237 / 374
第17章 フォマロート王国救国編
第235話 決戦は金曜日
しおりを挟む
ワイバーン部隊を殲滅し、飛行船でリーゼンベルグへ戻ると、空の彼方から見覚えのある飛行船が急降下して来るのが見えた。
ど派手な黄色い船体に赤い文字で『異世界宅配便』と書かれた小型飛行船は、猛スピードで着地し、ハッチが開くと中から現れたのは、すっかりお馴染みとなった配達員のパルム・シントラであった。
「異世界宅配便で~す。
ハヤミ様にお届けものです」
「えっ?、何も注文してないけど…」
「あ~っと、そうですね。
ご注文はされてませんが、飛行船の『簡易反撃システム』のメンテナンスに伺いました」
パルム・シントラに聞くと飛行船のオプションである『簡易反撃システム』を使用すると、自動的に消耗品が発注される『簡易反撃システムメンテナンスサービス』が付いており、6時間以内に消耗品が補充されるそうだ。
具体的に何が補充されるかと言うと、それは「レーザー誘導小型ミサイル」と「エネジウムパワー・カートリッジ」で、その他に船体に異常がないか、専用コンピュータで診断してくれるのだ。
「メンテナンス、全て終わりました~。
3隻とも異常ありませんので、通常通りご使用いただけます」
「いや~、メンテナンスサービスに加入してるなんて知らなかったから、助かったよ。
忙しいのに、駆けつけてくれてありがとう」
「いえいえ、これも仕事ですから。
それでは、これで失礼します」
そう言うとパルム・シントラは、ど派手な飛行船に乗り、あっという間に空の彼方へと消えた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ゴラン帝国軍ワイバーン部隊の生き残り16名は、何れも重症であったが、トリンの準1級ヒールポーションを使い、回復を試みた結果、全員回復に向かっていた。
傷は直せても、外傷で失った血液までは戻らないので、話せるようになるまでは、まだ暫く掛かりそうだ。
わざわざ貴重なヒールポーションを使ったのは、彼らを尋問することで、ゴラン帝国軍の最新情報を入手できると思ったからだ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ゴラン帝国軍は、頼りにしていたワイバーン部隊全滅の報に愕然としていた。
詳しい情報は入っていないが、遠方からリーゼンベルグでの戦闘の様子を見た斥候の話では、一瞬にしてワイバーン部隊が殲滅されたと聞いたのだが、その話を俄には信じられなかった。
潜入部隊の情報を分析してもフォマロート王国軍にそのような力は無いはずだと、ゴラン帝国軍総司令官エルドバラン将軍は確信していた。
もし、そのような力を持つ者がいるとすれば、それはソランスター王国にいる神の加護を受けたと言う男であろう。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
アプロンティア王国軍の増援部隊4万とソランスター王国軍3万2千がリーゼンベルグへ到着した。
全軍集結に合わせ、フォマロート救国連合軍司令官会議が開催された。
会議に参加したのは下記の7カ国、5人の大臣、21人の司令官(将軍)である。
◎フォマロート王国(兵力2万4千人)
ベルガー将軍(軍務大臣代行)、サンドバル将軍、ミューレン将軍
◎アプロンティア王国(兵力8万人)
シュトラーゼ軍務大臣、ライゼン外務大臣、アルトマイン将軍、ガイザー将軍、サバティカル将軍、ギリア将軍、アルニカ将軍、エステベス将軍、レスカード将軍、グラビウス将軍、バンデラス将軍、ブラウニー将軍
◎ソランスター王国(兵力3万2千人)
リーン軍務大臣、シュテリオンベルグ情報大臣、ガーランド将軍(第4師団)、テスタロッサ将軍(第5師団)、レイシス将軍(第7師団)、サバティーニ将軍(第10師団)
◎ナナライン王国(兵力6千人)
ホルドライナー将軍
◎イメリア王国(兵力5千人)
トリータム将軍
◎ドストーナ公国(兵力4千人)
ベレクス将軍
◎シメパフェ共和国(兵力2千人)
アマトー司令官
彼らはリーゼンベルグ司令部の大会議室に集合した。
これからフォマロート王国奪還作戦の戦術を練るのだ。
最初にフォマロート王国を代表してリアンナ王女が謝辞を述べた。
「ご列席の皆様、私はフォマロート王国第1王女リアンナ・フォマロートでございます。
我が祖国のため、軍を率いて遠路遥々リーゼンベルグに集結下さり、心より感謝申し上げます。
