タカシの異世界無双計画 ~銃と仲間と異世界と~

マイきぃ

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第4章 魔女討伐にいこう

打ち合わせ

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 俺達は、雪原を無事に走破し、森林に辿り着く。
 そこで一度編成を解き、各々自分の獣車に乗り込んだ。
 俺は、アポロスとの打ち合わせがあるので、アポロス側の戦車風の獣車に乗り込んだ。
 打ち合わせは、俺とアポロス、そして魔法使いのアルミスの3人で行う事になった。
「さて、じゃあ打ち合わせを始めようか」アポロスが話を切り出す。

「おっと、その前に……アルミス!」
 アポロスは、アルミスに合図を送る。
「しょうが……ないわね」
 アルミスは返事をした。そして、突然俺の腕のウォームリングを掴み、詠唱を始めた。

 アポロスが語り始める。
「一つ、タカシに言い忘れた事がある。君の身に付けているウォームリングには騎士のスキルを封じる仕掛けがあるんだ」

 突然、ウォームリングの内側から、針のようなものが突き出た。

「ウガッ」俺は、痛みで悲鳴を上げた。
 腕に焼けるような熱さを感じた。その後、体全体が痺れ始め、体が動かなくなった。

「な、何を……」
「それはな、タカシ。痺れ薬だよ」
 アポロスが答える。
「な……何故」
「君達は強すぎるんだ。ちょっと目立ちすぎたんだ」
「そんな理由で……」
「優秀な芽は早いうちに摘まないといけないのさ、わかってくれ、タカシ!」
 アポロスは剣を抜いた。
「く……」
 俺は、力を振り絞って刀に手をかけた。

 だが……俺は、アポロスの剣で串刺しになった。
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