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予選66
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続いてポーカーの優勝者になった女性に、何となく見覚えがあるなと思ったら、『1の9』のオーディションを受けたものの落選してしまった人だった。気まずかったが、俺は彼女の優勝を祝福し、インタビューをした。
彼女は観客に向けて『1の9』のオーディションを受けたことを明かし、2期生の募集にもチャレンジするから、もし合格したら応援して欲しいと語った。
長考を禁止したおかげで、リバーシの大会も順調に進んでいた。準決勝が始まる段階で、俺は子どもを孤児院に行かせ、七海達を呼び戻した。
今日はオリヴァーとその部下達はリバーシの大会の方に参加していた。3つの大会の中で1番倍率が低くて狙い目だと思ったそうだ。その作戦が成功し、オリヴァーは準決勝に進出したのだが、そこであえなく敗退してしまった。
結局、昨日と同じ13歳の少年が優勝した。
今日は全ての大会が昼休憩中に終わってくれた。
『エンジェルズ』の店長が、店を開ける前に様子を見に来てくれたので、俺は今日の夜遅く、営業が終わった後に、このステージ横の休憩用のテントに来て欲しいと頼んでおいた。
4回目のライブがあり、その後のサイン会とグッズ販売の時間から、個人のスポンサーに限定グッズを渡していった。
「ありがとう。一生の宝物にする」
限定グッズを受け取ったオリヴァーは、七海達3人を見つめながら本気の表情でそう言った。
『ペン』も団扇もストラップもTシャツも、全てのグッズがこの時間中に売り切れてしまった。ただ、サイン色紙だけは豊富にあったので、野外フェス閉幕までサイン会は続けられそうだった。リバーシとトランプや、今後オリヴァー出版から発売予定の『1の3』の本も公式グッズであることを改めて宣伝しておいた。
4回目のライブと5回目のライブの間に、大会優勝者には、休憩用のテントで七海達とお喋りをしてもらった。
昨日は5回目のライブの途中で日が暮れて中断してしまったので、今日は開始前に提灯に火を点して、子ども達を孤児院に帰らせておいた。野外フェスに来ていた十数人のストリートチルドレン達も一緒だった。
それと入れ替わるように、青山がエドワードの私邸から戻ってきた。
この時点でウィンドウ画面を確認すると、1位の地球代表チームの所持金は約9000万ゼンで、2位のスサノー星代表チームの所持金は約7000万ゼン、4位のラクライン星代表チームは約4000万ゼンだった。
これだけ差が開いていれば、予定通りに最後のライブをチャリティーとしても問題ないな、と俺は判断した。
俺は青山にその場を任せ、野外フェスを抜け出して銀行に行った。現金を俺の口座に預け、その口座から毎月50万ゼンずつ、孤児院の法人口座に振り込む契約を交わした。1度に振り込まないのは、孤児院に大量のお金があると思われると、悪い連中に狙われてしまう恐れがあるからだ。
そして、野外フェスの会場に戻った俺は、6回目のライブが始まる前に、エドワードはVIP専用の出入り口に行き、領主夫妻とそのボディガード達を出迎えた。
確保しておいた関係者席に案内し、チケットを購入した客達が全員着席すると、俺はステージに上がってお辞儀をした。
「おかげ様で、野外フェスのステージも、残すところ1回となりました。ここで皆様に重要なお知らせがあります。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、この街にはストリートチルドレンが数十人いるそうです。その子達のために、この最後のライブはチャリティーライブといたします。チャリティーとは、慈善や博愛の精神によって、社会全体の利益のために行われる慈善活動のことです。この最後のライブの収益は、ストリートチルドレンが孤児院に入るために、孤児院に寄付いたします。具体的には、チケットの代金とサイン会の収入と、衣装のオークション収入を全て、寄付します。
また、アイス商会様からも10万ゼンの寄付をしていただきました。現時点でチケット代と合わせて212万5000ゼンを寄付することが確定していますが、この街で暮らす全てのストリートチルドレンが成人するまでの間、屋根の下で眠り、清潔な服を着て、まともな食事をするには、全然足りません。もしも、ご来場の皆様の中に自分も寄付をしたいという方がいらっしゃいましたら、受け付けていますので、よろしくお願いします」
俺がそう言うと、観客達は思いがけない話に戸惑ったような表情をしていた。
それに構わず、俺は七海達に合図を出して、最後のライブを開始した。
七海達のパフォーマンスは、完璧だった。指の1本1本の動きや、髪の揺れ方や、観客に向ける表情や目線の1つ1つに至るまで、全てが魅力的だった。
この8日間の集大成となる最後のライブは、何の問題もなく終わった。
2日前にはステージ上で泣いてしまっていた七海や有希や心愛は、今日は泣かなかった。最後まで笑顔を見せ、観客達を楽しませた。
