107 / 126
1回戦 Sランク冒険者ゲーム39
しおりを挟む
体長は2メートルくらいだろうか。全体的に焦げ茶色で、甲羅が丸く盛り上がり、角のようなコブがいくつも生えている。手足は短い。ケイヴタートスは大きな足音を立ててこちらに向かってきていた。だが、やはり亀らしく足は遅い。一般人がジョギングする程度の速度だ。
「朝倉さん、まずは牽制してくれ! 佐古くんは俺の剣と槍を交換してくれ」
俺は2人にそう指示を出した。俺は素早く佐古くんに自分の剣を渡し、代わりに佐古くんの剣を受け取った。これまでの魔物よりも強く、佐古くんには荷が重そうだから、俺が真正面の攻撃を引き受けようと思ったのだ。
朝倉夜桜が矢を放ったが、甲羅に当たって跳ね返され、地面に落ちてしまった。ケイヴタートスは無傷のようで、速度を緩めることなく俺に向かって突進してきていた。
「俺と国吉さんと安来さんで、噛みつかれないように注意しながら頭を攻撃しよう。青山と千野くんと立花さんは側面に回り込んで、手足や尻尾を攻撃してくれ」
俺がそう指示を出すと、何人かが「うん」とか「分かった」と言い、残りは無言で行動を開始した。
俺がケイヴタートスの真正面に移動し、その両隣を国吉文絵と安来鮎見が固めた。俺がケイヴタートスに向かって槍を突き出すと、ケイヴタートスは僅かに身をよじったが、側頭部にヒットした。
ケイヴタートスが突進をやめ、30センチ以上も口を開け、鋭い牙を剥き出しにして威嚇する。その口に、国吉文絵と安来鮎見の槍が突き刺さった。
ケイヴタートスの動きが止まったところで、青山、千野圭吾、立花光瑠の3人が移動する。千野圭吾はドスドスと大きな足音を立ててケイヴタートスの側面に回り込もうとした。突然、ケイヴタートスが頭の向きを変えた。俺より遠い場所にいた千野圭吾の方を向き、勢いよく突進する。ケイヴタートスは少し顔を斜めにして、鋭い牙で千野圭吾の左足を噛んだ。
「ぎゃあああああああっ!」
千野圭吾が悲鳴を上げて立ち止まり、剣を取り落としてしまった。剣を拾う余裕もないのか、噛まれたのとは反対側の足でケイヴタートスの頭を何度も蹴りつける。だが、ケイヴタートスは噛むのをやめようとしない。
「みんな! 一斉攻撃だ!」
千野圭吾を救うには、一刻も早くケイヴタートスを倒すしかないと思い、俺はそう叫んだ。
すると、ケイヴタートスは口を開けて千野圭吾を解放した。再び俺に向かって突進してきて、俺の足に噛みつこうとした。その顔に俺と国吉文絵と安来鮎見の槍が突き刺さった。青山と立花光瑠も剣で手足を攻撃する。
ケイヴタートスは劣勢だと感じたのか、頭と手足を甲羅の中に引っ込めた。本当はここで、経験値を上げたいメンバーに立ち位置を譲ってレベル上げをさせる予定だったのだが、今はそれどころではないと判断し、俺がトドメを刺した。
「千野くん、大丈夫か!?」
ステータス画面の経験値が増えたことでケイヴタートスの死亡を確認すると、俺は急いでそう訊いた。鈴本と有希と国吉文絵が、左足を押さえて倒れている千野圭吾に駆け寄り、ランプの魔道具を近づけて傷の状態を確認していた。
「痛い痛い痛い! めっちゃくちゃ痛い! HPも減ってる! 減り続けてる!」
千野圭吾は老け顔に脂汗を浮かべながら、そう叫んだ。左足に装着していた防具が破損してしまっていて、その下から血が流れていた。
「千野くん、薬草だ!」
俺は自分のポケットから薬草を取り出し、千野くんの手に握らせながらそう叫んだ。千野くんは急いだ様子で薬草を口に含んで飲み込んだ。しかし――。
「やっぱり痛い! 薬草が効かない!」
