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1回戦 Sランク冒険者ゲーム37
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有希と国吉文絵の悲鳴が聞こえた。背後から仲間達に押されて、俺は斜め下に伸びる通路を数メートル転がり、底に衝突してしまった。その俺の身体の上に、どんどん仲間達が降ってきて、その度に衝撃があった。
「ごめん!」
鈴本が謝る声が洞窟内に反響した。
そうか、犯人はお前か、と思った。鈴本は山を上り下りするときも、何もない場所で転んだり足を滑らせたりしてたからな。足を踏み外すか何かして、滑り落ちてしまったのだろう。
「すーずーもーとぉー!」
体勢を崩したみんなの1番下になってしまった俺は、痛くて重くて全く身動きを取れないまま、そう言った。
ステータス画面を確認すると、【HP:10/12】と表示されていた。
HP、減ってるじゃねえか! 今日初めてHPが減った原因が仲間による背後からの奇襲攻撃って、どういうことだよ!
「ごめんって! 謝ってるだろ! それより、大声を出すと魔物が寄ってきて危険だぞ!」
鈴本は怒ったように大声でそう言い返した。お前も大声を出してるじゃねえか!
逆ギレされてムカついたが、まあ、この辺は良し悪しかもしれない。佐古くんみたいに1回失敗する度に謝って、長時間本当に申し訳なさそうに落ち込まれるのも、それはそれでイジメているような気分になって、疲れるからな。鈴本くらい気が強くて逆ギレされた方が、責める方は精神的に楽だという見方もできるかもしれない。
なんてことを考えていたら、本当に通路の奥の方からゴブリンが現れた。それも、3匹もいる。ゴブリンは身長1メートルくらいの小柄な体型で、肌が黄緑色で、耳が鋭く尖っていて、毛が1本も生えていなくて、口の上下に鋭い牙を生やしていて、凶悪そうな顔つきをしていた。ボロボロの腰布を巻いていて、それぞれの個体が棍棒とか石を持っている。
しかし、俺はまだみんなの下敷きになっていて、身動きがとれない。
「おい! ゴブリンが来たぞ! 武器を持っていて動ける奴は、どんどん前に出て戦ってくれ!」
俺はそう叫んだ。
何人かが前に出て、ゴブリンと戦ってくれる。その中には佐古くんの姿もあった。通路によってゴブリンの動きが制限されたのと、ゴブリンは角ウサギよりは身体が大きいこともあって、初めて佐古くんの攻撃が魔物にヒットした。倒すことはできず、トドメを刺したのは国吉文絵の槍だったが、記念すべき瞬間だった。
ようやく、俺の上にいた奴らが全員移動して、俺が起き上がることができたときには、ゴブリンとの戦闘はすでに終了していた。
「佐古くん、頑張ったな」
俺がそう言うと、佐古くんは照れたような表情で小さく頷いた。
「今の戦闘で、レベルが2に上がったわ」
国吉文絵がそう報告した。そのとき、さらに洞窟の奥から新手の魔物が出現した。
青スライムと角ウサギとゴブリンの混成集団だった。結構数も多く、十数体いた。
「混戦になると同士討ちが怖いぞ。事前に決めていたフォーメーションに戻そう」
俺はそう指示を出した。剣を使う奴は先頭、槍を使う奴はその後ろ、それ以外は最後尾に移動した。
俺は、刃が完全に錆びた短剣を持つゴブリンを剣で斬った。
ゴブリンは2足歩行で、それまでに討伐した角ウサギや青スライムと比べて人間に近い形状をしているせいか、精神的な辛さを覚えた。だが、2匹目のゴブリンを倒し、3匹目を倒したときには、もう辛くなかった。それが良いことなのか悪いことなのかは分からなかったが。4匹目のゴブリンには俺の剣が間に合わず、錆びたナイフで攻撃されてしまった。だが、防具のおかげで俺は無傷だった。
この世界に来ていきなりスタンピードを経験したおかげか、みんな肝が据わっていて、敵の攻撃が当たっても、誰もパニックにならなかった。
戦闘が終わると、みんな荒い息をしていた。
「あっ。俺、レベルが3に上がったぞ」
俺はステータス画面を確認してそう報告した。
【名前:烏丸九郎(15歳) 種族:ヒューマン 冒険者ランク:G 職業:複製師Lv.1 経験値:40
基礎レベル:3 HP:13/15 MP:8/8
筋力:8 魔力:8 敏捷:9 器用:12 運:4
残りスキルポイント:4
〈アイテム複製〉[3/100]
〈スキルツリー複製〉[0/100]】
すでに振っていた〈アイテム複製〉に、1ずつポイントを振る。一気に連打しないのは、最低限のアイテム複製魔法を覚えたら、次は〈スキルツリー複製〉を伸ばす予定だからだ。だが、結局[7/100]になるまで全てのポイントを振って、ようやくスキルツリーの下に【通常スキル:アイテム複製魔法Lv.1】と表示された。
「やったぞ! アイテム複製魔法Lv.1を覚えたぞ!」
俺がそう報告すると、みんな祝福してくれた。魔法の能力を確認すると、品質が最低レベルのアイテムを複製する魔法だと書かれていた。詳しいことは書いていないから、実際に使ってみないと使い勝手は分からないだろう。
「最終確認だけど、私は〈調合〉にスキルポイントを振ればいいのよね?」
俺に続いて、国吉文絵はそう確認した。それでいいと俺や鈴本が言うと、国吉文絵はポイントを振り、調合魔法Lv.1を覚えたと報告した。
「それって、何が作れるの?」
有希は笑顔でそう訊いた。
「えーと、調合魔法Lv.1は、初級ポーションとか傷薬を作れるようになるみたいね。ただ、レシピが書かれていないのよね……。ギルドの図書室にも古道具屋にも、錬金術のレシピについて書かれた本はなかったし、首都に行くまでは何もできないかもしれないわね」
国吉文絵は残念そうにそう答えた。
「でも、さっきウチらは薬草をギルドに納品したよね?」
「ええ、そうね」
「昨日はお店で初級ポーションや傷薬も買えたし、スプリングワッシャーにも初級ポーションや傷薬を作れる人くらいはいるんじゃない? 本が見つからなくても、実際に作れる人を探して教えてもらえばいいだけなんじゃない?」
有希が不思議そうな顔でそう訊くと、国吉文絵は少し驚いたような表情になった。
「そうか……。そうね。本が見つからなくても、知ってる人を探して訊けばいいのよね。私、日本にいたときは、分からないことがあったら本かインターネットで調べるのが当たり前になっていて、知っている人を探すっていう習慣がなかったから、目から鱗が落ちたわ」
「そっか。少しでも役に立ててよかったよ。烏丸Pはもうアイテム複製魔法を使えるんだよね?」
有希は俺の方を見てそう訊いた。
「ああ。でも、ここはいつ魔物に襲われるか分からなくて危険だし、魔法を試すのは街に戻ってからにするよ」
俺はそう答えた。
3種類の魔物の中で唯一素材を採れる角ウサギの死体は、青スライムの粘液によってドロドロになっていたので、放置するしかなかった。さすがの夏目理乃も、もったいないから食べよう、とは言わなかった。
さっき鈴本のせいでHPが減っていたので、俺は自然回復するのを待たずにポケットから薬草を取り出した。先ほど山で採取した薬草を、全てはギルドに納品せず、少しだけ各自がポケットに保管しておいたのだ。
薬草は初級ポーションや安い傷薬の材料として知られているが、そのまま食べてもHPを回復する効果がある。ただし、日保ちがしないし、ポーションと比べると回復量も微々たるものだが。
さっきみんなの下敷きになったせいで、薬草は潰れてしまっていた。それを口に含むと、苦くて青臭い味が口の中に広がった。
「うう、不味い……」
俺は顔をしかめながらそう言った。こんな不味いものを食べさせられる元凶となった鈴本を睨んでやったが、俺と目が合った鈴本は突然自分の防具が気になったような仕草を見せ、俺の方を見ようとはしなかった。
前言撤回しよう。
やっぱり、鈴本みたいな態度をとられるより、佐古くんみたいな態度をとられる方がマシだ。
「ごめん!」
鈴本が謝る声が洞窟内に反響した。
そうか、犯人はお前か、と思った。鈴本は山を上り下りするときも、何もない場所で転んだり足を滑らせたりしてたからな。足を踏み外すか何かして、滑り落ちてしまったのだろう。
「すーずーもーとぉー!」
体勢を崩したみんなの1番下になってしまった俺は、痛くて重くて全く身動きを取れないまま、そう言った。
ステータス画面を確認すると、【HP:10/12】と表示されていた。
HP、減ってるじゃねえか! 今日初めてHPが減った原因が仲間による背後からの奇襲攻撃って、どういうことだよ!
「ごめんって! 謝ってるだろ! それより、大声を出すと魔物が寄ってきて危険だぞ!」
鈴本は怒ったように大声でそう言い返した。お前も大声を出してるじゃねえか!
逆ギレされてムカついたが、まあ、この辺は良し悪しかもしれない。佐古くんみたいに1回失敗する度に謝って、長時間本当に申し訳なさそうに落ち込まれるのも、それはそれでイジメているような気分になって、疲れるからな。鈴本くらい気が強くて逆ギレされた方が、責める方は精神的に楽だという見方もできるかもしれない。
なんてことを考えていたら、本当に通路の奥の方からゴブリンが現れた。それも、3匹もいる。ゴブリンは身長1メートルくらいの小柄な体型で、肌が黄緑色で、耳が鋭く尖っていて、毛が1本も生えていなくて、口の上下に鋭い牙を生やしていて、凶悪そうな顔つきをしていた。ボロボロの腰布を巻いていて、それぞれの個体が棍棒とか石を持っている。
しかし、俺はまだみんなの下敷きになっていて、身動きがとれない。
「おい! ゴブリンが来たぞ! 武器を持っていて動ける奴は、どんどん前に出て戦ってくれ!」
俺はそう叫んだ。
何人かが前に出て、ゴブリンと戦ってくれる。その中には佐古くんの姿もあった。通路によってゴブリンの動きが制限されたのと、ゴブリンは角ウサギよりは身体が大きいこともあって、初めて佐古くんの攻撃が魔物にヒットした。倒すことはできず、トドメを刺したのは国吉文絵の槍だったが、記念すべき瞬間だった。
ようやく、俺の上にいた奴らが全員移動して、俺が起き上がることができたときには、ゴブリンとの戦闘はすでに終了していた。
「佐古くん、頑張ったな」
俺がそう言うと、佐古くんは照れたような表情で小さく頷いた。
「今の戦闘で、レベルが2に上がったわ」
国吉文絵がそう報告した。そのとき、さらに洞窟の奥から新手の魔物が出現した。
青スライムと角ウサギとゴブリンの混成集団だった。結構数も多く、十数体いた。
「混戦になると同士討ちが怖いぞ。事前に決めていたフォーメーションに戻そう」
俺はそう指示を出した。剣を使う奴は先頭、槍を使う奴はその後ろ、それ以外は最後尾に移動した。
俺は、刃が完全に錆びた短剣を持つゴブリンを剣で斬った。
ゴブリンは2足歩行で、それまでに討伐した角ウサギや青スライムと比べて人間に近い形状をしているせいか、精神的な辛さを覚えた。だが、2匹目のゴブリンを倒し、3匹目を倒したときには、もう辛くなかった。それが良いことなのか悪いことなのかは分からなかったが。4匹目のゴブリンには俺の剣が間に合わず、錆びたナイフで攻撃されてしまった。だが、防具のおかげで俺は無傷だった。
この世界に来ていきなりスタンピードを経験したおかげか、みんな肝が据わっていて、敵の攻撃が当たっても、誰もパニックにならなかった。
戦闘が終わると、みんな荒い息をしていた。
「あっ。俺、レベルが3に上がったぞ」
俺はステータス画面を確認してそう報告した。
【名前:烏丸九郎(15歳) 種族:ヒューマン 冒険者ランク:G 職業:複製師Lv.1 経験値:40
基礎レベル:3 HP:13/15 MP:8/8
筋力:8 魔力:8 敏捷:9 器用:12 運:4
残りスキルポイント:4
〈アイテム複製〉[3/100]
〈スキルツリー複製〉[0/100]】
すでに振っていた〈アイテム複製〉に、1ずつポイントを振る。一気に連打しないのは、最低限のアイテム複製魔法を覚えたら、次は〈スキルツリー複製〉を伸ばす予定だからだ。だが、結局[7/100]になるまで全てのポイントを振って、ようやくスキルツリーの下に【通常スキル:アイテム複製魔法Lv.1】と表示された。
「やったぞ! アイテム複製魔法Lv.1を覚えたぞ!」
俺がそう報告すると、みんな祝福してくれた。魔法の能力を確認すると、品質が最低レベルのアイテムを複製する魔法だと書かれていた。詳しいことは書いていないから、実際に使ってみないと使い勝手は分からないだろう。
「最終確認だけど、私は〈調合〉にスキルポイントを振ればいいのよね?」
俺に続いて、国吉文絵はそう確認した。それでいいと俺や鈴本が言うと、国吉文絵はポイントを振り、調合魔法Lv.1を覚えたと報告した。
「それって、何が作れるの?」
有希は笑顔でそう訊いた。
「えーと、調合魔法Lv.1は、初級ポーションとか傷薬を作れるようになるみたいね。ただ、レシピが書かれていないのよね……。ギルドの図書室にも古道具屋にも、錬金術のレシピについて書かれた本はなかったし、首都に行くまでは何もできないかもしれないわね」
国吉文絵は残念そうにそう答えた。
「でも、さっきウチらは薬草をギルドに納品したよね?」
「ええ、そうね」
「昨日はお店で初級ポーションや傷薬も買えたし、スプリングワッシャーにも初級ポーションや傷薬を作れる人くらいはいるんじゃない? 本が見つからなくても、実際に作れる人を探して教えてもらえばいいだけなんじゃない?」
有希が不思議そうな顔でそう訊くと、国吉文絵は少し驚いたような表情になった。
「そうか……。そうね。本が見つからなくても、知ってる人を探して訊けばいいのよね。私、日本にいたときは、分からないことがあったら本かインターネットで調べるのが当たり前になっていて、知っている人を探すっていう習慣がなかったから、目から鱗が落ちたわ」
「そっか。少しでも役に立ててよかったよ。烏丸Pはもうアイテム複製魔法を使えるんだよね?」
有希は俺の方を見てそう訊いた。
「ああ。でも、ここはいつ魔物に襲われるか分からなくて危険だし、魔法を試すのは街に戻ってからにするよ」
俺はそう答えた。
3種類の魔物の中で唯一素材を採れる角ウサギの死体は、青スライムの粘液によってドロドロになっていたので、放置するしかなかった。さすがの夏目理乃も、もったいないから食べよう、とは言わなかった。
さっき鈴本のせいでHPが減っていたので、俺は自然回復するのを待たずにポケットから薬草を取り出した。先ほど山で採取した薬草を、全てはギルドに納品せず、少しだけ各自がポケットに保管しておいたのだ。
薬草は初級ポーションや安い傷薬の材料として知られているが、そのまま食べてもHPを回復する効果がある。ただし、日保ちがしないし、ポーションと比べると回復量も微々たるものだが。
さっきみんなの下敷きになったせいで、薬草は潰れてしまっていた。それを口に含むと、苦くて青臭い味が口の中に広がった。
「うう、不味い……」
俺は顔をしかめながらそう言った。こんな不味いものを食べさせられる元凶となった鈴本を睨んでやったが、俺と目が合った鈴本は突然自分の防具が気になったような仕草を見せ、俺の方を見ようとはしなかった。
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