『教科書に書いていない歴史』BLな英雄、バイな戦国武将、超年下彼氏を持つ女傑、変態な私の歴史暗記術

黒川蓮

文字の大きさ
上 下
56 / 60

マキァヴェリの『君主論』 君主たるもの恐れられる人間となれ

しおりを挟む
 将来トップに立ちたいと思う人は、『君主論』や『韓非子』で帝王学を学ぶべき。

(落木奥弘様)

……というお言葉を頂いたのでm(__)m

君主論に書いていること、ざっくり

・新しい土地を治めるときは、その地域の制度や法はぶっ壊せ!

 国家の土台は良い法律と強い軍隊。

・残虐な行為は一気にやれ! そのあと民衆の利益になることを小出しに

 加害行為は一瞬で片付ける。期間が長くなければ恨みを買いにくい。逆に、最初は優しくして、あとから少しずつ厳しいことを増やしていくと不満がでて内から崩れる。

・自国の強い軍を持て! 傭兵や外国の援軍に期待するのは危険

 自国の軍が強い国は栄える。傭兵や外国の援軍はアテにならないどころか、マイナス。

・君主はケチであれ! 資産は大事

 お金にゆとりができて、民衆に負担をかけずに戦争ができるようになると、良い評判が得られる。

・恐れられる人間になれ! 軽蔑されるのはNG ただし、憎悪されないように

 怖がられるくらいのほうがむしろ安全。ただし、裏切りにあわないよう憎まれることには注意

「傭兵や外国の援軍に期待するのは危険」ってマキァヴェリさん教えてくれてるけど、日本って、ガチで戦争が起こったらと思うと、怖い……

 トランプ大統領が日本は自力で強くなれ的なことを以前ゆーとったが……

 中国人の留学生が「〇〇首相のときは、日本とアメリカの仲が良くて怖かった」と(要するに今の日本は全然怖くないって言いたいのだろうか……)

 恐れられるくらいのほうが外交的には成功なのかもしれない……

 政治の話はデリケートなのでこのくらいにしとこ……

『君主論』はフィレンツェ共和国の外交官だったマキァヴェリ(1469-1527)が失脚後(ドイツ・スペインの連合軍により共和制が崩壊して無職に)、隠居生活中に書いた書物。(1532年、彼の死後に刊行されている)

 小国乱立のイタリアで祖国を思い、小さな国家はリーダーに統率力がなければ生き残れないと、当時フィレンツェで権力のあったメディチ家に向けて呼びかける内容になっている。

【コメント】

『君主論』には他にも、「他力で握った権力は不安定」とある。

今日のウェブ小説では「神様からチート能力を授かった主人公が無双する」というのが、一つのテンプレとなっている。

しかし、もし神様の気分や事情が変わり、主人公からチート能力を没収してしまったとしたら、果たしてどうなるだろうか?

チート能力に依存していた主人公、そんな主人公に依存していた人々は、間違い無く没落する。

成功の為には他力を借りる必要があるが、砂上の楼閣に依存して、自力を培う事を怠った者は、最後に必ず破滅するという事を、古今東西の歴史は教えてくれる。

(落木奥弘様)

 興味深いお話をありがとうございますm(__)m

 感謝をこめてm(__)m
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ

朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】  戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。  永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。  信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。  この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。 *ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。

処理中です...