「またこの街に戻ってきてね!」
拍手喝采を浴びながら七海達がお辞儀をしていると、誰かがそんなことを叫んだ。
七海は顔を上げ――。
「はい! いつかまた、この街に戻ってきます!」
そう叫んだ。ひときわ大きな喝采が巻き起こった。
俺は痛ましく思いながら、満面の笑みを浮かべる七海を見ていた。
文字通り、彼らとは「住んでいる世界が違う」のだ。今後のデスゲームの開催地は別の世界になるだろうし、デスゲームが終わったら地球に返してもらう約束だから、俺達がこの街に来ることは、2度とないだろう。
それでも七海は今この瞬間、観客達を悲しませないために、楽しませるために、堂々と嘘をついたのだった。
サイン会が始まると、俺は『1の3』と『1の9』の机の上に募金箱を設置した。この募金箱は、店で売っている普通の木箱に「募金箱」と書いただけのものであり、青山に用意してもらったものだった。
さらに、俺や青山や他のスタッフ達も募金箱を持ち、「恵まれない子ども達のために、募金をお願いします!」と言いながら、野外フェスの会場を巡った。ほとんどの人は、財布の中の小銭を入れてくれただけだったが、中には高額な硬貨を入れてくれた人もいた。
そしてサイン会が終わると、俺は再びステージに立ち、衣装のチャリティーオークションを始めると宣言した。
出品するのは、浅生律子のものも含めて制服が4着、有希が既存のドレスをアレンジした新衣装が3着の、合計7着だ。
この街で買った私服に着替えた七海達も交えて、1着ずつオークションを行なった結果、とんでもない落札価格となった。
七海の制服が840万ゼン、有希の制服が410万ゼン、心愛の制服が360万ゼン、浅生律子の制服が280万ゼン、七海の新衣装が240万ゼン、有希の新衣装が180万ゼン、心愛の新衣装が同じく180万ゼンで、合計2490万ゼンとなったのだ。
七海の制服が飛び抜けて高い金額となったのは、領主の長男とオリヴァーの2人が、デッドヒートを繰り広げたせいだった。途中、オリヴァーが部下達から「社長、いい加減にしてください!」「家を売るつもりですか!?」「会社のお金には手を付けないでくださいよ!」と止められ、泣く泣くリタイアし、領主の長男が競り落とした。
有希の制服と心愛の制服は、それぞれ領主の次男と三男が落札した。
領主の長男は七海の制服を落札するのに予算オーバーしたのと、両親から怒られたこともあり、七海の新衣装のオークションには参加しなかった。1番欲しかった制服ではないものの、今度こそ七海の衣装を落札できたオリヴァーは嬉し泣きをしていた。
領主の次男と三男も新衣装には入札せず、どちらも平民の客達が競り落としていた。
彼女は観客に向けて『1の9』のオーディションを受けたことを明かし、2期生の募集にもチャレンジするから、もし合格したら応援して欲しいと語った。
長考を禁止したおかげで、リバーシの大会も順調に進んでいた。準決勝が始まる段階で、俺は子どもを孤児院に行かせ、七海達を呼び戻した。
今日はオリヴァーとその部下達はリバーシの大会の方に参加していた。3つの大会の中で1番倍率が低くて狙い目だと思ったそうだ。その作戦が成功し、オリヴァーは準決勝に進出したのだが、そこであえなく敗退してしまった。
結局、昨日と同じ13歳の少年が優勝した。
今日は全ての大会が昼休憩中に終わってくれた。
『エンジェルズ』の店長が、店を開ける前に様子を見に来てくれたので、俺は今日の夜遅く、営業が終わった後に、このステージ横の休憩用のテントに来て欲しいと頼んでおいた。
4回目のライブがあり、その後のサイン会とグッズ販売の時間から、個人のスポンサーに限定グッズを渡していった。
「ありがとう。一生の宝物にする」
限定グッズを受け取ったオリヴァーは、七海達3人を見つめながら本気の表情でそう言った。
『ペン』も団扇もストラップもTシャツも、全てのグッズがこの時間中に売り切れてしまった。ただ、サイン色紙だけは豊富にあったので、野外フェス閉幕までサイン会は続けられそうだった。リバーシとトランプや、今後オリヴァー出版から発売予定の『1の3』の本も公式グッズであることを改めて宣伝しておいた。
4回目のライブと5回目のライブの間に、大会優勝者には、休憩用のテントで七海達とお喋りをしてもらった。
昨日は5回目のライブの途中で日が暮れて中断してしまったので、今日は開始前に提灯に火を点して、子ども達を孤児院に帰らせておいた。野外フェスに来ていた十数人のストリートチルドレン達も一緒だった。
それと入れ替わるように、青山がエドワードの私邸から戻ってきた。
この時点でウィンドウ画面を確認すると、1位の地球代表チームの所持金は約9000万ゼンで、2位のスサノー星代表チームの所持金は約7000万ゼン、4位のラクライン星代表チームは約4000万ゼンだった。
これだけ差が開いていれば、予定通りに最後のライブをチャリティーとしても問題ないな、と俺は判断した。
