夢の中で目覚めましたが、これは夢?

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 次に起きた時は子供達にも抱っこして貰えました。逆じゃない?まあ、いいか。一人目の男の子、ライルイトのルイと二人目の女の子、フロラクアのロアです。可愛いけど、大きくて二人とも凛々しくて、綺麗だよー!!

「あーあー」
「母上?」
「お母様?」
「はい、ルイ坊ちゃま、ロア嬢様」
「「ケリー」」
「おー」

 わー。ケリー、まだその呼び掛け使っているんだ。二人ともちょっと嫌そうだけど、嬉しくもあり照れくさそうな感じかな。微笑ましいよ。

「うー。うー」
「スウ様も、お二人に会えてお喜びです」
「ケリーは母上の言っていることが分かるの?」
「ええ」
「あー」

 そうそう、凄いよね。だから、楽ちん。色々くみ取って貰えて助かります。あんまり、我儘は言わないようにしているよ。でも、赤ちゃんだから。

「う~」

 おむつ替え、お願いしまーす。
 ちょっと、お時間頂きますよ。

 ケリーが通訳してくれるっていうのを何とか受け入れた二人と遊んでいます。遊ばれています?

「お母様、お久しぶり」
「むー」
「元気そう?で良かったです」

 ロアが頬を突きながら話しかけてくるので、返事が・・・。まあ、元気。もう少し大きくなったら、ゆっくり話そうね!

「スウ様も成長を楽しみにされているそうです」

 ん?ケリー誰の?私とルイとロア?ルイとロアはもうかなり大きいというか、成人しているでしょう?となると・・・。私か。

「うむー」
「母上?母上か・・・」
「おお」

 ルイが未だに飲み込め無さそうに呼びかけてきますが、時には諦めと開き直りも大事だよ。差し出されたルイの指をきゅっとしつつ考える。特に、研究者気質で考え過ぎちゃうルイは、割り切りも必要だね。私も、また会えて嬉しいけど、どうしてここにいるかは全く分からないからね。ケリーの理解力の凄さも。

「また一緒に研究したいとのことですよ」

 ケリー・・・。仕事はするよ。でも、もう少し子供でいさせて下さい。まだ原始反射も残っているし。にぎにぎ。
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