304 / 558
第八章 海の覇者
海神は色々と大変みたいです
しおりを挟むとりあえず、どちらも凄い状態であったことに間違いは無いので、一度身支度を調えようと時間を設け、何故か私はアーゼンラーナ様とお母様の着せ替え人形と化したのですが───気にしたら負けでしょうか。
チェリシュとお揃いのアクアブルーをメインとした、白くて柔らかい生地をたっぷり使ってスカートのボリュームを出してある可愛らしいワンピースと、白いレースのリボンをつけた姿を披露したら、アーゼンラーナ様とお母様から「可愛いっ!」と抱きしめられてしまいました。
胸元の大きな白いリボンと、お揃いで髪につけたリボンがポイントなのだそうです。
チェリシュは、私とお揃いの服装というだけでもテンションが上がっていたところに、アーゼンラーナ様とお母様からのべた褒めを受け、頬をほんのりと染め、はにかんだ笑みを見せてくれました。
もう、本当に可愛いのですからっ!
お母様とアーゼンラーナ様も、同じくブルー系に揃えて着替えを済ませ、お化粧を直しも完璧です。
部屋を出て、みんなにお披露目しましょうと扉を開いて皆が待つダイニングテーブルへ移動すると、リュート様は目元を冷やしたのか、随分とスッキリした様子で出迎えてくれたのは良いのですが、何故かフリーズしてしまいました。
ど、どうしたのでしょう。
「ルナ……あのさ……」
「は、はい」
「カメラ撮影の許可を……」
「チェリシュを撮りたいのですね。少々お待ちくださいね」
「いいえ、一緒にお願いしますっ!」
何故、敬語なのでしょう。
リュート様は時々敬語が出てきますよね……でも、一緒が良いのなら、このままで問題はありませんよね。
「リュート、それはお兄ちゃんにもくれない?」
「私も欲しい」
「お母様も!」
「え、お父様も欲しいからなっ!? むしろ、リュート、お前も一緒に並ばないのか?」
仲良し一家な様子で一安心です。
というか……いつもより仲良くないですか?
キュステさんが呆れたように見ていますが、私と目があった瞬間、「良かったねぇ」というように目を細めてくれました。
ええ、本当に良かったです。
でも……その……キュステさんの横に張り付いている海神様は放置しておいて大丈夫なのですか?
「キュステさん、シロは?」
「みんなに丁寧な挨拶したあと、カフェたちのヘルプ入ってしもうて……そのまま……」
僕も行こうかと思うたんやけど……と言いながら、チラリと海神様を見つめます。
「すまぬなぁ、妾たちの息子が……」
「でもまあ、ここはルナちゃんに危害を加える可能性がある者は入る事が出来ないカラ、ここに入ったとたん、一気に力を失ったみたいダネ」
え?
どういう……意味ですか?
話が見えずに困惑していると、海神様が申し訳なさそうにぺこりと頭を下げ、サラサラな紺碧色の髪が揺れます。
「すみません……あ、あの……ボクはアス・シュトルムと言います。現在はアスで、キュステの襟首を掴んでいたのは、ここへ入る前のシュトルムで……」
う、うん?
更に話が見えなくなって困惑していると、リュート様が簡潔に答えを教えてくれました。
「人間で言うところの二重人格……かな? アスはこうやって穏やかなんだが、シュトルムはやんちゃなんだ」
「な……なるほど」
それはそれで、凄い個性ですよね。
しかも、名前がついているところから見て、最初から……なのでしょうか。
「まあ、海は穏やかな顔だけでは無く荒々しい一面も見せるからネ」
それを言ったら、時空神様はどうなのでしょう。
元は海神様ですよね?
どう見ても穏やかですが……
私の視線に気づいたのか、片目をつむって意味深に微笑む時空神様を見て、あ、これは昔は同じような感じだったのだと理解して黙ります。
絶対に怒らせたらダメなタイプですね。
むしろ、そんな時空神様と親友をしている兄が凄いような気がします。
意外に、とんでもない人物なのかもしれません。
「てか、時空神はスマホ撮影かよ……」
「陽輝に見せてあげるんダ。お礼に何か作って貰おうカナ」
「いいな……スマホ」
「さすがにあげられないヨ? でも、これは便利だよネ。遠くに居ても、簡単に情報が手に入るし探すのも簡単だもんネ」
「本当にソレだよなぁ」
「こっちの世界でもネットワークを構築すればいいじゃないカ。リュートくんなら出来るデショ」
「俺が過労死するわ」
出来ないと言わないところが恐ろしい……
きっと、頭の中で何か考えはあるのでしょう。
───というか、あんな凄い物を作ることができるのですかっ!?
「人手が集まれば出来るってことカイ?」
「実現は難しい。でも、できないことは……ないかな。むしろ、あちらの世界よりも簡略化できるから楽だろうな」
「ふーん?」
「すぐには無理だ。絶対に無理。素材がべらぼうに高いし、これを作ろうとしたら、国家プロジェクトだ」
えっと、リュート様?
素材が高いと言っている時点で、ある程度構想がまとまっていると暴露しているのと変わりませんが?
「イルカムもあるのニ?」
「アレは、個人の魔力を辿ってつなげていて、電波やネットワークで繋いでいるわけじゃねーから、全くの別物だ」
「じゃあ、秩序の神と知の三兄妹を協力者として……」
「やめろ! マジやめろ! 周囲の人間が泡吹いて倒れるっ!」
えー? 良い案だと思ったのになぁと悪びれることなく呟く時空神様は、ある意味、恐ろしいです。
私には醤油と味噌、リュート様にはネットワークを構築や大本のシステム開発をして欲しいとお願いしてくるのですもの。
それだけ日本が快適すぎて、離れづらいということでしょうか。
まあ、その気持ちはわかりますが……
この様子ですと、兄が死ぬまで帰ってくるつもりは無いようにも感じますし、時間の猶予はまだありそうです。
これで諦めてくれるような気がしないのは、私だけでしょうか。
「あの……時空神様は、リュートが元いた世界のことに詳しいのでしょうか」
会話を聞いていたロン兄様が恐る恐る質問してみると、時空神様はとても良い笑顔を浮かべて頷きます。
「勿論。今居る世界ダシ、現在はルナちゃんの元家族のところで、お世話になっているからネ」
「では、ルナちゃんが……召喚される前にいた世界ということですか?」
「違うよ。ルナちゃんもリュートくんと同じだ。二人は前世の記憶を持つ者同士、元の世界が同じだっていうコト。だから、ルナちゃんはリュートくんが求める物を誰よりも理解し、作ることが出来るンダ」
言っていなかったの? という視線を時空神様に向けられた私は、その辺りの説明はまだだったことを思い出しました。
どちらが説明しても良いかと時空神様は気にした様子も無く、スマホをポケットにしまい込み、空いている席へと座ります。
「カレー、食べないノ? 熱々が美味しいのにネ」
「そうですね! 熱いうちに食べないと、カレーの味が半減ですっ!」
「あ、それはマズイっ!」
慌て始めた私とリュート様につられて、全員が急いで席に着きました。
そして、リュート様は空になった器を見てしょんぼりとしてしまいます。
「そういえば、全部食べてた……」
な、なんで……そ、そんな捨てられた子犬のように、しゅんっと……!
可愛らしい姿にキュンキュンしちゃいますよっ!?
「ルナ、おかわりって……ある?」
「勿論ですっ! 少々お待ちくださいね」
「ありがとうっ」
ぱあぁっと笑顔を見せるリュート様のギャップが凄まじくて、私はクラクラしてしまいそうですが、必死に踏ん張ってポーチの中から魔改造された発酵石の器を出しました。
「……え……何ソレ」
「オーディナル様の魔改造が施された発酵石の器です」
「え、いや、すげーな……うわぁ……何だよこの術式っ!」
「術式?」
「すげー緻密な術式を使っていて、これ……すげーな……ちょっと見ていていい?」
「え、ええ……どうぞ」
はて……わざわざ術式で刻む必要がありましたか?
オーディナル様の力は、その工程を必要としない神力ですよね。
ということは……わざと?
リュート様のために?
オーディナル様は、私とリュート様のために、今回は様々な魔改造を行ったということですか?
そう考えると、なんだかじわじわと笑いがこみ上げてきます。
だって、素直じゃ無いのですもの。
本当は心配していると言えばいいのに……オーディナル様も不器用ですよね。
「リュート様、中も凄いのですよ」
「え? 中身も変化しているのかっ!?」
料理以外で、これほど目を輝かせているリュート様は初めて見るかもしれません。
そんなに興味を引く術式だったのでしょうか。
そんなことを考えながら蓋を開くと、中に収められていたミニチュアのお鍋がくつくつ音を立てていました。
うん、良い感じです!
これは、二日目のカレーにも匹敵するほどの、仕上がりになっているのではないでしょうか。
「すげー……何これ。人の手では再現不可能な領域だけど、一見してわかりやすく、ルナが扱いやすいように考えられているな。これは、圧倒的な技術だ……やっぱり、創造神だよな」
「凄いな……神々の力とは、こうも圧倒的なのだと思い知らされる」
お父様も目を丸くしてミニチュアの鍋を見ております。
これには、アーゼンラーナ様や海神様も興味を抱いたようで、覗き込みながらオーディナル様の力を感じ、更に驚くといった様子でした。
「おかわりはここにありますから、リュート様、どうぞ、食べてくださいね」
「こっちの鍋は?」
「え、えっと……そ、それは……」
めざとくカレーうどん分に確保しておいた鍋を見つけたリュート様が首を傾げているので、仕方なく小さな声で「カレーうどんのためのカレーです」と告げた瞬間、一時停止してしまったリュート様に驚き、声をかけようとした瞬間、むぎゅーっと抱きしめられてしまいました。
え、えっと?
