上 下
249 / 374
第17章 フォマロート王国救国編

第247話 3度目の忠誠の儀・後編(R18版)

しおりを挟む
 次はアストレアの部屋だ。
 ドアが開くとアストレア・レーベンハウトが丁重に迎えてくれた。
「シュテリオンベルグ伯爵閣下、お待ちしておりました。
 本日は、ご指導のほど、宜しくお願い致します」
 アストレアは、大判のバスタオルを体に巻き、準備万端であった。

「こちらこそ宜しくね。
 オレの呼び方は、以後『カイト様』と呼ぶように」

「畏まりました。
 カイト様、中へどうぞ…」
 アストレアは手招きした。

「何かお飲みになりますか?」

「そうだな、水を一杯もらおうか」
 オレは既に2回戦を終え、喉がカラカラであった。

「はい、少々お待ち下さいませ」
 アストレアは、なかなか気が利くのようだ。

 彼女が持ってきたグラスの水を一気に飲み干した。
「ありがとう…
 じゃあ時間も無いから始めようか」

 オレはアストレアの手を引き、ベッドへと導いた。
「心の準備はいいかい?」

「はい、大丈夫です。
 私、初めてなので、優しくして下さいね」

「大丈夫、心配しなくていいよ」
 オレはベッドに腰掛け、アストレアの肩を抱き寄せ、唇を合わせた。
 彼女からは、甘い花の匂いがした。
 アストレアをベッドに寝かせ、耳たぶからうなじまで丹念に舌を這わせる。
 彼女は、細身ではあるが引き締まったナイスバディを持っていた。
 腰までの金髪ポニーテール、上向きの大きめの乳房、形よく括れた腰、丸みを帯びた美尻、細くて長い美脚、惚れ惚れするような美しいボディラインである。
 オレは彼女の全身に隈なく舌を這わせ、優しく愛撫した。
 少し乱暴に乳房を掴み、その頂きを舌で攻めると、色っぽい声をあげて反応した。
 アストレアの体は、とても感度が良いようだ。
「き、気持ちいいです…
 わ、私、どうにか、なっちゃいそう…」
 彼女はオレの攻撃に合わせ、その都度声を上げ反応した。

 形の良い臍の周りを攻め、その下の草むらに到達すると、既にアストレアの花弁はなびらは、蜜で溢れていた。
 指で周りを愛撫し、舌と指を使って刺激すると更に蜜が溢れ出し、オレを受け入れる準備は十分に整ったようだ。

「それじゃ、入れるから脚を開いて」

「はい、お願いします」
 アストレアは、自分の脚を持ちオレが挿入しやすいようにM字に開いてくれた。

 オレは自分の男性自身をアストレアの花弁はなびらに充てがい、ゆっくりと中へ挿入した。
 するとその瞬間アストレアは、電気が走ったように仰け反り、ビクビクと反応した。
「痛くないかい?」

「だ、大丈夫です。
 ほんの少し、痛みがあるだけですから…
 それよりも、気持ち良過ぎて、どうにかなっちゃいそうです」

 アストレアの中は狭かったが、ゆっくりと腰を動かすと徐々に広がっていった。
 初めてであるが特に問題無さそうなので、少しずつ腰の動きを早めると、アストレアの声は部屋に響き渡るほど大きくなり、全身をピクピク痙攣させてイッていた。
 忠誠の儀で、初回からこれ程感じている女性は、彼女が初めてだ。

 アストレアの中のヒダヒダが、波状的にオレの男性自身を締め付け、得も言われぬ快感を与えた。
 ひょっとして、これは名器というやつか…
 アストレアはオレの首に両腕を巻き付け、耳元で声を上げ激しく感じ、何度もイっていた。

 繋がったまま、彼女を抱き上げると、今度はオレが下になった。
 オレはアストレアを下から突き上げると、彼女もオレの動きに合わせて腰を振った。

 下から見上げると、アストレアの白い肌はピンク色に染まり、大きな乳房と金髪ポニーテールを上下に揺らして、全身をピクピクさせて何度もイっていた。
 それは、何ともエロい絵面えずらであった。

 やがて、お互いに絶頂ピークを迎えるとアストレアの中に濃厚な精液を放った。
 その瞬間、彼女は全身を痙攣させ激しく反応していた。

 忠誠の儀が終わると彼女は丁寧に礼をいった。
「カイト様、ありがとうこざいました。
 気持ち良すぎて、私、癖になりそうです」

「そう言ってもらえて良かったよ。
 月に1回は順番が回ってくるから、その時またね」

「分かりました。
 今日は、ありがとうございました…」
 浴室でお互いの体を洗って、オレは次の部屋へ向かった。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 次は、ルーシアの部屋だ。
 部屋をノックするとルーシア・ガーランドは、緊張した面持ちで、オレを迎えた。
「シュテリオンベルグ伯爵閣下、お待ちしておりました」

