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登場人物

メインキャラクター

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ルナティエラ・クロイツェル

【性別:女性 髪:天色 瞳:蜂蜜色 年齢:現在は18歳(秋に19歳になる)】
【所有スキル】 神々の晩餐・慈愛の祈り

 グレンドルグ王国第二王子セルフィス殿下の婚約者で、クロイツェル侯爵令嬢。
 両親に居ないものとして扱われ冷遇されて育ったが、セルフィス殿下の婚約者候補となったために、最低限の暮らしは保証されていた。
 卒業も1年と差し迫った頃、養子縁組でセルシア男爵の娘となり編入してきたミュリアを見かけたことにより、前世の記憶を取り戻す。
 なるべく接触を持たないよう引きこもり生活を送っていたのだが、ミュリア誘拐容疑の主犯として断罪され、窮地に陥る。
 覚えの無い罪を認めず、物語では投獄の後極刑か国外追放のどちらかの刑が執行される予定であったが、全てを飛び越えて、リュートの召喚術が彼女を救うことになった。
 性格は、ベオルフに天然ボケといわれるほど、斜め上をいく思考の持ち主。
 心根は優しく一生懸命。
 好奇心旺盛で行動力があり、時々暴走しがちなのが玉に瑕。
 妹気質なところがあるのは前世に兄がいたためでもあるが、ベオルフという最強の保護者が居たからに違いない。
 領地が隣同士だということもあり、ベオルフとは10歳の頃に顔合わせをしているが、何故かベオルフに無理やりついてきたセルフィスが一目惚れした。

 兄代わりであるベオルフに「表情筋が死滅している」と言っているが、ルナ本人はベオルフに「運動神経が壊滅的」だと言われているようで、似たもの兄妹であることに間違いはない。
 今までは、貴族の令嬢としてお淑やかにしていたり、引きこもりのような生活を送っていた為に目立たなかったが、本来、お転婆なところがあるので、徐々にその事をリュートや周囲にも知られつつある。

【簡単な経歴】

  8歳 流行病の熱病にかかり、記憶を失う
 10歳 ベオルフやセルフィスと顔合わせをし、交流を持つようになる
 12歳 セルフィスの婚約者候補にあがる
 15歳 学園入学
 16歳 婚約確定
 17歳 前世の記憶が戻る
 18歳 学園卒業
     婚約破棄
     フォルディア王国に召喚され、リュートの召喚獣となる


────────────

リュート・ラングレイ

【性別:男性 髪:濡羽色 瞳:アースアイ 年齢:現在は20歳(冬に21歳になる)】
【所有スキル】剣術・属性魔法・時空間魔法・召喚術 +(時間停止型アイテムボックス)

 代々騎士の家に生まれたが魔法の才能もあり、騎士科と魔法科の両方を学ぶことになることが前もって決まっていたが、親友を失って強くなりたいと願う本人たっての希望により、異例の11歳という若さで学園に入学する。
 13歳の頃、後輩を助けるために魔物と対峙し谷底に落ちたのを切っ掛けに、前世の記憶を取り戻す。
 以後、今まで見えなかったものが見えるようになり、子供っぽさが抜け、魔力が膨大に膨れ上がったことが原因で【ジュストの再来】や【ジュストの転生体】などと言われるようになってしまった。
 様々な悪意から家族や親しい人を守るため、孤独な戦いの道を選んだがために家族と疎遠になり、父とは深い溝ができてしまったが、彼なりに家族を守りたかったようである。
 卒業まであと少しという時に、この世界で重宝されている召喚術の才能が開花したことにより、召喚術師科へ編入させられた。
 はじめての契約の儀式でルナティエラを呼び出してしまい、世界でも希少な自律思考人型召喚獣であったために良い意味でも悪い意味でも注目されてしまう。
 会話から、お互いに日本人であった記憶を持つことがわかり、秘密の会話は日本語で行い、気心知れた同郷同士という立場から生まれる信頼関係というよりは、どこからどう見ても初々しい恋人……いや、夫婦?な雰囲気を醸し出しているが、本人たちに全く自覚は無い。
 春の女神であるチェリシュの面倒を2人でみながら、ルナティエラに対し溺愛傾向の彼は、彼女に楽をさせてやろうと仕事を増やして詰め込みすぎてしまうようである。
 性格は、責任感が強く面倒見が良くて優しい。
 末っ子なのに長男気質なのは、前世で妹がいたためだと思われる。
 ルナのことになると沸点が低くなるようなので、いろんな意味で要注意。
 周囲の人々には恵まれており、神々にすら一目置かれる存在であるが、それはオーディナルに似たマナ性質を持ち、誰もが頼りたくなってしまうオーラを持っているからだと言われている。
 前竜帝陛下であるアレンハイドとの関係は、血の繋がりこそないのだが、祖父と孫のような関係性を築き上げており「竜族と人間族の最強に間違いない二人が並び立てば、神すら震え上がるだろう」と、月の女神が大笑いしながら太鼓判を押したとか……

