267 / 374
第18章 航空産業大臣編
第265話 女神フィリアとの補償交渉
しおりを挟む
女神フィリアが言っていた通り、3日目の朝には暗黒竜の姿は跡形もなく消えていた。
恐らく、夜中の内に塒へ逃げ帰ったのだろう。
アクアスターリゾートの被害状況は、思っていたよりも遥かに深刻な状態であった。
暗黒竜に踏み荒らされ足跡がついた場所は、1m以上もの段差ができデコボコな状態だ。
上下水道は上水濾過装置、下水浄化装置とも破壊され修復不能であった。
電気は水力発電の一部が使えるものの通常の2割程度しか電力を確保できない状況である。
農園と薬草園は壊滅的な被害を受け、今年の収穫は不可能な状況だ。
重要な食料となる牛や豚、鶏など家畜を飼っていた畜舎は、ほぼ全滅。
建物に関してはトリンの錬金工房が半壊状態であったが、錬金釜や貯蔵していたポーションは無傷であった。
しかし、原料となる薬草が収穫できないとなると、他から調達しなければならないのでコストアップと品質低下は避けられない。
何よりも痛いのは、源泉が湧出していた櫓が破壊され、温泉を汲み上げることができないことだ。
それに女神フィリアが放った神罰『雷束』の途轍もない爆風により、本館の窓ガラスがほぼ全て吹き飛び、加えて雨や油煙、煤などが風に乗って侵入し、建物の中は惨憺たる状況であった。
オレの居室の窓もほぼ全て吹き飛び、中はガラスの破片で歩くことさえ危険な状態だ。
アクアスターリゾートの売りの1つである、温泉が使えない、ましてや食料の確保、上下水道、電力の確保が出来ず、館内はガラスが散乱し床や壁は煤だらけとなると営業不能な状態にあるのは明らかだ。
人的な被害も出ていた。
護衛の女戦士のうち、リリアーナは右手骨折、アンジェリーナは大腿部に裂傷を負っていた。
ステラも満身創痍であるが、重症では無いという。
トリンの準1級ヒールポーション(怪我治癒薬)を使って、3人共すぐに完治した。
オレはアスナを通じ、王都のバレンシア・リゾートに災害発生のため、やむなく営業休止することを予約客に伝えるように指示した。
アクアスター・リゾートは、開業してから、ここまで何事もなく順風満帆に営業してきたが、降って湧いたような災厄に見舞われ、オレを含めスタッフ一同の心は重く沈んでいた。
オレはサクラがまとめてくれた被害状況を女神フィリアにメールで送信した。
被害報告を見て、女神フィリアは言葉を失ったらしい。
さて、どう落とし前を付けて貰おうか…
翌日、女神フィリアから電話があった。
「はい、カイトです」
「もしも~し、カイトくん、元気~?」
「はい?
元気なんか有るわけないですよね…」
「そうだよね~、さすがのカイトくんも元気出ないか……
まず最初に謝るね。
この度はウチのポチがご迷惑をお掛けして、大変申し訳ありませんでした」
それは、女神フィリアから聞く初めての正式な謝罪の言葉であった。
「半分はポチが暴れたせいですが、フィリア様の神罰『雷束』の方が被害大きかったんですからね…」
「いや、ホント、申し訳ない、ちょっとやり過ぎました」
「それに神罰下すなら、先に言って下さいよ。
危うく、命と落とすところだったんですから!」
現に、ナツナとミナモは爆風によりワイバーンごと何キロも飛ばされたが、地面に激突寸前で体制を立て直し、奇跡的に難を逃れたのであった。
「分かりました、フィリア様の謝罪は受け入れます。
でも、それよりもキチンと補償してもらわないと。
うちも従業員抱えてるので、休業中も給料払わなきゃならないんですよね…」
「うんうん、やっぱりそうなるよね。
カイトくん、経営者だもんね。
うちも従業員たくさん抱えてるから、その気持分かるよ」
「そうですよ、うちも大変なんですから…」
当面の資金繰りに困らないだけの貯えはあるものの、リゾートホテルや錬金工房、ワイナリーと言った優良事業からの収入が途絶えた今、早急に対応しないと資金繰りが苦しくなるのは目に見えているのだ。
「それじゃ補償問題は、最後に話すとして、先に復旧の問題を解決しましょ」
「そうしましょう」
「まず、生活インフラと農園や薬草園、畜舎の復旧は、異世界宅急便の施工チーム50名を派遣して、最優先で復旧させるよう手配するわ。
それと建物や設備、構築物、道路の復旧や清掃も施工チームが行うから。
