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キャラクター紹介(ネタバレ有り。分からなくなった時にお読みください)

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今更ながら、キャラ紹介文、用語解説を載せておきます。「こいつ誰だよ!?」ってなった時にでもどーぞ。

**************************************************

①クレア=ミア=レンドーレ(19)
・レンドーレ公爵家の次女。
・現王太子・エストの婚約者。
・容姿は
①母親似のこげ茶の髪の毛に、翠の瞳

②月を溶かしたような白銀の髪の毛に、炎のように紅い瞳。(つり目気味の奥二重)

・つり目なため、他人には冷たい印象を与える。
・髪の先は時々、花の様な形に分裂する。
・11歳の時、姉を喰花病マギア=フィオーレによって亡くし、自身も同じ病に罹るが、国内外で一人だけ生還。以降、病気の代償とでも言うように容姿が変質。クロシュテインの貴族の中でも異質な存在となってしまう。
・エストと共にいることよって、最愛の姉の死とその姉を奪った喰花病マギア=フィオーレと向き合うことが出来た。
・エストに対する最初の印象は最悪だったが、共に過ごして彼の内面に触れる内にいつの間にか惹かれてしまっていた。
・家族構成……父、母、兄、姉(故人)
・末っ子のせいか、幼い頃は甘え癖があった。今も眠い時などは兄に甘えてしまう傾向がある。
・特異魔法は『詭計』
→物体の位置を入れ替えたり、相手の視覚を操って幻影を見せたりなどが出来る。
・国内でも指折りの魔力の高さを誇る。多分エストよりも魔力が強く、量も多い。





ルーネスト
・クレア==ルーネスト
・クレアが偽装のために名乗っている偽名。男性として通している。
・アルスレイクという国の出身ということになっている。
・元々クレア自身が女性の中でも背の高い方であったことが幸いし、軽くさらしを巻いて髪の毛を短くしただけであるが、周囲からは『中世的な男性』だと思われている。
・今現在は王宮に行く時に素性がバレないように『変質薬』を飲むことで容姿を変えている。
→漆黒の髪に翠の瞳。かつての姉の容姿と全く同じ色合いになっている。(丸目気味の優しさ漂う一重)+眼鏡をかけている。



②エスト=フィア=クロシュテイン(22)
・クロシュテイン王国の王太子。
・元々は第二王子だったが、兄が亡くなったことで王太子となった。
・少し硬そうな緋色の髪に、月のように輝く金の瞳を持つ。
・出会った当初はクレアの事を毛嫌いしていたが……?
・家族構成…父、母、兄(故人)、弟二人(腹違い)
・『姿隠し』・『魔力変換』2つの『特異魔法』を持つ。
・後天的に2つ目の特異魔法を授かったという特殊且つ希少な人間。




③ケント=ヒーランド
・クロシュテイン王国の西端・モーリスにある診療所の院長。
・ルーネスト(クレア)の現上司。
・茶髪に黒茶系の瞳。髪を切るのが面倒だと言い、後ろで束ねている。
・国内最高峰の医療教育機関を首席で卒業している。国内でも1,2を争う程に優秀な医師。
・卒業時に複数の貴族から『専属医師』にならないかという声がかかったが、それらに靡くことなく、両親が営んでいたこの診療所を受け継いだ。
・基本的に非人道的な行為はしないが、医師としての好奇心は強め。
・学生時代の事をずっと後悔しているようで……?



④キルケ―
・ケントの部下的立ち位置であり、診療所の男性医療スタッフ。
・診療をするよりも薬を作る方が得意なので、基本的に薬ばかり作っている。



⑤ヘレン
・ケントの部下的立ち位置であり、診療所の女性スタッフ。
・薬を作る事が絶望的に苦手。キルケ―とは真逆のタイプであり、診療の方が得意なため、欠点を補い合っている。二人で一人前的な感じ。



⑥セーレ
・エスト直属の護衛騎士。
・元々は平民どころか他国の奴隷だったが、エスト曰く『拾った』らしい。(3年前)
・正確な年齢は分からない。
・奴隷だった頃によほどひどい目に遭っていたのか、その状況から救い出してくれたエストには全てを捧げても構わないという程に心酔している。
・出会った当初はクレアも敵認定されていたが、とある出来事からクレアを認めた。
・エスト以外ではマルタのいう事も聞く。


⑦マルタ
・エスト直属の王宮医師。
・貴族出身。
・ケントとは学生時代からの知り合いであり、昔から彼の事をライバル視している。
・マルタ本人は否定するが、今現在の実際の実力はケントと同等くらいである。
・金髪碧眼ツンデレ巨乳美女(作者のド性癖)



⑧クリストファー=ミア=レンドーレ(19)
・クレアの兄。
・特異魔法は『夢渡り』
→レンドーレ公爵家の嫡男に極稀に受け継がれる能力。その名の通り、他人の夢を渡ることが出来る精神干渉計の能力。
・ロザリア亡きあともずっとクレアを見守り続けていた。



⑨ロザリア=ミア=レンドーレ(故人)
・クレアの姉。
・14歳にして、喰花病マギア=フィオーレに罹り、亡くなる。
・クレアと定期的にラクサの木の下でお茶会を開催していた。



*******

用語解説


喰花病マギア=フィオーレ
ラクサの花を中間宿主として変質した病。10代から20代後半までの若い女性にのみが罹る病気であり、病状としては最初は軽い風邪のようなものから始まり、最終的には身体の内側から皮膚を突き破るように美しい花が咲く。ただし、その人間の栄養素(魔力と生命力)を吸って咲くため、宿主となった人間は必ず死に至る。


魔力生成器官マギア=クレアチオ
その名の通り魔力を生成するための器官。優れた魔導士であればあるほどにこの器官で生み出せる魔力の量が多い。
滅多に起こる事はないが、魔力を使い過ぎると、この器官が傷付く恐れもある。


【特異魔法】
その人間が産まれた瞬間から備え持っているその人間固有の魔法の事。基本的にそれらは共通して特殊な性質を持つ種類の魔法であることが多く、持って産まれる人間自体も少ない。
貴族は一般庶民よりはこれを持っている確率が高く、その家系にしか発現しない特異魔法もある。


【姿隠し】
エストの特異魔法。どんな空間であろうと、姿を霞のように消すことが出来る。兄が死に、命を狙われるようになってからは何度もこの能力に助けられた。


【魔力変換】
魔力を生命力に変換することが出来る特異魔法。
普段は使おうと意志を発動させない限りは鳴りを潜めているが、命の危機に瀕した際に自然と発揮されるタイプの特殊魔法。その性質と希少さから、選ばれた者のみが持つ特別な能力だと言われている。国によっては”神の愛し子”と崇められるほど。
因みに元はエストの兄の能力だったが、今はエストに引き継がれている。


【詭計】
クレアの特異魔法。物の位置を入れ替えたり、他人の視覚や感覚を騙して別のモノを見せたり、感じさせたりなどと言ったことが出来る。


【冥界への導き】
魔道具の一種。死んだ人間を蘇らせることが出来る。
形状は蔦に覆われた手鏡。
使用方法は蘇らせたい人間の遺骨を砕いて粉にしたもの、または遺灰と術者の血を用意し、混ぜ、鏡の表面に図に描かれた魔法陣を描いて塗り付ける。そして術者の心臓に最も近い場所で約一月の間魔力を注ぎ続ける。注ぎ終わり、鏡に装飾された13本の蔦全てから花が咲いた時、鏡に満月の光を当てると死んだ人間に会えるというもの。


【夢渡り】
レンドーレ公爵家の嫡男に極稀に受け継がれる能力。
その名の通り、他人の夢を渡ることが出来る精神干渉計の能力。主に情報収集に使われる。対敵の場合は魔力を使って、無理矢理に内側に入り込むこともある。その場合はかなりの頻度で相手は廃人と化してしまう。


【永遠の音色】
黒い琴の形状。
効果は――供物の分だけ術の対象の魂を穢し、『呪い』を付与する。
魔道具というよりは呪物。対価を捧げ、音色を奏でることで、発動させることが出来る。
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