77 / 374
第7章 旅の計画
第75話 空飛ぶシャチ号
しおりを挟む
オレはアスナとサクラを連れて、到着したばかりの飛行船を見に行った。
飛行船ポートには『空飛ぶイルカ号』と新たに到着した『空飛ぶシャチ号』の2隻が並んで停泊していた。
シャチ型の船体色は黒に近い深い群青色、イルカ型はそれよりも少し青っぽい黒と言った感じだ。
「こうして見るとシャチ型の方は、かなり大きいわね」とアスナが感想を述べる。
「そうだね、『空飛ぶシャチ号』は全長24m、全幅16m、全高8mだから『空飛ぶイルカ号』に比べると2周りは大きいかな」
早速、新しい飛行船に乗って見る。
ハッチに触れるとキーレスエントリーでロックが解除してハッチが開き、タラップが自動で展開する。
タラップの手すりに掴まりながら6段登ると、そこはもう船の中である。
船内に入ると真新しい塗装の匂いがした。
中は『空飛ぶイルカ号』よりもずっと広い。
船内には座席が左右2席ずつ、シートと同じ高さに大きめの窓がある。
前後のシートピッチは1mほどで足元も余裕があり、手すりを含めたシート幅は約80cmと広い。
左右に回転したり、リクライニングも可能でフライト中もゆったりと過ごせそうだ。
上半分が透明の壁で仕切られた船体最前部のコックピットに行ってみる。
最前列は3席あり、大きな窓から外が見渡せる。
操縦に関しては『空飛ぶイルカ号』とほぼ同じだ。
操作卓には、ホログラフィ技術を使った40インチくらいの横長で透明なヘッドアップディスプレイと、電源スイッチと操縦桿の他には離陸、着陸、ドア開閉、ステルスモード、自動運転ボタン、非常ボタンがあるのみ。
今回は、乗客の安全を考えて、あらゆる攻撃を2時間無効化できると言う『自動防御システム』を追加しているので不測の事態が生じても安心だ。
あとは『空飛ぶイルカ号』の地図データや過去の気象情報などの飛行データをコピーすれば、王都へ行くにも困らないだろう。
どうせ飛行船を飛ばすならと言うことで試験飛行を兼ねた『飛行船操作説明会』を行うことになり、サクラにメイド長のステラと執事長のローレンの他、OJT中の社員16名を呼んでもらった。
オレが旅に出て不在の間も飛行船が使えるようにアクアスター・リゾートの主要メンバーと社員たちに飛行船の操作を覚えて貰う必要があるからだ。
オレは2回に分けて飛行船の操船方法をコックピットで説明した。
説明した内容は下記の通りだ。
1.全員のシートベルト装着を確認
2.メインスイッチを入れる
→自動診断システムが初期システムチェックを実行(この間約5秒)
→ヘッドアップディスプレイに気象情報と周囲の地図が3Dで表示される
3.ドア開閉ボタンを押す
→自動でタラップが格納され、ドアが閉まる
4.離陸ボタンを押す
→ジェットエンジンが起動し、下向きの噴射を開始
→地上30mまでゆっくりと上昇(秒速1m)
→その後、地上3000mまで急速上昇(秒速20m)
→離陸後3分で順航行度3000mに到達すると電動ジェットエンジンを一時停止
→エンジンが自動で90度回転し、水平飛行に移行
5.手動操縦の場合
操縦桿を下げると上昇、上げると下降、右に回すと右旋回、左に回すと左旋回
速度は操縦桿の右に付いているスロットルレバーの上げ下げで調整
速度は時速0kmから最高時速300kmまで無段階で調整可能
反重力発生装置があるので0kmでも空中に浮いていられる
6.自動操縦の場合
設定した高度、速度で保ち、自動操縦が解除されるまで飛行する
但し、進行方向に障害物や気象異常を感知した場合は自動で迂回ルートを飛行する
7.全自動操縦の場合
下記の場所には離陸から着陸まで全自動で飛行が可能
①ディスプレイに表示される過去の着陸履歴から指定した場所
②飛行船ポートのビーコンの信号がある場所
この設定は手動操縦、自動操縦中でも切替可能、また途中解除も可能
8.着陸ボタン(手動操縦時)
→マップから着陸ターゲットを設定するか着陸場所の自動選択を行うと、その場所へ向けて全自動で着陸
9.ドア開閉ボタンを押す
→格納されていたタラップが自動で展開され、ドアが開く
10.非常ボタン(非常時のみ有効)
→緊急時や故障時に押すと補助推力を起動し自動的に安全な場所まで移動し着陸する
11.船内の重力について
人工重力発生装置で地上と同じ重力が保たれる
船内を歩いたり船尾にあるギャレーやトイレも普通に使える
12.ギャレー及び男女共用トイレ
水平飛行時のみ利用可、上昇及び下降時には利用不可
「操船自体は自動化されて簡単だけど、知識として知っておくべき事が色々とある。
それを簡易マニュアルに纏めておいたから、最低限これは暗記しておくように」
オレは全員にマニュアルを渡した。
「さすがはカイトね、教え方が上手だわ」とアスナからお褒めの言葉をいただいた。
「それじゃあ、実際に飛行船を飛ばしてみよう。
飛行船を飛ばしてみたい人」と言うと全員が手を挙げた。
「みんな積極的でいいね、それじゃあ最初は、え~っと、そこの君」
オレが指名したのはアンナ・トワロードと言う王立大学のインターン生だった。
肩までのシルバーブロンドのポニーテールに、知的で真っ直ぐな瞳をオレに向けて、熱心に話を聞いていたのが気に入ったのだ。
アンナは自分が最初に選ばれたことを素直に喜んでいた。
「カイトさま、ご指導よろしくお願いします」と言ってオレに挨拶した。
「はい、よろしくね、それじゃここに座って」と主操縦席に座らせた。
オレがアンナの右隣に座り、アスナが左隣に座る。
「それじゃアンナ、最初は何をすればいいのかな?」
「はい、カイトさま、シートベルトの確認です」とアンナが答えた。
「その通り、全員がシートベルトを装着しないと離陸できないシステムになってるから、必ず確認するんだよ」
「皆さ~ん、シートベルトを締めて下さ~い」とアンナが大声で言う。
「ここにマイクがあるから、これを使ってもいいよ」
「あ、そうなんですね、ありがとうございます」
「全員シートベルト締めました」とサクラが教えてくれる。
「それじゃ、あとは任せたよ」
「はい、分かりました」
そう言うとアンナはメインスイッチをオンにして、フライトシステムを起動させた。
自動診断システムがシステムチェックを行い、ヘッドアップディスプレイに3Dで気象情報と周囲の地図が表示された。
「ハッチ閉めます」
アンナはそう言ってハッチ開閉ボタンを押すと自動でタラップが格納され、ハッチが閉まった。
「離陸します」
緊張した面持ちでアンナが離陸ボタンを押す。
ジェットエンジンが起動し、下向きの噴射を開始。
飛行船は地上30mまでゆっくりと上昇、その後地上3000mまで急速上昇した。
離陸後3分で巡航高度3000mに到達し、電動ジェットエンジンを一時停止すると、エンジンが自動的に90度回転し、水平飛行に移行した。
アンナは操縦桿横のスロットルレバーをゆっくりと奥に倒し速度を上げていった。
ほどなく最高速度の300kmに到達した。
「アンナ、好きなように飛んでいいんだよ」
「はい、それじゃあ湖の上空を一周して海まで行きますね」と教えてくれた。
アンナの表情は真剣そのものだ。
飛行船『空飛ぶシャチ号』は最高速度で湖の上空を旋回し、そのまま海岸線を目指す。
やはり『空飛ぶイルカ号』に比べて最高時速50kmの差は大きいなとオレは思った。
この速度なら王都まで1時間55分で行ける計算だ。
今までよりも片道20分短縮できるので、ゲストを送迎する際の飛行スケジュールも楽になるだろう。
その後、サクラと相談して王都までの飛行スケジュールを下記のように変更した。
10:30 リゾートチェックアウト
10:45 飛行船出発
12:40 王都到着
※この間に船内清掃、ギャレーのコンテナ積替え
13:15 王都出発
15:10 リゾート到着、チェックイン
この日から2日に分けて社員たちの飛行訓練が行われ、全員1人1回離陸から着陸まで合計20回の飛行訓練が行われた。
オレはその日の午後、アスナとサクラ、ステラとローレンの4人を集めて、オレが旅に出ている間の2週間のことを指示した。
未だにトラウマを抱え、夜一人で眠れないサクラは、オレが不在の間アスナが一緒に寝てくれることになり、これで一安心だ。
その日の午後、オレは1人で『空飛ぶイルカ号』に乗って王都へ向かった。
飛行船ポートには『空飛ぶイルカ号』と新たに到着した『空飛ぶシャチ号』の2隻が並んで停泊していた。
シャチ型の船体色は黒に近い深い群青色、イルカ型はそれよりも少し青っぽい黒と言った感じだ。
「こうして見るとシャチ型の方は、かなり大きいわね」とアスナが感想を述べる。
「そうだね、『空飛ぶシャチ号』は全長24m、全幅16m、全高8mだから『空飛ぶイルカ号』に比べると2周りは大きいかな」
早速、新しい飛行船に乗って見る。