あと、必要な資材や設備器具、農具、農作物や薬草の種、家畜などは全て無償で提供するように異世界宅急便の施工チームに言ってあるわ。
それと現場監督としてパルム・シントラを工事終了まで派遣するから、何かあったら彼に言ってね」
「分かりました、ではそれでお願いします。
ところで温泉の復旧はどうなりますか?」
「う~ん、それが問題よね~。
温泉を掘った時のパイプが残ってて使えれば良いんだけど、地中で寸断されていると堀り直しが必要になるわね~。
それに、温泉が出たにしても、1ヶ月以上かかるだろうし、泉質も変わっちゃうかも知れないよ…」
なるほど、そうなるか。
それは痛いな。
「次に補償の話だけど…
カイトくんの試算では、ホテルは少なくとも2ヶ月間は休業しなければならないという話よね。
それと錬金工房の休業補償もしなくちゃ行けないわね。
あとは、カイトくんも住むのに不自由させちゃうから、その分も補償しないとね」
「いえ、住む所はちょうど公爵邸が出来たばかりなので、考えなくてもいいですよ」
「分かったよ。
それで、補償なんだけど、スター金貨30万枚でどう?」
スター金貨30万枚と言えば円換算で300億円ではないか。
「流石に、それは貰い過ぎでは?」
「いや、慰謝料も入ってるから、これ位が妥当だと思うよ。
それと、カイトくんの領地なんだけど、今まではミラバス湖の南側からミラバス山の山麓までの間と街道の途中までだったけどね。
この際だから、私の領地全部カイト君に任せようかなって思って」
「へ?、領地全部?」
「そうそう、全部」
「えぇぇぇぇぇぇぇ~!」
女神フィリアの領地とは、ソランスター王国からデルファイ公国までの間にあり、どの国の領地にも属さない、神の領域と呼ばれる広い土地だ。
東は、以前盗賊どもを討伐した海岸から、東はミラバス湖を挟みミラバス山の西120km付近まで、南北はデルファイ国境から、ソランスター国境までの約120kmの領域である。
今までは、暗黒竜が睨みを利かし、神が治める神域であると、どの国にも属さない領域として、各国が暗黙の了解で不可侵としている地域なのだ。
それをオレが治めることが女神フィリアから許されるとすれば、もうこれは一つの国と言っても良いだろう。
「それに、ミラバス山とミラバス湖以外は何もない、ただのだだっ広い土地だからね」
「でもなぁ、土地だけ与えられても困るんですけど…
統治するにしても金が掛かるし…
それに領民がほとんど居ないと領地なんて、意味ないじゃないですか」
「でも、それはカイトくんの得意分野でしょ。
建物建てて、産業誘致して魅力的な土地にして人を呼ぶ。
それに真っ更な土地だから、都市計画だって最初から自由に作れるんだよ」
「確かにそうかも知れませんが、余りにも遠大な話ですよねぇ。
それに莫大な資金も掛かりそうだし…」
「うん、その辺は相談に乗るよ。
うちのグループには不動産ファンド会社もあるから、まとまった資金調達が必要なら相談してね」
女神フィリアは、そんな事業にまで手を出しているのか…
「分かりました、その内相談するかも知れませんが…
領地全部を任せるって言う件は一旦保留にさせて下さい」
「了解、とりあえず、今日はこんなところね。
これから手配して明日から復旧作業開始させるから、待っててね。
それじゃ、またね~、ばいば~い」
女神フィリアは、オレの返事も待たずに電話を切った。
なんか凄い話になってきたが、それよりも今はアクアスター・リゾートの復旧が最優先だ。
恐らく、夜中の内に塒へ逃げ帰ったのだろう。
アクアスターリゾートの被害状況は、思っていたよりも遥かに深刻な状態であった。
暗黒竜に踏み荒らされ足跡がついた場所は、1m以上もの段差ができデコボコな状態だ。
上下水道は上水濾過装置、下水浄化装置とも破壊され修復不能であった。
電気は水力発電の一部が使えるものの通常の2割程度しか電力を確保できない状況である。
農園と薬草園は壊滅的な被害を受け、今年の収穫は不可能な状況だ。
重要な食料となる牛や豚、鶏など家畜を飼っていた畜舎は、ほぼ全滅。
建物に関してはトリンの錬金工房が半壊状態であったが、錬金釜や貯蔵していたポーションは無傷であった。
しかし、原料となる薬草が収穫できないとなると、他から調達しなければならないのでコストアップと品質低下は避けられない。
何よりも痛いのは、源泉が湧出していた櫓が破壊され、温泉を汲み上げることができないことだ。
それに女神フィリアが放った神罰『雷束』の途轍もない爆風により、本館の窓ガラスがほぼ全て吹き飛び、加えて雨や油煙、煤などが風に乗って侵入し、建物の中は惨憺たる状況であった。
オレの居室の窓もほぼ全て吹き飛び、中はガラスの破片で歩くことさえ危険な状態だ。
アクアスターリゾートの売りの1つである、温泉が使えない、ましてや食料の確保、上下水道、電力の確保が出来ず、館内はガラスが散乱し床や壁は煤だらけとなると営業不能な状態にあるのは明らかだ。
人的な被害も出ていた。
護衛の女戦士のうち、リリアーナは右手骨折、アンジェリーナは大腿部に裂傷を負っていた。
ステラも満身創痍であるが、重症では無いという。
トリンの準1級ヒールポーション(怪我治癒薬)を使って、3人共すぐに完治した。
オレはアスナを通じ、王都のバレンシア・リゾートに災害発生のため、やむなく営業休止することを予約客に伝えるように指示した。
アクアスター・リゾートは、開業してから、ここまで何事もなく順風満帆に営業してきたが、降って湧いたような災厄に見舞われ、オレを含めスタッフ一同の心は重く沈んでいた。
オレはサクラがまとめてくれた被害状況を女神フィリアにメールで送信した。
被害報告を見て、女神フィリアは言葉を失ったらしい。
さて、どう落とし前を付けて貰おうか…
翌日、女神フィリアから電話があった。
「はい、カイトです」
「もしも~し、カイトくん、元気~?」
「はい?
元気なんか有るわけないですよね…」
「そうだよね~、さすがのカイトくんも元気出ないか……
まず最初に謝るね。
この度はウチのポチがご迷惑をお掛けして、大変申し訳ありませんでした」
それは、女神フィリアから聞く初めての正式な謝罪の言葉であった。
「半分はポチが暴れたせいですが、フィリア様の神罰『雷束』の方が被害大きかったんですからね…」
「いや、ホント、申し訳ない、ちょっとやり過ぎました」
「それに神罰下すなら、先に言って下さいよ。
危うく、命と落とすところだったんですから!」
現に、ナツナとミナモは爆風によりワイバーンごと何キロも飛ばされたが、地面に激突寸前で体制を立て直し、奇跡的に難を逃れたのであった。
「分かりました、フィリア様の謝罪は受け入れます。
でも、それよりもキチンと補償してもらわないと。
うちも従業員抱えてるので、休業中も給料払わなきゃならないんですよね…」
「うんうん、やっぱりそうなるよね。
カイトくん、経営者だもんね。
うちも従業員たくさん抱えてるから、その気持分かるよ」
「そうですよ、うちも大変なんですから…」
当面の資金繰りに困らないだけの貯えはあるものの、リゾートホテルや錬金工房、ワイナリーと言った優良事業からの収入が途絶えた今、早急に対応しないと資金繰りが苦しくなるのは目に見えているのだ。
「それじゃ補償問題は、最後に話すとして、先に復旧の問題を解決しましょ」
「そうしましょう」
「まず、生活インフラと農園や薬草園、畜舎の復旧は、異世界宅急便の施工チーム50名を派遣して、最優先で復旧させるよう手配するわ。
それと建物や設備、構築物、道路の復旧や清掃も施工チームが行うから。
あと、必要な資材や設備器具、農具、農作物や薬草の種、家畜などは全て無償で提供するように異世界宅急便の施工チームに言ってあるわ。
それと現場監督としてパルム・シントラを工事終了まで派遣するから、何かあったら彼に言ってね」
「分かりました、ではそれでお願いします。
ところで温泉の復旧はどうなりますか?」
「う~ん、それが問題よね~。
温泉を掘った時のパイプが残ってて使えれば良いんだけど、地中で寸断されていると堀り直しが必要になるわね~。
それに、温泉が出たにしても、1ヶ月以上かかるだろうし、泉質も変わっちゃうかも知れないよ…」
なるほど、そうなるか。
それは痛いな。
「次に補償の話だけど…
カイトくんの試算では、ホテルは少なくとも2ヶ月間は休業しなければならないという話よね。
それと錬金工房の休業補償もしなくちゃ行けないわね。
あとは、カイトくんも住むのに不自由させちゃうから、その分も補償しないとね」
「いえ、住む所はちょうど公爵邸が出来たばかりなので、考えなくてもいいですよ」
「分かったよ。
それで、補償なんだけど、スター金貨30万枚でどう?」
スター金貨30万枚と言えば円換算で300億円ではないか。
「流石に、それは貰い過ぎでは?」
「いや、慰謝料も入ってるから、これ位が妥当だと思うよ。
それと、カイトくんの領地なんだけど、今まではミラバス湖の南側からミラバス山の山麓までの間と街道の途中までだったけどね。
この際だから、私の領地全部カイト君に任せようかなって思って」
「へ?、領地全部?」
「そうそう、全部」
「えぇぇぇぇぇぇぇ~!」
女神フィリアの領地とは、ソランスター王国からデルファイ公国までの間にあり、どの国の領地にも属さない、神の領域と呼ばれる広い土地だ。
東は、以前盗賊どもを討伐した海岸から、東はミラバス湖を挟みミラバス山の西120km付近まで、南北はデルファイ国境から、ソランスター国境までの約120kmの領域である。
今までは、暗黒竜が睨みを利かし、神が治める神域であると、どの国にも属さない領域として、各国が暗黙の了解で不可侵としている地域なのだ。
それをオレが治めることが女神フィリアから許されるとすれば、もうこれは一つの国と言っても良いだろう。
「それに、ミラバス山とミラバス湖以外は何もない、ただのだだっ広い土地だからね」
「でもなぁ、土地だけ与えられても困るんですけど…
統治するにしても金が掛かるし…
それに領民がほとんど居ないと領地なんて、意味ないじゃないですか」
「でも、それはカイトくんの得意分野でしょ。
建物建てて、産業誘致して魅力的な土地にして人を呼ぶ。
それに真っ更な土地だから、都市計画だって最初から自由に作れるんだよ」
「確かにそうかも知れませんが、余りにも遠大な話ですよねぇ。
それに莫大な資金も掛かりそうだし…」
「うん、その辺は相談に乗るよ。
うちのグループには不動産ファンド会社もあるから、まとまった資金調達が必要なら相談してね」
女神フィリアは、そんな事業にまで手を出しているのか…
「分かりました、その内相談するかも知れませんが…
領地全部を任せるって言う件は一旦保留にさせて下さい」
「了解、とりあえず、今日はこんなところね。
これから手配して明日から復旧作業開始させるから、待っててね。
それじゃ、またね~、ばいば~い」
女神フィリアは、オレの返事も待たずに電話を切った。
なんか凄い話になってきたが、それよりも今はアクアスター・リゾートの復旧が最優先だ。
35
『異世界リゾートライフ』をお読みいただき、誠にありがとうございます。
作品が気に入りましたら、エールボタンのクリックをお願いします。
応援いただくと、やる気が出て新しい話の意欲となります。
また誤字脱字、てにをはの間違い等御座いましたら、お知らせいただけましたら嬉しいです。
今後とも『異世界リゾートライフ』をよろしくお願いします。
作品が気に入りましたら、エールボタンのクリックをお願いします。
応援いただくと、やる気が出て新しい話の意欲となります。
また誤字脱字、てにをはの間違い等御座いましたら、お知らせいただけましたら嬉しいです。
今後とも『異世界リゾートライフ』をよろしくお願いします。
お気に入りに追加
1,900
あなたにおすすめの小説

男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます
neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。
松本は新しい世界で会社員となり働くこととなる。
ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


Sランクパーティを引退したおっさんは故郷でスローライフがしたい。~王都に残した仲間が事あるごとに呼び出してくる~
味のないお茶
ファンタジー
Sランクパーティのリーダーだったベルフォードは、冒険者歴二十年のベテランだった。
しかし、加齢による衰えを感じていた彼は後人に愛弟子のエリックを指名し一年間見守っていた。
彼のリーダー能力に安心したベルフォードは、冒険者家業の引退を決意する。
故郷に帰ってゆっくりと日々を過しながら、剣術道場を開いて結婚相手を探そう。
そう考えていたベルフォードだったが、周りは彼をほっておいてはくれなかった。
これはスローライフがしたい凄腕のおっさんと、彼を慕う人達が織り成す物語。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる