タカシの異世界無双計画 ~銃と仲間と異世界と~

マイきぃ

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第4章 魔女討伐にいこう

雪原の戦闘 3

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 ミツユスキーは、ケンタ君の上に乗り弓を構えていた。
 飛びかかるスノーダルマーを、ケンタ君が槍で吹き飛ばし、それを、とどめとばかりにミツユスキーが弓で射貫く。
 もちろん、矢は炎属性の矢だ。突き刺さると同時に炎上し、スノーダルマーを滅殺する。

「大丈夫ですよ、心配しなくてもケンタ君とミツユスキーはある程度は戦えますから」俺は少し、呆れ声で話していた。「多分、こっちも来ますよ……ほら」

 案の定、俺達の近くにもスノーダルマーが雪の地面から現れた。
 俺は、鞘を握りしめ、イメージを注ぎ込む。

「乱舞!」

 俺は、刀を抜いた。
 衝撃波を放ち、スノーダルマーを砕く。
 衝撃波は、スノーダルマー2~3体ぐらいを軽く巻き込む程の威力だ。

 俺の乱舞の威力は、前とは別格だった。
 いろいろあったのをきっかけに基礎体力を増強した結果、それと比例してイメージ効果が上がってきていたのだ。
 結果が目に見えてわかるので、俺は訓練を続けていた。
 今では、衝撃波の威力は初期の3倍にまで力が付いた次第だ。

 アポロスも剣を抜き、戦闘に入った。
 さすがは勇者候補なだけあって、綺麗な剣さばきで一匹一匹を確実に叩き潰していく。

 暫くして、スノーダルマーの発生は止まり、戦闘は収束を迎えた。
 俺はホッとため息をつく。
 だがその時、剣で散らしたスノーダルマーの破片は一か所に集まり始めていた。
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