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第22章 淫紋の宝珠編
第362話 ウェスタニア神聖国使節団
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任務が完了したオレたちは、飛行船に戻り事後処理に追われた。
盗賊共を官憲に引き渡すのだが、どこへ通報すれば良いか分からないのだ。
「セレスティーナ、盗賊を突き出す場所に心当たりはないか?」
「そうですね…
一番近いのはウェスタニア神聖国の国境検問所です。
検問所には国境警備隊が配備されてますから、通報すれば対応してくれる筈です」
「なるほど、一番近いから適任だろうだな。
ところで、女性神官の対応はどうしよう?
このまま放り出すわけにも行かないしな…」
「彼女たちが目を覚ますのは恐らく午後6時頃でしょうから、このままアクアスターリゾートまでお連れして目覚めるのを待っては如何でしょう」
「事情を聞くのは夜になりそうだし、セレスティーナの意見に従うことにしよう」
オレたちは、ソランスター国境検問所まで飛んだ。
そこでソランスター王国国境警備隊に盗賊124名をウェスタニア神聖国領内で拘束した場所とアジトの場所を伝えた。
そしてその事をウェスタニア神聖国側の国境警備隊に伝えるよう指示した。
そのまま飛行船で王都公爵邸まで飛び、そこからゲートを使いアクアスターリゾートまで移動した。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
午後6時過ぎ、セレスティーナがオレを呼びに来た。
「カイト様、女性神官が目を覚ましました」
人質の女性12名は、王都公爵邸からゲートでアクアスターリゾート9階に運んだのだ。
そして来客用のスーパー・プレミアム・スイートのベッドに寝せて、セレスティーナとメイド4名が付き添って目覚めるのを待っていたのである。
オレが部屋に入ると女性12名がリビングのセンターテーブルに集まり、メイドが淹れたハーブティーを飲んでいた。
オレが部屋に入ると、それに気づいた年長と思われる女性が立ち上がり、それを見た他の女性達も立ち上がった。
「セレスティーナ様からお聞きしました。
この度は、危険を顧みず私共をお救い下さり、誠にありがとうございます」
「いえいえ、飛行船であの付近を偶然通り掛かったものですから」
本当は『聖女の指輪』の救難信号を受信して現場に急行したのたが、説明が難しいので敢えて説明を省いた。
「申し遅れました、私はカイトと申します。
この地の領主とソランスター王国の公爵を拝命しております」
「なるほど、ソランスター王国の公爵様でいらっしゃいましたか…」
「お話を伺う前に貴女方の国籍と所属氏名をお聞かせ願いますか?」
「はい、私はウェスタニア神聖国フィリア聖教会大司教エレノーラ・コンスタンティンでございます」
エレノーラ大司教は若々しい美貌を持っていたが、その落ち着き振りから30歳を超えていると思われた。
「この者たちは私の部下で司教と司祭の職に就く者でございます」
大司教は女性神官たちを一人ひとり順に紹介していった。
『聖女の指輪』を持つアウレリアは大司教の娘で16歳であると分かった。
「ところで貴女方は、何故ソランスター国境付近におられたのですか?」
「はい、私達は女神フィリア様のご神託を受け、女神大神殿の司教と司祭を拝命したこの4人を聖都セントフィリアに送り届ける途中でした」
「なるほど、女神フィリア様の神託ですか…
それでしたら目的地はすぐそこですね」
「それはどういうことですか?」
「どうぞ窓の外を御覧下さい。
湖の対岸に見えるのが聖都セントフィリアの女神大神殿です」
「えっ?、ここは何処なのですか?」
大司教は窓の外を確認しながら言った。
「ここは貴女方が仰るアクアスター神聖国にある私の館です」
その言葉を聞き、大司教は絶句した。
「そ、それは本当のことですか?」
「嘘をついてどうします。
全て本当のことですよ。
貴女方が寝ている間に、私の飛行船に乗せてここへお連れしたのです」
「それは失礼しました、もう一度貴方様のお名前を伺っても宜しいですか?」
「名前ですか?
カイト・シュテリオンベルグですが…」
オレの名を聞き、大司教は口をパクパクさせて言葉を探していた。
「す、すると…、貴方様が聖皇さま…」
聖皇?
大司教はそう言ったが、初めて聞く単語だ。
「私は聖皇などと呼ばれたことは一度もありません」
「いいえ、貴方様は間違いなく聖皇様です」
エレノーラ大司教によると、女神フィリアの神託の中に、アクアスター神聖国に入った後は、シュテリオンベルグ聖皇の命に従うべしとあるのだ。
そんな話は女神フィリアから一言も聞いていない。
「そうなんですか、今初めて聞きました」
エレノーラ大司教が目配せすると、女性たち全員がその場に跪き、臣従の礼の姿勢を取った。
「シュテリオンベルグ聖皇陛下…
知らぬこととは言え、数々の非礼をお許し下さい」
「大司教、頭を上げて下さい。
私は貴女方が臣従の礼を取る相手ではありませんよ」
事態はオレの予想もしない方向に進み始めていた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
既に日も落ちて辺りは夕暮れ時を迎えていた。
今日は大司教一行に、この部屋(スーパー・プレミアム・スイート)に一泊して貰うことにした。
「もう少し、話を伺いたいので、夕食をご一緒しませんか?」
「聖皇様、お気遣いありがとうございます」
「大司教、その聖皇様と言う呼び方は勘弁して貰えませんか?」
「たいへん、ご無礼致しました…
それでは何とお呼びすれば宜しいでしょうか?」
「そうですねぇ、みんなは『カイト』と名前で呼んでくれるんですが…
呼びにくければ『領主』または『公爵』でお願いします」
「畏まりました、それではご領主様とお呼び致します」
10分ほどするとメイド長のソニアが12名のメイドを従え、ワゴンに夕食を乗せて運んで来た。
急な来客だったので、宿泊客と同じ夕食を用意して貰ったのだ。
それでも大司教を始め11名の女性たちには豪華絢爛の料理に映ったようで、その品数の多さと彩りの良さに歓声の声を上げていた。
それを見ていた大司教が彼女たちを窘めた。
「ご領主様の前で端ないですよ。
あなた達は聖職者の身、自分の立場を弁えなさい」
「大司教様、申し訳ございません」
女性たちは口々に謝罪の言葉を並べた。
聖職者とは言え、若い女性なのだから、つい本音が漏れてしまったのだろう。
「ご領主様、このような豪華な晩餐は私共には不要でございます
どうか、お気をお使い下さいませんように」
「え~っと、まだお話して無かったですが、ここはリゾートホテルでして、この夕食はホテルで提供している食事と同じものなのです」
「リゾートホテルでございますか?」
「はい、この館は私が女神フィリア様から頂戴したもので、部屋数が多すぎたものですから、7階より下の部屋をホテルとして有料で宿泊客を泊めているのです」
「ここはご領主様が女神様から賜った館なのですか…
な、何と恐れ多いことでしょう」
すると大司教を始め女性たちは手を合わせ何か祈り始めた。
「大司教、夕食に私の婚約者も同席させていただいても宜しいでしょうか、元々一緒に食事する予定だったもので…」
「はい、勿論でございます」
ソニアに合図して、婚約者達を呼んでもらった。
オレの右隣にジェスティーナ、その隣にエレナ、左隣にフローラ、その隣にアリエス、アスナの順に座った。
「公爵様、ご挨拶させていただきたいのですが、どなたが婚約者様でいらっしゃいますか?」
「全員婚約者ですよ」
「えっ、婚約者が5人いらっしゃるのですか?」
「いえ、全部で7人です」
今日はリアンナはフォマロート王国の政務で泊まり、セレーナはまだ資格停止中なので呼んでいないのだ。
「大司教、紹介します。
私の右隣がソランスター王国第3王女のジェスティーナ、その隣がアルテオン公爵令嬢のエレナ、左がソランスター王国第1王女のフローラ、その隣が第2王女のアリエス、その隣がバレンシア商会副当主のアスナでございます」
婚約者たちは、オレが紹介する度に立ち上がり黙礼した。
「お、王女殿下が3人とも、婚約者なのですか?」
大司教は目を丸くした。
「はい、話せば長くなりますが、色々とありまして…
結果的にこうなりました」
オレは苦笑いした。
「王女殿下とはつゆ知らず、たいへん失礼致しました」
大司教を始め女性12名は椅子から立ち上がると床に跪き、胸に手を当てると王族に対する敬意を示した。
「大司教、ここは非公式の場、儀礼的な挨拶は結構ですのよ。
さあ、皆さまお席にお着き下さい。
折角の夕食ですから、温かい内に戴きましょう」
ジェスティーナが気を使って大司教に言葉を掛けた。
「王女殿下、勿体なきお言葉
それでは失礼して、席に着かせていただきます」
盗賊共を官憲に引き渡すのだが、どこへ通報すれば良いか分からないのだ。
「セレスティーナ、盗賊を突き出す場所に心当たりはないか?」
「そうですね…
一番近いのはウェスタニア神聖国の国境検問所です。
検問所には国境警備隊が配備されてますから、通報すれば対応してくれる筈です」
「なるほど、一番近いから適任だろうだな。
ところで、女性神官の対応はどうしよう?
このまま放り出すわけにも行かないしな…」
「彼女たちが目を覚ますのは恐らく午後6時頃でしょうから、このままアクアスターリゾートまでお連れして目覚めるのを待っては如何でしょう」
「事情を聞くのは夜になりそうだし、セレスティーナの意見に従うことにしよう」
オレたちは、ソランスター国境検問所まで飛んだ。
そこでソランスター王国国境警備隊に盗賊124名をウェスタニア神聖国領内で拘束した場所とアジトの場所を伝えた。
そしてその事をウェスタニア神聖国側の国境警備隊に伝えるよう指示した。
そのまま飛行船で王都公爵邸まで飛び、そこからゲートを使いアクアスターリゾートまで移動した。
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午後6時過ぎ、セレスティーナがオレを呼びに来た。
「カイト様、女性神官が目を覚ましました」
人質の女性12名は、王都公爵邸からゲートでアクアスターリゾート9階に運んだのだ。
そして来客用のスーパー・プレミアム・スイートのベッドに寝せて、セレスティーナとメイド4名が付き添って目覚めるのを待っていたのである。
オレが部屋に入ると女性12名がリビングのセンターテーブルに集まり、メイドが淹れたハーブティーを飲んでいた。
オレが部屋に入ると、それに気づいた年長と思われる女性が立ち上がり、それを見た他の女性達も立ち上がった。
「セレスティーナ様からお聞きしました。
この度は、危険を顧みず私共をお救い下さり、誠にありがとうございます」
「いえいえ、飛行船であの付近を偶然通り掛かったものですから」
本当は『聖女の指輪』の救難信号を受信して現場に急行したのたが、説明が難しいので敢えて説明を省いた。
「申し遅れました、私はカイトと申します。
この地の領主とソランスター王国の公爵を拝命しております」
「なるほど、ソランスター王国の公爵様でいらっしゃいましたか…」
「お話を伺う前に貴女方の国籍と所属氏名をお聞かせ願いますか?」
「はい、私はウェスタニア神聖国フィリア聖教会大司教エレノーラ・コンスタンティンでございます」
エレノーラ大司教は若々しい美貌を持っていたが、その落ち着き振りから30歳を超えていると思われた。
「この者たちは私の部下で司教と司祭の職に就く者でございます」
大司教は女性神官たちを一人ひとり順に紹介していった。
『聖女の指輪』を持つアウレリアは大司教の娘で16歳であると分かった。
「ところで貴女方は、何故ソランスター国境付近におられたのですか?」
「はい、私達は女神フィリア様のご神託を受け、女神大神殿の司教と司祭を拝命したこの4人を聖都セントフィリアに送り届ける途中でした」
「なるほど、女神フィリア様の神託ですか…
それでしたら目的地はすぐそこですね」
「それはどういうことですか?」
「どうぞ窓の外を御覧下さい。
湖の対岸に見えるのが聖都セントフィリアの女神大神殿です」
「えっ?、ここは何処なのですか?」
大司教は窓の外を確認しながら言った。
「ここは貴女方が仰るアクアスター神聖国にある私の館です」
その言葉を聞き、大司教は絶句した。
「そ、それは本当のことですか?」
「嘘をついてどうします。
全て本当のことですよ。
貴女方が寝ている間に、私の飛行船に乗せてここへお連れしたのです」
「それは失礼しました、もう一度貴方様のお名前を伺っても宜しいですか?」
「名前ですか?
カイト・シュテリオンベルグですが…」
オレの名を聞き、大司教は口をパクパクさせて言葉を探していた。
「す、すると…、貴方様が聖皇さま…」
聖皇?
大司教はそう言ったが、初めて聞く単語だ。
「私は聖皇などと呼ばれたことは一度もありません」
「いいえ、貴方様は間違いなく聖皇様です」
エレノーラ大司教によると、女神フィリアの神託の中に、アクアスター神聖国に入った後は、シュテリオンベルグ聖皇の命に従うべしとあるのだ。
そんな話は女神フィリアから一言も聞いていない。
「そうなんですか、今初めて聞きました」
エレノーラ大司教が目配せすると、女性たち全員がその場に跪き、臣従の礼の姿勢を取った。
「シュテリオンベルグ聖皇陛下…
知らぬこととは言え、数々の非礼をお許し下さい」
「大司教、頭を上げて下さい。
私は貴女方が臣従の礼を取る相手ではありませんよ」
事態はオレの予想もしない方向に進み始めていた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
既に日も落ちて辺りは夕暮れ時を迎えていた。
今日は大司教一行に、この部屋(スーパー・プレミアム・スイート)に一泊して貰うことにした。
「もう少し、話を伺いたいので、夕食をご一緒しませんか?」
「聖皇様、お気遣いありがとうございます」
「大司教、その聖皇様と言う呼び方は勘弁して貰えませんか?」
「たいへん、ご無礼致しました…
それでは何とお呼びすれば宜しいでしょうか?」
「そうですねぇ、みんなは『カイト』と名前で呼んでくれるんですが…
呼びにくければ『領主』または『公爵』でお願いします」
「畏まりました、それではご領主様とお呼び致します」
10分ほどするとメイド長のソニアが12名のメイドを従え、ワゴンに夕食を乗せて運んで来た。
急な来客だったので、宿泊客と同じ夕食を用意して貰ったのだ。
それでも大司教を始め11名の女性たちには豪華絢爛の料理に映ったようで、その品数の多さと彩りの良さに歓声の声を上げていた。
それを見ていた大司教が彼女たちを窘めた。
「ご領主様の前で端ないですよ。
あなた達は聖職者の身、自分の立場を弁えなさい」
「大司教様、申し訳ございません」
女性たちは口々に謝罪の言葉を並べた。
聖職者とは言え、若い女性なのだから、つい本音が漏れてしまったのだろう。
「ご領主様、このような豪華な晩餐は私共には不要でございます
どうか、お気をお使い下さいませんように」
「え~っと、まだお話して無かったですが、ここはリゾートホテルでして、この夕食はホテルで提供している食事と同じものなのです」
「リゾートホテルでございますか?」
「はい、この館は私が女神フィリア様から頂戴したもので、部屋数が多すぎたものですから、7階より下の部屋をホテルとして有料で宿泊客を泊めているのです」
「ここはご領主様が女神様から賜った館なのですか…
な、何と恐れ多いことでしょう」
すると大司教を始め女性たちは手を合わせ何か祈り始めた。
「大司教、夕食に私の婚約者も同席させていただいても宜しいでしょうか、元々一緒に食事する予定だったもので…」
「はい、勿論でございます」
ソニアに合図して、婚約者達を呼んでもらった。
オレの右隣にジェスティーナ、その隣にエレナ、左隣にフローラ、その隣にアリエス、アスナの順に座った。
「公爵様、ご挨拶させていただきたいのですが、どなたが婚約者様でいらっしゃいますか?」
「全員婚約者ですよ」
「えっ、婚約者が5人いらっしゃるのですか?」
「いえ、全部で7人です」
今日はリアンナはフォマロート王国の政務で泊まり、セレーナはまだ資格停止中なので呼んでいないのだ。
「大司教、紹介します。
私の右隣がソランスター王国第3王女のジェスティーナ、その隣がアルテオン公爵令嬢のエレナ、左がソランスター王国第1王女のフローラ、その隣が第2王女のアリエス、その隣がバレンシア商会副当主のアスナでございます」
婚約者たちは、オレが紹介する度に立ち上がり黙礼した。
「お、王女殿下が3人とも、婚約者なのですか?」
大司教は目を丸くした。
「はい、話せば長くなりますが、色々とありまして…
結果的にこうなりました」
オレは苦笑いした。
「王女殿下とはつゆ知らず、たいへん失礼致しました」
大司教を始め女性12名は椅子から立ち上がると床に跪き、胸に手を当てると王族に対する敬意を示した。
「大司教、ここは非公式の場、儀礼的な挨拶は結構ですのよ。
さあ、皆さまお席にお着き下さい。
折角の夕食ですから、温かい内に戴きましょう」
ジェスティーナが気を使って大司教に言葉を掛けた。
「王女殿下、勿体なきお言葉
それでは失礼して、席に着かせていただきます」
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