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20 悲しき暗殺者
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【感情バイアス】
自分にとって心地の良い状況を受け入れ、逆に心地の悪い状況は受け入れなくなる
スタンピード騒動からしばらくたち、負傷した冒険者も仕事に復帰してきた頃に事件が起きる。
【冒険者 連続傷害事件】
冒険者が襲われるいう事件だ。
事件に使われた武器は全て短剣らしい。
1人になった時に狙われ不意打ちではなく正面から正々堂々と狙われるらしい。
犯人の特徴は小柄で黒いマント。
顔はフードとマスクで分からない。
小柄なので女性の犯人かと思われたが、これだけの冒険者を相手にしていることから小柄な男性と予想された。
幸い、死者がいないのが救いだが、それでも冒険者達は震え上がった。
事件は定期な間隔で起こり次第に冒険者のみから町民や商人、貴族までにも広がっていった。
街は混乱に陥っていく。
ギルドマスターのグレイブは頭を悩まされていた。
この間、スタンピードが終わったばかりなのだ。
そしてすぐさまこの事件。
グレイブは冒険者達を集め気を引き締めるように言うと同時に自警団を作り町内の警戒をしていた。
それにもかかわらず事件が起きる!
事件が起きるのに捕まらない。相当の手練れと予想された。
幸也はしばらくギルドの仕事を休んでいた。
スタンピード戦の疲労が激しかったからだ。
その日は久しぶりにもんもん亭以外の食堂に行き、その帰りだった。
人通りの少ない道に入ったとき黒いマントが立っていた。
黒いマントはいきなり走りだし幸也を襲う。
幸也も甘くない。U字【トラップ】を出す。
脚を引っ掛けようとするが黒マントは簡単にかわす。身のこなしが凄い。
黒マントは短剣で斬りかかるが幸也は【シールド】を出してよける。
幸也は何か違和感を感じとっていた。
空中に出現させたアイテムボックスから不知火を出そうとすると、黒マントはあっさりと逃げ出した。
追いかけようとはしなかった。
なぜなら殺気が全くなかったからだ。
ギルドの自警団は交代制で幸也にも回ってきた。
今回はキリルと同じ班だった。キリルは、
「なにか今回の事件はおかしいのよね~」
「また、勘か?」
「そうなんだけど・・。殺意が感じられないというか・・」
それは幸也も思った。実際に襲われたし。
「なんだろう・・罪悪感が強いというか・・」
「罪悪感?」
「そう。こんなことしたくない!みたいな」
「なら、しなければいいんじゃ?」
「そうなんだど・・命令されてたりして・・」
「命令ね・・」
事件はしばらく起きなかった。
久しぶりの事件でついに死者が出た。
死亡したのはマルコムという下級貴族の男。マルコムは今現在、奴隷売買の嫌疑がかけられている。
殺害した武器は短剣で心臓を後ろから一突きだった。
幸也の宿屋から近かったので野次馬させてもらっている。
状況証拠が少ないので判断が難しく今までの黒マントの犯行とされた。
しかし幸也は見逃さなかった。
黒マントの持っていた短剣と違うことを。しかも後ろから狙うなんてしない。
ゆえに今回の犯人は別人だ。
殺人事件よりしばらくは犯行はなかった。
幸也はギルドにいる。スタンピード戦の活躍で特別報酬が出たからだ。
報酬をいただき受付に行くと、今日はアリスさんみたいだ。アリスさんは
「ユキヤ君はいつご飯に行ってくれるのかな~?」
「えへへ。そのうちです」
「えへへ。じゃない!行く気ないでしょ?」
「あ、あります!」
「絶対ないわ~」
他の冒険者の目がキツイので早めに退散した。
仕事はもう少し休むことにする。あの魔族の針攻撃が痛かったんだもの。
そして再び事件が起こり出す。
何件かの傷害事件が起きた後、幸也にとって2度目の襲撃。
また正面から堂々と。
幸也はアイテムボックスから不知火を取り出し抜刀する。
黒マントは、今回は逃げ出さず短剣で斬りかかる。
相変わらず体さばきが凄い!
油断したのか、幸也の刀が黒マントのフードをかすめた。
黒マントはそのまま消え去った。
今回も追いかけない。なぜなら殺気がなかったから。
そしていよいよ犯人があぶり出される。
自警団をしていた冒険者が黒マントと遭遇し傷を負わせたと。
黒マントは現在、逃走中。行方は分からない。
黒マントはゴスプルの街の1番高い塔にいた。
「ここに居たんですね?」
幸也は黒マントにむかって尋ねる。
「どうして、こんなことを?」
「・・・。」
「こんなことをしてたら、いずれ捕まるとは思わなかったんですか?」
「・・・。」
「何か言ってください!アリスさん!」
「どうして分かったの?」
「アイテムボックスのスキルに、相手の能力を奪うチカラがあります。体の一部分があればいい」
「失敗したな~。この前、斬られた時かな。鑑定眼でも分からないようにしてたのに」
「どうしてこんなことを?」
「私ね。王都の暗殺部隊の一員なの」
「暗殺部隊?!」
「そう。今回の指令は・・あなたの暗殺」
「俺の?!」
「そう。だってユキヤ君、勇者に勝っちゃうんだもの」
「勇者に勝つと?なぜ?」
「指令を出したのは王女。王女は完璧主義なの。自分が追い出した人間が勇者に勝ってしまったのが気に食わない。だから暗殺しろと」
「そんなことで・・・人殺しを」
それからアリスさんは、ゆっくりと自分の事を語り出した。
私ね、王都の孤児院に居たの。貧しかったけど楽しかったな~。あの頃は。
10歳の時に宮廷からメイドの仕事に誘われたの。
シスターは喜んでくれた。
でも行ってみたら暗殺者としての育成機関。
理由は顔が良かったから。
いろいろな暗殺者としての技術を教え込まれたわ。
初仕事は14歳の時。
隣の国の王都反対派の貴族を。女としての武器を使えば簡単だった。
それから、いくつも仕事をこなしたわ。危なかったこともあった。
仕事のほとんどは王都反対派の殺害。
王都はこうして栄えたの。
この街に来たのは17歳の時。町長のリカルドの監視。つまりスパイね。
でも楽しかったの。受付の仕事が。
初めて仕事が楽しいと思った。
ユキヤ君の暗殺指令が出たのはトーナメントが終わってからよ。
(ちょうど、アリスさんが・・)
こっちが散々誘ってるのに、全然のってきてくれないんだもの。ちょっとショックだったよ。
誘ってついてくれば、すぐに殺しちゃったけどね。
他の冒険者の男は言われなくても誘ってくるのにさ。
私はユキヤ君のことが羨ましかったの。
一生懸命に自由に生きてる様が。
髪の毛を渡したことは本当に生きていて欲しかったから。
だから暗殺なんてできなかった・・・。
「逃げてしまえばいい」
「ダメよ。裏切りは絶対に許されない。どこまでも追ってくるわ」
「なら・・俺が王都を潰します」
「それもダメ。王都にはまだ危険な秘密がある。それにあなたの友達もいるんじゃなくて?」
「・・・」
「ユキヤ君か私、どちらかが死なないと終わらない」
そのときアリスの手から透明なビンが落ちた。
幸也がそれを見たのを気づいたアリスは、
「即効性のあるの毒よ。死ぬのは私のほう・・」
幸也はアリスが助かる方法を考える。だが何も思い浮かばない・・・。
「今までありがとう、ユキヤ君。ケガさせた人達には謝っておいてね。私、あなたのことが・」
アリスはこちらを向いたまま両腕を広げて塔から落ちた。
幸也は全力で走り塔のハシまでくると
【ウォール】
を出現させるが、すでに射程の外だった。
アリスは塔の下の地面に・・・。
「ウォールウォールウォール・・・クソクソクソクソ・・クソーー」
「また、あの女か・・あの女・・」
【あとがき】
その後、黒マントは現れなかった。街はいつも通りに戻った。
下級貴族殺害事件は別の犯人が捕まった。
「ミレイユちゃん、アリスちゃんはどうしたの?」
「田舎のお父さんが病気で、急に帰ったみたいですよ」
「そうなの?寂しくなるな~」
幸也はアリスを海の見える丘の上に埋葬した。
アリスが前に独り言のように言っていたのを聞いたからだ。
『海はいいな~。大きくて広くて自由で』
自分にとって心地の良い状況を受け入れ、逆に心地の悪い状況は受け入れなくなる
スタンピード騒動からしばらくたち、負傷した冒険者も仕事に復帰してきた頃に事件が起きる。
【冒険者 連続傷害事件】
冒険者が襲われるいう事件だ。
事件に使われた武器は全て短剣らしい。
1人になった時に狙われ不意打ちではなく正面から正々堂々と狙われるらしい。
犯人の特徴は小柄で黒いマント。
顔はフードとマスクで分からない。
小柄なので女性の犯人かと思われたが、これだけの冒険者を相手にしていることから小柄な男性と予想された。
幸い、死者がいないのが救いだが、それでも冒険者達は震え上がった。
事件は定期な間隔で起こり次第に冒険者のみから町民や商人、貴族までにも広がっていった。
街は混乱に陥っていく。
ギルドマスターのグレイブは頭を悩まされていた。
この間、スタンピードが終わったばかりなのだ。
そしてすぐさまこの事件。
グレイブは冒険者達を集め気を引き締めるように言うと同時に自警団を作り町内の警戒をしていた。
それにもかかわらず事件が起きる!
事件が起きるのに捕まらない。相当の手練れと予想された。
幸也はしばらくギルドの仕事を休んでいた。
スタンピード戦の疲労が激しかったからだ。
その日は久しぶりにもんもん亭以外の食堂に行き、その帰りだった。
人通りの少ない道に入ったとき黒いマントが立っていた。
黒いマントはいきなり走りだし幸也を襲う。
幸也も甘くない。U字【トラップ】を出す。
脚を引っ掛けようとするが黒マントは簡単にかわす。身のこなしが凄い。
黒マントは短剣で斬りかかるが幸也は【シールド】を出してよける。
幸也は何か違和感を感じとっていた。
空中に出現させたアイテムボックスから不知火を出そうとすると、黒マントはあっさりと逃げ出した。
追いかけようとはしなかった。
なぜなら殺気が全くなかったからだ。
ギルドの自警団は交代制で幸也にも回ってきた。
今回はキリルと同じ班だった。キリルは、
「なにか今回の事件はおかしいのよね~」
「また、勘か?」
「そうなんだけど・・。殺意が感じられないというか・・」
それは幸也も思った。実際に襲われたし。
「なんだろう・・罪悪感が強いというか・・」
「罪悪感?」
「そう。こんなことしたくない!みたいな」
「なら、しなければいいんじゃ?」
「そうなんだど・・命令されてたりして・・」
「命令ね・・」
事件はしばらく起きなかった。
久しぶりの事件でついに死者が出た。
死亡したのはマルコムという下級貴族の男。マルコムは今現在、奴隷売買の嫌疑がかけられている。
殺害した武器は短剣で心臓を後ろから一突きだった。
幸也の宿屋から近かったので野次馬させてもらっている。
状況証拠が少ないので判断が難しく今までの黒マントの犯行とされた。
しかし幸也は見逃さなかった。
黒マントの持っていた短剣と違うことを。しかも後ろから狙うなんてしない。
ゆえに今回の犯人は別人だ。
殺人事件よりしばらくは犯行はなかった。
幸也はギルドにいる。スタンピード戦の活躍で特別報酬が出たからだ。
報酬をいただき受付に行くと、今日はアリスさんみたいだ。アリスさんは
「ユキヤ君はいつご飯に行ってくれるのかな~?」
「えへへ。そのうちです」
「えへへ。じゃない!行く気ないでしょ?」
「あ、あります!」
「絶対ないわ~」
他の冒険者の目がキツイので早めに退散した。
仕事はもう少し休むことにする。あの魔族の針攻撃が痛かったんだもの。
そして再び事件が起こり出す。
何件かの傷害事件が起きた後、幸也にとって2度目の襲撃。
また正面から堂々と。
幸也はアイテムボックスから不知火を取り出し抜刀する。
黒マントは、今回は逃げ出さず短剣で斬りかかる。
相変わらず体さばきが凄い!
油断したのか、幸也の刀が黒マントのフードをかすめた。
黒マントはそのまま消え去った。
今回も追いかけない。なぜなら殺気がなかったから。
そしていよいよ犯人があぶり出される。
自警団をしていた冒険者が黒マントと遭遇し傷を負わせたと。
黒マントは現在、逃走中。行方は分からない。
黒マントはゴスプルの街の1番高い塔にいた。
「ここに居たんですね?」
幸也は黒マントにむかって尋ねる。
「どうして、こんなことを?」
「・・・。」
「こんなことをしてたら、いずれ捕まるとは思わなかったんですか?」
「・・・。」
「何か言ってください!アリスさん!」
「どうして分かったの?」
「アイテムボックスのスキルに、相手の能力を奪うチカラがあります。体の一部分があればいい」
「失敗したな~。この前、斬られた時かな。鑑定眼でも分からないようにしてたのに」
「どうしてこんなことを?」
「私ね。王都の暗殺部隊の一員なの」
「暗殺部隊?!」
「そう。今回の指令は・・あなたの暗殺」
「俺の?!」
「そう。だってユキヤ君、勇者に勝っちゃうんだもの」
「勇者に勝つと?なぜ?」
「指令を出したのは王女。王女は完璧主義なの。自分が追い出した人間が勇者に勝ってしまったのが気に食わない。だから暗殺しろと」
「そんなことで・・・人殺しを」
それからアリスさんは、ゆっくりと自分の事を語り出した。
私ね、王都の孤児院に居たの。貧しかったけど楽しかったな~。あの頃は。
10歳の時に宮廷からメイドの仕事に誘われたの。
シスターは喜んでくれた。
でも行ってみたら暗殺者としての育成機関。
理由は顔が良かったから。
いろいろな暗殺者としての技術を教え込まれたわ。
初仕事は14歳の時。
隣の国の王都反対派の貴族を。女としての武器を使えば簡単だった。
それから、いくつも仕事をこなしたわ。危なかったこともあった。
仕事のほとんどは王都反対派の殺害。
王都はこうして栄えたの。
この街に来たのは17歳の時。町長のリカルドの監視。つまりスパイね。
でも楽しかったの。受付の仕事が。
初めて仕事が楽しいと思った。
ユキヤ君の暗殺指令が出たのはトーナメントが終わってからよ。
(ちょうど、アリスさんが・・)
こっちが散々誘ってるのに、全然のってきてくれないんだもの。ちょっとショックだったよ。
誘ってついてくれば、すぐに殺しちゃったけどね。
他の冒険者の男は言われなくても誘ってくるのにさ。
私はユキヤ君のことが羨ましかったの。
一生懸命に自由に生きてる様が。
髪の毛を渡したことは本当に生きていて欲しかったから。
だから暗殺なんてできなかった・・・。
「逃げてしまえばいい」
「ダメよ。裏切りは絶対に許されない。どこまでも追ってくるわ」
「なら・・俺が王都を潰します」
「それもダメ。王都にはまだ危険な秘密がある。それにあなたの友達もいるんじゃなくて?」
「・・・」
「ユキヤ君か私、どちらかが死なないと終わらない」
そのときアリスの手から透明なビンが落ちた。
幸也がそれを見たのを気づいたアリスは、
「即効性のあるの毒よ。死ぬのは私のほう・・」
幸也はアリスが助かる方法を考える。だが何も思い浮かばない・・・。
「今までありがとう、ユキヤ君。ケガさせた人達には謝っておいてね。私、あなたのことが・」
アリスはこちらを向いたまま両腕を広げて塔から落ちた。
幸也は全力で走り塔のハシまでくると
【ウォール】
を出現させるが、すでに射程の外だった。
アリスは塔の下の地面に・・・。
「ウォールウォールウォール・・・クソクソクソクソ・・クソーー」
「また、あの女か・・あの女・・」
【あとがき】
その後、黒マントは現れなかった。街はいつも通りに戻った。
下級貴族殺害事件は別の犯人が捕まった。
「ミレイユちゃん、アリスちゃんはどうしたの?」
「田舎のお父さんが病気で、急に帰ったみたいですよ」
「そうなの?寂しくなるな~」
幸也はアリスを海の見える丘の上に埋葬した。
アリスが前に独り言のように言っていたのを聞いたからだ。
『海はいいな~。大きくて広くて自由で』
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