千野圭吾はそう叫んだ。
鈴本は千野圭吾の下半身の防具を脱がせた。さらに、防具の下に穿いていたズボンの左足の裾を捲り上げて傷を露出させた。大きな半円形の噛み傷があり、血が流れ続けていた。特に、上下に生えていた4本の牙が刺さった部分からの出血がひどかった。
「これを飲んで!」
国吉文絵はポケットから小さなガラス瓶を取り出し、そう言った。蓋を外し、中に入っていた緑色の液体を千野圭吾に飲ませる。
すると、出血が少し減ったような気がした。国吉文絵はさらにもう1本ガラス瓶を取り出し、中の液体を患部に振りかけた。沁みそうだな、と思ったが、千野圭吾は痛そうな反応は見せなかった。逆に、痛みがスッと引いたような、楽な表情になっていた。よく見ると、完全に傷が消えていた。
「みんな、ありがとう……。もう大丈夫だ」
千野圭吾はそう言うと、大きな溜め息をついた。
「昨日、お小遣いで初級ポーションを買っておいてよかったわ」
国吉文絵も溜め息をついてそう言った。
「国吉さん、グッジョブだ」
俺はそう褒めた。
「使った初級ポーションの代金は、後で文絵さんに渡しておくね。必要経費だし」
夏目理乃はガラス瓶を回収しながらそう言った。
「でも、何で千野っちが襲われたんだろうね。その直前までは烏丸Pを狙ってたのに」
有希は気になった様子でそう言ったが、俺には有希が千野圭吾のことを「千野っち」と呼んだことの方が気になった。ちのっち、って、語呂はいいけど……。
「うーん……。何でだろうね」
鈴本は眉をひそめてそう言った。『魔物図鑑』で予習してきた鈴本にも分からないのか、と思いながら、俺は真剣に考えた。そして、あることに気付いた。
「なあ。ケイヴは洞窟で、タートスは陸亀っていう意味だよな?」
俺はそう確認した。
「うん。翻訳魔法がこの世界の言語を英語に訳した言葉を、さらに日本語に翻訳するとそうなるね」
鈴本は眼鏡のズレを直しながらそう答えた。
「ってことは、ケイヴタートスは洞窟陸亀っていう意味だよな。光が射さない洞窟に住んでいる生き物ってことは、視力じゃなくて聴力とか地面の振動とかで獲物の位置を把握してるんじゃないか? コウモリみたいに。だから、さっきは正面で槍を構えていた俺や国吉さんや安来さんじゃなくて、大きな足音を立てて移動していた千野くんに標的を変更して攻撃したんじゃないだろうか。で、その後は俺が大声を出したから、再び俺を次の標的に選んだんじゃないか?」
俺がそう言うと、みんなは驚いた表情で俺を見た。
「そうか……。そんな情報は『魔物図鑑』にも載っていなかったけど、確かに辻褄は合うな。完全に視力がゼロとは限らないけど、視覚よりも聴覚や触覚や嗅覚に頼っている可能性は高いな」
鈴本は感心した様子でそう言った。
「だとしたら、俺の指示のせいで千野くんを怪我させちゃったってことになるんだけどな。ごめん」
俺は千野くんに謝った。
「いや、誰も気付かなかったんだから仕方がないだろう」
千野圭吾は笑顔でそう言ってくれた。
「烏丸P、凄いじゃん! 名推理だよ!」
有希はそう言い、俺の背中を叩いた。
「まあ、まだ正解と決まったわけじゃないけどな」
俺はそう予防線を張っておいた。
「ケイヴタートスが聴力で獲物の位置を把握しているのだとすると、それを利用して罠を仕掛けられるわね」
国吉文絵はケイヴタートスの死体を見下ろしながらそう言った。
「朝倉さん、まずは牽制してくれ! 佐古くんは俺の剣と槍を交換してくれ」
俺は2人にそう指示を出した。俺は素早く佐古くんに自分の剣を渡し、代わりに佐古くんの剣を受け取った。これまでの魔物よりも強く、佐古くんには荷が重そうだから、俺が真正面の攻撃を引き受けようと思ったのだ。
朝倉夜桜が矢を放ったが、甲羅に当たって跳ね返され、地面に落ちてしまった。ケイヴタートスは無傷のようで、速度を緩めることなく俺に向かって突進してきていた。
「俺と国吉さんと安来さんで、噛みつかれないように注意しながら頭を攻撃しよう。青山と千野くんと立花さんは側面に回り込んで、手足や尻尾を攻撃してくれ」
俺がそう指示を出すと、何人かが「うん」とか「分かった」と言い、残りは無言で行動を開始した。
俺がケイヴタートスの真正面に移動し、その両隣を国吉文絵と安来鮎見が固めた。俺がケイヴタートスに向かって槍を突き出すと、ケイヴタートスは僅かに身をよじったが、側頭部にヒットした。
ケイヴタートスが突進をやめ、30センチ以上も口を開け、鋭い牙を剥き出しにして威嚇する。その口に、国吉文絵と安来鮎見の槍が突き刺さった。
ケイヴタートスの動きが止まったところで、青山、千野圭吾、立花光瑠の3人が移動する。千野圭吾はドスドスと大きな足音を立ててケイヴタートスの側面に回り込もうとした。突然、ケイヴタートスが頭の向きを変えた。俺より遠い場所にいた千野圭吾の方を向き、勢いよく突進する。ケイヴタートスは少し顔を斜めにして、鋭い牙で千野圭吾の左足を噛んだ。
「ぎゃあああああああっ!」
千野圭吾が悲鳴を上げて立ち止まり、剣を取り落としてしまった。剣を拾う余裕もないのか、噛まれたのとは反対側の足でケイヴタートスの頭を何度も蹴りつける。だが、ケイヴタートスは噛むのをやめようとしない。
「みんな! 一斉攻撃だ!」
千野圭吾を救うには、一刻も早くケイヴタートスを倒すしかないと思い、俺はそう叫んだ。
すると、ケイヴタートスは口を開けて千野圭吾を解放した。再び俺に向かって突進してきて、俺の足に噛みつこうとした。その顔に俺と国吉文絵と安来鮎見の槍が突き刺さった。青山と立花光瑠も剣で手足を攻撃する。
ケイヴタートスは劣勢だと感じたのか、頭と手足を甲羅の中に引っ込めた。本当はここで、経験値を上げたいメンバーに立ち位置を譲ってレベル上げをさせる予定だったのだが、今はそれどころではないと判断し、俺がトドメを刺した。
「千野くん、大丈夫か!?」
ステータス画面の経験値が増えたことでケイヴタートスの死亡を確認すると、俺は急いでそう訊いた。鈴本と有希と国吉文絵が、左足を押さえて倒れている千野圭吾に駆け寄り、ランプの魔道具を近づけて傷の状態を確認していた。
「痛い痛い痛い! めっちゃくちゃ痛い! HPも減ってる! 減り続けてる!」
千野圭吾は老け顔に脂汗を浮かべながら、そう叫んだ。左足に装着していた防具が破損してしまっていて、その下から血が流れていた。
「千野くん、薬草だ!」
俺は自分のポケットから薬草を取り出し、千野くんの手に握らせながらそう叫んだ。千野くんは急いだ様子で薬草を口に含んで飲み込んだ。しかし――。
「やっぱり痛い! 薬草が効かない!」
千野圭吾はそう叫んだ。
鈴本は千野圭吾の下半身の防具を脱がせた。さらに、防具の下に穿いていたズボンの左足の裾を捲り上げて傷を露出させた。大きな半円形の噛み傷があり、血が流れ続けていた。特に、上下に生えていた4本の牙が刺さった部分からの出血がひどかった。
「これを飲んで!」
国吉文絵はポケットから小さなガラス瓶を取り出し、そう言った。蓋を外し、中に入っていた緑色の液体を千野圭吾に飲ませる。
すると、出血が少し減ったような気がした。国吉文絵はさらにもう1本ガラス瓶を取り出し、中の液体を患部に振りかけた。沁みそうだな、と思ったが、千野圭吾は痛そうな反応は見せなかった。逆に、痛みがスッと引いたような、楽な表情になっていた。よく見ると、完全に傷が消えていた。
「みんな、ありがとう……。もう大丈夫だ」
千野圭吾はそう言うと、大きな溜め息をついた。
「昨日、お小遣いで初級ポーションを買っておいてよかったわ」
国吉文絵も溜め息をついてそう言った。
「国吉さん、グッジョブだ」
俺はそう褒めた。
「使った初級ポーションの代金は、後で文絵さんに渡しておくね。必要経費だし」
夏目理乃はガラス瓶を回収しながらそう言った。
「でも、何で千野っちが襲われたんだろうね。その直前までは烏丸Pを狙ってたのに」
有希は気になった様子でそう言ったが、俺には有希が千野圭吾のことを「千野っち」と呼んだことの方が気になった。ちのっち、って、語呂はいいけど……。
「うーん……。何でだろうね」
鈴本は眉をひそめてそう言った。『魔物図鑑』で予習してきた鈴本にも分からないのか、と思いながら、俺は真剣に考えた。そして、あることに気付いた。
「なあ。ケイヴは洞窟で、タートスは陸亀っていう意味だよな?」
俺はそう確認した。
「うん。翻訳魔法がこの世界の言語を英語に訳した言葉を、さらに日本語に翻訳するとそうなるね」
鈴本は眼鏡のズレを直しながらそう答えた。
「ってことは、ケイヴタートスは洞窟陸亀っていう意味だよな。光が射さない洞窟に住んでいる生き物ってことは、視力じゃなくて聴力とか地面の振動とかで獲物の位置を把握してるんじゃないか? コウモリみたいに。だから、さっきは正面で槍を構えていた俺や国吉さんや安来さんじゃなくて、大きな足音を立てて移動していた千野くんに標的を変更して攻撃したんじゃないだろうか。で、その後は俺が大声を出したから、再び俺を次の標的に選んだんじゃないか?」
俺がそう言うと、みんなは驚いた表情で俺を見た。
「そうか……。そんな情報は『魔物図鑑』にも載っていなかったけど、確かに辻褄は合うな。完全に視力がゼロとは限らないけど、視覚よりも聴覚や触覚や嗅覚に頼っている可能性は高いな」
鈴本は感心した様子でそう言った。
「だとしたら、俺の指示のせいで千野くんを怪我させちゃったってことになるんだけどな。ごめん」
俺は千野くんに謝った。
「いや、誰も気付かなかったんだから仕方がないだろう」
千野圭吾は笑顔でそう言ってくれた。
「烏丸P、凄いじゃん! 名推理だよ!」
有希はそう言い、俺の背中を叩いた。
「まあ、まだ正解と決まったわけじゃないけどな」
俺はそう予防線を張っておいた。
「ケイヴタートスが聴力で獲物の位置を把握しているのだとすると、それを利用して罠を仕掛けられるわね」
国吉文絵はケイヴタートスの死体を見下ろしながらそう言った。
0
お気に入りに追加
33
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
異世界に転生したので、とりあえず戦闘メイドを育てます。
佐々木サイ
ファンタジー
異世界の辺境貴族の長男として転生した主人公は、前世で何をしていたかすら思い出せない。 次期領主の最有力候補になるが、領地経営なんてした事ないし、災害級の魔法が放てるわけでもない・・・・・・ ならばっ! 異世界に転生したので、頼れる相棒と共に、仲間や家族と共に成り上がれっ!
実はこっそりカクヨムでも公開していたり・・・・・・
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる