる。ザイリック1024番は実体がなく、ただのゲーム進行役であり、皇帝でも何でもないと判明した。
他国――特に同盟国の皇帝かもしれないと思ったから、みんな緊張していたが、そうでないのなら敬語を使う必要すらなかった。
ザイリック1024番から詳しいルール説明を聞いた隊長は、部下であるイザベラ達の方を向いてこう宣言した。
「今、祖国は財政難に苦しんでいる。優勝して金塊を祖国に持ち帰ることができれば、我々は英雄となるであろう。このゲーム、本気で勝ちに行くぞ」
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