【簡単な経歴】

 10歳 親友のヴォルフが魔物に襲われ死亡してしまう
 11歳 騎士科に入学
 13歳 谷底に転落した際、前世の記憶が覚醒
     爆発的に魔力容量があがり、周囲がジュストの転生体が覚醒したと騒ぎ出す
 17歳 魔法科の授業を騎士科所属のまま受講し始める
 19歳 召喚術師としての才覚に目覚める
 20歳 召喚術師科へ転属
     ルナを召喚する


────────────

春の女神 チェリシュ

 十神である太陽神と月の女神の娘、春を司る女神。
 肩までのふわふわで緩やかなストロベリー(ベリリ)ブロンドの髪と大きな新緑の瞳が特徴的で、人でいうと3,4歳くらいの女の子。
 春の季節を司っていることもあり、自らの季節の間は基本的に神界に戻ることが出来ない。
 しかし、地上にいても寂しく不安を抱えていた彼女は、春の季節の間に何度も神界に帰ることがあり、『春の嵐』が地上に訪れたり、季節外れの雪や気温の上昇や突風が多発することもしばしば……
 これは、季節の女神たちが妹を心配して、無断で地上に降りてきたためだとも言われている。
 しかし、チェリシュがリュートと出会ってからは、少しずつ落ち着きを見せはじめ、ルナと出会い二人と一緒に生活をしはじめると、穏やかで過ごしやすい春が訪れるようになった。
 ルナとリュートと接することにより我慢強さと忍耐力と優しさを学んでいき、持ち前の優しさと思慮深さが成長していく様を、両親である太陽と月の夫婦神はとても喜び見守っているとか……
 良い影響を受けて内面が成長していくにつれ、ルナの料理にも興味を持ち、いつか両親と姉たちに手料理を振る舞いたいと考えているようだ。

 地上のパパとママである、リュートとルナと一緒に、今日もいろいろなことを感じて学びつつ、周囲に癒やしと愛らしさを振りまいていく。
 最近ハマっていることは、ルナが作る料理のお手伝いと赤面している人を見つけて「ベリリなの!」と言うこと。

 現在判明している得意技は、自らが受け持つ春の庭で育てた作物の大量召喚と、姿を消す『春霞』である。


────────────

ベオルフ・アルベニーリ

【性別:男性 髪:紫紺色 瞳:青銀 年齢:現在は19歳(秋に20歳になる)】
【所有スキル】絶対防御・高レベルの魔力抵抗力・他にも何かある可能性がある


 紫紺の髪と青銀の瞳を持つ、グレンドルグ王国では珍しいくらい丈夫な体躯に恵まれた青年。
 右のこめかみから眉尻に向かって古傷があり、時折痛むようである。
 9歳の頃に熱病にかかったために親に捨てられたのか、現在の父であるバンフェルト・アルベニーリに拾われ育てられた。
 ルナにかけられていた人よけの呪いは彼に通用せず、グレンドルグ王国では彼だけがルナに親切にし、普通に接してくれていたようである。
 現在は、ルナがいなくなったグレンドルグ王国でルナにかけられた嫌疑を解くために奔走中。
 その中で、ルナの秘密を知っていき、自らもそれに深く関わっているのだと知ることになる。
 自他共に認めるルナの兄的存在。

 オーディナルの加護を得たことにより【黎明の守護騎士】と呼ばれるようになり、様々な力を使えるようになってきているようである。
 主に使用している武器は短剣から変形する短槍で、鎧はオーディナルから与えられたアイギスを身に纏っている。
 陰となり日向となりルナを心身ともに支えているが、弄って遊ぶことも好きなので、時々、仲良さそうにジャレている姿が見られる。
 同一の力を持ち、オーディナルによるとルナとは「全く同質の力」と説明されており、互いに力の譲渡をして安定を図っているようである。

 いつも無表情であるが、心根は優しくお茶目な面もある彼だが、怒らせると創造神オーディナルでさえ怯えるほどのお説教が待っているので、要注意。

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