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第21章 新リゾート開発編
第322話 新リゾート開発構想(後編)
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次に手を挙げたのはリアンナ王女であった。
「フォマロート王国にもリゾートに適した場所がありますから、国を預かる私としては、ぜひ候補地に入れて欲しいと思ってます。
候補地は5箇所あるけど、私のイチオシは、『シエナ・ハイランド』なの」
リアンナの説明によると『シエナ・ハイランド』は、標高1000mにある高原リゾートで、古くから王室の別荘地であった場所だ。
シエナ山地の裾野に広がる盆地状の高層湿原で、山小屋や別荘が立ち並んでいる。
中心部にはシエナ湖(周囲約7km、水深5m)、シエナ湿原、シエナ林道がありハイキングやキャンプが楽しめ、また近くには有名なシエナ温泉がある。
シエナ湖から流れ出るセイラオ渓流沿いには、散策路が整備され大小11カ所の美しい滝をトレッキングしながら見ることが出来る。
「なるほど、それは魅力的な場所だね。
では、フォマロート王国の建設予定地をシエナ・ハイランドに変更してもらおう」
オレがそう言うと、セレスティーナはノートPCで内容を書き換えてくれた。
8.フォマロート王国内のリゾート開発
シエナ・ハイランド・リゾート
次に発言を求めたのは、エッセン市長のアーロン・リセットである。
「エッセン市長としては、ぜひリゾート開発を当市に誘致したいと考えておりますが、北部にある森と湖と温泉だけでは、情報が少ないですよね。
私もそれほど詳しい訳ではありませんが、知りうる限りの情報をご提案したいと思います」
アーロンが教えてくれたのは、下記のような情報であった。
エッセン市北部のリゾート候補地は『ティンバーランド』と言う名前だ。
なんと、あの白バニーガール、アリスの出身地ではないか。
まさか、この名前をここでまた聞こうとは思わなかった。
中心部にはティンバーレイクと言う周囲3kmの湖があり、周りは山と森に囲まれ、この一帯を居住地とするラビティア族が作った見事なログハウス集落があるそうだ。
なるほど、ログハウスをホテルとして使うのも良さそうだな、とオレは思った。
セレスティーナは、アーロンが話した情報を候補地一覧の付帯情報として追記した。
「他に案はないか?」
オレがそう言うと、ピオーネが手を上げた。
彼は、オレが公爵になった時に拝領した王都公爵邸の執事長で、公爵邸の管理全般を任せているのだ。
「ピオーネ、何か案があるか?」
「はい、カイト様」
「では、遠慮なく申してみよ」
「私の案ですが、王都公爵邸の客間を改装して、小規模ホテルとして営業されては如何かと言うご提案です」
「なるほど、それは興味深い提案だな」
「はい、カイト様は、王都で用務があっても、公爵邸には泊まらず『ゲート』で領都の公爵邸に帰られます。
王都の公爵邸は、滅多に利用なさらないですし、来客を泊めることもありませんから、利用していない客間を改装してホテルとして営業されては如何かなと言うご提案です」
「なるほど、それで何室くらい客室に改装するつもりだ?」
「はい、36室の客間全部です。
カイト様の執務室や居間、主寝室、応接室、図書室は、公爵として公務を行う際に必要となりますのでそのまま残しますが、食堂、大浴場、庭園は、ホテル仕様に改装する考えでございます」
「ピオーネ、随分と大胆な発想だな」
「はい、公爵邸の維持管理にも、かなりの経費が掛かりますし、120人もの使用人を遊ばせて置く訳にも参りませんので、自ずとそのような考えに至りました」
「そうか、そこまで考えてくれていたとはありがたい…
さすがは、オレが見込んだ男だ」
「恐れ入ります。
もう少し先がございますので続けても宜しいでしょうか」
「うむ、続けるが良い」
「公爵邸西側の通用口をホテル専用の入口に改装しようと考えております」
ピオーネの案は、王都公爵邸西側の1階~3階部分を改装してホテル化しようという提案で、新たな建設案件ではないものの遊休資産を有効活用する素晴らしい提案だとオレは思った。
「よし、とても良い提案だ。
これは新規の建設案件では無いが、候補リストに加えよう」
セレスティーナは、王都公爵邸のホテル化計画を候補一覧に加えた。
12.王都公爵邸の客間改装ホテル化計画
「他に案はないか?、質問や意見でもいいぞ」
それに答えて手を挙げたのはセレーナ王女であった。
「セレーナか、どんな提案だ?」
「はい、リアンナ王女も自国のリゾートについて発言されましたので、私もアプロンティア王国縁の者として少々お時間をいただきたいと思います」
セレーナは、アプロンティア王室の離宮がある山岳リゾート『サファイア・レイク』の特徴を話し始めた。
美しいサファイア・ブルーの湖を囲むように2000m級の山々が連なり、湖の縁から大量の水が流れ落ちる滝『サファイア瀑布』は圧巻の迫力である。
天然温泉が何箇所もあり、冬は近くのスキー場でスキーもできる通年リゾートであると説明した。
こうして12のリゾート開発候補が出揃った。
1.エメラルド・リゾートの第2期工事(クリスタ島)
2.エメラルド・リゾートの第3期工事(シュピーレン島)
3.天空の遺跡エアルフト地区のリゾート開発
4.領都エルドラードの観光開発(港湾地区)
5.セントレーニア地区の観光開発(市内中心部の再開発)
6.エッセン広域市の森林リゾート開発(ティンバー・ランド)
7.アプロンティア王国の山岳リゾート開発(サファイア・レイク)
8.フォマロート王国の高原リゾート開発(シエナ・ハイランド)
9.王都フローリアの新市街建設(フローリア王宮北西の湖の対岸)
10.王都フローリアのランドマーク建設(王都中心部)
11.聖都セントフィリア温泉付き滞在型リゾート(ミラバス湖畔)
12.王都公爵邸の客室を改装しホテル化
オレたちは、議論を重ね下記の6箇所に絞った。
1.エメラルド・リゾートの第2期工事(クリスタ島)
6.エッセン市の森林リゾート開発(ティンバー・ランド)
7.アプロンティア王国の山岳リゾート開発(サファイア・レイク)
8.フォマロート王国の高原リゾート開発(シエナ・ハイランド)
11.聖都セントフィリアの温泉リゾート(ミラバス湖畔)
12.王都公爵邸の客室を改装しホテル化
「う~ん、6箇所はちょっと多いかもなぁ…
何れは開発に着手するにしても優先順位を付けなければならんな」
「そうね、机上の空論ばかりじゃ、具体性に欠けるから、ここはやはり現地調査に行かないと、この先に進めないんじゃないかしら?」
ジェスティーナが現実的な意見を述べた。
「ジェスティーナの言うことにも一理あるな」
オレたちは、メンバーを選抜して候補地を順に巡ることにした。
主要議題が終わり、オレが口を開いた。
「最後に、オレから通知する事があるから、みんな聞いて欲しい」
そう言うと、みんな興味深げにオレを見た。
「ヒカリの念願だったスイーツの店『ルミエール・ド・エトワール』が来週オープンする。
店長はヒカリで、従業員は女性スタッフ6名体制でスタートする。
なお、『ルミエール・ド・エトワール株式会社』を設立して、社長にはヒカリに就任してもらうから、そちらも宜しく頼む」
「はい、カイト様、何から何まで面倒見ていただいてありがとうございます」
ヒカリは立ち上がって、オレに礼を述べ深々と頭を下げた。
「売上次第では2号店、3号店と多店舗展開も考えているし、グループ各社とのコラボも検討する予定だから頑張るように」
「はい、精一杯頑張ります」
「次は、マリンが社長の新会社『株式会社踊る銀ねこ亭』だが、まずは聖都セントフィリアに3店舗オープンする予定でスタッフは既に本店で研修に入ってもらっている。
その後は、王都、領都、セントレーニア、エッセン市に順次オープンさせる予定だ」
「次に、サエマレスタ・リゾートだが、これまでは領都エルドラードの海浜リゾートと言う位置づけであったが、今後は市内中心部にも進出して都市型カジュアル・リゾートと言う位置付けで展開する予定だ」
オレが考えたグループ内のリゾート、ホテルの棲み分けは下記のようなものだ。
『踊る銀ねこ亭』
ビストロ併設型プチホテル、客室数25~40室程度
『サエマレスタ・リゾート』
都市型カジュアル・リゾート、客室数120室~200室程度
オレは、『踊る銀ねこ亭』と『サエマレスタ・リゾート』の間の50~120室規模のシティ・ホテルや200室を超える中規模ホテルチェーンも何れは検討したいと思っていた。
「フォマロート王国にもリゾートに適した場所がありますから、国を預かる私としては、ぜひ候補地に入れて欲しいと思ってます。
候補地は5箇所あるけど、私のイチオシは、『シエナ・ハイランド』なの」
リアンナの説明によると『シエナ・ハイランド』は、標高1000mにある高原リゾートで、古くから王室の別荘地であった場所だ。
シエナ山地の裾野に広がる盆地状の高層湿原で、山小屋や別荘が立ち並んでいる。
中心部にはシエナ湖(周囲約7km、水深5m)、シエナ湿原、シエナ林道がありハイキングやキャンプが楽しめ、また近くには有名なシエナ温泉がある。
シエナ湖から流れ出るセイラオ渓流沿いには、散策路が整備され大小11カ所の美しい滝をトレッキングしながら見ることが出来る。
「なるほど、それは魅力的な場所だね。
では、フォマロート王国の建設予定地をシエナ・ハイランドに変更してもらおう」
オレがそう言うと、セレスティーナはノートPCで内容を書き換えてくれた。
8.フォマロート王国内のリゾート開発
シエナ・ハイランド・リゾート
次に発言を求めたのは、エッセン市長のアーロン・リセットである。
「エッセン市長としては、ぜひリゾート開発を当市に誘致したいと考えておりますが、北部にある森と湖と温泉だけでは、情報が少ないですよね。
私もそれほど詳しい訳ではありませんが、知りうる限りの情報をご提案したいと思います」
アーロンが教えてくれたのは、下記のような情報であった。
エッセン市北部のリゾート候補地は『ティンバーランド』と言う名前だ。
なんと、あの白バニーガール、アリスの出身地ではないか。
まさか、この名前をここでまた聞こうとは思わなかった。
中心部にはティンバーレイクと言う周囲3kmの湖があり、周りは山と森に囲まれ、この一帯を居住地とするラビティア族が作った見事なログハウス集落があるそうだ。
なるほど、ログハウスをホテルとして使うのも良さそうだな、とオレは思った。
セレスティーナは、アーロンが話した情報を候補地一覧の付帯情報として追記した。
「他に案はないか?」
オレがそう言うと、ピオーネが手を上げた。
彼は、オレが公爵になった時に拝領した王都公爵邸の執事長で、公爵邸の管理全般を任せているのだ。
「ピオーネ、何か案があるか?」
「はい、カイト様」
「では、遠慮なく申してみよ」
「私の案ですが、王都公爵邸の客間を改装して、小規模ホテルとして営業されては如何かと言うご提案です」
「なるほど、それは興味深い提案だな」
「はい、カイト様は、王都で用務があっても、公爵邸には泊まらず『ゲート』で領都の公爵邸に帰られます。
王都の公爵邸は、滅多に利用なさらないですし、来客を泊めることもありませんから、利用していない客間を改装してホテルとして営業されては如何かなと言うご提案です」
「なるほど、それで何室くらい客室に改装するつもりだ?」
「はい、36室の客間全部です。
カイト様の執務室や居間、主寝室、応接室、図書室は、公爵として公務を行う際に必要となりますのでそのまま残しますが、食堂、大浴場、庭園は、ホテル仕様に改装する考えでございます」
「ピオーネ、随分と大胆な発想だな」
「はい、公爵邸の維持管理にも、かなりの経費が掛かりますし、120人もの使用人を遊ばせて置く訳にも参りませんので、自ずとそのような考えに至りました」
「そうか、そこまで考えてくれていたとはありがたい…
さすがは、オレが見込んだ男だ」
「恐れ入ります。
もう少し先がございますので続けても宜しいでしょうか」
「うむ、続けるが良い」
「公爵邸西側の通用口をホテル専用の入口に改装しようと考えております」
ピオーネの案は、王都公爵邸西側の1階~3階部分を改装してホテル化しようという提案で、新たな建設案件ではないものの遊休資産を有効活用する素晴らしい提案だとオレは思った。
「よし、とても良い提案だ。
これは新規の建設案件では無いが、候補リストに加えよう」
セレスティーナは、王都公爵邸のホテル化計画を候補一覧に加えた。
12.王都公爵邸の客間改装ホテル化計画
「他に案はないか?、質問や意見でもいいぞ」
それに答えて手を挙げたのはセレーナ王女であった。
「セレーナか、どんな提案だ?」
「はい、リアンナ王女も自国のリゾートについて発言されましたので、私もアプロンティア王国縁の者として少々お時間をいただきたいと思います」
セレーナは、アプロンティア王室の離宮がある山岳リゾート『サファイア・レイク』の特徴を話し始めた。
美しいサファイア・ブルーの湖を囲むように2000m級の山々が連なり、湖の縁から大量の水が流れ落ちる滝『サファイア瀑布』は圧巻の迫力である。
天然温泉が何箇所もあり、冬は近くのスキー場でスキーもできる通年リゾートであると説明した。
こうして12のリゾート開発候補が出揃った。
1.エメラルド・リゾートの第2期工事(クリスタ島)
2.エメラルド・リゾートの第3期工事(シュピーレン島)
3.天空の遺跡エアルフト地区のリゾート開発
4.領都エルドラードの観光開発(港湾地区)
5.セントレーニア地区の観光開発(市内中心部の再開発)
6.エッセン広域市の森林リゾート開発(ティンバー・ランド)
7.アプロンティア王国の山岳リゾート開発(サファイア・レイク)
8.フォマロート王国の高原リゾート開発(シエナ・ハイランド)
9.王都フローリアの新市街建設(フローリア王宮北西の湖の対岸)
10.王都フローリアのランドマーク建設(王都中心部)
11.聖都セントフィリア温泉付き滞在型リゾート(ミラバス湖畔)
12.王都公爵邸の客室を改装しホテル化
オレたちは、議論を重ね下記の6箇所に絞った。
1.エメラルド・リゾートの第2期工事(クリスタ島)
6.エッセン市の森林リゾート開発(ティンバー・ランド)
7.アプロンティア王国の山岳リゾート開発(サファイア・レイク)
8.フォマロート王国の高原リゾート開発(シエナ・ハイランド)
11.聖都セントフィリアの温泉リゾート(ミラバス湖畔)
12.王都公爵邸の客室を改装しホテル化
「う~ん、6箇所はちょっと多いかもなぁ…
何れは開発に着手するにしても優先順位を付けなければならんな」
「そうね、机上の空論ばかりじゃ、具体性に欠けるから、ここはやはり現地調査に行かないと、この先に進めないんじゃないかしら?」
ジェスティーナが現実的な意見を述べた。
「ジェスティーナの言うことにも一理あるな」
オレたちは、メンバーを選抜して候補地を順に巡ることにした。
主要議題が終わり、オレが口を開いた。
「最後に、オレから通知する事があるから、みんな聞いて欲しい」
そう言うと、みんな興味深げにオレを見た。
「ヒカリの念願だったスイーツの店『ルミエール・ド・エトワール』が来週オープンする。
店長はヒカリで、従業員は女性スタッフ6名体制でスタートする。
なお、『ルミエール・ド・エトワール株式会社』を設立して、社長にはヒカリに就任してもらうから、そちらも宜しく頼む」
「はい、カイト様、何から何まで面倒見ていただいてありがとうございます」
ヒカリは立ち上がって、オレに礼を述べ深々と頭を下げた。
「売上次第では2号店、3号店と多店舗展開も考えているし、グループ各社とのコラボも検討する予定だから頑張るように」
「はい、精一杯頑張ります」
「次は、マリンが社長の新会社『株式会社踊る銀ねこ亭』だが、まずは聖都セントフィリアに3店舗オープンする予定でスタッフは既に本店で研修に入ってもらっている。
その後は、王都、領都、セントレーニア、エッセン市に順次オープンさせる予定だ」
「次に、サエマレスタ・リゾートだが、これまでは領都エルドラードの海浜リゾートと言う位置づけであったが、今後は市内中心部にも進出して都市型カジュアル・リゾートと言う位置付けで展開する予定だ」
オレが考えたグループ内のリゾート、ホテルの棲み分けは下記のようなものだ。
『踊る銀ねこ亭』
ビストロ併設型プチホテル、客室数25~40室程度
『サエマレスタ・リゾート』
都市型カジュアル・リゾート、客室数120室~200室程度
オレは、『踊る銀ねこ亭』と『サエマレスタ・リゾート』の間の50~120室規模のシティ・ホテルや200室を超える中規模ホテルチェーンも何れは検討したいと思っていた。
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