タカシの異世界無双計画 ~銃と仲間と異世界と~

マイきぃ

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第4章 魔女討伐にいこう

名前はハピィ

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 鳥人間に、シャツを無理やり着せてみた。

 シャツを着た鳥人間は、落ち着くと「ハーピ、ハーピ」と、嬉しそうに羽を羽ばたかせながら鳴いていた。どうやらシャツが気に入ったようだ。

「とりあえず、鳥人間って名前じゃ呼びづらいな……そうだ!」俺は、鳥人間を指さし「お前の名前は『ハピィ』だ!」と、名前を付けてあげた。

「ハピィ?」
「そうだ、ハピィだ!」

「ハピィハピィハピィハピィ……」ハピィは、羽を小さく羽ばたかせて喜んでいた。

 この場は一段落した。だが、この地下空洞から 出なければいけない。そこで俺は、羽をもっているハピィに一つ頼みごとをしてみた。
「ハピィ、俺をここから地上に引き上げてくれるか?」
 ハピィは困った表情で、考えていた。

 今度は、ジェスチャーで必死に伝えてみた。
「ハーピィ……ハーピッ!」
 突然ハピィは、羽で胸を叩き、任せてくれとでも言っているような態度を見せた。

「ジェスチャーで、わかったのか!?」
 ハピィは突然俺の肩に飛び乗り、肩を両足で鷲掴みにして強く羽を羽ばたかせる。
 俺の体は、宙に浮いた。そして、天井の穴を目指す。

 爪が肩に食い込み、かなり痛い。鷲に捕獲される動物の気持ちがわかる気がした。
「痛い痛い痛い……」
 俺は、痛いと連呼したが、ハピィは聞いてはくれなかった。

 俺とハピィは、天井の穴を上手くすり抜け、地下空洞の外に出た。
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