「うわぁ、すげー、ルナ最高っ! マジでカレーうどん? 明日もっ? え、本当に良いのっ!?」
「明日から遠征討伐訓練ですし、朝は気合いの入る物がいいかと……」
「すげー、気合い入る!」
「ちゅるちゅるなのっ! チェリシュがふみふみするのっ」
「おお、楽しみだっ」
「楽しみにされちゃったのっ」
きゃーっと喜び抱きつくチェリシュと、チェリシュごと私を抱きしめ、全身で喜びを表現するリュート様の微笑ましい父娘に、私もほっこりです。
「でも、今はカレーとナンを味わってくださいね。これから海中探索なのですから」
「あ、うん、そうだな。俺、ナンもカレーも好きだし、チーズナンが最高に好き」
す、好き好き言われると、ちょっと照れてしまうのは仕方ありませんよね?
それに気づいたのか、焦ったように「あ、いや、その……カレーが……だな」と付け加え、照れ笑いを浮かべながら離れていくリュート様に、少しだけ寂しさを感じますが、みんなの目の前ですし……こ、ここは我慢我慢。
私たちの通常運転な光景になれている方々は微笑ましそうに見つめくださったのですが、慣れていない海神様だけが、丸い目をぱちくりさせてキュステさんを見上げ、「アレって、いつもなの?」と質問しておりました。
322
お気に入りに追加
12,205
あなたにおすすめの小説
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
この度、双子の妹が私になりすまして旦那様と初夜を済ませてしまったので、 私は妹として生きる事になりました
秘密 (秘翠ミツキ)
恋愛
*レンタル配信されました。
レンタルだけの番外編ssもあるので、お読み頂けたら嬉しいです。
【伯爵令嬢のアンネリーゼは侯爵令息のオスカーと結婚をした。籍を入れたその夜、初夜を迎える筈だったが急激な睡魔に襲われて意識を手放してしまった。そして、朝目を覚ますと双子の妹であるアンナマリーが自分になり代わり旦那のオスカーと初夜を済ませてしまっていた。しかも両親は「見た目は同じなんだし、済ませてしまったなら仕方ないわ。アンネリーゼ、貴女は今日からアンナマリーとして過ごしなさい」と告げた。
そして妹として過ごす事になったアンネリーゼは妹の代わりに学院に通う事となり……更にそこで最悪な事態に見舞われて……?】
【完結】辺境伯令嬢は新聞で婚約破棄を知った
五色ひわ
恋愛
辺境伯令嬢としてのんびり領地で暮らしてきたアメリアは、カフェで見せられた新聞で自身の婚約破棄を知った。真実を確かめるため、アメリアは3年ぶりに王都へと旅立った。
※本編34話、番外編『皇太子殿下の苦悩』31+1話、おまけ4話
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
【完結】そんなに側妃を愛しているなら邪魔者のわたしは消えることにします。
たろ
恋愛
わたしの愛する人の隣には、わたしではない人がいる。………彼の横で彼を見て微笑んでいた。
わたしはそれを遠くからそっと見て、視線を逸らした。
ううん、もう見るのも嫌だった。
結婚して1年を過ぎた。
政略結婚でも、結婚してしまえばお互い寄り添い大事にして暮らしていけるだろうと思っていた。
なのに彼は婚約してからも結婚してからもわたしを見ない。
見ようとしない。
わたしたち夫婦には子どもが出来なかった。
義両親からの期待というプレッシャーにわたしは心が折れそうになった。
わたしは彼の姿を見るのも嫌で彼との時間を拒否するようになってしまった。
そして彼は側室を迎えた。
拗れた殿下が妻のオリエを愛する話です。
ただそれがオリエに伝わることは……
とても設定はゆるいお話です。
短編から長編へ変更しました。
すみません
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
長い眠りのその後で
maruko
恋愛
伯爵令嬢のアディルは王宮魔術師団の副団長サンディル・メイナードと結婚しました。
でも婚約してから婚姻まで一度も会えず、婚姻式でも、新居に向かう馬車の中でも目も合わせない旦那様。
いくら政略結婚でも幸せになりたいって思ってもいいでしょう?
このまま幸せになれるのかしらと思ってたら⋯⋯アレッ?旦那様が2人!!
どうして旦那様はずっと眠ってるの?
唖然としたけど強制的に旦那様の為に動かないと行けないみたい。
しょうがないアディル頑張りまーす!!
複雑な家庭環境で育って、醒めた目で世間を見ているアディルが幸せになるまでの物語です
全50話(2話分は登場人物と時系列の整理含む)
※他サイトでも投稿しております
ご都合主義、誤字脱字、未熟者ですが優しい目線で読んで頂けますと幸いです
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。