タカシの異世界無双計画 ~銃と仲間と異世界と~

マイきぃ

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第5章 目的を達成しよう

エクスカリバー

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「なんだこれ、エクスカリバーが光って……」
 エクスカリバーは突然宙に浮き、コマのように回転し始めた。

「まさか……エスクカリバーの解放……」
 ファリスは、世界の終わりを見るような顔で、回転するエクスカリバーを眺めていた。

「どうしたんだ、ファリス」
「やばいっス……これがエクスカリバーなら……ここら一帯が吹っ飛ぶっスよ」

「な、なんだってぇー!」
「蓄積された力を放出しようとしてるっス……それに、あっしの知る限りじゃ、ここ2~30年はエクスカリバーの解放がなかったはずっス」

「じゃあ、その年数分溜め込んだ力が解放されるってことなのか!」

「短い人生でした……悔いはないです……」
「滅ビルデース……モットオイシイゴハンヲ食ベテカラ死ニタイデース」
 メイデンとソエルは、あきらめの境地に達していた。

 どうやら、かなりやばい状況のようだ。
「何か方法は……そうだ! 武器破壊だ!」
 俺は、必殺技を放つ。

「聖王爆裂剣!」

 衝撃波を、エクスカリバーに向けて飛ばした。
 だが、衝撃波は、エクスカリバーに触れた瞬間、弾き飛ばされた。

「な……俺のスキルじゃ無理なのか!」必殺技は万能ではないのか……。
「無駄ですって」ファリスは、暗い声で言葉を返す。

 俺は、落胆していた。その刹那、突然フロアの天井に大穴が空き瓦礫が落ちてきた。
 俺たちは、とっさにその場を離れた。
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