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第二章
1-14 白とローブと雪原と
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メイは飛行魔法を使用し、線路の上ギリギリをありえない速度で飛ぶ。
力の限り速度を振り絞っても、普通に飛んだら高速魔導列車の速度には追いつけない。地面すれすれを飛んで地面効果と魔法効果の相乗効果で、速度を上げていた。
急な旋回はできなくなるが、高速で走る列車の為の線路の上なので旋回の必要性はなかった。だが、集中力が切れて下にブレでもしたら、そのまま地面に激突し、ダメージを負うことにもなりかねない。そんなリスクをはらんでいた。
メイの、シロとの契約の絆の感覚は、シロの生命力が低下している為、弱々しいが、その感覚はシロが生きているサインにもなっていた。だが、ピンチにはかわりない。
メイにとってのシロは、家族も同然である。
油断して命を落としそうになった所を、シロに救われた。
さらにシロを危険に晒したこともあった。それでもついてきてくれた。そんなシロが今、ピンチである。
必ず、助けなければならない。と、メイは、死力を尽くすのであった。
メイは、雪原地帯に入る。雪はまだ小降りだ。
線路の上は除雪されていた。これは列車が通過した事を意味する。まだ線路の上には、雪はそんなに積もっていない。
メイと高速魔導列車との距離は縮まる。雪原地帯を走る列車は、最高速度を出せない。雪をかきながら走行するからだ。
メイの視界が悪くなる。周りの積雪量も多く、雪が吹雪き始めた。
白いローブのメイは、雪景色と同化する。
白い、ずっと続く雪景色を眺めながらメイは線路を高速で辿る。長い道を進む。
そして……高速魔導列車はメイの視界に入った。
メイは上昇する。そして、高速魔導列車の上空へと移動する。
そして、呪文を唱えた。
「オブジェクトマーキング──シロ──」
メイの視界に文字が現れる。見ている列車のコンテナにEのマークが付く。そして、先頭から五両目の貨物車両にFの文字を発見する。
「見つけた……」
メイがそのFのコンテナに降下しようと思った瞬間、列車の後方が光った。その光を浴びた瞬間、メイの飛行効果が解除された。メイはバランスを失い、強風に煽られ墜落する。
メイは、地面に激突する寸前で飛行魔法を回復することができた。だが、高速魔導列車との距離が空いてしまう。
そして高速魔導列車の最後尾の車両から、レーザー銃のような物が伸びてきた。
──高速魔導列車 二両目 普通列車内──
この高速魔導列車は、現在17両編成になっていた。
一両目は先頭車両、二両目は普通車両、3~16両目は貨物車両、最後尾は戦闘車両となっていた。
普通車両で、なにやら慌しく動きがあった。
「ドグマ博士、戦闘車両が魔法を感知して迎撃体制に入っています。あと、涎が出てます。うとうとして寝ないで下さい」
眼鏡をかけた博士の助手、クリスティーナは、魔導コントロールシステムで列車の状態をモニタリングしていた。
「ねーこの列車、面白いね、最後尾なのに先頭(戦闘)車両。キャハハ!」
緑の髪のエルフ、ラジカルは、つまらないギャグを飛ばした。列車の中で暇をもてあましているようだった。
ドグマ博士は眠い目を擦っていた。
「なにかいたら、ラジカルのレーザーがパパッとやってくれるから大丈夫だ」
ドグマ博士はそういうと、いびきをかいて寝てしまった。
「何かあったら困るんで、研究所本部に魔波陸通信システムで連絡だけいれておきます。それと、ドグマ博士。いびきうるさいです。呼吸しないで下さい」
クリスティーナは通信機を操作した。
魔波陸通信システムとは、魔の波動を陸を通じて送信し、相手先のシステムと交信するシステムである。
原型で普通に通信できる魔波通信システムというのがあったのだが、魔波は、空気中を進もうとすると、大きな抵抗を受け、距離が出なかった。その為、地上を介するシステムに変更し、今の魔波陸通信システムになったのである。
「うるさいハエが飛んでます。いかがいたしますか」
クリスティーナの通信はレイヤに繋がった。
「落として、いいんじゃないかな。判断は任せるよ」
「分かりました。そのように」
──帝都西門区公園前──
フィオラとハムオは公園に帰っていた。そして、この公園を合流地点に決めていたアナも、公園でカエルの置物の首を転がしながら休憩していた。
セバスも合流して公園で休んでいる。メイとシロの安否を気遣っていた。
フィオラは事の詳細をアナとセバスに話す。
「とにかく、メイちゃん、シロを追って北に飛んでいってしまったにゃ~」
「そうだったんですか、無事、見つかるといいのですが……」
セバスはあまり浮かない表情だった。
アナは、カエルの置物の頭をゴロゴロしながら、落ち込んでいた。
「セバス……大丈夫だよね……シロ……」
「シロ様ならきっと……大丈夫ですよ……」
セバスはアナをなだめた。
一瞬、アナの後方の空間がすこし歪む。
灰色の髪、灰色の肌、尖った耳を持ち、スチームパンクな服を着た、美人のダークエルフがその空間の歪みから突然現れた。アナはまだ後ろに気がついていない。
「あら、こんな所に緑の髪のエルフがいるなんて……珍しいわねー」
そして、その美人のダークエルフはゲス顔をする。
「なーんてね、いるのは知っててここにきたんだけどねー。後をつけてましたー」
「誰にゃ!」
フィオラは毛を逆立てて身構える。危険を感じたようだ。
「知りたい~?じゃ、おしえてあげようか。私はサナ・デルタ。人さらいよ。よろしくねぇ」
そのゲス顔の美女は『サナ・デルタ』と名乗った。
「じゃあ、このエルフの子、貰っていくわね。いい素材になるわ」
アナは動けなかった。動こうとしていたのだが、何らかの力が働いて動くことが出来なかった。
サナはアナの首の後ろを手刀で殴り、気絶させた。そしてくの字に折れ曲がるアナの体を腕で抱えこんだ。
「お待ちください、そこのお嬢さん、あまり手荒なマネはしたくないので、その子を放して下さいませんか」
セバスは構えてサナに近づく。
「手荒なマネってどんなマネー、気になるなー、でも御免ねー。私急いでるから」
サラはアナを担いだまま、その場から消えた。
アナは簡単にさらわれてしまった。
フィオラも、ハムオも、そしてセバスも、何もすることができなかった……。
「ねえ、これ……どうなってるにゃ……消えたにゃ……気配もないにゃ……」
「これ、魔法やないで……なんちゅーか、別の力やった……」
「くっ……私がついていながら……なんたる失態……」
セバスは膝をついて悔しがった。その一瞬の出来事は、セバスの理解を超えていた。たとえ魔法で姿を消せたとしても、二人もいっしょに消すには時間がかかる。そんな時間をセバスは与えるわけはない。
セバスは、未知の領域に対しての無力感を味わうしかなかった……。
アナの消えた後には、置物のカエルの頭が転がっているだけだった……。
力の限り速度を振り絞っても、普通に飛んだら高速魔導列車の速度には追いつけない。地面すれすれを飛んで地面効果と魔法効果の相乗効果で、速度を上げていた。
急な旋回はできなくなるが、高速で走る列車の為の線路の上なので旋回の必要性はなかった。だが、集中力が切れて下にブレでもしたら、そのまま地面に激突し、ダメージを負うことにもなりかねない。そんなリスクをはらんでいた。
メイの、シロとの契約の絆の感覚は、シロの生命力が低下している為、弱々しいが、その感覚はシロが生きているサインにもなっていた。だが、ピンチにはかわりない。
メイにとってのシロは、家族も同然である。
油断して命を落としそうになった所を、シロに救われた。
さらにシロを危険に晒したこともあった。それでもついてきてくれた。そんなシロが今、ピンチである。
必ず、助けなければならない。と、メイは、死力を尽くすのであった。
メイは、雪原地帯に入る。雪はまだ小降りだ。
線路の上は除雪されていた。これは列車が通過した事を意味する。まだ線路の上には、雪はそんなに積もっていない。
メイと高速魔導列車との距離は縮まる。雪原地帯を走る列車は、最高速度を出せない。雪をかきながら走行するからだ。
メイの視界が悪くなる。周りの積雪量も多く、雪が吹雪き始めた。
白いローブのメイは、雪景色と同化する。
白い、ずっと続く雪景色を眺めながらメイは線路を高速で辿る。長い道を進む。
そして……高速魔導列車はメイの視界に入った。
メイは上昇する。そして、高速魔導列車の上空へと移動する。
そして、呪文を唱えた。
「オブジェクトマーキング──シロ──」
メイの視界に文字が現れる。見ている列車のコンテナにEのマークが付く。そして、先頭から五両目の貨物車両にFの文字を発見する。
「見つけた……」
メイがそのFのコンテナに降下しようと思った瞬間、列車の後方が光った。その光を浴びた瞬間、メイの飛行効果が解除された。メイはバランスを失い、強風に煽られ墜落する。
メイは、地面に激突する寸前で飛行魔法を回復することができた。だが、高速魔導列車との距離が空いてしまう。
そして高速魔導列車の最後尾の車両から、レーザー銃のような物が伸びてきた。
──高速魔導列車 二両目 普通列車内──
この高速魔導列車は、現在17両編成になっていた。
一両目は先頭車両、二両目は普通車両、3~16両目は貨物車両、最後尾は戦闘車両となっていた。
普通車両で、なにやら慌しく動きがあった。
「ドグマ博士、戦闘車両が魔法を感知して迎撃体制に入っています。あと、涎が出てます。うとうとして寝ないで下さい」
眼鏡をかけた博士の助手、クリスティーナは、魔導コントロールシステムで列車の状態をモニタリングしていた。
「ねーこの列車、面白いね、最後尾なのに先頭(戦闘)車両。キャハハ!」
緑の髪のエルフ、ラジカルは、つまらないギャグを飛ばした。列車の中で暇をもてあましているようだった。
ドグマ博士は眠い目を擦っていた。
「なにかいたら、ラジカルのレーザーがパパッとやってくれるから大丈夫だ」
ドグマ博士はそういうと、いびきをかいて寝てしまった。
「何かあったら困るんで、研究所本部に魔波陸通信システムで連絡だけいれておきます。それと、ドグマ博士。いびきうるさいです。呼吸しないで下さい」
クリスティーナは通信機を操作した。
魔波陸通信システムとは、魔の波動を陸を通じて送信し、相手先のシステムと交信するシステムである。
原型で普通に通信できる魔波通信システムというのがあったのだが、魔波は、空気中を進もうとすると、大きな抵抗を受け、距離が出なかった。その為、地上を介するシステムに変更し、今の魔波陸通信システムになったのである。
「うるさいハエが飛んでます。いかがいたしますか」
クリスティーナの通信はレイヤに繋がった。
「落として、いいんじゃないかな。判断は任せるよ」
「分かりました。そのように」
──帝都西門区公園前──
フィオラとハムオは公園に帰っていた。そして、この公園を合流地点に決めていたアナも、公園でカエルの置物の首を転がしながら休憩していた。
セバスも合流して公園で休んでいる。メイとシロの安否を気遣っていた。
フィオラは事の詳細をアナとセバスに話す。
「とにかく、メイちゃん、シロを追って北に飛んでいってしまったにゃ~」
「そうだったんですか、無事、見つかるといいのですが……」
セバスはあまり浮かない表情だった。
アナは、カエルの置物の頭をゴロゴロしながら、落ち込んでいた。
「セバス……大丈夫だよね……シロ……」
「シロ様ならきっと……大丈夫ですよ……」
セバスはアナをなだめた。
一瞬、アナの後方の空間がすこし歪む。
灰色の髪、灰色の肌、尖った耳を持ち、スチームパンクな服を着た、美人のダークエルフがその空間の歪みから突然現れた。アナはまだ後ろに気がついていない。
「あら、こんな所に緑の髪のエルフがいるなんて……珍しいわねー」
そして、その美人のダークエルフはゲス顔をする。
「なーんてね、いるのは知っててここにきたんだけどねー。後をつけてましたー」
「誰にゃ!」
フィオラは毛を逆立てて身構える。危険を感じたようだ。
「知りたい~?じゃ、おしえてあげようか。私はサナ・デルタ。人さらいよ。よろしくねぇ」
そのゲス顔の美女は『サナ・デルタ』と名乗った。
「じゃあ、このエルフの子、貰っていくわね。いい素材になるわ」
アナは動けなかった。動こうとしていたのだが、何らかの力が働いて動くことが出来なかった。
サナはアナの首の後ろを手刀で殴り、気絶させた。そしてくの字に折れ曲がるアナの体を腕で抱えこんだ。
「お待ちください、そこのお嬢さん、あまり手荒なマネはしたくないので、その子を放して下さいませんか」
セバスは構えてサナに近づく。
「手荒なマネってどんなマネー、気になるなー、でも御免ねー。私急いでるから」
サラはアナを担いだまま、その場から消えた。
アナは簡単にさらわれてしまった。
フィオラも、ハムオも、そしてセバスも、何もすることができなかった……。
「ねえ、これ……どうなってるにゃ……消えたにゃ……気配もないにゃ……」
「これ、魔法やないで……なんちゅーか、別の力やった……」
「くっ……私がついていながら……なんたる失態……」
セバスは膝をついて悔しがった。その一瞬の出来事は、セバスの理解を超えていた。たとえ魔法で姿を消せたとしても、二人もいっしょに消すには時間がかかる。そんな時間をセバスは与えるわけはない。
セバスは、未知の領域に対しての無力感を味わうしかなかった……。
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