俺は青山にその場を任せ、野外フェスを抜け出して銀行に行った。現金を俺の口座に預け、その口座から毎月50万ゼンずつ、孤児院の法人口座に振り込む契約を交わした。1度に振り込まないのは、孤児院に大量のお金があると思われると、悪い連中に狙われてしまう恐れがあるからだ。
そして、野外フェスの会場に戻った俺は、6回目のライブが始まる前に、エドワードはVIP専用の出入り口に行き、領主夫妻とそのボディガード達を出迎えた。
確保しておいた関係者席に案内し、チケットを購入した客達が全員着席すると、俺はステージに上がってお辞儀をした。
「おかげ様で、野外フェスのステージも、残すところ1回となりました。ここで皆様に重要なお知らせがあります。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、この街にはストリートチルドレンが数十人いるそうです。その子達のために、この最後のライブはチャリティーライブといたします。チャリティーとは、慈善や博愛の精神によって、社会全体の利益のために行われる慈善活動のことです。この最後のライブの収益は、ストリートチルドレンが孤児院に入るために、孤児院に寄付いたします。具体的には、チケットの代金とサイン会の収入と、衣装のオークション収入を全て、寄付します。
また、アイス商会様からも10万ゼンの寄付をしていただきました。現時点でチケット代と合わせて212万5000ゼンを寄付することが確定していますが、この街で暮らす全てのストリートチルドレンが成人するまでの間、屋根の下で眠り、清潔な服を着て、まともな食事をするには、全然足りません。もしも、ご来場の皆様の中に自分も寄付をしたいという方がいらっしゃいましたら、受け付けていますので、よろしくお願いします」
俺がそう言うと、観客達は思いがけない話に戸惑ったような表情をしていた。
それに構わず、俺は七海達に合図を出して、最後のライブを開始した。
七海達のパフォーマンスは、完璧だった。指の1本1本の動きや、髪の揺れ方や、観客に向ける表情や目線の1つ1つに至るまで、全てが魅力的だった。
この8日間の集大成となる最後のライブは、何の問題もなく終わった。
2日前にはステージ上で泣いてしまっていた七海や有希や心愛は、今日は泣かなかった。最後まで笑顔を見せ、観客達を楽しませた。
「またこの街に戻ってきてね!」
拍手喝采を浴びながら七海達がお辞儀をしていると、誰かがそんなことを叫んだ。
七海は顔を上げ――。
「はい! いつかまた、この街に戻ってきます!」
そう叫んだ。ひときわ大きな喝采が巻き起こった。
俺は痛ましく思いながら、満面の笑みを浮かべる七海を見ていた。
文字通り、彼らとは「住んでいる世界が違う」のだ。今後のデスゲームの開催地は別の世界になるだろうし、デスゲームが終わったら地球に返してもらう約束だから、俺達がこの街に来ることは、2度とないだろう。
それでも七海は今この瞬間、観客達を悲しませないために、楽しませるために、堂々と嘘をついたのだった。
サイン会が始まると、俺は『1の3』と『1の9』の机の上に募金箱を設置した。この募金箱は、店で売っている普通の木箱に「募金箱」と書いただけのものであり、青山に用意してもらったものだった。
さらに、俺や青山や他のスタッフ達も募金箱を持ち、「恵まれない子ども達のために、募金をお願いします!」と言いながら、野外フェスの会場を巡った。ほとんどの人は、財布の中の小銭を入れてくれただけだったが、中には高額な硬貨を入れてくれた人もいた。
そしてサイン会が終わると、俺は再びステージに立ち、衣装のチャリティーオークションを始めると宣言した。
出品するのは、浅生律子のものも含めて制服が4着、有希が既存のドレスをアレンジした新衣装が3着の、合計7着だ。
この街で買った私服に着替えた七海達も交えて、1着ずつオークションを行なった結果、とんでもない落札価格となった。
七海の制服が840万ゼン、有希の制服が410万ゼン、心愛の制服が360万ゼン、浅生律子の制服が280万ゼン、七海の新衣装が240万ゼン、有希の新衣装が180万ゼン、心愛の新衣装が同じく180万ゼンで、合計2490万ゼンとなったのだ。
七海の制服が飛び抜けて高い金額となったのは、領主の長男とオリヴァーの2人が、デッドヒートを繰り広げたせいだった。途中、オリヴァーが部下達から「社長、いい加減にしてください!」「家を売るつもりですか!?」「会社のお金には手を付けないでくださいよ!」と止められ、泣く泣くリタイアし、領主の長男が競り落とした。
有希の制服と心愛の制服は、それぞれ領主の次男と三男が落札した。
領主の長男は七海の制服を落札するのに予算オーバーしたのと、両親から怒られたこともあり、七海の新衣装のオークションには参加しなかった。1番欲しかった制服ではないものの、今度こそ七海の衣装を落札できたオリヴァーは嬉し泣きをしていた。
領主の次男と三男も新衣装には入札せず、どちらも平民の客達が競り落としていた。
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