タカシの異世界無双計画 ~銃と仲間と異世界と~

マイきぃ

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第5章 目的を達成しよう

五芒星

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 俺は、アランに向けて突きを放った。

 一段目の突き……アランの右腕にヒット。龍人化した腕を破壊する。
 二段目の突き……左腕を破壊する。
 三段目の突き……右足を破壊する。
 四段目の突き……左足を破壊する。
 そして、五段目の突き……アランの喉元を破壊する。
 攻撃は、一瞬で終わった。

 攻撃をした部位は光を放ち、その光は五芒星のラインを形作る。
 五芒星の光は、アランのみぞおちの部位に収束していく……。

「ば……ばか……」光は、収束を終えるとすぐに拡散した。アランのみぞおちの部位は、その光と共にはじけ飛ぶ。「ナッ、ワッ、ビュッ!」
 
 アランは、その場で血を吐き倒れた。
 その後、アランの龍人化は解け、普通の体に戻った。黒龍の兜が外れ、イケメンの顔と金色の髪をのぞかせた。

「俺の、勝ちだ!」
 武者の鎧は、大量の蒸気を出して冷却を始めた。

「お……おわた…………エクスカリ……バー」
 アランは、何かブツブツと喋っていた。
「もう動くな、終わったんだよ、お前は」
 俺は、アランに刀を突き付けた。両腕を破壊されたアランは、紫色の水晶を使うことはできないはずだ。

「……解放……」
 アランは、小さな声を出して力尽きた。

 俺は、アランの倒れる姿を確認して、勝利の余韻に浸った。
 だが、それもつかの間、アランの手にしていたエクスカリバーが突然神々しい光を放ち始めた。
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