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第8章 南国リゾートへの旅
第97話 ソランスター国王の勅命
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リーファの救出に成功したオレたちは、飛行船でセントレーニア総督府へ戻った。
エレーゼ伯爵邸から救出したリーファとソフィアは総督府の医務室で診察を受けた。
リーファは拉致誘拐の精神的なダメージが残っていたが、心配するほどでは無かった。
問題は1ヶ月もの間、監禁されていたソフィアで、栄養失調でやせ衰え、体重は40キロを切っており、精神的なダメージもあって、暫く療養が必要との診断であった。
オレはリーファと副官のヴァレンスを伴い、総督の執務室に行き、無事救出したことを報告し、作戦への協力に謝意を述べた。
「無事救出できて本当に良かったですな。
こうして何の罪もない女性を悪の手から救い出したことは、あなたの功績です」と総督はオレに握手を求めた。
「これでエレーゼ伯爵の悪事が裏付けられた。
期を逃さず、すぐにサンドベリアへ派兵しましょう」
「ありがとうございます、そうしていただけると安心です。
ところで総督、たいへん恐縮ですが、どこか部屋をお借りしたいのですが」
「おお、これは気が付きませんで、失礼しました」
「もし宜しければ、今夜は総督府に泊られては如何かな?
執事に客間を用意させますので、今夜はここにお泊まり下さい」
「総督、お気遣いありがとうございます」
オレは今夜の宿をどうしようかと思っていたが、これでその心配は要らなくなった。
総督はオレたちのために客間を4つ用意してくれた。
オレは案内された部屋に行き、スマホを取り出してビデオ通話でジェスティーナに電話を掛けた。
呼び出し音の後、ジェスティーナが電話に出た。
「毎日電話くれるって言ったのは、どなたでしたっけ?」と明らかに怒っている様子だ。
「ごめん、本当に申し訳ない。
でも緊急事態で、電話を掛けられる状態じゃなかったんだ」とオレはジェスティーナにサンドベリアで起きた拉致誘拐事件を掻い摘んで話した。
「え、頭を怪我したの?、大丈夫?」と心配してくれた。
「うん、まあ、大丈夫だけど。
それより、ジェスティーナに頼みがあるんだ。
火急の用件があって国王陛下を電話に出して欲しいんだ」
「陛下なら、傍に居るわよ」とジェスティーナは言い、すぐに国王陛下がスマホの画面に映し出された。
「おお、カイトどの、儂に火急の用とはなんじゃ?」
「陛下、実はサンドベリア領で由々しき事態が発生致しまして、その件でご相談がございます」
オレはエレーゼ伯爵がサンドベリア領内で引き起こしている悪事の数々を国王に話した。
酒場の若い踊り子を伯爵のハーレムの情婦とするため誘拐し、たまたまその場に居合わせたオレも後ろから殴られ、拉致されて伯爵邸の地下牢に入れられたこと。
オレは自力で牢を脱出し、その際に幽閉されていた伯爵の異母妹を救出したこと。
サンドベリア領内では、このような誘拐拉致監禁が日常的に行われていること。
伯爵が飽きたら、ハーレムの女性たちを船で他国へ売り飛ばしていること。
また伯爵には前伯爵である父親の毒殺疑惑があること。
領内の税は2年で3倍となり、住民の不満が爆発しそうなことなどを報告した。
「なるほど、やはりそうであったか」国王はあまり驚いていない様子だ。
「儂にも、エレーゼの悪い噂は届いておったが、まさかそこまで酷いとは思わなんだ。
根っからの悪党のようだし、絞れば幾らでも悪事が露見しそうじゃのう。
カイト殿、それで儂にどうして欲しいのじゃ?」
「はい、ブリストール総督は自らの職権によりエレーゼ伯爵捕縛のため、兵の派遣を決断されましたが、兵の士気にも影響しますので、ここは一つ陛下の勅命を持って捕縛をお命じ下さいませ」
「あい分かった、してブリストールはそこにおるのか?」
「はい、執務室に居られますので少々お待ち下さい」
そう言うとオレはスマホを持ったまま総督の執務室へ向かった。
総督の執務室のドアをノックして中に入るとオレは総督の前までズカズカと歩いて行った。
「総督、国王陛下でございます」
そう言ってブリストール総督にスマホの画面を見せた。
「へ、陛下!」と突然のことに総督は驚き、声が上ずっている。
「ブリストールよ、久しいのう」
「お久しゅうございます、陛下のご尊顔を拝し、光栄至極に存じます」
そう言いながら、総督の額には、冷や汗が浮かんでいた。
「エレーゼ伯爵の悪事について、仔細はカイト殿から聞いた。
勅命じゃ、セントレーニア総督ブリストール子爵に命ずる。
サンドベリア領へ王室直轄軍の兵を派遣し、エレーゼ伯爵を捉え、悪事の数々を白日の下に晒すのじゃ」
「は、このブリストール、陛下の命に従い、エレーゼ伯爵を捕縛致しまする」
そう言って、スマホに深々と頭を下げた。
傍目から見ると何とも珍妙な光景である。
「カイト殿、これで良いかの?」とスマホの向こうで国王が笑みを浮かべた。
オレは自室に戻りながら、国王に礼を言った。
「陛下、ありがとうございます、これで総督の荷も軽くなることでしょう」
「そうかそうか」と国王は満足げだった。
「ところでカイトどの、儂から3つほど頼みがあるのじゃが良いかの?」
「はい、何なりとお申し付け下さいませ」
「1つは王室直轄軍の兵がエレーゼ伯爵邸を攻めると思うが、その様子を飛行船から撮影して見せて欲しいのじゃ」
「畏まりました」
「2つ目は、伯爵を捕縛した後、邸内の捜索を行うと思うが、実況見分に立ち会って、悪事の証拠を撮影して欲しいのじゃ」
「承りました」
「3つ目だが、カイト殿は、そろそろ王都へ戻ってくる頃じゃと思うが、その際にエレーゼめを王宮に連れてきて欲しいのじゃ。
その際は捕虜として檻に入れ、船室で運ぶのじゃぞ」
なるほど、そう言うことか。
「確と承りました」
こうして国王陛下からの勅命が下り、王室直轄軍の兵3000名に緊急呼集が発せられ、総督府に集められた。
そして、その日の内に80km離れたサンドベリアに向けて行軍を開始した。
途中休憩を挟むので、エレーゼ伯爵邸に到着するのは、明日正午頃になるとのことであった。
飛行船で飛べば20分の距離であるが、徒歩だと半日以上かかるのだ。
オレは、その夜ブリストール子爵と会食しながら、エレーゼ伯爵の悪事について話し、翌朝飛行船でエレーゼ伯爵邸へ飛んだ。
王室直轄軍の行軍は思いの外早く、既に伯爵邸の手前5kmまで迫り、休憩しているところだった。
やはり国王陛下から勅命が下ったことで士気も高いのだろう。
「この様子だと、10時頃には到着しそうだな」
「はい、準備が出来次第に攻めて、夕方までには決着を付けたいと思います」と同乗している総督の副官ヴァレンスが言った。
飛行船は伯爵邸上空をステルスモードのまま大きく弧を描いて旋回した。
やがて王室直轄軍が到着し、エレーゼ伯爵邸の周囲を幾重にも取り囲んだ。
今回はセントレーニアの王室直轄軍10個大隊のうち、6個大隊3000名を派遣しているのだが、それを空から眺めると壮観であった。
突然、王室直轄軍の大軍が取り囲んだことに、エレーゼ伯爵邸の警備兵は何ごとが起こったのかと驚いた。
正門の上にある櫓から警備隊長が呼びかけた。
「王室直轄軍が屋敷を取り囲むとは何ごとか?
ここはサンドベリア領主エレーゼ伯爵邸ですぞ!」
それに対し王室直轄軍の副司令官が大声で答えた。
「国王陛下から勅命が下った。
エレーゼ伯爵の悪事は明白、大人しく縄につけと伯爵に申し伝えよ。
もし正午までに出頭しなければ、その時は武力を持って制圧する」
それを聞いた伯爵の執事が慌てて伯爵の部屋に伝えに行った。
「は、伯爵さま~、た、大変です、王室直轄軍が屋敷を取り囲んでおります。
国王陛下から、伯爵さまを捕縛せよとの勅命が下ったとのことでございます」
「そのような戯言、捨て置け」
そう言って、エレーゼ伯爵は自分の部屋で情婦と密事に耽った。
やがて出頭期限の正午となり、王室直轄軍は門を押し破り邸内に侵入した。
中に入れまいとする領兵とあちこちで小競り合いとなり、戦闘が起こったが、圧倒的な数の差に領兵は次第に戦意を失い投降し始めた。
その様子を見極めると王室直轄軍の兵士は邸内に雪崩込み制圧して行った。
サンドベリアの領兵は全員捕縛され、武装解除された。
その様子をオレは上空から撮影しながら眺めていたが、20分ほどでエレーゼ伯爵邸の制圧が完了すると飛行船を裏庭に着陸させた。
屋敷内に入ると、王室直轄軍の兵士が、ちょうど2階の伯爵の部屋へ押し入ろうとしているところだった。
内側から鍵がかかっていたが、大鎚でドアを破壊し、王国兵が一斉に室内へ踏み込んだ。
エレーゼ伯爵邸から救出したリーファとソフィアは総督府の医務室で診察を受けた。
リーファは拉致誘拐の精神的なダメージが残っていたが、心配するほどでは無かった。
問題は1ヶ月もの間、監禁されていたソフィアで、栄養失調でやせ衰え、体重は40キロを切っており、精神的なダメージもあって、暫く療養が必要との診断であった。
オレはリーファと副官のヴァレンスを伴い、総督の執務室に行き、無事救出したことを報告し、作戦への協力に謝意を述べた。
「無事救出できて本当に良かったですな。
こうして何の罪もない女性を悪の手から救い出したことは、あなたの功績です」と総督はオレに握手を求めた。
「これでエレーゼ伯爵の悪事が裏付けられた。
期を逃さず、すぐにサンドベリアへ派兵しましょう」
「ありがとうございます、そうしていただけると安心です。
ところで総督、たいへん恐縮ですが、どこか部屋をお借りしたいのですが」
「おお、これは気が付きませんで、失礼しました」
「もし宜しければ、今夜は総督府に泊られては如何かな?
執事に客間を用意させますので、今夜はここにお泊まり下さい」
「総督、お気遣いありがとうございます」
オレは今夜の宿をどうしようかと思っていたが、これでその心配は要らなくなった。
総督はオレたちのために客間を4つ用意してくれた。
オレは案内された部屋に行き、スマホを取り出してビデオ通話でジェスティーナに電話を掛けた。
呼び出し音の後、ジェスティーナが電話に出た。
「毎日電話くれるって言ったのは、どなたでしたっけ?」と明らかに怒っている様子だ。
「ごめん、本当に申し訳ない。
でも緊急事態で、電話を掛けられる状態じゃなかったんだ」とオレはジェスティーナにサンドベリアで起きた拉致誘拐事件を掻い摘んで話した。
「え、頭を怪我したの?、大丈夫?」と心配してくれた。
「うん、まあ、大丈夫だけど。
それより、ジェスティーナに頼みがあるんだ。
火急の用件があって国王陛下を電話に出して欲しいんだ」
「陛下なら、傍に居るわよ」とジェスティーナは言い、すぐに国王陛下がスマホの画面に映し出された。
「おお、カイトどの、儂に火急の用とはなんじゃ?」
「陛下、実はサンドベリア領で由々しき事態が発生致しまして、その件でご相談がございます」
オレはエレーゼ伯爵がサンドベリア領内で引き起こしている悪事の数々を国王に話した。
酒場の若い踊り子を伯爵のハーレムの情婦とするため誘拐し、たまたまその場に居合わせたオレも後ろから殴られ、拉致されて伯爵邸の地下牢に入れられたこと。
オレは自力で牢を脱出し、その際に幽閉されていた伯爵の異母妹を救出したこと。
サンドベリア領内では、このような誘拐拉致監禁が日常的に行われていること。
伯爵が飽きたら、ハーレムの女性たちを船で他国へ売り飛ばしていること。
また伯爵には前伯爵である父親の毒殺疑惑があること。
領内の税は2年で3倍となり、住民の不満が爆発しそうなことなどを報告した。
「なるほど、やはりそうであったか」国王はあまり驚いていない様子だ。
「儂にも、エレーゼの悪い噂は届いておったが、まさかそこまで酷いとは思わなんだ。
根っからの悪党のようだし、絞れば幾らでも悪事が露見しそうじゃのう。
カイト殿、それで儂にどうして欲しいのじゃ?」
「はい、ブリストール総督は自らの職権によりエレーゼ伯爵捕縛のため、兵の派遣を決断されましたが、兵の士気にも影響しますので、ここは一つ陛下の勅命を持って捕縛をお命じ下さいませ」
「あい分かった、してブリストールはそこにおるのか?」
「はい、執務室に居られますので少々お待ち下さい」
そう言うとオレはスマホを持ったまま総督の執務室へ向かった。
総督の執務室のドアをノックして中に入るとオレは総督の前までズカズカと歩いて行った。
「総督、国王陛下でございます」
そう言ってブリストール総督にスマホの画面を見せた。
「へ、陛下!」と突然のことに総督は驚き、声が上ずっている。
「ブリストールよ、久しいのう」
「お久しゅうございます、陛下のご尊顔を拝し、光栄至極に存じます」
そう言いながら、総督の額には、冷や汗が浮かんでいた。
「エレーゼ伯爵の悪事について、仔細はカイト殿から聞いた。
勅命じゃ、セントレーニア総督ブリストール子爵に命ずる。
サンドベリア領へ王室直轄軍の兵を派遣し、エレーゼ伯爵を捉え、悪事の数々を白日の下に晒すのじゃ」
「は、このブリストール、陛下の命に従い、エレーゼ伯爵を捕縛致しまする」
そう言って、スマホに深々と頭を下げた。
傍目から見ると何とも珍妙な光景である。
「カイト殿、これで良いかの?」とスマホの向こうで国王が笑みを浮かべた。
オレは自室に戻りながら、国王に礼を言った。
「陛下、ありがとうございます、これで総督の荷も軽くなることでしょう」
「そうかそうか」と国王は満足げだった。
「ところでカイトどの、儂から3つほど頼みがあるのじゃが良いかの?」
「はい、何なりとお申し付け下さいませ」
「1つは王室直轄軍の兵がエレーゼ伯爵邸を攻めると思うが、その様子を飛行船から撮影して見せて欲しいのじゃ」
「畏まりました」
「2つ目は、伯爵を捕縛した後、邸内の捜索を行うと思うが、実況見分に立ち会って、悪事の証拠を撮影して欲しいのじゃ」
「承りました」
「3つ目だが、カイト殿は、そろそろ王都へ戻ってくる頃じゃと思うが、その際にエレーゼめを王宮に連れてきて欲しいのじゃ。
その際は捕虜として檻に入れ、船室で運ぶのじゃぞ」
なるほど、そう言うことか。
「確と承りました」
こうして国王陛下からの勅命が下り、王室直轄軍の兵3000名に緊急呼集が発せられ、総督府に集められた。
そして、その日の内に80km離れたサンドベリアに向けて行軍を開始した。
途中休憩を挟むので、エレーゼ伯爵邸に到着するのは、明日正午頃になるとのことであった。
飛行船で飛べば20分の距離であるが、徒歩だと半日以上かかるのだ。
オレは、その夜ブリストール子爵と会食しながら、エレーゼ伯爵の悪事について話し、翌朝飛行船でエレーゼ伯爵邸へ飛んだ。
王室直轄軍の行軍は思いの外早く、既に伯爵邸の手前5kmまで迫り、休憩しているところだった。
やはり国王陛下から勅命が下ったことで士気も高いのだろう。
「この様子だと、10時頃には到着しそうだな」
「はい、準備が出来次第に攻めて、夕方までには決着を付けたいと思います」と同乗している総督の副官ヴァレンスが言った。
飛行船は伯爵邸上空をステルスモードのまま大きく弧を描いて旋回した。
やがて王室直轄軍が到着し、エレーゼ伯爵邸の周囲を幾重にも取り囲んだ。
今回はセントレーニアの王室直轄軍10個大隊のうち、6個大隊3000名を派遣しているのだが、それを空から眺めると壮観であった。
突然、王室直轄軍の大軍が取り囲んだことに、エレーゼ伯爵邸の警備兵は何ごとが起こったのかと驚いた。
正門の上にある櫓から警備隊長が呼びかけた。
「王室直轄軍が屋敷を取り囲むとは何ごとか?
ここはサンドベリア領主エレーゼ伯爵邸ですぞ!」
それに対し王室直轄軍の副司令官が大声で答えた。
「国王陛下から勅命が下った。
エレーゼ伯爵の悪事は明白、大人しく縄につけと伯爵に申し伝えよ。
もし正午までに出頭しなければ、その時は武力を持って制圧する」
それを聞いた伯爵の執事が慌てて伯爵の部屋に伝えに行った。
「は、伯爵さま~、た、大変です、王室直轄軍が屋敷を取り囲んでおります。
国王陛下から、伯爵さまを捕縛せよとの勅命が下ったとのことでございます」
「そのような戯言、捨て置け」
そう言って、エレーゼ伯爵は自分の部屋で情婦と密事に耽った。
やがて出頭期限の正午となり、王室直轄軍は門を押し破り邸内に侵入した。
中に入れまいとする領兵とあちこちで小競り合いとなり、戦闘が起こったが、圧倒的な数の差に領兵は次第に戦意を失い投降し始めた。
その様子を見極めると王室直轄軍の兵士は邸内に雪崩込み制圧して行った。
サンドベリアの領兵は全員捕縛され、武装解除された。
その様子をオレは上空から撮影しながら眺めていたが、20分ほどでエレーゼ伯爵邸の制圧が完了すると飛行船を裏庭に着陸させた。
屋敷内に入ると、王室直轄軍の兵士が、ちょうど2階の伯爵の部屋へ押し入ろうとしているところだった。
内側から鍵がかかっていたが、大鎚でドアを破壊し、王国兵が一斉に室内へ踏み込んだ。
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