タカシの異世界無双計画 ~銃と仲間と異世界と~

マイきぃ

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第4章 魔女討伐にいこう

弾丸残り2発

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 仲間銃の弾丸は、残り3発だ。
 温存したいが、ここで食べられては意味が無い。
 だが、この言葉の通じない生き物に効果はあるのか……。

 色々考えを巡らせたが、痛みに耐えられなかった俺は、反射的に仲間銃の引き金を引いた。
 仲間銃は大きな音を立て、火を噴く。
「ピピピピー!」
 鳥人間は、感電したように痺れて気を失った。

 ──弾丸残り2発──

 もう仲間銃は慎重に使わざるを得ない。弾を無駄にした感じがするが、食べられるよりはマシだろう。
 果たして、効果はあったのだろうか……。

 鳥人間は目を覚ました。そして、俺を見て「ハピハピ」と鳴きながら、俺に擦り寄ってきた。

 効果はあった……俺は、この怪しい鳥人間のエサにならずに済んだ。
 羽が顔に当たってくすぐったい。まあ、捕食されずに済んだので良しとしよう。

 数分後、体の痺れも治まり、体が動くようになった。
 とりあえず体を起こし、霊剣ファントムを拾い、腰に差す。
 武器を回収した俺は、一息つく。そんな俺の隣で鳥人間は羽を広げて嬉しそうに鳴いていた。 

 良く見ると鳥人間は、上半身に立派なリンゴを2つ並べていた。胸の部分は人間と変わりない。
 鳥のメスだと思えば気にならないが、やはり目のやり場に困る。 
 いろいろ考えた結果、俺は空竜の鎧を外し、ジャージを脱ぐ。最後にシャツを脱いで、そのかわいい鳥人間を抑えつけ……。
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