ハッチに触れるとキーレスエントリーでロックが解除してハッチが開き、タラップが自動で展開する。
タラップの手すりに掴まりながら6段登ると、そこはもう船の中である。
船内に入ると真新しい塗装の匂いがした。
中は『空飛ぶイルカ号』よりもずっと広い。
船内には座席が左右2席ずつ、シートと同じ高さに大きめの窓がある。
前後のシートピッチは1mほどで足元も余裕があり、手すりを含めたシート幅は約80cmと広い。
左右に回転したり、リクライニングも可能でフライト中もゆったりと過ごせそうだ。
上半分が透明の壁で仕切られた船体最前部のコックピットに行ってみる。
最前列は3席あり、大きな窓から外が見渡せる。
操縦に関しては『空飛ぶイルカ号』とほぼ同じだ。
操作卓には、ホログラフィ技術を使った40インチくらいの横長で透明なヘッドアップディスプレイと、電源スイッチと操縦桿の他には離陸、着陸、ドア開閉、ステルスモード、自動運転ボタン、非常ボタンがあるのみ。
今回は、乗客の安全を考えて、あらゆる攻撃を2時間無効化できると言う『自動防御システム』を追加しているので不測の事態が生じても安心だ。
あとは『空飛ぶイルカ号』の地図データや過去の気象情報などの飛行データをコピーすれば、王都へ行くにも困らないだろう。
どうせ飛行船を飛ばすならと言うことで試験飛行を兼ねた『飛行船操作説明会』を行うことになり、サクラにメイド長のステラと執事長のローレンの他、OJT中の社員16名を呼んでもらった。
オレが旅に出て不在の間も飛行船が使えるようにアクアスター・リゾートの主要メンバーと社員たちに飛行船の操作を覚えて貰う必要があるからだ。
オレは2回に分けて飛行船の操船方法をコックピットで説明した。
説明した内容は下記の通りだ。
1.全員のシートベルト装着を確認
2.メインスイッチを入れる
→自動診断システムが初期システムチェックを実行(この間約5秒)
→ヘッドアップディスプレイに気象情報と周囲の地図が3Dで表示される
3.ドア開閉ボタンを押す
→自動でタラップが格納され、ドアが閉まる
4.離陸ボタンを押す
→ジェットエンジンが起動し、下向きの噴射を開始
→地上30mまでゆっくりと上昇(秒速1m)
→その後、地上3000mまで急速上昇(秒速20m)
→離陸後3分で順航行度3000mに到達すると電動ジェットエンジンを一時停止
→エンジンが自動で90度回転し、水平飛行に移行
5.手動操縦の場合
操縦桿を下げると上昇、上げると下降、右に回すと右旋回、左に回すと左旋回
速度は操縦桿の右に付いているスロットルレバーの上げ下げで調整
速度は時速0kmから最高時速300kmまで無段階で調整可能
反重力発生装置があるので0kmでも空中に浮いていられる
6.自動操縦の場合
設定した高度、速度で保ち、自動操縦が解除されるまで飛行する
但し、進行方向に障害物や気象異常を感知した場合は自動で迂回ルートを飛行する
7.全自動操縦の場合
下記の場所には離陸から着陸まで全自動で飛行が可能
①ディスプレイに表示される過去の着陸履歴から指定した場所
②飛行船ポートのビーコンの信号がある場所
この設定は手動操縦、自動操縦中でも切替可能、また途中解除も可能
8.着陸ボタン(手動操縦時)
→マップから着陸ターゲットを設定するか着陸場所の自動選択を行うと、その場所へ向けて全自動で着陸
9.ドア開閉ボタンを押す
→格納されていたタラップが自動で展開され、ドアが開く
10.非常ボタン(非常時のみ有効)
→緊急時や故障時に押すと補助推力を起動し自動的に安全な場所まで移動し着陸する
11.船内の重力について
人工重力発生装置で地上と同じ重力が保たれる
船内を歩いたり船尾にあるギャレーやトイレも普通に使える
12.ギャレー及び男女共用トイレ
水平飛行時のみ利用可、上昇及び下降時には利用不可
「操船自体は自動化されて簡単だけど、知識として知っておくべき事が色々とある。
それを簡易マニュアルに纏めておいたから、最低限これは暗記しておくように」
オレは全員にマニュアルを渡した。
「さすがはカイトね、教え方が上手だわ」とアスナからお褒めの言葉をいただいた。
「それじゃあ、実際に飛行船を飛ばしてみよう。
飛行船を飛ばしてみたい人」と言うと全員が手を挙げた。
「みんな積極的でいいね、それじゃあ最初は、え~っと、そこの君」
オレが指名したのはアンナ・トワロードと言う王立大学のインターン生だった。
肩までのシルバーブロンドのポニーテールに、知的で真っ直ぐな瞳をオレに向けて、熱心に話を聞いていたのが気に入ったのだ。
アンナは自分が最初に選ばれたことを素直に喜んでいた。
「カイトさま、ご指導よろしくお願いします」と言ってオレに挨拶した。
「はい、よろしくね、それじゃここに座って」と主操縦席に座らせた。
オレがアンナの右隣に座り、アスナが左隣に座る。
「それじゃアンナ、最初は何をすればいいのかな?」
「はい、カイトさま、シートベルトの確認です」とアンナが答えた。
「その通り、全員がシートベルトを装着しないと離陸できないシステムになってるから、必ず確認するんだよ」
「皆さ~ん、シートベルトを締めて下さ~い」とアンナが大声で言う。
「ここにマイクがあるから、これを使ってもいいよ」
「あ、そうなんですね、ありがとうございます」
「全員シートベルト締めました」とサクラが教えてくれる。
「それじゃ、あとは任せたよ」
「はい、分かりました」
そう言うとアンナはメインスイッチをオンにして、フライトシステムを起動させた。
自動診断システムがシステムチェックを行い、ヘッドアップディスプレイに3Dで気象情報と周囲の地図が表示された。
「ハッチ閉めます」
アンナはそう言ってハッチ開閉ボタンを押すと自動でタラップが格納され、ハッチが閉まった。
「離陸します」
緊張した面持ちでアンナが離陸ボタンを押す。
ジェットエンジンが起動し、下向きの噴射を開始。
飛行船は地上30mまでゆっくりと上昇、その後地上3000mまで急速上昇した。
離陸後3分で巡航高度3000mに到達し、電動ジェットエンジンを一時停止すると、エンジンが自動的に90度回転し、水平飛行に移行した。
アンナは操縦桿横のスロットルレバーをゆっくりと奥に倒し速度を上げていった。
ほどなく最高速度の300kmに到達した。
「アンナ、好きなように飛んでいいんだよ」
「はい、それじゃあ湖の上空を一周して海まで行きますね」と教えてくれた。
アンナの表情は真剣そのものだ。
飛行船『空飛ぶシャチ号』は最高速度で湖の上空を旋回し、そのまま海岸線を目指す。
やはり『空飛ぶイルカ号』に比べて最高時速50kmの差は大きいなとオレは思った。
この速度なら王都まで1時間55分で行ける計算だ。
今までよりも片道20分短縮できるので、ゲストを送迎する際の飛行スケジュールも楽になるだろう。
その後、サクラと相談して王都までの飛行スケジュールを下記のように変更した。
10:30 リゾートチェックアウト
10:45 飛行船出発
12:40 王都到着
※この間に船内清掃、ギャレーのコンテナ積替え
13:15 王都出発
15:10 リゾート到着、チェックイン
この日から2日に分けて社員たちの飛行訓練が行われ、全員1人1回離陸から着陸まで合計20回の飛行訓練が行われた。
オレはその日の午後、アスナとサクラ、ステラとローレンの4人を集めて、オレが旅に出ている間の2週間のことを指示した。
未だにトラウマを抱え、夜一人で眠れないサクラは、オレが不在の間アスナが一緒に寝てくれることになり、これで一安心だ。
その日の午後、オレは1人で『空飛ぶイルカ号』に乗って王都へ向かった。
43
『異世界リゾートライフ』をお読みいただき、誠にありがとうございます。
作品が気に入りましたら、エールボタンのクリックをお願いします。
応援いただくと、やる気が出て新しい話の意欲となります。
また誤字脱字、てにをはの間違い等御座いましたら、お知らせいただけましたら嬉しいです。
今後とも『異世界リゾートライフ』をよろしくお願いします。
作品が気に入りましたら、エールボタンのクリックをお願いします。
応援いただくと、やる気が出て新しい話の意欲となります。
また誤字脱字、てにをはの間違い等御座いましたら、お知らせいただけましたら嬉しいです。
今後とも『異世界リゾートライフ』をよろしくお願いします。
お気に入りに追加
1,896
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
月が導く異世界道中
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
漫遊編始めました。
外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる