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第五章 意外な真実と助っ人
標的になるのは……
しおりを挟む「輝きを失った魂の核たる結晶は、何の目的で使われるとお考えですか」
「それはわからない。元々は神族のマナの輝きから誕生したものだ。それだけでも途方も無い力を秘めているが……輝きを失ったソレを使える者など存在するかどうかも定かではない」
ベオルフ様の問いかけにそう答えたオーディナル様は、深い溜め息をついて目を閉じてしまいます。
考えている様子であったので沈黙して次の言葉を待ちますが、長考しているのか全く動きがありません。
その間に私の頭へ頬を寄せたベオルフ様が小さく「すまない」と謝罪するので、驚き小さく首を振りました。
「知りたかったことです。どうしてって……そう言って困らせた私のために、いろいろ考えてくださったのでしょう?」
「困ってはいないが……」
そう言ったきり沈黙が落ち、その他に関して言及しなかったことから心配し考えてくれていたのでしょう。
本当の兄のように見守ってくれている彼がこうしてそばにいてくれたからこそ、黒狼の主から受けた呪いがあっても正常で居られたのだと心から感謝しました。
今も握ってくれている手だって、私が怯えないように、つらくないように、独りではないそばにいると教えてくれるための配慮ですもの。
「私とて疑問に感じていた。何故、貴女が狙われなければならないのか、何故……と」
「答えは……どうやら私の魂の中にあるようです。それがわかっただけでも、ちょっとは不気味さが薄れます」
ベオルフ様が「そうか」と呟く声を聞きながら、優しい手のぬくもりに口元が緩みました。
彼が言った言葉は、私の負担にならないように考えてしてくれたものなのでしょう。
気を抜けば泣いてしまいそうになるくらい、ベオルフ様の心遣いが嬉しく感じました。
しかし、困りましたね。
この事実をどこまでリュート様にお話したら良いのか……
詳細を話せば、私がいまだ伝えていない『絶望の内に死ぬことを望まれている』という事実も告げなければなりません。
「この事実を知れば、リュート様は怒るでしょうね……」
「先程見た限りで考えるなら、黒狼の主は跡形もなく消されるだろうな」
「そ、そこまで……」
「すると思うよ?」
ベオルフ様の考えすぎですと言おうとした私の言葉を遮った兄は、ジトリとこちらを見つめて深い深い溜め息をわざとらしくついてみせます。
この反応は「まだわかってないの?」と言いたいのだと察しますが、何がわかっていないのですか?
「さっきの様子を見たらわかるでしょ?」
兄こそわかっていませんね。
リュート様はとーってもお優しい方なのですよ?
魔王が降臨するくらい怒るでしょうが、さすがにそこまですることはないと伝えます。
すると、今度は何故かベオルフ様の方からもため息が漏れました。
時空神様まで呆れた様子でこちらを見ていますし、ノエルも耳を下げて「ルナぁ」と見上げてきます。
え……な、なんですか?
みんなで揃って微妙な反応をしないでください。
「結月にそこまでの非道な行いを考えている相手がタダで済むはずがないでしょ。リュートがやらなくても、僕たちがやってやりたいくらいだよ」
「同感だ……が、ハルキは戦う力が無いのだから私に任せて欲しい」
「信じて任せるよ。だけど無理はしないでね」
「約束しよう」
二人だけで話を決めてしまっていますが、そこまで危険なのでしょうか。
普段のリュート様を考えたら、どう考えてもあり得ない気がするのですが……
「暫く、この件はリュートくんにナイショね。まだ不確定要素も多いし、情報もある程度出揃ってからの方が良いだろうし」
時空神様の言葉にも一理ありますし、あやふやな情報でリュート様を苦しめるわけにもいきませんから、黙っているほうが良いでしょう。
「……ルナティエラ嬢、確か彼も外を巡る魂だったな」
「は、はい」
「絶望に染まり自らの死を望む結果……ルナティエラ嬢が駄目なら、彼に標的を変えるか、それとも両方か……」
「え?」
ベオルフ様の言葉に驚き、目を閉じているオーディナル様以外が彼を見つめます。
リュート様を……狙う?
「ルナティエラ嬢の命を捧げた状態で彼が召喚されたら……彼は絶望から全てを破壊するかもしれない。それは、己の命も顧みない行動だと推測される」
「つまり、自殺行為……ということだね」
兄の言葉にベオルフ様は静かに頷きます。
聖杯に命を捧げられ、ただの躯となった私の姿を見たリュート様が暴走し、己を顧みること無く破壊し尽くす自殺行為を行う可能性がある……ということですか?
「そんなっ!」
「いいや、彼の言う通りだ。リュートくんの性格上、十分にあり得る」
否定しようとした私の言葉を遮るように、時空神様は二人の考えを肯定しました。
「結月を狙いつつも、真の狙いは……リュートってこと?」
「その場合、彼の魂が外を巡る魂だと奴らが気づいていることが前提となる。気づかれていないなら、今はまだ安全だろう」
万が一にもリュート様に前世の記憶があると知れたら……外を巡る魂であるとわかった瞬間に、標的が変更される恐れがある。
私よりも、リュート様を暴走させるほうが容易い。
そのキッカケが私だという事実に言葉も出ません。
呪いをかけられている私だけを狙っているならまだしも、お優しいリュート様の魂の核を狙うだなんてっ!
「リュート様に前世の記憶があると知っているのは、私とチェリシュとアレン様だけです。あとは、十神の方々もご存知ですよね……?」
「あー、まあ、そうだね」
何とも歯切れの悪い返答をなさった時空神様は、苦笑を浮かべていらっしゃいますが、何か聞かれたらマズイことでもあったのでしょうか。
愛の女神様に問いただされて、思わず話してしまった……なんてオチかもしれません。
先程の様子から見ても、妻である愛の女神様に甘いようですものね。
「あまりリュートに前世の記憶があるって、周囲に悟らせない方が良いかもね」
「家族でも……駄目?」
「うん?あ、そっか……リュートは家族に話してないんだね」
兄の言葉を聞いていた私は、思わずそう問いかけていました。
あまりにも弱々しい声だったので、兄は驚いたようにこちらを見てから、私が何を心配しているか思い至ったように問いかけてきたので頷き返します。
こういう時に詳しく話をしていなくても察してくれる兄には驚きを隠せません。
「リュート様が13歳の時に崖下に転落してから変わったって、ご家族は気がついているけど、リュート様が話すまで待ってくれている……それでも……駄目かな」
私の脳裏に、泥酔して泣きながら思いを吐露したお父様と寂しげなお母様の横顔、ただ弟を信じてサポートしながら見守ってくれている、心優しいお兄様方の姿が浮かんでは消えていきます。
みんな、リュート様の抱えている物が何かわからないけれども、いつか話してくれると信じて待っている。
リュート様の身の危険を考えたら、話さないほうが良いのだとわかっているのですが、それで家族の絆が徐々に崩壊していくかもしれないなんて悲しすぎます。
「難しいなぁ……リュートの身を守るためには言わない方がいい。だけど、それによって失う代償が大きすぎる。さっき見た仲の良い家族を壊したくないし……」
うーんと唸っている私達に、ベオルフ様は静かな声で「難しく考えなくとも良い」と言いました。
「今までその事実を隠していたということは、彼自身、前世の記憶を持っていると周囲に話したくない状況下にあると考えたほうが良い。故に、その辺りの問題はリュートに任せた方が良い」
「つまり、こちらの情報を開示して判断を仰がなくても、彼の周囲の状況が既に『前世の記憶を持っていると知られることが危険な状態』だから、大丈夫だってこと?」
「そう考えるほうが自然だ」
リュート様が前世の記憶を持っていると言わないのはジュストの件があるからにほかなりません。
自らが異質だとバレたら、人々は深く考えること無くそこへ結び付けてしまうでしょう。
それと同時に、家族に『今までいたリュート』ではない、『前世の記憶と混じり合ってしまった自分』を受け入れてもらえるのか……それが心配なのです。
心配する必要はないと、家族関係を見ていたら言えるのに……当人は気づかないのですからもどかしくも感じました。
「心配いらないのにねー」
今まで黙っていたノエルが私の膝の上でころりと転がり、私とベオルフ様を見上げます。
「ボクが人の言葉を話しても、ルナとベオはすぐに受け入れてくれたよ?カーバンクルの中じゃ異質なボクだって、こうして家族だって受け入れられるんだから、あんなに強いリュートなら大丈夫だよねー」
ごろごろと私達に甘えたように頬を擦り寄せるノエルに、私達は自然と笑顔になりました。
リュート様もこうしてノエルのように笑い話にできる時がくるのでしょうか。
この子も最初から仲間たちに受け入れられたわけではなく、異質さが際立ったために畏れられ、怖がらせないように気遣ったノエルは群れから離れて生活していたのですもの……
あの時のノエルの表情とリュート様の寂しげな表情が重なります。
「……リュート様の気持ちを一番理解しているのは、ノエルかもしれませんね」
「そうかなぁ」
「だって、あの時のノエルは寂しそうでしたから」
「そっかー……って、あれ?ルナ……思い出したの?」
問われてビックリしましたが、封じられていた記憶のカケラが与えてくれた過去の映像だったようですね。
知るはずがない過去なのに、知っている。
いつも感じるのですが、とても不思議な感覚です。
「断片的に……ですが」
「そっかー!でも、そこを思い出さなくてもーっ!もっといっぱい面白いこともあるのにっ」
「そうなのですか?」
「うんっ!あのねー、ルナが崖から落ちそうになってベオが慌ててルナを捕まえたとか、ルナが熱を出してベオが看病している時に大きなカエルをプレゼントしたら元気になったとかぁ」
えっと……それは元気になったのではないと思いますよ?
というか、それはいつの話しでしょう……前々から思っていたのですが、私とベオルフ様が一緒に生活していた時期があったのでしょうか。
い、いつ?
だって……一応これでも侯爵令嬢ですもの。
行方不明になったら大騒ぎ間違いなしですよ?
そんな話は聞いた覚えがありませんし……本当に謎です。
「……結月は前世と変わらずお転婆だったんだね」
「お兄ちゃん、違うから!お転婆じゃないから!」
「今も変わらん」
「ベオルフ様っ!」
ここは否定するところですよっ!と筋肉に覆われた硬い腕をペチペチ叩いても、彼は楽しそうに目を細めるだけで全く効果がありません。
ノエルは「他にもー」と暴露しようとしているので、慌てて叩くのをやめて口を塞ぎました。
これ以上は、何を言われるかわかりません。
「ふむ……過去のデータをあたってみたが、やはり前例はないな……」
不意に目を開いたオーディナル様はそう言うと、私達を見渡して「楽しそうだな」とこちらもいじる気満々の笑みを浮かべます。
い、いけません、劣勢ではないでしょうか。
「ユグドラシルのデータを検索していたのですか」
「ああ。そこが確実だろう」
ただ、あそこは閲覧制限が多すぎて面倒だと言うオーディナル様は、時空神様の言葉から察するに、外を巡る魂の核となる結晶関連で調べ物をしていてくれたようです。
状況を聞く限り、インターネットに近い感じなのかしらとイメージしてみましたが、神々がインターネット……という、なんとも不釣り合いにも感じるワードに違和感しか覚えません。
兄もそう感じたのか頬を引きつらせ、それでも納得しようと努力しているようです。
「ただし、興味深い情報は拾ってきた」
その言葉に驚く私達をよそに「タダでは転ばない方だ」と言ったベオルフ様の小さな呟きが聞こえたのか、オーディナル様は「そこは褒め称えろ」とリュート様ソックリに不敵な笑みを浮かべたのでした。
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