322 / 374
第20章 女神降臨編
第319話 歌姫「アイリス・リーン」デビュー
しおりを挟む
予想だにしなかった国王の挨拶に、滞在客は大いに盛り上がった。
国民が国王に拝謁するのは、かなり稀なことで、国王がこんなにも気さくに一般庶民に語り掛けるとは思ってもいなかったのだ。
5箇所のパーティー会場では、国王の話題で持ち切りであったが、再びジェスティーナ王女が登場すると、今度は彼女に注目が集まった。
「それでは、ここで皆さんと乾杯したいと思います
乾杯の音頭は、当リゾート会長にお願いしたいと思います」
オレはジェスティーナに紹介されてマイクの前に立った。
「皆様、当リゾートの運営会社『エメラルド・リゾート株式会社』の会長を努めておりますカイト・シュテリオンベルグでございます。
本日は、当リゾートへ、ようこそお出で下さいました」
そこまで言うと、会場から一斉に拍手が沸き起こった。
今ではオレも、ソランスター国民の間では有名人であるらしい。
「暖かい拍手、ありがとうございます。
本日は、このエメラルドリゾートの記念すべきオープンの日でございます。
このようにたくさんの皆様にお出でいただき、スタッフ一同を代表致しましてお礼申し上げます。
さて、当リゾートは、ご覧のように美しい砂浜、宝石と見舞うばかりの綺麗な海、正にこれぞリゾートと言えるような素晴らしい環境にあります。
また、滞在型リゾートとして、お客様に非日常を体験していただくべく、数多くの趣向を凝らし、滞在中退屈されることのないよう各種アクティビディをご用意しておりますので、南の楽園を心ゆくまでお楽しみ下さいませ」
「それでは、乾杯させていただきます。
皆さま、グラスをお持ち下さい。
ソランスター王国の繁栄並びに本日ご参加の皆様方のご健勝を祈念して、カンパ~イ!」
オレの乾杯の音頭に合わせ、出席者は一斉にグラスを掲げ「カンパ~イ」と唱和し、グラスを置くと全員が拍手した。
会場が5つに分かれているとは言え、1500人以上が一斉に乾杯すると、その声がリゾート内に木魂して、一体感を感じさせた。
「ありがとうございました。
それでは、皆様には暫くご歓談いただき、当リゾート自慢の料理とお飲み物をお楽しみ下さいませ。
なお、後ほど、シークレットゲストのスペシャルステージがございますので、皆様楽しみにお待ち下さい」
ジェスティーナが一礼してステージを下りると、ギターとスティールドラム、パーカッション、サックスなどの生演奏でトロピカルな音楽が流された。
ウェルカムパーティは、自分たちの席は決められているが、料理はセルフサービスで客たちが、好きな料理を取りに行くシステムだ。
それぞれの会場には豪華な料理が並べられている。
基本は、会場の海側以外の3方向に配置されたテーブルから好みの料理を選ぶビュッフェスタイルであるが、各テーブルにはホテルスタッフが配置されており、好きな料理を希望する量取り分けてくれるのだ。
サンドベリア近海で穫れた海老や蟹、様々な魚料理、セントレーニア牧場の豊かな環境で育った牛、豚、鶏、羊などの肉料理、新鮮な野菜と果物を調理した各種料理とスイーツ。
酒はアクアスター・ワイナリーとアルカディア・ワイナリーの赤・白・スパークリング各2種類ずつ合計12種類、ビールは冷え冷えの樽生ビールが3種類、ピルスナー、エール、スタウトが用意され、ウィスキーや焼酎、日本酒まである。
ソフトドリンクは実に120種類の中から選び放題だ。
その他に南国特有のマンゴーやパイナップル、バナナやパパイヤなどの果実をあしらったカクテルや各種サワー、ハーブティー、紅茶、コーヒーなど選り取り見取りである。
日がとっぷりと暮れ、空が群青色のマジックアワーの時となると、空一面が満点の星に埋め尽くされ、人々は空を見上げ、その美しさに感動していた。
周囲に灯りが無いのに加え、空気が澄んでおり、都会では絶対に見ることが出来ない素晴らしい星空が見られるのだ。
「皆様、お待たせ致しました。
ここで本日のスペシャルゲストにご登場いただきましょう。
アクアスター・プロダクションの期待の新人、本日がデビューステージとなります。
4オクターブの音域を自在に操る七拍子の歌姫アイリス・リーンです、どうぞ!」
そこでステージが暗転し、数秒するとスポットライトが純白のステージ衣装に身を包んだアイリス・リーンを照らしだした。
アイリスは小柄で細身の割には美しいボディラインを持ち、美脚モデルのような綺麗な脚、背中までの美しい金色の髪が良く似合う超絶美少女である。
「皆さん、こんばんわ。
アイリス・リーンです。
私のデビュー曲『ライズ』聞いて下さい」
アイリスはアカペラで『ライズ』を歌いだした。
『ライズ』は、大平原の地平線に朝日が上がる力強い朝をイメージした曲でアイリスの伸びやかなボーカルが、そのイメージとピッタリなのである。
感情豊かに美しい金髪を左右に揺らしながら、小柄な体のどこから出てくるのか不思議なくらいにパワフルで圧倒的な声量は聞いている者を圧倒し、一瞬にして聞く者を虜にした。
『ライズ』が終わると会場からは万雷の拍手が響き渡った。
1曲目が終わると舞台袖に控えていた、癒しの天使レイチェルが登場した。
ピアノ伴奏は今日もレイチェルの担当である。
2曲目は『美の女神』という曲だ。
この曲は、ソランスター王室の王女3姉妹(フローラ、アリエス、ジェスティーナ)の美しさを美の女神に例えた曲である。
4オクターブの音域を自由自在に操る伸びやかで美しい歌声に人々は感動した。
伴奏するレイチェルのピアノ演奏も素晴らしかった。
3曲目は『アクアスターのテーマ』である。
森と湖、そして背後にミラバス山が聳え立つ大自然にあるアクアスター・リゾートの美しさを歌った曲で、アクアスターグループのテーマ曲にした素晴らしい曲である。
4曲目は『永久の光』だ。
いつまでも変わらぬ愛を、輝き続ける永久の光に例えた静かなラブバラードである。
スローテンポの曲であるが、低音域から高音域まで淀みないアイリスの澄んだ歌声は人々を魅了した。
5曲目は『エメラルド・ブルーの楽園』である。
この曲は、エメラルド・リゾートの美しい自然を歌った、プロモーション用の曲だ。
リズム感、音程、声量、表現力、声質、音域、容姿すべてが揃った七拍子の歌姫は聴衆を虜にした。
6曲目はレイチェルが作った曲にアイリスが詩を付けた『星に願いを』である。
満天の星空の下、アイリスの叙情的な歌声は、その場に居る者を歌の世界に引き込み全員に感動を与えた。
予定していた6曲を歌い終わると、その場にいた全員が立ち上がりスタンディングオベーションでアイリスの熱唱とレイチェルの伴奏を讃えた。
曲が終わると、アイリスとレイチェルは立ち上がり、何度もお辞儀し手を振って歓声に応えた。
「皆さま、たくさんの拍手ありがとうございます。
アイリス・リーンは王都を始めとする国内12都市でデビュー・コンサート・ツアーを予定しております。
チケットは、現在アクアスター・トラベル・サービス並びにバレンシアカフェで絶賛発売中です。
アイリスの歌声をもう一度聞いてみたいと言う方は、ぜひチケットをお買い求め下さい」
「それでは、次のスペシャル・ゲストをお迎えしましょう。
ASR39の皆さんです、どうぞ!」
今やトップアイドルとなり、王都を始めとする各都市で絶大な人気を誇るASR39が登場すると辺りは騒然となった。
まさか、こんなリゾートでASR39に会えるとは思っていなかったのである。
「皆さぁ~ん、こんばんわぁ~。
私たち、ASR39のスペシャルステージへようこそ~!」
そう言って15名の美少女たちの真ん中でマイクで握り、魅力的な笑顔を振りまいているのは、ポニーテール姿のリオナであった。
今では絶大な人気を誇り、トップアイドルとして王都と領都を中心に定期公演を行っているのだ。
この日は、アクアスター・リゾートが通常営業中なので、メイドロイドAチームの12名にリオナ・トリン・マリンのトップ3名を加えた合計15名体制なのである。
最初にデビュー曲の『ポニーテール記念日』を披露した。
スピーカーからアップテンポなイントロが流れ、それに合わせてメンバー全員が踊り始めると、会場は異様な熱気に包まれた。
滞在客の中にも熱狂的なファンがいて、ASR39が生で見られるとあって真剣な眼差しで、押しの娘に声援を送っていた。
ASR39は、予定していた6曲の演奏を終えたが鳴り止まない拍手にアンコールに答えることになった。
「皆さん、大きな拍手と声援ありがとうございましたぁ~。
最後は、私たちの新曲『エメラルド・サマー』を聞いて下さい」
夏の渚をイメージさせるような軽快なギターのイントロから入るこの曲は、リオナ・マリン・トリンが代わる代わるリードボーカルを務める爽快感満点の曲だ。
ASR39のステージが終わると、空に向けてレーザービームが照射され、荘厳な音楽に合わせたレーザーショーが始まった。
高層ホテル棟「スターウィング」の壁面から照射されたレーザービームとインフィニティプールに設置された噴水による壮大な光と水のシンフォニーなのである。
滞在客たちは全員、その大迫力に圧倒されていた。
15分余りのショーが終わると、会場全体から割れんばかりの拍手喝采が鳴り響き、ウェルカムパーティはお開きとなった。
国民が国王に拝謁するのは、かなり稀なことで、国王がこんなにも気さくに一般庶民に語り掛けるとは思ってもいなかったのだ。
5箇所のパーティー会場では、国王の話題で持ち切りであったが、再びジェスティーナ王女が登場すると、今度は彼女に注目が集まった。
「それでは、ここで皆さんと乾杯したいと思います
乾杯の音頭は、当リゾート会長にお願いしたいと思います」
オレはジェスティーナに紹介されてマイクの前に立った。
「皆様、当リゾートの運営会社『エメラルド・リゾート株式会社』の会長を努めておりますカイト・シュテリオンベルグでございます。
本日は、当リゾートへ、ようこそお出で下さいました」
そこまで言うと、会場から一斉に拍手が沸き起こった。
今ではオレも、ソランスター国民の間では有名人であるらしい。
「暖かい拍手、ありがとうございます。
本日は、このエメラルドリゾートの記念すべきオープンの日でございます。
このようにたくさんの皆様にお出でいただき、スタッフ一同を代表致しましてお礼申し上げます。
さて、当リゾートは、ご覧のように美しい砂浜、宝石と見舞うばかりの綺麗な海、正にこれぞリゾートと言えるような素晴らしい環境にあります。
また、滞在型リゾートとして、お客様に非日常を体験していただくべく、数多くの趣向を凝らし、滞在中退屈されることのないよう各種アクティビディをご用意しておりますので、南の楽園を心ゆくまでお楽しみ下さいませ」
「それでは、乾杯させていただきます。
皆さま、グラスをお持ち下さい。
ソランスター王国の繁栄並びに本日ご参加の皆様方のご健勝を祈念して、カンパ~イ!」
オレの乾杯の音頭に合わせ、出席者は一斉にグラスを掲げ「カンパ~イ」と唱和し、グラスを置くと全員が拍手した。
会場が5つに分かれているとは言え、1500人以上が一斉に乾杯すると、その声がリゾート内に木魂して、一体感を感じさせた。
「ありがとうございました。
それでは、皆様には暫くご歓談いただき、当リゾート自慢の料理とお飲み物をお楽しみ下さいませ。
なお、後ほど、シークレットゲストのスペシャルステージがございますので、皆様楽しみにお待ち下さい」
ジェスティーナが一礼してステージを下りると、ギターとスティールドラム、パーカッション、サックスなどの生演奏でトロピカルな音楽が流された。
ウェルカムパーティは、自分たちの席は決められているが、料理はセルフサービスで客たちが、好きな料理を取りに行くシステムだ。
それぞれの会場には豪華な料理が並べられている。
基本は、会場の海側以外の3方向に配置されたテーブルから好みの料理を選ぶビュッフェスタイルであるが、各テーブルにはホテルスタッフが配置されており、好きな料理を希望する量取り分けてくれるのだ。
サンドベリア近海で穫れた海老や蟹、様々な魚料理、セントレーニア牧場の豊かな環境で育った牛、豚、鶏、羊などの肉料理、新鮮な野菜と果物を調理した各種料理とスイーツ。
酒はアクアスター・ワイナリーとアルカディア・ワイナリーの赤・白・スパークリング各2種類ずつ合計12種類、ビールは冷え冷えの樽生ビールが3種類、ピルスナー、エール、スタウトが用意され、ウィスキーや焼酎、日本酒まである。
ソフトドリンクは実に120種類の中から選び放題だ。
その他に南国特有のマンゴーやパイナップル、バナナやパパイヤなどの果実をあしらったカクテルや各種サワー、ハーブティー、紅茶、コーヒーなど選り取り見取りである。
日がとっぷりと暮れ、空が群青色のマジックアワーの時となると、空一面が満点の星に埋め尽くされ、人々は空を見上げ、その美しさに感動していた。
周囲に灯りが無いのに加え、空気が澄んでおり、都会では絶対に見ることが出来ない素晴らしい星空が見られるのだ。
「皆様、お待たせ致しました。
ここで本日のスペシャルゲストにご登場いただきましょう。
アクアスター・プロダクションの期待の新人、本日がデビューステージとなります。
4オクターブの音域を自在に操る七拍子の歌姫アイリス・リーンです、どうぞ!」
そこでステージが暗転し、数秒するとスポットライトが純白のステージ衣装に身を包んだアイリス・リーンを照らしだした。
アイリスは小柄で細身の割には美しいボディラインを持ち、美脚モデルのような綺麗な脚、背中までの美しい金色の髪が良く似合う超絶美少女である。
「皆さん、こんばんわ。
アイリス・リーンです。
私のデビュー曲『ライズ』聞いて下さい」
アイリスはアカペラで『ライズ』を歌いだした。
『ライズ』は、大平原の地平線に朝日が上がる力強い朝をイメージした曲でアイリスの伸びやかなボーカルが、そのイメージとピッタリなのである。
感情豊かに美しい金髪を左右に揺らしながら、小柄な体のどこから出てくるのか不思議なくらいにパワフルで圧倒的な声量は聞いている者を圧倒し、一瞬にして聞く者を虜にした。
『ライズ』が終わると会場からは万雷の拍手が響き渡った。
1曲目が終わると舞台袖に控えていた、癒しの天使レイチェルが登場した。
ピアノ伴奏は今日もレイチェルの担当である。
2曲目は『美の女神』という曲だ。
この曲は、ソランスター王室の王女3姉妹(フローラ、アリエス、ジェスティーナ)の美しさを美の女神に例えた曲である。
4オクターブの音域を自由自在に操る伸びやかで美しい歌声に人々は感動した。
伴奏するレイチェルのピアノ演奏も素晴らしかった。
3曲目は『アクアスターのテーマ』である。
森と湖、そして背後にミラバス山が聳え立つ大自然にあるアクアスター・リゾートの美しさを歌った曲で、アクアスターグループのテーマ曲にした素晴らしい曲である。
4曲目は『永久の光』だ。
いつまでも変わらぬ愛を、輝き続ける永久の光に例えた静かなラブバラードである。
スローテンポの曲であるが、低音域から高音域まで淀みないアイリスの澄んだ歌声は人々を魅了した。
5曲目は『エメラルド・ブルーの楽園』である。
この曲は、エメラルド・リゾートの美しい自然を歌った、プロモーション用の曲だ。
リズム感、音程、声量、表現力、声質、音域、容姿すべてが揃った七拍子の歌姫は聴衆を虜にした。
6曲目はレイチェルが作った曲にアイリスが詩を付けた『星に願いを』である。
満天の星空の下、アイリスの叙情的な歌声は、その場に居る者を歌の世界に引き込み全員に感動を与えた。
予定していた6曲を歌い終わると、その場にいた全員が立ち上がりスタンディングオベーションでアイリスの熱唱とレイチェルの伴奏を讃えた。
曲が終わると、アイリスとレイチェルは立ち上がり、何度もお辞儀し手を振って歓声に応えた。
「皆さま、たくさんの拍手ありがとうございます。
アイリス・リーンは王都を始めとする国内12都市でデビュー・コンサート・ツアーを予定しております。
チケットは、現在アクアスター・トラベル・サービス並びにバレンシアカフェで絶賛発売中です。
アイリスの歌声をもう一度聞いてみたいと言う方は、ぜひチケットをお買い求め下さい」
「それでは、次のスペシャル・ゲストをお迎えしましょう。
ASR39の皆さんです、どうぞ!」
今やトップアイドルとなり、王都を始めとする各都市で絶大な人気を誇るASR39が登場すると辺りは騒然となった。
まさか、こんなリゾートでASR39に会えるとは思っていなかったのである。
「皆さぁ~ん、こんばんわぁ~。
私たち、ASR39のスペシャルステージへようこそ~!」
そう言って15名の美少女たちの真ん中でマイクで握り、魅力的な笑顔を振りまいているのは、ポニーテール姿のリオナであった。
今では絶大な人気を誇り、トップアイドルとして王都と領都を中心に定期公演を行っているのだ。
