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人食い花に転生しました ~復讐~~その人を食べる日まで~
勇者と踊ろう 前編
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私の現在のステータスです。
”
レベル 40
HP 4000
TP 2000(トラップポイント)
範囲 2000メートル(捕獲領域)
《スキル》
【種類】TP:使用ポイント(レベル)レベル効果。
【食事】TP:0(LV4)食事速度上昇。
【甘い香り】TP:0(LV3)効果範囲上昇。
【捕獲】TP:10(LV3)蔓の捕縛力、ダメージ上昇。
【ヒトバサミ】TP:100(LV3)設置型のトラップ。捕縛力、ダメージ上昇。
【複製】TP:50(LV3)複製物が強い場合、50%の力を再現できる。武器複製可。
【茨の篭】TP:200(LV2)捕縛力、ダメージ上昇。
【毒の霧】TP:50(LV2)%ダメージ。1秒につき0.2%。幻覚作用有。
【収縮】TP:200(固定)クールタイムは解除後から半日。
【移動】TP:(LV3(3メートル:1))移動距離上昇。
【エナジークリスタル数 x 42】
”
今日は、あの男が来る日です。私に虫の味を教えてくれた最悪なあの、《勇者》が……。
私は、昨日の夜のうちから入念にトラップを仕掛けておきました。【ヒトバサミ】をランダムに10個。それと、一か所にならべて10個。
トラップポイントは約半日弱で全快します。そして、設置型の【ヒトバサミ】は一日は設置し続けられるようです。彼は昼前に森にやってくるので、時間的にはなんとか間に合います。
当然のごとく、【収縮】で体は小さくしています。準備は整いました。
日差しが強くなってきました。そろそろです。
しばらくして、人間が近づいてきました。HP(7530/7530)のゲージが表示されます。
────《勇者》です!
「あ~あ、のんびりしたいぜ。サラは、今日はいないし、軽く探索したら帰って町に繰り出すか」
やっと来てくれました。背伸びをして、眠そうな顔をこすり、アホ面をさげて森に入ってきます。
彼は今日、帰ることはできません……なぜなら……今日、私とダンスを踊るのですから……。
では、先制攻撃といきましょう。私は【複製】で、ボウガン装備の《おじいさん》を生成します。
TP(1950/2000)
離れたところから、《勇者》を狙わせます。
「しっかし、サラもひどいぜ……自分で持ってきた仕事なのに俺にばかり負担させて、そのうえ取り分は七三だなんて…………なんで俺が三なんだ……」
独り言をいいながら、森を歩く《勇者》に、おじいさんはボウガンの照準をロックしました。
「ん…………なんだこの異様な感覚は…………まさか、刺客……」
《勇者》はロックされたことに気付いたようです。でも、気にしません。お構いなしに《おじいさん》のボウガンを放ち、矢を《勇者》に向けて飛ばします。
「あぶねっ!」
《勇者》は、飛んでくる矢をバトルアクスでガードしました。さすがは《勇者》様です。
「狙われた……この森…………何かいる……でも、気配がないのは何故だ……」
すぐさま、《おじいさん》を後退させます。
《勇者》は、身構えながら矢の飛んできた方へと歩き始めます。うまく誘うことに成功しました。
ここで、《逆人魚》を生成します。
《人食い花》(HP4000/4000:TP1900/2000)
それでは、二つの材料が整いました。
まず、トラップシーン『《逆人魚》に食べられている《おじいさん》』
そこから『《逆人魚》が倒れた《おじいさん》を足から丸飲みにしていく』状況を作ります。
「た……たすけてええぇぇ!」
「誰かいるのか!」
《逆人魚》は、足をバタバタさせながら《おじいさん》をゆっくりと飲み込んでいきます。
《おじいさん》は、右腕を大きく振り、叫び声を上げます。
《勇者》はそれに反応し、助けにきました!
「まってろ! じいさん! 今行く!」
────台本通りです!
《勇者》が近づいてきました。飛んで火にいる夏の虫とはこのことです……虫は嫌いですけどね。
────さあ、料理の始まりです!
《人食い花》(HP4000/4000:TP1900/2000)
《勇者》(HP7530/7530)
”
レベル 40
HP 4000
TP 2000(トラップポイント)
範囲 2000メートル(捕獲領域)
《スキル》
【種類】TP:使用ポイント(レベル)レベル効果。
【食事】TP:0(LV4)食事速度上昇。
【甘い香り】TP:0(LV3)効果範囲上昇。
【捕獲】TP:10(LV3)蔓の捕縛力、ダメージ上昇。
【ヒトバサミ】TP:100(LV3)設置型のトラップ。捕縛力、ダメージ上昇。
【複製】TP:50(LV3)複製物が強い場合、50%の力を再現できる。武器複製可。
【茨の篭】TP:200(LV2)捕縛力、ダメージ上昇。
【毒の霧】TP:50(LV2)%ダメージ。1秒につき0.2%。幻覚作用有。
【収縮】TP:200(固定)クールタイムは解除後から半日。
【移動】TP:(LV3(3メートル:1))移動距離上昇。
【エナジークリスタル数 x 42】
”
今日は、あの男が来る日です。私に虫の味を教えてくれた最悪なあの、《勇者》が……。
私は、昨日の夜のうちから入念にトラップを仕掛けておきました。【ヒトバサミ】をランダムに10個。それと、一か所にならべて10個。
トラップポイントは約半日弱で全快します。そして、設置型の【ヒトバサミ】は一日は設置し続けられるようです。彼は昼前に森にやってくるので、時間的にはなんとか間に合います。
当然のごとく、【収縮】で体は小さくしています。準備は整いました。
日差しが強くなってきました。そろそろです。
しばらくして、人間が近づいてきました。HP(7530/7530)のゲージが表示されます。
────《勇者》です!
「あ~あ、のんびりしたいぜ。サラは、今日はいないし、軽く探索したら帰って町に繰り出すか」
やっと来てくれました。背伸びをして、眠そうな顔をこすり、アホ面をさげて森に入ってきます。
彼は今日、帰ることはできません……なぜなら……今日、私とダンスを踊るのですから……。
では、先制攻撃といきましょう。私は【複製】で、ボウガン装備の《おじいさん》を生成します。
TP(1950/2000)
離れたところから、《勇者》を狙わせます。
「しっかし、サラもひどいぜ……自分で持ってきた仕事なのに俺にばかり負担させて、そのうえ取り分は七三だなんて…………なんで俺が三なんだ……」
独り言をいいながら、森を歩く《勇者》に、おじいさんはボウガンの照準をロックしました。
「ん…………なんだこの異様な感覚は…………まさか、刺客……」
《勇者》はロックされたことに気付いたようです。でも、気にしません。お構いなしに《おじいさん》のボウガンを放ち、矢を《勇者》に向けて飛ばします。
「あぶねっ!」
《勇者》は、飛んでくる矢をバトルアクスでガードしました。さすがは《勇者》様です。
「狙われた……この森…………何かいる……でも、気配がないのは何故だ……」
すぐさま、《おじいさん》を後退させます。
《勇者》は、身構えながら矢の飛んできた方へと歩き始めます。うまく誘うことに成功しました。
ここで、《逆人魚》を生成します。
《人食い花》(HP4000/4000:TP1900/2000)
それでは、二つの材料が整いました。
まず、トラップシーン『《逆人魚》に食べられている《おじいさん》』
そこから『《逆人魚》が倒れた《おじいさん》を足から丸飲みにしていく』状況を作ります。
「た……たすけてええぇぇ!」
「誰かいるのか!」
《逆人魚》は、足をバタバタさせながら《おじいさん》をゆっくりと飲み込んでいきます。
《おじいさん》は、右腕を大きく振り、叫び声を上げます。
《勇者》はそれに反応し、助けにきました!
「まってろ! じいさん! 今行く!」
────台本通りです!
《勇者》が近づいてきました。飛んで火にいる夏の虫とはこのことです……虫は嫌いですけどね。
────さあ、料理の始まりです!
《人食い花》(HP4000/4000:TP1900/2000)
《勇者》(HP7530/7530)
応援ありがとうございます!
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