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第16章 ソランスター王国の危機

第229話 美少女3人とお風呂でイチャイチャ

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 アクアスターリゾート本館11階にあるトリンの部屋を訪ねた。
 今夜はトリンを抱くと約束したのだが、仕事があるから夜9時頃、私の部屋へ来てねと言われたのだ。
 ドアをノックすると、中から返事が聞こえドアが開いた。

「カイト様、お待ちしてました」
 出迎えたのはトリンではなく、隣の部屋に住むマリンであった。

「あれ、マリンも居るんだ」
 そう言いながら部屋に入ると、中にはリオナも居てアイドルグループ『ASR39』のセンター3人が勢揃いして居るではないか。

「カイト様ぁ、お久しぶりで~す」
 リオナが明るい笑顔で挨拶し、オレに手を振った。

「あれ~、どうして3人揃ってるの?」

「それはですねぇ…」
 オレの質問にトリンが答えた。
 リオナは、王都での単独ライブが終わり、サクラと一緒に戻ってきたところで、何か食べる物がないかトリンの部屋に漁りに来たそうだ。
 ちょうど同じ頃、マリンも専属客室係バトラーの仕事が終わり、トリンの部屋に遊びに来たのだ。

 最近のASR39の活動は、トリンもマリンも本業が忙しく、アイドル活動は月に3日が限度で、それも自分たちの休みを削ってアイドル活動を続けているらしい。
 なので、自ずとリオナのソロ活動の時間が増え、今ではバックダンサーを従えて、ソロシンガーとして公演を行うことが多くなっていた。

「なるほど、そういうことか」
 彼女たちはプライベートでも仲が良く、この時間帯は一緒にいることが多いそうだ。

 トリンたち3人は、食事を終えたところで、今日はオレがこの部屋に遊びに来るのだと、トリンが2人に話し、3人で待ち構えていたそうだ。

「という訳なのでぇ……
 カイト様、明日はお休みだし、今夜は私たち3人とイチャイチャしませんか?」
 そう言って、トリンが目を輝かせるとリオナとマリンも頷いた。

「うん、まぁいいんだけど、この部屋じゃ狭くないか?」

「カイト様、その狭さが良いんですよ」
 他の2人も同意見のようだ。

「イチャイチャって言ったって、何するんだ?」

「はいは~い、私、お風呂に入りたいで~す」
 そう言ってリオナが手を挙げた。

「あ~、私も入りた~い」と言ってマリンも手を挙げた。

「それじゃ、みんなで入りましょ」
 2人の意見にトリンも賛成した。

「ね、カイト様」
 どうやら『みんな』の中には、オレも入っているらしい。

「4人で入るって、ここじゃ狭すぎだろう」
 トリンの部屋に付いている風呂は所謂いわゆる1坪タイプのユニットバスである。
 1坪は畳2枚分の広さだから、4人で入れないこともないが、一緒に浴槽に浸かることは不可能だ。

「大丈夫です。
 浴槽に2人、洗い場に2人で交代でお湯に入ればいいですから…」
 そう言うとトリンは鼻歌を唄いながら浴槽にお湯を貯め始めた。

 アクアスターリゾート本館には、セントラル給湯システムが完備しているので、蛇口を撚るといつでもお湯が出るのだ。

「毎日お風呂に入れるって、本当にありがたいですね」
 マリンがシミジミと言った。

 現代日本からの転生者であるオレとリオナには、蛇口を捻ればお湯が出る生活は当たり前の事であるが、元々この世界の住人であるトリンやマリンにして見れば、王侯貴族並に贅沢なことなのだ。

 お湯が貯まるまでの間、久しぶりに会ったリオナからアクアスタープロダクションの活動状況を聞いた。
 アクアスター王都アリーナは、週末を中心に週3日ほど公演を行っており、連日ほぼ満員の盛況ぶりだそうだ。

「お湯、貯まったから入っていいよ~」とトリン。

「誰から入る?」とマリンが聞いた。

「ジャンケンで決めましょ」とリオナが言う。

 美少女3人にオレを加えた4人でジャンケンした結果、1番はリオナ、2番はオレ、3番はトリン、4番はマリンに決まった。

「それじゃ、入りますか」
 3人の美少女は、その場で着ているものを脱ぎ始めた。
 リオナとマリンは、恥じらいを見せたが、トリンには全く恥じらいは無いようだ。
 他の2人より付き合いは長いし、何度も体を重ねてお互いの体を隅々まで知っているのだから、オレに裸を見られるのは気にならないのだ。

 この世界に於けるトップアイドル3人の生まれたままの姿を間近で見られるとは、何とも幸せなことか。
 3人共、スレンダーであるが、均整の取れた見事なスタイルの持ち主だ。

 リオナとマリンは手で前を隠しながら、先に浴室へ入っていった。
 オレとトリンも服を脱ぎ終わり、浴室へ入った。

 既にリオナは浴槽の中に入り、オレを待っていた。
 マリンはシャワーの準備をして、オレが浴室に入ると丁度よい温度のシャワーを浴びせてくれた。

「カイト様、リオナと一緒に浴槽で温まってね」
 トリンはそう言って、オレに浴槽に入るように勧めた。

「はいはい、分かったよ。
 一緒に入ればいいんだな」
 そう言って、オレは浴槽を跨いで、お湯に足を入れた。
 3人の美少女の視線がオレの股間に釘付けになっているのを感じた。
 オレのシンボルは、3人の美少女の見事な裸体に反応し、既に元気になっていた。

 それを手で隠しても隠しきれるものでもないので、そのままの状態でお湯の中に入った。
「どちら向きで入ればいいんだろ」
 眼の前には背中までの黒髪を頭の上に束ね、透き通るような白い肌の美少女アイドルが微笑んでいた。
 オレはリオナと向かい合って入るのがいいのか、リオナに背中を向けるのがいいのか迷った。
「カイト様、どちら向きでも構いませんよ」

 向かい合って入るのも何となく照れくさいので、オレはリオナに背を向けて湯船に浸かった。
「あぁ~、堪らん。
 やっぱりお湯に浸かると、疲れが一気に抜けてくよなぁ」

「カイト様、なんかオジさんみたいな事言ってますね」
 リオナは可笑しそうに笑った。

 体は若いが、中身はアラサーなのだから、リオナの言っていることはあながち外れではない。
 オレがお湯に浸かりご満悦な様子でいると、リオナが背後から腕を回して後ろから抱きしめた。
 当然リオナの胸がオレの背中に当り、柔らかいプニプニの感触が伝わってくる。

 オレがリオナを2度抱いたが、その時よりも胸が大きくなったように感じた。
 「カイト様の背中って、大きいですね」

 トリンとマリンはお互いの体を洗いながら、オレとリオナの様子をチラチラと見ている。
 オレの下半身はリオナに反応してより大きくなっていた。

「カイト様、肩をお揉みしますね」
 そう言ってリオナは膝を付いて後ろから肩を揉んでくれた。

「リオナ、肩揉むの上手いね」

「ありがとうございます。
 小さい頃、よく父の肩を揉んでいたんです」
 リオナが肩を揉む度に、形の良い胸がオレの背中に当たるのは意識的なのか?

「そっかぁ~、道理で上手い筈だよ」

 そこで暫く間があってから、リオナがこう言った。
「カイト様のコレって、こんなに大きかったんですね」
 リオナが背中越しにオレのシンボルを見て素直な感想を述べた。

「え、そっ、そうかな、人と比べたこと無いから分からないよ」

 興奮状態の男性自身をよく見たことがないリオナには、想像以上に大きく見えたのだろう。

「はいはいはい、リオナはそこまでぇ、次は私の番よ」

 トリンが強引にリオナの手を引いて立ち上がらせ、浴槽に入ってきた。
 強引さに負けリオナは渋々浴槽から出た。

「カイト様、今度は私が肩をお揉みしますね」
 トリンは膝を折ってオレの目の前にちょこんと座った。
 肩までの黒髪をポニーテールにしてオレの目の前で満面の笑みを見せた。

 そして正面からオレの顔を覗き込みながら肩を揉み始めた。
「カイト様、私の体どうですか?
 前より成長したと思いませんか?」

 確かに、ここ1年で胸は少し大きくなったし、腰回りも丸みを帯び、女らしい体型になったように感じる。
「うん、前より女っぽくなったと思うよ」

「うわぁ~、嬉しい!
 これもカイト様からたくさん愛情貰ったお陰ですね」
  そう言ってトリンは喜んだ。

「ずるい~、私たちにも愛情たくさん下さいよ」
 そう言ってリオナとマリンは駄々を捏ねた。

 トリンの肩の揉み方もリオナに負けず劣らず上手うまかった。
 その内に段々近づいて来てこう言った。
「これ吸ってみます?」と、突然トリンが自分の胸を指さした。
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