「オレを呼ぶ時は、カイトでいいよ」

「はい、畏まりました」

 中へ入ると、ルーシアは既に下着姿であった。

「カイト様、本日はご指導、宜しくお願いします」
 ルーシアは深々と頭を下げた。

「こちらこそ。
 それじゃ、早速始めようか」

 オレは、ルーシアの手を引き、ベッドへ腰掛けると彼女の唇にキスした。
 ルーシア・ガーランドは、肩までのさらさらなブラウンヘアと大きな黒い瞳が可愛い16歳の美少女だ。
 彼女は小柄かつ童顔で、年よりも若く見えるので、未成年を相手にしている感じがして、少し背徳感がある。
 因みにこの世界での成人年齢は16歳であるので、法的には何ら問題ないのだ。

 胸はBカップくらいで、まだ発育途中だ。
「カイト様、優しくして下さいね…」

「心配しなくていいよ」

 オレは、ルーシアを抱き寄せ、うなじから足元まで丁寧に舌を這わせた。
 彼女は目をつぶり、小刻みに震えていた。
 小さめの可愛い乳房を優しく舐め、乳首を吸うとルーシアは小さく反応した。

 舌でルーシアの性感帯と思われる乳首を何度も攻め、頃合いを見て下の方へ少しずつ下がって行くと、そこは既に濡れていたが、舌を使って更に柔らかくする。

 中は狭そうなので、指を少しずつ中に入れ、緊張を解した。
「き、気持ちいいです。
 もしかして…、もう私の中にカイト様のが、入ったのですか?」

「いや、まだ指を入れただけだよ…」

「え、そうなんですか?」

「これから、君の中に入れるのは、こっちの方だ」
 そう言って、ルーシアにオレのシンボルを見せた。

「えっ!
 そんなに、おっきいのが…
 わ、私の中に?」

「うん、そろそろ入れるから、力を抜いて」
 ルーシアの脚を開き、花弁はなびらの中心部にオレの男性自身を充てがい、少しずつ中へ入れていった。
 まだ、先っぽを入れただけだが、中はかなり狭く、それ以上先に進めなかった
「あっ、いっ、痛いです、痛い痛い痛い~!」
 少し強引に捻じこもうとすると、ルーシアは苦痛に顔を歪めた。
 準備不足だったのか、ルーシアの中はかなり狭く、まだ先っぽなのに、これ以上先に進むのは無理そうだ。

「ルーシア…、無理そうだから、今日は止めておこうか?」

「だ、だいじょうぶです」

「う~ん、それじゃ、もう少しだけ頑張るか」

「お願いします」

 その後、30分ほど頑張ったが、結局『忠誠の儀』を完了させることは出来ず、ルーシアは悔し涙を流した。
「また今度にしようね」
 オレはそう言い残し、ルーシアの部屋を後にした。

 後で知ったことであるが『忠誠の儀』が完了しない女戦士ヴァルキュリーは、王族の護衛を務めることが出来ないのだ。
 ルーシアが『忠誠の儀』を完了しないと、別の護衛と交代させられることになる。

 その後、オレはフローラの部屋で約1時間半、エレナとジェスティーナの部屋で3時間『忠誠の儀』を繰り広げ、自室へ帰ったのは深夜0時過ぎであった。
 因みにエレナはジェスティーナの部屋に居候しているのだ。
 スタッフと婚約者の部屋が足りなくなってきたので、近々また本館を増築する予定だが、エレナには、暫く辛抱してもらうしかない。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 2日後、ルーシアとの『忠誠の儀』が再び行われた。
 今度は、長時間掛けて念入りに秘密の花園を攻めて充分に潤し、トリン特製のスムース・ジェル・ポーションの力を借りて、何とかルーシアとの『忠誠の儀』が終わらせたのである。

 それから数日間、ルーシアは両脚の付け根の辺りが痛くて歩けず公休を取った。
 彼女が『忠誠の儀』に慣れるまでは、まだ暫く掛かりそうだ。
しおりを挟む
感想 65

あなたにおすすめの小説

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

大和型戦艦、異世界に転移する。

焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。 ※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。

異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話

kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。 ※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。 ※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 異世界帰りのオッサン冒険者。 二見敬三。 彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。 彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。 彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。 そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。 S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。 オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】

ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった 【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。 累計400万ポイント突破しました。 応援ありがとうございます。】 ツイッター始めました→ゼクト  @VEUu26CiB0OpjtL

貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!

やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり 目覚めると20歳無職だった主人公。 転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。 ”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。 これではまともな生活ができない。 ――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう! こうして彼の転生生活が幕を開けた。

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

処理中です...