ゴラン帝国と結託したサルーテ将軍並びにロズベルグ公爵の反逆により、我が王国は王都を奪われ、王である我が父を始めとする王族は、殺されました。
我が国の民は住処を追われ、避難生活を余儀なくされており、正に今、国家存亡の危機を迎えております。
憎っくきゴラン帝国の魔手から祖国を取り戻すため、私共に同盟国の皆様方のお力をお貸しいただきたく、心よりお願い申し上げます」
リアンナ王女は、涙ながらに祖国の奪還を訴えた。
大臣と司令官たちは全員立ち上がり、リアンナ王女に拍手を送った。
「大丈夫、オレたちが取り戻してやる」
「ゴラン帝国の奴らを完膚なきまで叩きのめしてやるぞ」
「リアンナ姫、敵はきっと取ってやる、オレ達に任せろ」
などなど、力強い声援が四方から飛んだ。
リアンナ王女が退場すると、早速会議が始まった。
この会議の議長はアプロンティア王国軍務大臣のシュトラーゼ伯爵が務めた。
「只今から連合軍司令官会議を始めます」
「敵を撃退し、勝利を勝ち取るため、忌憚のない意見をお願いします。
まず最初にソランスター王国情報大臣であるシュテリオンベルグ伯爵から勢力分析について発表願います」
「ソランスター王国情報大臣のシュテリオンベルグです。
私からは、我々フォマロート王国救国連合軍と敵であるゴラン帝国連合軍の勢力分析について報告させていただきます」
オレは、3カ国首脳会議で発表した勢力分析に一部補正を加えた数値を発表した。
◎敵勢力
ゴラン帝国兵 7万2千人
フォマロート反乱軍 1万2千人
デルファイ公国軍 2万人
ゴラン同盟諸国軍 3万8千人
合 計 14万2千人
◎味方勢力
フォマロート王国軍 2万4千人
アプロンティア王国軍 8万人
ソランスター王国軍 3万2千人
アプロンティア同盟軍 1万7千人
合 計 15万3千人
「単純な兵数比較では、我が救国連合軍が1万1千人ほど上回っており、若干有利ではありますが、各部隊毎の戦闘力にバラツキがあり、一概に比較できないため、1万1千人は誤差の範囲であると考えます。
火砲や銃火器の保有数は、敵もさほど多くなく、両勢力とも騎兵、弓兵、歩兵による近接戦闘が中心となると予想されます。
このことから、戦術が重要な鍵を握ると思われます」
オレの話を聞き、多くの出席者が頷いていた。
やはり、みんな戦術が重要だと思っているのだ。
オレは更に兵站や武器の補給路などについて報告し、次の発表者に席を譲った。
次にフォマロート王国軍のベルガー将軍が登壇し、戦術について意見調整を行った。
フォマロート王国内の地理に最も詳しいベルガー将軍が、2つの戦術案を提示したが、何れも兵の損耗が大きいと多くの将軍から異議が唱えられた。
「戦闘に犠牲は付き物です、ある程度は覚悟していただかないと…」
ベルガー将軍の試算によると最大4万人の死傷者が出る計算なのである。
「その戦術は、あまりにもリスクが大き過ぎる」
ソランスター王国軍のレイシス将軍(女戦士セレスティーナとアンジェリーナの父)は、真っ向から反対した。
「そう言われても、他にどんな案があると言うのです」
ベルガー将軍は、議場に代替戦術の提案を求めたが、誰も良い案を持っていなかった。
「う~ん、困りましたなぁ…」
ベルガー将軍は頭を抱えた。
「シュテリオンベルグ伯爵、何か画期的な戦術はないですか?」
そう言って、ワイバーンの時と同様、オレを見た。
「そうですね~、無いことも無いですが…
素人の私が考えた戦術ですが、発表しても宜しいですか?」
すると議場から反対意見は出なかった。
オレはベルガー将軍に促され、考えてきた戦術案をスクリーンに投影し説明した。
約30分に及ぶオレの説明を将軍たちは黙って聞いていたが、オレが話し終わると会場全体から拍手が湧き起こった。
ベルガー将軍がオレの戦術案を採用するか否か、決を取った所、全会一致で承認した。
「それで、その作戦はいつ決行するのですか?」
ベルガー将軍がオレに聞いた。
「そうですねぇ、準備もありますから…
作戦決行は明後日と言うことで如何でしょう」
「分かりました。
今日が水曜日ですから…
決戦は金曜日と言うことで宜しいですね…」
その言葉を聞き、オレの頭の中にある曲のメロディーが流れた。
ど派手な黄色い船体に赤い文字で『異世界宅配便』と書かれた小型飛行船は、猛スピードで着地し、ハッチが開くと中から現れたのは、すっかりお馴染みとなった配達員のパルム・シントラであった。
「異世界宅配便で~す。
ハヤミ様にお届けものです」
「えっ?、何も注文してないけど…」
「あ~っと、そうですね。
ご注文はされてませんが、飛行船の『簡易反撃システム』のメンテナンスに伺いました」
パルム・シントラに聞くと飛行船のオプションである『簡易反撃システム』を使用すると、自動的に消耗品が発注される『簡易反撃システムメンテナンスサービス』が付いており、6時間以内に消耗品が補充されるそうだ。
具体的に何が補充されるかと言うと、それは「レーザー誘導小型ミサイル」と「エネジウムパワー・カートリッジ」で、その他に船体に異常がないか、専用コンピュータで診断してくれるのだ。
「メンテナンス、全て終わりました~。
3隻とも異常ありませんので、通常通りご使用いただけます」
「いや~、メンテナンスサービスに加入してるなんて知らなかったから、助かったよ。
忙しいのに、駆けつけてくれてありがとう」
「いえいえ、これも仕事ですから。
それでは、これで失礼します」
そう言うとパルム・シントラは、ど派手な飛行船に乗り、あっという間に空の彼方へと消えた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ゴラン帝国軍ワイバーン部隊の生き残り16名は、何れも重症であったが、トリンの準1級ヒールポーションを使い、回復を試みた結果、全員回復に向かっていた。
傷は直せても、外傷で失った血液までは戻らないので、話せるようになるまでは、まだ暫く掛かりそうだ。
わざわざ貴重なヒールポーションを使ったのは、彼らを尋問することで、ゴラン帝国軍の最新情報を入手できると思ったからだ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ゴラン帝国軍は、頼りにしていたワイバーン部隊全滅の報に愕然としていた。
詳しい情報は入っていないが、遠方からリーゼンベルグでの戦闘の様子を見た斥候の話では、一瞬にしてワイバーン部隊が殲滅されたと聞いたのだが、その話を俄には信じられなかった。
潜入部隊の情報を分析してもフォマロート王国軍にそのような力は無いはずだと、ゴラン帝国軍総司令官エルドバラン将軍は確信していた。
もし、そのような力を持つ者がいるとすれば、それはソランスター王国にいる神の加護を受けたと言う男であろう。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
アプロンティア王国軍の増援部隊4万とソランスター王国軍3万2千がリーゼンベルグへ到着した。
全軍集結に合わせ、フォマロート救国連合軍司令官会議が開催された。
会議に参加したのは下記の7カ国、5人の大臣、21人の司令官(将軍)である。
◎フォマロート王国(兵力2万4千人)
ベルガー将軍(軍務大臣代行)、サンドバル将軍、ミューレン将軍
◎アプロンティア王国(兵力8万人)
シュトラーゼ軍務大臣、ライゼン外務大臣、アルトマイン将軍、ガイザー将軍、サバティカル将軍、ギリア将軍、アルニカ将軍、エステベス将軍、レスカード将軍、グラビウス将軍、バンデラス将軍、ブラウニー将軍
◎ソランスター王国(兵力3万2千人)
リーン軍務大臣、シュテリオンベルグ情報大臣、ガーランド将軍(第4師団)、テスタロッサ将軍(第5師団)、レイシス将軍(第7師団)、サバティーニ将軍(第10師団)
◎ナナライン王国(兵力6千人)
ホルドライナー将軍
◎イメリア王国(兵力5千人)
トリータム将軍
◎ドストーナ公国(兵力4千人)
ベレクス将軍
◎シメパフェ共和国(兵力2千人)
アマトー司令官
彼らはリーゼンベルグ司令部の大会議室に集合した。
これからフォマロート王国奪還作戦の戦術を練るのだ。
最初にフォマロート王国を代表してリアンナ王女が謝辞を述べた。
「ご列席の皆様、私はフォマロート王国第1王女リアンナ・フォマロートでございます。
我が祖国のため、軍を率いて遠路遥々リーゼンベルグに集結下さり、心より感謝申し上げます。
ゴラン帝国と結託したサルーテ将軍並びにロズベルグ公爵の反逆により、我が王国は王都を奪われ、王である我が父を始めとする王族は、殺されました。
我が国の民は住処を追われ、避難生活を余儀なくされており、正に今、国家存亡の危機を迎えております。
憎っくきゴラン帝国の魔手から祖国を取り戻すため、私共に同盟国の皆様方のお力をお貸しいただきたく、心よりお願い申し上げます」
リアンナ王女は、涙ながらに祖国の奪還を訴えた。
大臣と司令官たちは全員立ち上がり、リアンナ王女に拍手を送った。
「大丈夫、オレたちが取り戻してやる」
「ゴラン帝国の奴らを完膚なきまで叩きのめしてやるぞ」
「リアンナ姫、敵はきっと取ってやる、オレ達に任せろ」
などなど、力強い声援が四方から飛んだ。
リアンナ王女が退場すると、早速会議が始まった。
この会議の議長はアプロンティア王国軍務大臣のシュトラーゼ伯爵が務めた。
「只今から連合軍司令官会議を始めます」
「敵を撃退し、勝利を勝ち取るため、忌憚のない意見をお願いします。
まず最初にソランスター王国情報大臣であるシュテリオンベルグ伯爵から勢力分析について発表願います」
「ソランスター王国情報大臣のシュテリオンベルグです。
私からは、我々フォマロート王国救国連合軍と敵であるゴラン帝国連合軍の勢力分析について報告させていただきます」
オレは、3カ国首脳会議で発表した勢力分析に一部補正を加えた数値を発表した。
◎敵勢力
ゴラン帝国兵 7万2千人
フォマロート反乱軍 1万2千人
デルファイ公国軍 2万人
ゴラン同盟諸国軍 3万8千人
合 計 14万2千人
◎味方勢力
フォマロート王国軍 2万4千人
アプロンティア王国軍 8万人
ソランスター王国軍 3万2千人
アプロンティア同盟軍 1万7千人
合 計 15万3千人
「単純な兵数比較では、我が救国連合軍が1万1千人ほど上回っており、若干有利ではありますが、各部隊毎の戦闘力にバラツキがあり、一概に比較できないため、1万1千人は誤差の範囲であると考えます。
火砲や銃火器の保有数は、敵もさほど多くなく、両勢力とも騎兵、弓兵、歩兵による近接戦闘が中心となると予想されます。
このことから、戦術が重要な鍵を握ると思われます」
オレの話を聞き、多くの出席者が頷いていた。
やはり、みんな戦術が重要だと思っているのだ。
オレは更に兵站や武器の補給路などについて報告し、次の発表者に席を譲った。
次にフォマロート王国軍のベルガー将軍が登壇し、戦術について意見調整を行った。
フォマロート王国内の地理に最も詳しいベルガー将軍が、2つの戦術案を提示したが、何れも兵の損耗が大きいと多くの将軍から異議が唱えられた。
「戦闘に犠牲は付き物です、ある程度は覚悟していただかないと…」
ベルガー将軍の試算によると最大4万人の死傷者が出る計算なのである。
「その戦術は、あまりにもリスクが大き過ぎる」
ソランスター王国軍のレイシス将軍(女戦士セレスティーナとアンジェリーナの父)は、真っ向から反対した。
「そう言われても、他にどんな案があると言うのです」
ベルガー将軍は、議場に代替戦術の提案を求めたが、誰も良い案を持っていなかった。
「う~ん、困りましたなぁ…」
ベルガー将軍は頭を抱えた。
「シュテリオンベルグ伯爵、何か画期的な戦術はないですか?」
そう言って、ワイバーンの時と同様、オレを見た。
「そうですね~、無いことも無いですが…
素人の私が考えた戦術ですが、発表しても宜しいですか?」
すると議場から反対意見は出なかった。
オレはベルガー将軍に促され、考えてきた戦術案をスクリーンに投影し説明した。
約30分に及ぶオレの説明を将軍たちは黙って聞いていたが、オレが話し終わると会場全体から拍手が湧き起こった。
ベルガー将軍がオレの戦術案を採用するか否か、決を取った所、全会一致で承認した。
「それで、その作戦はいつ決行するのですか?」
ベルガー将軍がオレに聞いた。
「そうですねぇ、準備もありますから…
作戦決行は明後日と言うことで如何でしょう」
「分かりました。
今日が水曜日ですから…
決戦は金曜日と言うことで宜しいですね…」
その言葉を聞き、オレの頭の中にある曲のメロディーが流れた。
25
お気に入りに追加
1,892
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜
墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。
主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。
異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……?
召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。
明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる