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1回戦 Sランク冒険者ゲーム14
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「そうだね。ルールを考えると、本当ならあのとき、僕達が1番前に出て戦闘職を守らないといけなかったんだよね……」
佐古くんは罪悪感に駆られたような表情でそう言った。
「いや、あのときは角ウサギを倒そうっていう話の流れになってたし、もし簡単に倒せるんだったら俺達が前に出てても邪魔になって無駄死にしてただけだったからな。今さらそんなことを考えても仕方がないだろう」
頑固職人っぽい老け顔の男子、千野圭吾はそう言うと、音を立ててスープを飲んだ。
「今は、この12人でどうやったらSランク冒険者ゲームを勝ち抜けるかだけを考えようよ」
有希は励ますようにそう言った。
「でも、生産職しかいないのに、私達で勝ち抜く方法なんてあるの?」
安来鮎見は疑問を投げかけた。
「普通にSランク冒険者を目指すよりは難易度が上がっちゃうけど、まだ勝てるチャンスはあるよ」
鈴本蓮は眼鏡のズレを直しながらそう言った。
「そうだな。一応、俺はいくつかの作戦を思いついている」
俺はみんなの顔を見回しながらそう言った。
「うん。私もいくつか思いついてる」
夏目理乃もそう言った。
「どんな作戦だ?」
青山は期待するような表情でそう訊いた。
「まず真っ先に思いつくのは、敵チームのピラクリウム星人を皆殺しにするという作戦だ」
鈴本蓮や夏目理乃も同じ方法を思いついているだろうと思いながら、俺はそう言った。
「皆殺しに……。ああ、そうか。予選では殺人が禁止されていたけど、1回戦では解禁されていたんだっけ。ザイリックは、『1回戦での禁則事項は特にありませんー』って言ってたもんな。それと、『64日間が経過した時点で死亡していたプレイヤーは、生存時のランクに関係なく0点として計算しますー』って言ってたな。つまり、敵チームを全滅させれば、その得点の平均値は0点になる。後は、俺達の中の誰か1人でいいからFランク以上の冒険者になった状態で64日間生き延びれば、俺達の勝ちなのか」
青山は希望を見出したような表情でそう言った。
「皆殺しまではいかなくても、残り2、3人になるまで敵チームの人数を削って、その生き残りがSランクになれないように妨害し続けつつ、私達の方が平均値が高い状態で64日間生き延びれば、それでも私達の勝ちになるわね」
文学少女ちゃんこと国吉文絵はそう補足した。
「ただし、取りこぼしがあると敵チームだって私達に反撃してくるだろうし、できる限り全滅させたいけどね」
夏目理乃はそう言うと、全く音を立てず上品にスープを飲み干した。この子はお金が大好きで腹黒な性格だけど、所作は綺麗だな、と思った。
「でも、何だかやれそうな気がしてきたな。殺人は気が進まないけど、予選のときに上位4チームの枠に入れるように頑張ったのは、5位以下のチームを間接的に殺す行為でもあったから、今さらって感じだしな」
青山は腕を組み、そう言った。
「ウチは……やる。やれる。心愛や七海や律子達を生き返らせるためなら、敵チームを殺してみせる」
有希は思いつめた表情でそう言った。
「私だって、奈緒ちゃんのためなら異世界人を殺せる」
安来鮎見は有希に対抗するようにそう言った。
「うん……。ただし、これは普通に戦闘職がSランク冒険者を目指すよりも難易度が高い作戦だろう。敵チームだって当然、俺達のことを警戒しているはずだからな。そして、普通に考えたら敵チームはまだ32人全員が生存していて、その中には大量の戦闘職が混じっているだろうから、まともに正面からぶつかったら、俺達が負けてしまうだろう」
俺はそう言うと、最後のひとかけらのパンを口に含んだ。
「デスゲームとしては殺人が禁止されていなくても、敵チームがいる国の法律では殺人が禁止されているだろうから、大量殺人者として私達がお尋ね者になっちゃう、っていうリスクもあるしね」
夏目理乃は、真剣な表情でそう言った。
「他には、64日間、僕達のうちの少なくとも1人がFランク以上の冒険者になった状態で生き残るという条件が、意外と困難かもしれないという問題もある」
鈴本蓮はいつものように眼鏡のズレを直しながらそう言った。そろそろ、眼鏡を買い替えた方がいいぞとアドバイスしてあげるべきだろうか。でも、そう言うと大きなお世話だとキレられそうだし、やっぱり黙っておくか。
「えっ。それって、そんなに困難なことなの?」
安来鮎見は不思議そうに首を傾げてそう訊いた。
「普通の世界だったら簡単だろう。ただし、この世界の人類は魔族と戦争をしていて、滅亡寸前だ。100年の間に人口が95パーセント以上も減っているくらいだし、僕達が戦争や世界の滅亡に巻き込まれて死んでしまう危険性は高い」
鈴本蓮は眼鏡のズレを直しながらそう答えた。
「64日間が経過した時点で、地球チームも敵チームもSランク冒険者になれずに全滅していた場合は、どっちの勝ちになるんだろう?」
佐古くんが疑問を投げかけた。その疑問に、鈴本蓮が答える。
「いくつかのパターンが考えられる。まずは、1秒でも長く生き残っていたチームの勝利とするパターン。2つめは、全員が生存していた場合の冒険者ランクの平均値を割り出して、その数字が高い方を勝利とするパターン。3つめは、引き分け扱いにした後、コイントスやクジ引きのようなランダムな方法で2回戦に進出できるチームを決めるパターン。4つめは、両チームの何人かを蘇生させて、サッカーのPKとか延長戦のような形で何らかの簡単なゲームを行なって勝利チームを決めるパターン。5つめは、どちらのチームも勝利条件を満たせなかったということで、両方のチームの敗北ということにするパターン。その場合、2回戦の対戦相手は不戦勝ということになるんだろう。――うん。パッと考えて思いつくのは、この5つのパターンかな」
うーん。その辺の細かいルールもザイリックに聞いておくべきだったな。
「そうだな。3つめのランダムなパターンと、5つめの両方敗北のパターンはどうしようもないから考えないようにして、敵チームを皆殺しにした後も少しでも冒険者ランクを上げつつ、1秒でも長く生き残るようにする、って感じでいいかな」
俺は頷きながらそう言った。
「これって、いくつもある作戦の中の1つなんだよね? 他にはどんな方法があるの?」
有希は期待に満ちた表情でそう訊いた。
「2つめは、敵チームのことなんか無視して、普通にSランク冒険者を目指すという方法だ」
俺がそう言うと、安来鮎見は呆れた表情になってこう反論した。
「だから、私達のチームは生産職しか生き残れなかったから、それが難しいって話になってたのに。ちゃぶ台を引っくり返さないでよ」
「まあな。でも、生産職しかいない今の俺達でも、もしかしたらSランク冒険者になることは可能かもしれない。別に職業が料理人じゃなくたって、料理を作ることはできるだろ? それと同じように、別に職業が剣士じゃなくても剣を持って戦うことはできるし、職業が弓士じゃなくても弓で戦うことはできるだろう。そんな風に俺達12人が色んな武器を試して努力すれば、意外な潜在能力を発揮して、スキルや攻撃魔法が全く使えなくても冒険者ランクを上げることは可能かもしれない」
「そんなに簡単じゃないと思うけど……」
安来鮎見は疑わしそうにそう言った。
「それと、強い武器――例えば銃を作るという方法がある」
「銃?」
俺の言葉に、佐古くんは怖がっているような声でそう訊いた。
「うん。錬金術師の国吉さんが火薬や銃弾を作り、鍛冶屋の千野くんが銃の本体を作るという風に作業を分担すれば、作れるかもしれない」
突然俺に名指しされた国吉文絵と千野圭吾は、お互いの顔を見合わせた。
佐古くんは罪悪感に駆られたような表情でそう言った。
「いや、あのときは角ウサギを倒そうっていう話の流れになってたし、もし簡単に倒せるんだったら俺達が前に出てても邪魔になって無駄死にしてただけだったからな。今さらそんなことを考えても仕方がないだろう」
頑固職人っぽい老け顔の男子、千野圭吾はそう言うと、音を立ててスープを飲んだ。
「今は、この12人でどうやったらSランク冒険者ゲームを勝ち抜けるかだけを考えようよ」
有希は励ますようにそう言った。
「でも、生産職しかいないのに、私達で勝ち抜く方法なんてあるの?」
安来鮎見は疑問を投げかけた。
「普通にSランク冒険者を目指すよりは難易度が上がっちゃうけど、まだ勝てるチャンスはあるよ」
鈴本蓮は眼鏡のズレを直しながらそう言った。
「そうだな。一応、俺はいくつかの作戦を思いついている」
俺はみんなの顔を見回しながらそう言った。
「うん。私もいくつか思いついてる」
夏目理乃もそう言った。
「どんな作戦だ?」
青山は期待するような表情でそう訊いた。
「まず真っ先に思いつくのは、敵チームのピラクリウム星人を皆殺しにするという作戦だ」
鈴本蓮や夏目理乃も同じ方法を思いついているだろうと思いながら、俺はそう言った。
「皆殺しに……。ああ、そうか。予選では殺人が禁止されていたけど、1回戦では解禁されていたんだっけ。ザイリックは、『1回戦での禁則事項は特にありませんー』って言ってたもんな。それと、『64日間が経過した時点で死亡していたプレイヤーは、生存時のランクに関係なく0点として計算しますー』って言ってたな。つまり、敵チームを全滅させれば、その得点の平均値は0点になる。後は、俺達の中の誰か1人でいいからFランク以上の冒険者になった状態で64日間生き延びれば、俺達の勝ちなのか」
青山は希望を見出したような表情でそう言った。
「皆殺しまではいかなくても、残り2、3人になるまで敵チームの人数を削って、その生き残りがSランクになれないように妨害し続けつつ、私達の方が平均値が高い状態で64日間生き延びれば、それでも私達の勝ちになるわね」
文学少女ちゃんこと国吉文絵はそう補足した。
「ただし、取りこぼしがあると敵チームだって私達に反撃してくるだろうし、できる限り全滅させたいけどね」
夏目理乃はそう言うと、全く音を立てず上品にスープを飲み干した。この子はお金が大好きで腹黒な性格だけど、所作は綺麗だな、と思った。
「でも、何だかやれそうな気がしてきたな。殺人は気が進まないけど、予選のときに上位4チームの枠に入れるように頑張ったのは、5位以下のチームを間接的に殺す行為でもあったから、今さらって感じだしな」
青山は腕を組み、そう言った。
「ウチは……やる。やれる。心愛や七海や律子達を生き返らせるためなら、敵チームを殺してみせる」
有希は思いつめた表情でそう言った。
「私だって、奈緒ちゃんのためなら異世界人を殺せる」
安来鮎見は有希に対抗するようにそう言った。
「うん……。ただし、これは普通に戦闘職がSランク冒険者を目指すよりも難易度が高い作戦だろう。敵チームだって当然、俺達のことを警戒しているはずだからな。そして、普通に考えたら敵チームはまだ32人全員が生存していて、その中には大量の戦闘職が混じっているだろうから、まともに正面からぶつかったら、俺達が負けてしまうだろう」
俺はそう言うと、最後のひとかけらのパンを口に含んだ。
「デスゲームとしては殺人が禁止されていなくても、敵チームがいる国の法律では殺人が禁止されているだろうから、大量殺人者として私達がお尋ね者になっちゃう、っていうリスクもあるしね」
夏目理乃は、真剣な表情でそう言った。
「他には、64日間、僕達のうちの少なくとも1人がFランク以上の冒険者になった状態で生き残るという条件が、意外と困難かもしれないという問題もある」
鈴本蓮はいつものように眼鏡のズレを直しながらそう言った。そろそろ、眼鏡を買い替えた方がいいぞとアドバイスしてあげるべきだろうか。でも、そう言うと大きなお世話だとキレられそうだし、やっぱり黙っておくか。
「えっ。それって、そんなに困難なことなの?」
安来鮎見は不思議そうに首を傾げてそう訊いた。
「普通の世界だったら簡単だろう。ただし、この世界の人類は魔族と戦争をしていて、滅亡寸前だ。100年の間に人口が95パーセント以上も減っているくらいだし、僕達が戦争や世界の滅亡に巻き込まれて死んでしまう危険性は高い」
鈴本蓮は眼鏡のズレを直しながらそう答えた。
「64日間が経過した時点で、地球チームも敵チームもSランク冒険者になれずに全滅していた場合は、どっちの勝ちになるんだろう?」
佐古くんが疑問を投げかけた。その疑問に、鈴本蓮が答える。
「いくつかのパターンが考えられる。まずは、1秒でも長く生き残っていたチームの勝利とするパターン。2つめは、全員が生存していた場合の冒険者ランクの平均値を割り出して、その数字が高い方を勝利とするパターン。3つめは、引き分け扱いにした後、コイントスやクジ引きのようなランダムな方法で2回戦に進出できるチームを決めるパターン。4つめは、両チームの何人かを蘇生させて、サッカーのPKとか延長戦のような形で何らかの簡単なゲームを行なって勝利チームを決めるパターン。5つめは、どちらのチームも勝利条件を満たせなかったということで、両方のチームの敗北ということにするパターン。その場合、2回戦の対戦相手は不戦勝ということになるんだろう。――うん。パッと考えて思いつくのは、この5つのパターンかな」
うーん。その辺の細かいルールもザイリックに聞いておくべきだったな。
「そうだな。3つめのランダムなパターンと、5つめの両方敗北のパターンはどうしようもないから考えないようにして、敵チームを皆殺しにした後も少しでも冒険者ランクを上げつつ、1秒でも長く生き残るようにする、って感じでいいかな」
俺は頷きながらそう言った。
「これって、いくつもある作戦の中の1つなんだよね? 他にはどんな方法があるの?」
有希は期待に満ちた表情でそう訊いた。
「2つめは、敵チームのことなんか無視して、普通にSランク冒険者を目指すという方法だ」
俺がそう言うと、安来鮎見は呆れた表情になってこう反論した。
「だから、私達のチームは生産職しか生き残れなかったから、それが難しいって話になってたのに。ちゃぶ台を引っくり返さないでよ」
「まあな。でも、生産職しかいない今の俺達でも、もしかしたらSランク冒険者になることは可能かもしれない。別に職業が料理人じゃなくたって、料理を作ることはできるだろ? それと同じように、別に職業が剣士じゃなくても剣を持って戦うことはできるし、職業が弓士じゃなくても弓で戦うことはできるだろう。そんな風に俺達12人が色んな武器を試して努力すれば、意外な潜在能力を発揮して、スキルや攻撃魔法が全く使えなくても冒険者ランクを上げることは可能かもしれない」
「そんなに簡単じゃないと思うけど……」
安来鮎見は疑わしそうにそう言った。
「それと、強い武器――例えば銃を作るという方法がある」
「銃?」
俺の言葉に、佐古くんは怖がっているような声でそう訊いた。
「うん。錬金術師の国吉さんが火薬や銃弾を作り、鍛冶屋の千野くんが銃の本体を作るという風に作業を分担すれば、作れるかもしれない」
突然俺に名指しされた国吉文絵と千野圭吾は、お互いの顔を見合わせた。
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