悪役令嬢の次は、召喚獣だなんて聞いていません!

月代 雪花菜

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第二章 外堀はこうして埋められる

ロン兄様はお疲れなのです

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 リュート様は、ロン兄様を随分と慕っているように思えます。
 何というか、距離感が今までの人より近いんですよね。
 やはり、家族だから違うのでしょうか。
 こうしていると、年相応の青年に見えてしまうから不思議ですけど……それもまた新たな一面で、可愛いのに格好良いと感じてしまいます。

「まあ、バカ親父はどうにかするとして、リュートはこれからどういう予定なの?」
「昼飯食って、暫くくつろいで……海岸の方にある市場で海産物を買ってから店に行く」
「じゃあ、暫くここにいる予定なんだね?」
「そうなる……何かマズイのか?」

 弱ったなぁと目を閉じて思案していたロン兄様は、私とリュート様を交互に見てから、とりあえず説明するね?とリュート様に似た優しげな笑みを浮かべてくださった。
 美形兄弟……侮りがたしです。
 ということは、リュート様の家の方々は全員美形ということですよね?
 う、うわぁ……わ、私だけ浮きそうです!
 美形一家勢揃いの場所に行ったら、絶対に浮くやつですよ……恐ろしい。
 思考が全く違う方向へいきそうになっている私の耳に、ロン兄様の柔らかな声が聞こえてきた。

「リュートはさ、今日の配置見てオカシイと思わなかった?」
「思った。新人ばっかりだもんな。訓練じゃねーだろ?」
「そりゃそうだよ。今回はちょっと訳ありなんだよねぇ……」

 とりあえず、座ろうかとベンチに促され、私とリュート様が腰掛けるのを待って、正面に立ったロン兄様はそのままお話を続けようとします。
 す、座らないのですか?
 なんだか……ソワソワしてしまいますが……!

「ロン兄、どこか座ってくれ。これでいいかな」

 アイテムボックスから木製の椅子を取り出したリュート様は、手を引っ張ってロン兄様を椅子に座らせてしまいました。
 リュート様のアイテムボックスって、一体何が収納されているのでしょうか。
 どんな場面でも最適なものが出てくるというか、多種多様な物が出てきすぎてビックリしてしまいます。
 色々想定して準備したアイテムが、リュート様のボックスの中にいっぱいありそうですよね。
 見てビックリするようなアイテムだって、普通に出てきそうで怖い。

「ありがとう。気にしなくていいのに」
「いや、さすがに俺もルナも気になってしょうがない。突っ立って話するより良いだろ」
「それもそうか。仕事中……だけど、今はちょっと休憩も兼ねてきたしねぇ」

 今は休憩中ー!と伸びをしたロン兄様は、脱力した後へにゃりと笑うのですが、こう……可愛らしい笑みというか、本当に人懐っこい感じのする人である。

「で?何があったんだ」
「実はさ、昨日の朝、王宮に春の女神と恋の女神が来てね。『春は恋の季節ですね!』とか言い始めたんだ」
「混ぜるな危険」
「来た時からもう、混ざってたんだってぇ……」

 えっ、なんですか?
 その塩素系と酸性の劇物取り扱い注意みたいな文句は……
 女神様って、それほど危険なものなのですか?

「厄介な気配しかしねーが……それで?」
「うん、それで今日ね『海浜公園で恋の花咲きイベント開催!』っていうのをやっててねぇ。恋人たちがお互いに愛を囁き、それを見たり聞いたりした観衆が、持ち点を投票するシステムで、優勝者には豪華な賞品を女神様たちがプレゼント!……なんだけどさぁ」

 そこで一旦話を切ったロン兄様の疲労の色は濃い。
 ぐったりしている姿が哀愁を誘います。

「まあ、参加表明した人たちが行き過ぎた行動を取らないように見張りも必要だし、不正が行われないように色々チェックも必要で……とんでも企画の穴がありすぎて、色々大変だったんだよ」
「そりゃ、虫食い状態だったろうな……穴埋めご苦労さん」

 うわぁ、急遽イベントを開催させられたせいで、ロン兄様は寝不足なのですか?
 ということは、この海浜公園の方々もフラフラなのではないでしょうか。
 み、みなさん、大丈夫ですかっ!?

「まさか、白の騎士団だけじゃ人員不足で、黒の騎士団の新人まで……」
「そのとおり。しかも、あの女神様たちは監督責任者に黒の騎士団を指名してね。バカ親父とテオ兄じゃ、色々と問題でしょ?」
「ああ、違う意味で両方向かない」
「ということで、俺が来たってわけ」

 はぁ……と、深い溜め息をつくロン兄様は、かなりお疲れみたいですね。
 でも、人員配置から見て黒の騎士団の方ばかりではないでしょうか。
 白の騎士団の方々はどうしたのでしょう。

「ロン兄はいつも思うけど……苦労人だよな」
「良いんだ。リュートとルナちゃんの二人に会えたもん!俺の可愛い弟と妹が癒やし!」

 ロン兄様、なんだか色々可哀想ですね。
 普段はお父様やお兄様、今回は女神様たちに振り回されてしまっています。
 しかし、この世界の女神様って、随分と破天荒な方なのですね。
 もっとこう……偉大?厳か?
 神様ってそういうイメージではないですか?

「まあ、事前エントリーしたカップルと、飛び入り参加も認められているんだけど、こっちで全く把握してないカップルに、すごい勢いで票が入っちゃってて特徴を聞いて休憩がてら探してたんだよ」

 へぇ、そんなカップルがいたんですか。
 探すのを、お手伝いしたほうが良いでしょうか。
 そう首を傾げてリュート様と顔を見合わせてから、ロン兄様に問いかけようとしたら、思わぬ言葉がこぼれ落ちてきた。

「そのカップルが、リュートたちだったなんて、お兄ちゃん驚いちゃったよ」
「は?俺ら、そんなもんしてねーよ?」
「そうですね……普通に会話していただけですよね?」
「うーん……普通に会話してたのに、あんなに票が入るものなのかなぁ……熾烈なトップ争いだねぇと言ってたのに、あっという間に抜いちゃったんだもん」

 と、言われましても……私達は、そんなカップルたちが行うような特別なことをしていません。
 ごく普通の会話しかしていませんよね?
 不思議な事もあるものです。

「まあ、さっき見たような寸劇やってる奴らばかりなら、親しい男女の普通の会話のほうがそう見えるのかもしれないな」
「それはあるかもしれませんね」
「なるほど。あの仰々しい言葉を使ったり、オーバーアクションの人たちでしょ?広場に居た。意外と面白がって票入れてる人たちもいたんだよ?」
「馬鹿らしい」

 リュート様は鼻で笑って肩を竦めてため息をつき、ふと何かを思い出したようにロン兄様を見上げて思案している様子であった。

「ロン兄は、もう飯食ったの?」
「あー、それがね、急な呼び出しで飯半分で席立ったら、片付けられちゃって……」
「忙しいんだな」
「まあね。一応責任者だし。まあ、あと2時間程度で終わるから、我慢するよ」
「んー……ルナ……」

 リュート様が何を言いたいのか理解して、私は笑顔で頷く。
 優しいこの人は、兄が疲れてくたくたになっている上に、空腹まで抱えている状況が可哀想で仕方ないのでしょう。

「場所はどうします?」
「そうだな。ロン兄、どこか花が見える場所で弁当……持ってきた食べ物が食える場所あるかな」
「食べ物持参したの?まあ、ここの食堂は今日のイベントで混んでるから、そういう方法もいいかもね。でも、携帯食は味気ないからリュートは好きじゃなかったでしょ?」
「いや、旨い飯で、弁当ってやつだし」
「ベントー?」

 え……?
 ま、まさか……この世界には、お弁当がないのですかっ!?
 携帯食はあるということですから、こういう風に誰かがお料理を作って器につめて持って出かけるなんてこと、今まで無かったのですね?
 なんだか勿体無いです。
 こんな素敵な景色を見ながら、ご飯を食べたら最高ですのに。

「器に食べ物詰めて持ってきたんだよ。まあ、説明するより見てもらったほうが早い。ここは飲食禁止区域?」
「そうだね。ここは流石にダメだけど、あっちのガゼボなら大丈夫だよ。花も見えるし穴場なんだ」

 少し離れた海辺の近くの、ココよりさらに小さな丘の上に建てられた、丸みのある可愛らしい屋根と優美な柱が特徴のガゼボの中は、遠目からでもわかるくらいシッカリとした造りのテーブルと椅子が設置されており、少し広めの休憩所といったところである。
 もともと、飲ん兵衛神たちが使うために建てた物らしいけど、一般開放されているそうで出入り自由というのが助かりますね。

 ロン兄様に案内されてたどり着いたガゼボは、思っていた以上に快適で、木造ではなく全て石造りであったことに驚いた。

「ほら、飲ん兵衛神の中に、石の神がいるからな」
「なるほど……」

 頑丈そうですし、所々にオシャレで可愛い花の細工もあります。
 石だけで造ったとは思えない、見事なガゼボでした。

「ごめんね。二人っきりで食べようとしてたんだろうに……」
「いいよ。ロン兄が空きっ腹抱えているのを見過ごすほど、薄情な弟だと思うのか?」
「思ってないけど、申し訳ないじゃないか」

 ションボリと頭を垂れる姿が、疲れた表情に拍車をかけているのだけど、本人は気づいていない様子である。
 あるはずのない、垂れた耳と尻尾が見えるようです。

「飯食ったら、少しは元気になるだろ?あと2時間乗り切る為に頑張れよ、ロン兄」
「大したものではございませんが、少しでも足しにしてください」
「うん……二人共ありがとう」

 ふにゃりと笑うロン兄様の笑顔が可愛いです!
 年上の男性に可愛いというのもどうかと……
 あ、リュート様にはいつも言っている気がしますね。
 ということは、この兄弟の可愛いところは遺伝なのでしょうか。
 二人がじゃれあっている姿は、仔犬のようで愛らしく感じてしまいますもの。

 私は二人の他愛ない会話を聞きながら、お弁当のセッティングです。
 テーブルクロスを敷いて、その上にお重箱をドンッ!と出し、お皿とフォーク渡して、木製のコップに冷たいお茶を注いで配り終えると、重箱をジッと見つめる。

「さぁ、いきますよぉ」

 風呂敷の結び目をといて出てきた重箱に、ロン兄様は驚いた様子で目をわずかに見開く。
 まだまだ、これからですよ?
 ロン兄様がどういう反応を示すか楽しみで、ワクワクしながらフタに手をかける。
 月と桜の模様の入った綺麗な重箱のフタを取ると、一段目には色とりどりのおかずが並び、二段目と三段目には紙に包まれたトルティーヤが並べられていた。

「なにこれ……すっごく……綺麗……凄いよ、リュート!色とりどりで、お花に負けてないね!」
「凄いだろ?本当にルナの料理はすげーんだよな。絶対にロン兄も驚くと思った!」

 いたずらが成功したみたいな顔をして、本当に嬉しそうに笑うリュート様と、「うわー!凄い!本当に凄いねぇ!」と目を輝かせて褒め称えてくれるロン兄様。
 本当に二人共似たような輝きで……ま、眩しすぎて……その……め、めまいが……

 いけません、先程リュート様にライフをかなり削られていたので、イケメン耐性が著しく低下している気がします。
 そこに、リュート様の年相応の無邪気な笑顔と、ロン兄様の輝く笑顔……折角少しだけ回復しただろうライフがゴリゴリ削れてしまいますよ!?

「見たこともない料理ばかり……しかも、ルナちゃんが作ったの?こんな料理レシピが作れるキャットシー族もいるんだねぇ」
「違うから、ルナが作ったの。レシピの考案者はルナだからな?」

 いえ、それも違います。
 このレシピを考えたのは地球のどこかの誰かさんであり、私ではありません。
 地球の料理人さんたちの努力の賜物なのです!
 ……なんて、言えるはずもありませんよね。

「そうか、ルナちゃんの元いた世界は、とても食文化が発達してたんだねぇ」

 ズキズキ良心が痛みます。
 すみません……グレンドルグ王国は、聖都より酷い食生活をしております。
 リュート様のおかげで、聖都はかなり美味しい物が出始めている感じですが、あちらは相変わらず塩……コショウは贅沢品で、砂糖なんてとんでもない世界ですもの!
 でも、ハーブで味付けだけはしてましたし、豆類も豊富でしたね……そこはここと違います。

「とりあえず食おうぜ。俺も腹減ったし!」

 ウキウキとフォークを手に取り、皿に唐揚げと卵焼きとタコさんウィンナーとポテトサラダを乗せたリュート様はほくほく顔である。
 二の重につめられているトルティーヤを眺めて、どれがルナのだ……と悩んでいる様子です。

「そ、その……巻の形が悪いのは、私……です。紙がきっちりピッタリしているのが、リュート様ですね。ほら、こういうのが、私の……」
「じゃあ、俺はコレにしよう」

 形が悪いでしょう?と指さしたトルティーヤの包を取ったリュート様は笑顔ですけど……本当にソレで良いのですか?
 私は勿論っ!

「私はリュート様が作ったほうですっ!」
「じゃあ、俺は両方かなぁ、可愛いリュートとルナちゃんの自信作だもん」


 それぞれのお皿に思い思いの料理を乗せて、いざ実食なのです!

 
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