24 / 60
イギリスのバラ戦争 菅野文先生の『薔薇王の葬列』激ハマり
しおりを挟む
バラ戦争(1455~85)……イギリスで王位継承権のあるランカスター家とヨーク家が、どっちが王様になるかで大喧嘩になった戦争(両家ともエドワード3世の血筋)。最後はランカスター側のヘンリ7世が勝利する。この戦いに参加した貴族たちは金を使い過ぎて没落し、ヘンリ7世はチューダー朝を開き、イギリス絶対王政の礎を築く。
ランカスターが赤薔薇、ヨークが白薔薇の紋章だったので、バラ戦争。
1455年「いーよ午後のバラ」という変てこりんな語呂合わせで覚えたバラ戦争だが、30年もだらだら続いて、全然よくない。
ヨーロッパは、聖人・偉人の名を子どもにつけるのを良しとする習慣があるので、ヘンリとか、エドワードとか、「何回その名前でてくるんだよ、覚えづらいだろっ! 」ということが多々ある。
特にこの時代、泣きそう……
最近、バラ戦争を描いた菅野文先生の『薔薇王の葬列』って漫画にハマっていて、漫画だと感情移入とともにサクっと同じ名前でも覚えられるので、もっと早くこの漫画に出会いたかった!! って思った。
でも私、漫画読み始めたら絶対勉強しないんだろうな。
この漫画は「シェークスピアのリチャード三世が原案」って解説に書いていて、読んでみたら全然違うじゃん! って思った。
シェークスピアの作品と同じく、容赦なく人がどんどん死んでいく展開は一緒なのだが、主人公が両性具有設定で、残忍で醜悪なリチャード三世が、妖艶で華奢な王様になってる。
シェークスピアのホラーに近い残忍な主人公の作品をここまで甘美で官能的に変えちゃう菅野文先生のマジすげぇって思ってる(超脱線)。
ランカスターが赤薔薇、ヨークが白薔薇の紋章だったので、バラ戦争。
1455年「いーよ午後のバラ」という変てこりんな語呂合わせで覚えたバラ戦争だが、30年もだらだら続いて、全然よくない。
ヨーロッパは、聖人・偉人の名を子どもにつけるのを良しとする習慣があるので、ヘンリとか、エドワードとか、「何回その名前でてくるんだよ、覚えづらいだろっ! 」ということが多々ある。
特にこの時代、泣きそう……
最近、バラ戦争を描いた菅野文先生の『薔薇王の葬列』って漫画にハマっていて、漫画だと感情移入とともにサクっと同じ名前でも覚えられるので、もっと早くこの漫画に出会いたかった!! って思った。
でも私、漫画読み始めたら絶対勉強しないんだろうな。
この漫画は「シェークスピアのリチャード三世が原案」って解説に書いていて、読んでみたら全然違うじゃん! って思った。
シェークスピアの作品と同じく、容赦なく人がどんどん死んでいく展開は一緒なのだが、主人公が両性具有設定で、残忍で醜悪なリチャード三世が、妖艶で華奢な王様になってる。
シェークスピアのホラーに近い残忍な主人公の作品をここまで甘美で官能的に変えちゃう菅野文先生のマジすげぇって思ってる(超脱線)。
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。




甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる