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第4章 魔女討伐にいこう
邪神ヤリィカ 5
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邪神ヤリィカの、黒焦げの体にひびが入る。そして、焦げた部分はパリパリと崩れ落ち、姿を現した。
「すっげー! エナジークリスタルすっげー! 正直俺やばいと思ったぁ! でも2個使ったら余裕で再生されたっしー! 薄皮一枚焼けただけで済んだぜぇ!」
奴は、ムカつく態度で俺達を挑発した。
ファリスの火力でも、邪神ヤリィカの体は焼き尽くせなかった。やはり、問題なのは紫色の水晶の回復力か……。
俺が考え込んでいると、ソエルが俺に話しかけてきた。
「私トメイデンニ考エガアリマース」
「何か策が思いついたのか?」
「タカシ様、任せてください! 必ず倒します!」
二人は自信満々だった。
「ファリスハモウ一度今ノ技ヲ使エルヨウニシテクダサーイ」
「了解っス。任せるっスよ」
戻ってきたファリスにソエルが話しかける。
何をする気かはわからないが、二人は気合十分だったので、俺はその話に乗ってみる事にした。
「俺は今クールタイム中だからな……気を付けろよ」
「了解シタデース。メイデン、イキマスヨ」
「はい師匠!」
メイデンは前に出て地面を殴りつけ、詠唱する。
「ローズバインド!」
茨の蔓が邪神ヤリィカに向かって飛んでいく。
蔓は、邪神ヤリィカに巻き付き、動きを封じる。そして、棘が奴の体を貫く!
だが、奴は顔色一つ変えず何事も無かったように、体に巻き付いた蔓を簡単に引きちぎった。
「すっげー! エナジークリスタルすっげー! 正直俺やばいと思ったぁ! でも2個使ったら余裕で再生されたっしー! 薄皮一枚焼けただけで済んだぜぇ!」
奴は、ムカつく態度で俺達を挑発した。
ファリスの火力でも、邪神ヤリィカの体は焼き尽くせなかった。やはり、問題なのは紫色の水晶の回復力か……。
俺が考え込んでいると、ソエルが俺に話しかけてきた。
「私トメイデンニ考エガアリマース」
「何か策が思いついたのか?」
「タカシ様、任せてください! 必ず倒します!」
二人は自信満々だった。
「ファリスハモウ一度今ノ技ヲ使エルヨウニシテクダサーイ」
「了解っス。任せるっスよ」
戻ってきたファリスにソエルが話しかける。
何をする気かはわからないが、二人は気合十分だったので、俺はその話に乗ってみる事にした。
「俺は今クールタイム中だからな……気を付けろよ」
「了解シタデース。メイデン、イキマスヨ」
「はい師匠!」
メイデンは前に出て地面を殴りつけ、詠唱する。
「ローズバインド!」
茨の蔓が邪神ヤリィカに向かって飛んでいく。
蔓は、邪神ヤリィカに巻き付き、動きを封じる。そして、棘が奴の体を貫く!
だが、奴は顔色一つ変えず何事も無かったように、体に巻き付いた蔓を簡単に引きちぎった。
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