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第5章 ふたたび王都へ
第54話 戒厳令発令
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王宮内に於ける国王暗殺未遂と言う前代未聞の事態に、王都フローリアでは即座に戒厳令が発令された。
これを受けて王都内での夜間外出禁止令の他、王宮の第1級厳重警護、王宮封鎖、王都検問所の封鎖、王室親衛隊による晩餐会出席者・王宮関係者を対象とした強制捜査などが実施された。
国王を襲撃した暗殺者3名のうち、1名はオレの手にかかり即死、2名は捕虜として連行したものの獄中で2名とも死亡が確認された。
死因は、奥歯に仕込まれた毒薬カプセルを自ら噛み潰した事による自殺と判明した。
この事で犯人の自白による事件解明の道が閉ざされ、捜査は暗礁に乗り上げた。
行き詰まりを見せた捜査の突破口を開くべく、次に俎上に上がったのは、王宮内への潜入を手引した協力者の炙り出しに捜査に焦点は移った。
王室親衛隊による全王宮関係者の取り調べが行われ、並行して当日晩餐会に出席した招待客の取り調べが行われた。
そして、まさかとは思っていたが、オレまでもが取り調べを受ける羽目となったのだ。
暗殺を未然に防いだ当事者まで取り調べるとは、珍妙な話であるが、可能性を全部潰したいので協力願いたいとのことだった。
オレが滞在している王宮内のスイートルームに2人の捜査官が訪れ、取り調べが始まった。
捜査官曰く「昨日、飛行船で王宮の庭に降りましたが、その時に犯人たちを隠して王宮内に手引したのでは有りませんか?」
あまりにも突拍子な物言いにオレは呆れながらも一応反論した。
「飛行船が着陸した後、すぐに陛下や王室の皆さま、重臣の方々が船内に乗り込んで中を見たじゃないですか?」
更には「我々の想像を超える特殊能力を使って、暗殺者を王宮内に入れたのではないですか?」
捜査官は、なかなか鋭い所に切り込んでくる。
確かに飛行船やスターライトソードのステルスモードを使えば、それは可能だ。
盗賊団から捕虜を開放した時に使ったステルスモードの情報は、国境守備隊から軍上層部に伝わっているのだろう。
「確かにそういう技術はあるが、もし私が犯人を手引したなら、襲撃を自分で潰したら意味ないじゃないか、矛盾してますよねぇ!」
腹立ち紛れに語気を荒げてみたものの、それに対して捜査官は『我々も仕事なので、捜査にご協力下さい』の一点張りで埒が明かない。
それから有る事無い事、関係ないことまで根掘り葉掘り聞かれたが、2時間ほどでようやく開放された。
王都に発令された戒厳令の間、オレに対して城外への外出自粛要請が出された。
本当はトリンと会って近況を聞いたり、『踊る銀ねこ亭』で美味い飯を食ったりしたかったが、それも全てお預けだ。
部屋で1人仕事するだけの日々となったが、そのお陰で仕事はかなり捗った。
その間にやったことは、ビデオ通話でローレンを呼び出し、王都の状況やオレの褒賞授与の事を説明し、暫く帰れないと話した。
これも異世界間通信網パラワネットがあればこそ出来る芸当だ。
ローレンからは2本目の源泉の掘削準備が完了し、今日から掘り始めると報告があった。
次に、自宅へ戻っているアスナをビデオ通話で呼び出し、打ち合わせを行った。
アスナの話では、王都親衛隊による捜査がバレンシア商会にも入り、アスナと父親のリカールも取り調べを受けたそうだ。
アスナは「呆れるほどしつこくネチネチと色々なことを聞かれた」と愚痴を零した。
オレはアスナとリゾート化計画の懸案事項を確認した。
1.リゾートで雇用するスタッフの問題
①バレンシア商会の使用人から、責任者2名とサブ2名、他一般職2名の6人を選考する予定だが、現在候補者をピックアップ中で、この件は当主のリカールも承認し、1週間以内に人員が確定するとのこと。
②一般採用は王室顧問兼王立大学学長であるオディバ・ブライデの伝手を頼り、王立大学から採用する計画で、アスナもそれに同意した。
③勤務地が遠隔地であるため、初任給はバレンシア商会の給与水準+30%に設定し、月に2回の飛行船での王都往復の権利と特別休暇の付与を雇用条件に入れた。
人員の採用が必要となるセクション
・現地責任者(1名)
・王都責任者(1名)
・フロント要員(3名)
・飛行船乗務員(スタッフが王都へ一時帰宅する場合は不要、1名)
・客室係兼清掃要員(飛行船内部清掃も含む3名)
・アクティビティ要員(1名)
・コンシェルジュ(1名)
・レストランスタッフ(2名)
・警備(夜間と日中の警備人員2名、ドロイドで警備できない部分を警備)
※重複可能なセクションもあるので要検討
2.リゾート会社王都支店と飛行船発着場の場所選定
王都内にリゾート運営会社の支店を作り、予約管理業務を行う予定だが、その一画を飛行船の発着場として使うことを想定しており、バレンシア商会保有の土地・建物を中心に場所の選定を行う。
これはほぼアスナの仕事だ。
3.予約システムの構築
リゾートの予約を、紙の帳簿で管理するのは非現実的で、コンピュータによる予約管理システムが必須となる。
そこでパラワネットでSaaSによるホテル予約管理システムを探したが、見つけられず、自前で用意するしかなかった。
ちなみにSaaSとは、Software as a Serviceの略でネットワークを利用し、サブスク契約で使えるソフトウェアサービスのことである。
幸いオレにはシステム構築の経験があるので、プログラム言語とにらめっこしながら、システムを1から構築することにした。
4.リゾート設備増強問題
①森側の露天風呂
ローレン担当で源泉を掘削中、後は浴槽と脱衣棟の建設が必要である。
②スタッフの宿舎
男女別の宿舎の建設が必須、どのように建設するかが課題。
→パラワショップでプレハブかユニット系住宅が無いか探す。
③飛行船ターミナルの建設
飛行船は基本的にメンテナンスフリーであるが、乗船後の船内の清掃は飛行ごとに毎回、船体の洗浄は週1回位必要になるので、それを行う設備の建設が必須。
反重力発生装置のパワーユニットである『エネジウム鉱石カートリッジ』の備蓄スペースや乗客サービス用として船内のギャレーに積む飲食物の貯蔵スペースも必要。
④フロントの設置
エントランスを一部手直ししてフロントとして改造する。
⑤売店の設置
森の中の宿泊施設なので、嗜好品や土産類をある程度揃えなければならない。
これは後日別途検討とした。
5.資金の件
オレは今回王国からの授与された褒賞金のうち、金貨1万枚分(10億円相当)をレイクリゾート運営会社の資本金として増資することにした。
これで資本金はスター金貨11800枚(11億8千万円)となり、資金の問題は解決した。
王立大学にリゾートスタッフの募集をお願いする件は、戒厳令が解除されてからオレとアスナが行くことにして、その日の打ち合わせは終了した。
戒厳令の間、オレは王宮のスイートルームで、宿泊予約管理システムの開発に没頭し、必要最低限のシステムは完成した。
これを本格的に運用するにはサーバーとスタッフが使うクライアントPCを数セット用意する必要がある。
それにシステムを実際に運用するには、機能の追加が必要だ。
例えば、飛行船の予約や滞在中の食事の予約、アクティビティのカヌーや釣り、飛行船の遊覧飛行の予約、ゲストのチェックアウト後の室内清掃の管理、スタッフのシフト管理、給与計算など、山のようにシステムを作る必要があり、しばらく掛かりそうだ。
王都の戒厳令は発令から1週間で解除された。
取り調べの内容は捜査当局が鋭意解析中であるが、明確な協力者の存在は突き止められず、捜査は打ち切られることとなった。
これを受けて王都内での夜間外出禁止令の他、王宮の第1級厳重警護、王宮封鎖、王都検問所の封鎖、王室親衛隊による晩餐会出席者・王宮関係者を対象とした強制捜査などが実施された。
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死因は、奥歯に仕込まれた毒薬カプセルを自ら噛み潰した事による自殺と判明した。
この事で犯人の自白による事件解明の道が閉ざされ、捜査は暗礁に乗り上げた。
行き詰まりを見せた捜査の突破口を開くべく、次に俎上に上がったのは、王宮内への潜入を手引した協力者の炙り出しに捜査に焦点は移った。
王室親衛隊による全王宮関係者の取り調べが行われ、並行して当日晩餐会に出席した招待客の取り調べが行われた。
そして、まさかとは思っていたが、オレまでもが取り調べを受ける羽目となったのだ。
暗殺を未然に防いだ当事者まで取り調べるとは、珍妙な話であるが、可能性を全部潰したいので協力願いたいとのことだった。
オレが滞在している王宮内のスイートルームに2人の捜査官が訪れ、取り調べが始まった。
捜査官曰く「昨日、飛行船で王宮の庭に降りましたが、その時に犯人たちを隠して王宮内に手引したのでは有りませんか?」
あまりにも突拍子な物言いにオレは呆れながらも一応反論した。
「飛行船が着陸した後、すぐに陛下や王室の皆さま、重臣の方々が船内に乗り込んで中を見たじゃないですか?」
更には「我々の想像を超える特殊能力を使って、暗殺者を王宮内に入れたのではないですか?」
捜査官は、なかなか鋭い所に切り込んでくる。
確かに飛行船やスターライトソードのステルスモードを使えば、それは可能だ。
盗賊団から捕虜を開放した時に使ったステルスモードの情報は、国境守備隊から軍上層部に伝わっているのだろう。
「確かにそういう技術はあるが、もし私が犯人を手引したなら、襲撃を自分で潰したら意味ないじゃないか、矛盾してますよねぇ!」
腹立ち紛れに語気を荒げてみたものの、それに対して捜査官は『我々も仕事なので、捜査にご協力下さい』の一点張りで埒が明かない。
それから有る事無い事、関係ないことまで根掘り葉掘り聞かれたが、2時間ほどでようやく開放された。
王都に発令された戒厳令の間、オレに対して城外への外出自粛要請が出された。
本当はトリンと会って近況を聞いたり、『踊る銀ねこ亭』で美味い飯を食ったりしたかったが、それも全てお預けだ。
部屋で1人仕事するだけの日々となったが、そのお陰で仕事はかなり捗った。
その間にやったことは、ビデオ通話でローレンを呼び出し、王都の状況やオレの褒賞授与の事を説明し、暫く帰れないと話した。
これも異世界間通信網パラワネットがあればこそ出来る芸当だ。
ローレンからは2本目の源泉の掘削準備が完了し、今日から掘り始めると報告があった。
次に、自宅へ戻っているアスナをビデオ通話で呼び出し、打ち合わせを行った。
アスナの話では、王都親衛隊による捜査がバレンシア商会にも入り、アスナと父親のリカールも取り調べを受けたそうだ。
アスナは「呆れるほどしつこくネチネチと色々なことを聞かれた」と愚痴を零した。
オレはアスナとリゾート化計画の懸案事項を確認した。
1.リゾートで雇用するスタッフの問題
①バレンシア商会の使用人から、責任者2名とサブ2名、他一般職2名の6人を選考する予定だが、現在候補者をピックアップ中で、この件は当主のリカールも承認し、1週間以内に人員が確定するとのこと。
②一般採用は王室顧問兼王立大学学長であるオディバ・ブライデの伝手を頼り、王立大学から採用する計画で、アスナもそれに同意した。
③勤務地が遠隔地であるため、初任給はバレンシア商会の給与水準+30%に設定し、月に2回の飛行船での王都往復の権利と特別休暇の付与を雇用条件に入れた。
人員の採用が必要となるセクション
・現地責任者(1名)
・王都責任者(1名)
・フロント要員(3名)
・飛行船乗務員(スタッフが王都へ一時帰宅する場合は不要、1名)
・客室係兼清掃要員(飛行船内部清掃も含む3名)
・アクティビティ要員(1名)
・コンシェルジュ(1名)
・レストランスタッフ(2名)
・警備(夜間と日中の警備人員2名、ドロイドで警備できない部分を警備)
※重複可能なセクションもあるので要検討
2.リゾート会社王都支店と飛行船発着場の場所選定
王都内にリゾート運営会社の支店を作り、予約管理業務を行う予定だが、その一画を飛行船の発着場として使うことを想定しており、バレンシア商会保有の土地・建物を中心に場所の選定を行う。
これはほぼアスナの仕事だ。
3.予約システムの構築
リゾートの予約を、紙の帳簿で管理するのは非現実的で、コンピュータによる予約管理システムが必須となる。
そこでパラワネットでSaaSによるホテル予約管理システムを探したが、見つけられず、自前で用意するしかなかった。
ちなみにSaaSとは、Software as a Serviceの略でネットワークを利用し、サブスク契約で使えるソフトウェアサービスのことである。
幸いオレにはシステム構築の経験があるので、プログラム言語とにらめっこしながら、システムを1から構築することにした。
4.リゾート設備増強問題
①森側の露天風呂
ローレン担当で源泉を掘削中、後は浴槽と脱衣棟の建設が必要である。
②スタッフの宿舎
男女別の宿舎の建設が必須、どのように建設するかが課題。
→パラワショップでプレハブかユニット系住宅が無いか探す。
③飛行船ターミナルの建設
飛行船は基本的にメンテナンスフリーであるが、乗船後の船内の清掃は飛行ごとに毎回、船体の洗浄は週1回位必要になるので、それを行う設備の建設が必須。
反重力発生装置のパワーユニットである『エネジウム鉱石カートリッジ』の備蓄スペースや乗客サービス用として船内のギャレーに積む飲食物の貯蔵スペースも必要。
④フロントの設置
エントランスを一部手直ししてフロントとして改造する。
⑤売店の設置
森の中の宿泊施設なので、嗜好品や土産類をある程度揃えなければならない。
これは後日別途検討とした。
5.資金の件
オレは今回王国からの授与された褒賞金のうち、金貨1万枚分(10億円相当)をレイクリゾート運営会社の資本金として増資することにした。
これで資本金はスター金貨11800枚(11億8千万円)となり、資金の問題は解決した。
王立大学にリゾートスタッフの募集をお願いする件は、戒厳令が解除されてからオレとアスナが行くことにして、その日の打ち合わせは終了した。
戒厳令の間、オレは王宮のスイートルームで、宿泊予約管理システムの開発に没頭し、必要最低限のシステムは完成した。
これを本格的に運用するにはサーバーとスタッフが使うクライアントPCを数セット用意する必要がある。
それにシステムを実際に運用するには、機能の追加が必要だ。
例えば、飛行船の予約や滞在中の食事の予約、アクティビティのカヌーや釣り、飛行船の遊覧飛行の予約、ゲストのチェックアウト後の室内清掃の管理、スタッフのシフト管理、給与計算など、山のようにシステムを作る必要があり、しばらく掛かりそうだ。
王都の戒厳令は発令から1週間で解除された。
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