タカシの異世界無双計画 ~銃と仲間と異世界と~

マイきぃ

文字の大きさ
上 下
58 / 138
第4章 魔女討伐にいこう

集合

しおりを挟む
 ケンタ君の獣車の所に、皆で集まった。
「みんな、心配かけて済まなかった」

「無事で何よりです、タカシ様」
「おかえりでーす」
 メイデンとケンタ君は、軽く出迎えてくれた。

「とりあえず、俺がいなくなった理由を話す」

 ──俺は、自分の身に起きた事を全て話した──

「許せねえっス。そんな勝手な思い込みで大将を殺すだなんて……」
「人影ってソエル師匠の事かと思いました。まさか、こんな事態になってるなんて……」
 メイデンとファリスは、拳を握りしめた。

「そういうわけだ。奴には罪を償わせたいが、もしもの時は俺は覚悟を決める」

「わかったっス大将!」
「殲滅ですねタカシ様」
 二人は、殺る気満々だった。
「ハーピィ!」
 ハピィも、二人に混ざって返事をした。

「タカシ様、このホワイトハーピーは?」
「仲間にした。名前はハピィだ!」
 ハーピーは喉を鳴らして警戒している。
「かわいいですね。この子、お腹が空いているようです……何かあげてみますか」
 メイデンは獣車から、サンドイッチを取り出し、ハーピーに与えた。

「ハーピィ……」
 ハーピーは嬉しそうにサンドイッチを食べた。すると、警戒を解き、メイデンに擦り寄った。
「メイデン……それ、懐いたのか?」
「はい。小さいうちなら、食べ物を与えると野生でも懐きます」

「何ー!」
 俺は、仲間銃の弾丸を、無駄にした気分になった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

主役の聖女は死にました

F.conoe
ファンタジー
聖女と一緒に召喚された私。私は聖女じゃないのに、聖女とされた。

ここは貴方の国ではありませんよ

水姫
ファンタジー
傲慢な王子は自分の置かれている状況も理解出来ませんでした。 厄介ごとが多いですね。 裏を司る一族は見極めてから調整に働くようです。…まぁ、手遅れでしたけど。 ※過去に投稿したモノを手直し後再度投稿しています。

悪意のパーティー《完結》

アーエル
ファンタジー
私が目を覚ましたのは王城で行われたパーティーで毒を盛られてから1年になろうかという時期でした。 ある意味でダークな内容です ‪☆他社でも公開

そろそろ前世は忘れませんか。旦那様?

氷雨そら
恋愛
 結婚式で私のベールをめくった瞬間、旦那様は固まった。たぶん、旦那様は記憶を取り戻してしまったのだ。前世の私の名前を呼んでしまったのがその証拠。  そしておそらく旦那様は理解した。  私が前世にこっぴどく裏切った旦那様の幼馴染だってこと。  ――――でも、それだって理由はある。  前世、旦那様は15歳のあの日、魔力の才能を開花した。そして私が開花したのは、相手の魔力を奪う魔眼だった。  しかも、その魔眼を今世まで持ち越しで受け継いでしまっている。 「どれだけ俺を弄んだら気が済むの」とか「悪い女」という癖に、旦那様は私を離してくれない。  そして二人で眠った次の朝から、なぜかかつての幼馴染のように、冷酷だった旦那様は豹変した。私を溺愛する人間へと。  お願い旦那様。もう前世のことは忘れてください!  かつての幼馴染は、今度こそ絶対幸せになる。そんな幼馴染推しによる幼馴染推しのための物語。  小説家になろうにも掲載しています。

いい子ちゃんなんて嫌いだわ

F.conoe
ファンタジー
異世界召喚され、聖女として厚遇されたが 聖女じゃなかったと手のひら返しをされた。 おまけだと思われていたあの子が聖女だという。いい子で優しい聖女さま。 どうしてあなたは、もっと早く名乗らなかったの。 それが優しさだと思ったの?

夫達の裏切りに復讐心で一杯だった私は、死の間際に本当の願いを見つけ幸せになれました。

Nao*
恋愛
家庭を顧みず、外泊も増えた夫ダリス。 それを寂しく思う私だったが、庭師のサムとその息子のシャルに癒される日々を送って居た。 そして私達は、三人であるバラの苗を庭に植える。 しかしその後…夫と親友のエリザによって、私は酷い裏切りを受ける事に─。 命の危機が迫る中、私の心は二人への復讐心で一杯になるが…駆けつけたシャルとサムを前に、本当の願いを見つけて─? (1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります)

最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である

megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。

むしゃくしゃしてやった、後悔はしていないがやばいとは思っている

F.conoe
ファンタジー
婚約者をないがしろにしていい気になってる王子の国とかまじ終わってるよねー

処理中です...