この日は、アクアスター・リゾートが通常営業中なので、メイドロイドAチームの12名にリオナ・トリン・マリンのトップ3名を加えた合計15名体制なのである。
最初にデビュー曲の『ポニーテール記念日』を披露した。
スピーカーからアップテンポなイントロが流れ、それに合わせてメンバー全員が踊り始めると、会場は異様な熱気に包まれた。
滞在客の中にも熱狂的なファンがいて、ASR39が生で見られるとあって真剣な眼差しで、押しの娘に声援を送っていた。
ASR39は、予定していた6曲の演奏を終えたが鳴り止まない拍手にアンコールに答えることになった。
「皆さん、大きな拍手と声援ありがとうございましたぁ~。
最後は、私たちの新曲『エメラルド・サマー』を聞いて下さい」
夏の渚をイメージさせるような軽快なギターのイントロから入るこの曲は、リオナ・マリン・トリンが代わる代わるリードボーカルを務める爽快感満点の曲だ。
ASR39のステージが終わると、空に向けてレーザービームが照射され、荘厳な音楽に合わせたレーザーショーが始まった。
高層ホテル棟「スターウィング」の壁面から照射されたレーザービームとインフィニティプールに設置された噴水による壮大な光と水のシンフォニーなのである。
滞在客たちは全員、その大迫力に圧倒されていた。
15分余りのショーが終わると、会場全体から割れんばかりの拍手喝采が鳴り響き、ウェルカムパーティはお開きとなった。
21
お気に入りに追加
1,889
あなたにおすすめの小説
俺のスキル『性行為』がセクハラ扱いで追放されたけど、実は最強の魔王対策でした
宮富タマジ
ファンタジー
アレンのスキルはたった一つ、『性行為』。職業は『愛の剣士』で、勇者パーティの中で唯一の男性だった。
聖都ラヴィリス王国から新たな魔王討伐任務を受けたパーティは、女勇者イリスを中心に数々の魔物を倒してきたが、突如アレンのスキル名が原因で不穏な空気が漂い始める。
「アレン、あなたのスキル『性行為』について、少し話したいことがあるの」
イリスが深刻な顔で切り出した。イリスはラベンダー色の髪を少し掻き上げ、他の女性メンバーに視線を向ける。彼女たちは皆、少なからず戸惑った表情を浮かべていた。
「……どうしたんだ、イリス?」
アレンのスキル『性行為』は、女性の愛の力を取り込み、戦闘中の力として変えることができるものだった。
だがその名の通り、スキル発動には女性の『愛』、それもかなりの性的な刺激が必要で、アレンのスキルをフルに発揮するためには、女性たちとの特別な愛の共有が必要だった。
そんなアレンが周りから違和感を抱かれることは、本人も薄々感じてはいた。
「あなたのスキル、なんだか、少し不快感を覚えるようになってきたのよ」
女勇者イリスが口にした言葉に、アレンの眉がぴくりと動く。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~
三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】
人間を洗脳し、意のままに操るスキル。
非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。
「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」
禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。
商人を操って富を得たり、
領主を操って権力を手にしたり、
貴族の女を操って、次々子を産ませたり。
リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』
王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。
邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
淫らなお姫様とイケメン騎士達のエロスな夜伽物語
瀬能なつ
恋愛
17才になった皇女サーシャは、国のしきたりに従い、6人の騎士たちを従えて、遥か彼方の霊峰へと旅立ちます。
長い道中、姫を警護する騎士たちの体力を回復する方法は、ズバリ、キスとH!
途中、魔物に襲われたり、姫の寵愛を競い合う騎士たちの様々な恋の駆け引きもあったりと、お姫様の旅はなかなか困難なのです?!
18禁NTR鬱ゲーの裏ボス最強悪役貴族に転生したのでスローライフを楽しんでいたら、ヒロイン達が奴隷としてやって来たので幸せにすることにした
田中又雄
ファンタジー
『異世界少女を歪ませたい』はエロゲー+MMORPGの要素も入った神ゲーであった。
しかし、NTR鬱ゲーであるためENDはいつも目を覆いたくなるものばかりであった。
そんなある日、裏ボスの悪役貴族として転生したわけだが...俺は悪役貴族として動く気はない。
そう思っていたのに、そこに奴隷として現れたのは今作のヒロイン達。
なので、酷い目にあってきた彼女達を精一杯愛し、幸せなトゥルーエンドに導くことに決めた。
あらすじを読んでいただきありがとうございます。
併せて、本作品についてはYouTubeで動画を投稿しております。
より、作品に没入できるようつくっているものですので、よければ見ていただければ幸いです!
【R18】童貞のまま転生し悪魔になったけど、エロ女騎士を救ったら筆下ろしを手伝ってくれる契約をしてくれた。
飼猫タマ
ファンタジー
訳あって、冒険者をしている没落騎士の娘、アナ·アナシア。
ダンジョン探索中、フロアーボスの付き人悪魔Bに捕まり、恥辱を受けていた。
そんな折、そのダンジョンのフロアーボスである、残虐で鬼畜だと巷で噂の悪魔Aが復活してしまい、アナ·アナシアは死を覚悟する。
しかし、その悪魔は違う意味で悪魔らしくなかった。
自分の前世は人間だったと言い張り、自分は童貞で、SEXさせてくれたらアナ·アナシアを殺さないと言う。
アナ·アナシアは殺さない為に、童貞チェリーボーイの悪魔Aの筆下ろしをする契約をしたのだった!
金貨1,000万枚貯まったので勇者辞めてハーレム作ってスローライフ送ります!!
夕凪五月雨影法師
ファンタジー
AIイラストあり! 追放された世界最強の勇者が、ハーレムの女の子たちと自由気ままなスローライフを送る、ちょっとエッチでハートフルな異世界ラブコメディ!!
国内最強の勇者パーティを率いる勇者ユーリが、突然の引退を宣言した。
幼い頃に神託を受けて勇者に選ばれて以来、寝る間も惜しんで人々を助け続けてきたユーリ。
彼はもう限界だったのだ。
「これからは好きな時に寝て、好きな時に食べて、好きな時に好きな子とエッチしてやる!! ハーレム作ってやるーーーー!!」
そんな発言に愛想を尽かし、パーティメンバーは彼の元から去っていくが……。
その引退の裏には、世界をも巻き込む大規模な陰謀が隠されていた。
その陰謀によって、ユーリは勇者引退を余儀なくされ、全てを失った……。
かのように思われた。
「はい、じゃあ僕もう勇者じゃないから、こっからは好きにやらせて貰うね」
勇者としての条約や規約に縛られていた彼は、力をセーブしたまま活動を強いられていたのだ。
本来の力を取り戻した彼は、その強大な魔力と、金貨1,000万枚にものを言わせ、好き勝手に人々を救い、気ままに高難度ダンジョンを攻略し、そして自身をざまぁした巨大な陰謀に立ち向かっていく!!
基本的には、金持ちで最強の勇者が、ハーレムの女の子たちとまったりするだけのスローライフコメディです。
異世界版の光源氏のようなストーリーです!
……やっぱりちょっと違います笑
また、AIイラストは初心者ですので、あくまでも小説のおまけ程度に考えていただければ……(震え声)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる