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本能寺の変の黒幕は秀吉? 黒田官兵衛の冷遇
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1582年本能寺の変で、織田信長が家臣の明智光秀に謀反を起こされ自殺した。
そこで豊臣秀吉が「主君の仇だ!」と山崎の戦いで明智光秀を倒し、豊臣政権を構築していく。
という流れが学校で習うことである。
しかし、これについて、本当は本能寺の変の黒幕は豊臣秀吉だったのでは? と考える学者もいる。
理由① 信長の冷遇
豊臣秀吉は手柄をたくさんたてているわりに、身分が低いせいで柴田勝家、滝川一益より下のポジだった。待遇に不満があったのでは?
理由② 他の仕事を担当していたのに、明智光秀の謀反からの対応が異常にスピーディ
当時、織田信長の命令で、豊臣秀吉は明智光秀と中国地方の攻略を担当。
明智光秀を利用して織田信長を倒し、口封じのために明智光秀を殺して自分が天下をとろうとしたのでは? ありえないスピードの毛利との和睦と帰還。事前に自分が計画していたことなら可能では? という説。
謀反の口封じのために、早く明智光秀を殺したかったのではという推察。
理由③ 秀吉の黒田官兵衛冷遇
本能寺の変が起こったとき、黒田官兵衛は「これで天下は御心のまま」(要するに秀吉の思い通りだ)と言い、天下取りを秀吉に勧めたと『藩鏡(はんかがみ)』に書いている。
しかし、この発言から秀吉は官兵衛を頭が良すぎるやつだと危険視し、心を許さなくなったと言われている。
様々な合戦で秀吉の勝利に協力した官兵衛が豊前中津12万石(17万石という記述も。曖昧)なのは少ないと言われる。
秀吉は自分が黒幕なのがバレたくなかったのでは? という見方もある。
※本能寺の変の黒幕は家康という説もあります。
東洋経済オンラインの記事
『本能寺の変、「本当の裏切り者」は誰なのか 教科書が教えない「明智光秀」以外の真犯人』
https://toyokeizai.net/articles/-/167293?page=3
【頂いたコメント①】
白狐姫と白狐隊様
私も本能寺の変に関して考察してみました。
https://kakuyomu.jp/works/16816452220369554184/episodes/16816452220369610730
家康は、まあ、100%黒に近いでしょうね。
少なくとも変が起こる事は知っていたでしょう。
もし変が失敗していたら、詰問されて大変な事になってたと思います。
『お前、なんでそんなに早く三河に帰ってるのよ?』
って言われたら、反論するのに困りそう。
本能寺の変の前後、四国問題で光秀と秀吉は対立関係にあり
(光秀は長曾我部、秀吉は三好を押していた)、信長の裁定で、
三好に有利な方向になった為、光秀は四国担当を降ろされています。
明智の重臣、斎藤利三と長曾我部は婚姻で親戚です。
なので、光秀と秀吉は少なくともつるんではいないでしょう。
(白狐姫と白狐隊様)
大昔、何の番組だったのか忘れたのですが、明智光秀は本能寺の変で、指令を受けて本能寺に軍を率いて向かったけれど、そこにいたのが織田信長だとは正確に把握しておらず、ハメられたという説を展開する学者もいました。
実際のところ、最終的に天下をとったのは家康であり、この件、本当の黒幕は家康説、秀吉説、二通りありますが、白狐姫と白狐隊様の考察が自然なのかもしれません。
家康は人の心を読み、どういうふうに利用すれば相手が自分に都合よく動いてくれるのか、それを考えるのが天才的に上手かったから、徳川家康は信長や秀吉と比べると人気ないけれど、彼の人生について書かれた書物は読むべきだと恩師の先生に言われたことがありました。
いつも素敵な考察をありがとうございますm(__)m
心より感謝をこめてm(__)m
【頂いたコメント②】
秀吉は黒幕ではないでしょうが、謀反計画を事前に知っていたのは、大返しのスピードを考えれば確実。
現在の本能寺の変の訂正は、秀吉が変の4ヶ月後に記した『惟任退治記』、つまり秀吉に都合の良い報告書が元になっています。
怨恨と野望が謀反の動機、光秀が詠んだ「ときは今、あめが下知る~」の句、秀吉軍が高松城を6日に出発した事など、全てその本が出典です。
要するに、秀吉は光秀の謀反の真の動機と、自分が謀反を事前に知っていた事を隠す為に、情報操作を行った訳ですね。
(落木奥弘様)
素敵なコメントありがとうございます♡
皆様のコメントに勉強になることばかりで感謝の気持ちでいっぱいですm(__)m
そこで豊臣秀吉が「主君の仇だ!」と山崎の戦いで明智光秀を倒し、豊臣政権を構築していく。
という流れが学校で習うことである。
しかし、これについて、本当は本能寺の変の黒幕は豊臣秀吉だったのでは? と考える学者もいる。
理由① 信長の冷遇
豊臣秀吉は手柄をたくさんたてているわりに、身分が低いせいで柴田勝家、滝川一益より下のポジだった。待遇に不満があったのでは?
理由② 他の仕事を担当していたのに、明智光秀の謀反からの対応が異常にスピーディ
当時、織田信長の命令で、豊臣秀吉は明智光秀と中国地方の攻略を担当。
明智光秀を利用して織田信長を倒し、口封じのために明智光秀を殺して自分が天下をとろうとしたのでは? ありえないスピードの毛利との和睦と帰還。事前に自分が計画していたことなら可能では? という説。
謀反の口封じのために、早く明智光秀を殺したかったのではという推察。
理由③ 秀吉の黒田官兵衛冷遇
本能寺の変が起こったとき、黒田官兵衛は「これで天下は御心のまま」(要するに秀吉の思い通りだ)と言い、天下取りを秀吉に勧めたと『藩鏡(はんかがみ)』に書いている。
しかし、この発言から秀吉は官兵衛を頭が良すぎるやつだと危険視し、心を許さなくなったと言われている。
様々な合戦で秀吉の勝利に協力した官兵衛が豊前中津12万石(17万石という記述も。曖昧)なのは少ないと言われる。
秀吉は自分が黒幕なのがバレたくなかったのでは? という見方もある。
※本能寺の変の黒幕は家康という説もあります。
東洋経済オンラインの記事
『本能寺の変、「本当の裏切り者」は誰なのか 教科書が教えない「明智光秀」以外の真犯人』
https://toyokeizai.net/articles/-/167293?page=3
【頂いたコメント①】
白狐姫と白狐隊様
私も本能寺の変に関して考察してみました。
https://kakuyomu.jp/works/16816452220369554184/episodes/16816452220369610730
家康は、まあ、100%黒に近いでしょうね。
少なくとも変が起こる事は知っていたでしょう。
もし変が失敗していたら、詰問されて大変な事になってたと思います。
『お前、なんでそんなに早く三河に帰ってるのよ?』
って言われたら、反論するのに困りそう。
本能寺の変の前後、四国問題で光秀と秀吉は対立関係にあり
(光秀は長曾我部、秀吉は三好を押していた)、信長の裁定で、
三好に有利な方向になった為、光秀は四国担当を降ろされています。
明智の重臣、斎藤利三と長曾我部は婚姻で親戚です。
なので、光秀と秀吉は少なくともつるんではいないでしょう。
(白狐姫と白狐隊様)
大昔、何の番組だったのか忘れたのですが、明智光秀は本能寺の変で、指令を受けて本能寺に軍を率いて向かったけれど、そこにいたのが織田信長だとは正確に把握しておらず、ハメられたという説を展開する学者もいました。
実際のところ、最終的に天下をとったのは家康であり、この件、本当の黒幕は家康説、秀吉説、二通りありますが、白狐姫と白狐隊様の考察が自然なのかもしれません。
家康は人の心を読み、どういうふうに利用すれば相手が自分に都合よく動いてくれるのか、それを考えるのが天才的に上手かったから、徳川家康は信長や秀吉と比べると人気ないけれど、彼の人生について書かれた書物は読むべきだと恩師の先生に言われたことがありました。
いつも素敵な考察をありがとうございますm(__)m
心より感謝をこめてm(__)m
【頂いたコメント②】
秀吉は黒幕ではないでしょうが、謀反計画を事前に知っていたのは、大返しのスピードを考えれば確実。
現在の本能寺の変の訂正は、秀吉が変の4ヶ月後に記した『惟任退治記』、つまり秀吉に都合の良い報告書が元になっています。
怨恨と野望が謀反の動機、光秀が詠んだ「ときは今、あめが下知る~」の句、秀吉軍が高松城を6日に出発した事など、全てその本が出典です。
要するに、秀吉は光秀の謀反の真の動機と、自分が謀反を事前に知っていた事を隠す為に、情報操作を行った訳ですね。
(落木奥弘様)
素敵なコメントありがとうございます♡
皆様のコメントに勉強になることばかりで感謝の気持ちでいっぱいですm(__)m
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