タカシの異世界無双計画 ~銃と仲間と異世界と~

マイきぃ

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第4章 魔女討伐にいこう

2度目の固い握手

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 会議後、アポロスは俺の所に歩み寄り、語りかけてきた。
「とても良い会議になった。出発の日が楽しみだ」
「俺もです」
 軽く言葉を返した。

「そうだな、ハッハッハ。若いっていはいいものだ。期待してるよ」
「頑張りましょう!」

 俺とアポロスは、2度目の固い握手を交わした。
 アポロスは、「ハッハッハ」と笑いながら去っていった。

 ファリスが、俺に話しかけてきた。
「ちょっといけ好かないっスねー。こっちに指揮権が無いような言いっぷりっスよ」
 メイデンも、話しかけてくる。
「でも、タカシ様の判断です。何かお考えあっての事」

 今回は、俺が勢いで勝手に決めてしまった事なので、二人には了承してもらうしかないだろう。
 俺は、一言添えた。
「メイデン、ファリス、いざという時は単独行動してくれて構わない。二人の力は俺が良く分かっているつもりだ」
「わかったっス大将!」
「信頼を寄せてくださって有難うございます、タカシ様!」
 二人は、了承してくれた。
 いくら指揮権が無いといえど、俺達は冒険者だ。嫌な命令には従う必要はない筈だ。

「ミツユスキーとケンタ君は人数合わせだから、無理はするなよ」
「仰せのままに」
 ミツユスキーは、素直に了承した。
「援護する時は任せて!」
 ケンタ君は、活躍したいようだった。

 次の日、俺達は雪原地帯用の装備を整え、ゆっくり休んで出発の日に備えた。
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