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タケル一行、再び出発する?
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やっとこの日が訪れた!
観光都市「エルフの里」になんだかんだで半年くらい滞在した事になる。
俺は剛田さんや「魔の森開拓村」の鍛治職人が作った剣や鍬、包丁に鍋釜など、出来る限り大放出で売り捌き、開拓村とエルフの里を繋ぐ専用の林道を作る資金を作った。
まぁ、ハクメイ爺さんが作ったケモノ道みたいな林道を荷馬車が通りやすい様に幅を広げて、石畳を敷き詰め、整えただけなんだけどね。
実際、資材調達はそんなにかからなかったので残りの金は均等に各家に分配したよ。
なんせ、森の中で見つけた岩石を「石畳」に加工してくれたのは、機人たちだし、土木作業も彼等にほとんど
やってもらったからな。
俺は開拓村の皆んな…っと言っても、残ったのは本当のドワーフが一人とエルフ女性が数人、それと剛田さん一家を含め四世帯、オマケの俺たちだけなんだけどな?
(召喚させられた異世界人は剛田サン同様、ドワーフを名乗っていたり、情報収集の旅に出ているそうな?)
とにかく皆んなを集めて相談した。
いっそ、あえて開拓村をオープンな形にして、
「邪神の魔石はもう有りませんよ。」
と何気にアピールする事を提案してにしたのだ。
この開拓村も、ある種の観光名所化する事にしようと思って。
「そ、そんなことをしたら、我々を探している奴等に見つかってしまうではないか?」
そう言う意見が有ると思っていたが、全く無かったのだ?
「邪神信仰の幹部は殆ど人間種だし、この数十年はこの森に侵入を試みたのは剣豪ハクメイぐらいだよ、ゴゥタムたちを召喚した連中が多分最後の信仰者たちなら、何人生き残っているやら。」
「邪神の魔石を狙っている連中も、魔石が無いと分ればこれ以上干渉して来ないハズだ。」
と、大凡賛成してくれた。
それでも長年の噂で魔獣の巣と言われている森だ、相当の自信が無ければ気安く訪れる者も居ないだろう?
各権力者たちの目から素性を隠して、隠れ住むにはお勧め物件だ。
実のところ、開拓村と言っても、森全体からみると村の大きさは米粒程の大きさだ?
まだまだ開拓の余地は有るし、俺の開拓民魂が唆られる!
そう、なんとか前世の記憶にある『お米』を栽培したいのだ!
それと『日本刀』だ!
親父の鍛治の腕は、決してクラナギさんより劣っている訳では無い。
しかし、俺の剣は日本刀に似せて作っている親父の最高傑作だ。
本当の日本刀の造り方では無い。
そう、俺が欲しいのは「名刀」とか「妖刀」とか言われているシロモノなんだ。
ソレを自分自身で造るのが俺の目標でも有る。
親父に教わった事と、コレから新しい師匠に教わる事を合わせて、俺だけの『日本刀』を造るのだ!
…って、熱く語ってみたが、ソレが今すぐでは無くて数年後なんだから。
機人復活の為に使えそうな魔石探しの旅で、剣の素材になりそうな鉱物も集められる。
鉱物だけでは無い、日本神話の中には怪物の身体から『神剣』が生まれたと言う話しも有る。
コレは俺の推測だけど、おそらく倒した怪物の角や骨を素材の一部として使われた事を意味しているのではと思っている。
コッチの世界では魔物の素材を使って武具を作るのは、割と当たり前の事だけど前世の日本ではどうだろう?
普通に考えて、角や骨に含まれている鉄分なんて僅かだ、火に焚べれば白い灰になる。
しかし、こちらの世界ではソレがそうでは無い。
強い魔物の遺体から取れる素材が強力な武器や防具になるのだ。
今は漠然と考えているだけだけどな。
今、カンナは頼まれて料理を教えているし、メイメイはポーション造りを教えている、
商業ギルドが用意した人材に。
「そこ、手首の返しが甘い!
もっと素早く!」
「素材や薬剤は正確に測ってください。
多いからと言って、よく効く訳では有りませんよ。」
どうやら姿を消したあちこちの商店主は、今の「エルフの里」に割と重要なポジションにいた様だ。
ソレを補う為、ギルドのお偉いサンが三人に泣きついたそうだ?
カンナやメイメイの様な『神業』的スピードや技は無理でも、味や効能はなんとか再現出来た。
もちろん、授業料は貰ったぞ。
「お二人のマネージャーは私が務めますわ!」
アズ姐さんが色々とスケジュールを調整してくれたらしい?
なんせ、ギルドが用意した人材より、一般の受講希望者が多いのだ。
特に「まんまる焼き教室」が大人気だ⁈
エイジは俺の手伝いをする合間に、ダンカンたちと時々クエストに出掛けている?
「とりゃー!」
「掛け声は立派だが、そんな振りだとオークは一刀両断は難しいぞ?
腕だけで振るな、お前の体重が乗る様に身体全体で振り抜け。」
「は、ハイ!」
近くの森(魔の森ではなく)で気分転換にエイジに剣の修行を付けていたところを彼等に目撃され、ゴブリンやオーク退治のクエストに誘われる様になったのだ。
「良ければ時々で良いので、俺たちとパーティを組んでくれないか?」
「え、えっと…?」
最初は俺を気にして返事に困っていたエイジだが、
「良いぞ、別に。
実戦経験はなりよりの鍛錬だからな。」
「ハイ、ありがとう、アニキ!」
まぁ俺の方の手伝いは機人だけで間に合うしな。
そしてマーヤは、
「アナタはだ~れ?
まっくろネコさん?」
とか、
「ちっちゃいお姉ちゃんは、おウタがじょうずなのね!
マーヤもいっしょにうたってもいい?」
魔の森でお友達を増やしていた?
最強のナビゲーターを連れて?
美幼女テイマーの爆誕で有る!
こうして、俺たちは新たな旅の準備をマイペースで進めていた。
新たな仲間を増やして?
さて、
この数ヶ月、俺たちはルーの家を拠点に行動していた。
メイクゥンはもうこの場所には戻らずに、開拓村でご両親と暮らして行くそうだ。
ルーはギルドの仕事が有るので、整備された出来たばかりの林道を使って「エルフの里」と「開拓村」を俺やメイメイらに同行して行き来している。
「基本、私が居ないとギルドが上手く回らないんです。
なので、私も見込み有りそうな後輩を育てて、任せられる様になったら身を引いて村で暮らそうと思います。」
とか。
その内に荷馬車の定期便とか始めるそうだ。
村で作った品物を自由市場に運んだり、折り返しに市場で購入した食材や日常品を乗せて帰る様な、この地域のライフラインとして。
そんな訳で「エルフの里」に有るルーの家を我が物顔で使っている俺たち。
あまりに長居をして所為で、すっかりここでの生活が根付いてしまいそうだ。
良い事と言えば、
エイジが剣の腕をメキメキ上げてきた事だ。
やはり実戦に勝る修練は無いな?
ソレとマーヤだ、
デッカい黒猫と、様々な動物と友達になった様だ?
あの腕輪、やはり祖母ちゃんの物の様で、マジックアイテムらしい?
ソレとカンナやメイメイが教えていた生徒たちも、自分達でキチンとしたモノが作れる様になったそうだ。
そろそろ頃合いだろう?
ルーの家の地下に有った魔法陣はもう必要無いので、封印する事にした。
万が一を考えての対処だ。
メイメイの師匠が設置したモノなので、多分大丈夫だと思うが間違いが有ってはいけないと、メイメイ自身が強く進言したので、厳重に封印した。
ルーも時々は様子を見るそうだ。
「世話になったな。」
「お互い様だ。」
波長が合うのか、俺は剛田サンとかなり親しくなっていた。
彼はもう元の世界に帰る意思は無いそうだが、他に帰りたい人たちに帰郷への協力は続けるそうだ。
例えばクラナギさんだか、彼の奥さんには病気の妹さんがいるらしい。
どうしても帰りたい、その為にどんな手でも使うつもりだそうだ。
このヒト、若干狂気地味てるので心配だ。
なるべく早く魔石を集めてココに戻って来よう。
ソレから、俺が作りたい「ニホントウ」の素材を集める為に!
ソレから五年の歳月が流れた…
らしい?
「あ、あのね、タケル…
私、赤ちゃんが出来たかも… どうしようか?」
そんなの答えは決まっている。
ソレは旅の終わり、ついに新しい生活を始める合図だった。
とさ。
観光都市「エルフの里」になんだかんだで半年くらい滞在した事になる。
俺は剛田さんや「魔の森開拓村」の鍛治職人が作った剣や鍬、包丁に鍋釜など、出来る限り大放出で売り捌き、開拓村とエルフの里を繋ぐ専用の林道を作る資金を作った。
まぁ、ハクメイ爺さんが作ったケモノ道みたいな林道を荷馬車が通りやすい様に幅を広げて、石畳を敷き詰め、整えただけなんだけどね。
実際、資材調達はそんなにかからなかったので残りの金は均等に各家に分配したよ。
なんせ、森の中で見つけた岩石を「石畳」に加工してくれたのは、機人たちだし、土木作業も彼等にほとんど
やってもらったからな。
俺は開拓村の皆んな…っと言っても、残ったのは本当のドワーフが一人とエルフ女性が数人、それと剛田さん一家を含め四世帯、オマケの俺たちだけなんだけどな?
(召喚させられた異世界人は剛田サン同様、ドワーフを名乗っていたり、情報収集の旅に出ているそうな?)
とにかく皆んなを集めて相談した。
いっそ、あえて開拓村をオープンな形にして、
「邪神の魔石はもう有りませんよ。」
と何気にアピールする事を提案してにしたのだ。
この開拓村も、ある種の観光名所化する事にしようと思って。
「そ、そんなことをしたら、我々を探している奴等に見つかってしまうではないか?」
そう言う意見が有ると思っていたが、全く無かったのだ?
「邪神信仰の幹部は殆ど人間種だし、この数十年はこの森に侵入を試みたのは剣豪ハクメイぐらいだよ、ゴゥタムたちを召喚した連中が多分最後の信仰者たちなら、何人生き残っているやら。」
「邪神の魔石を狙っている連中も、魔石が無いと分ればこれ以上干渉して来ないハズだ。」
と、大凡賛成してくれた。
それでも長年の噂で魔獣の巣と言われている森だ、相当の自信が無ければ気安く訪れる者も居ないだろう?
各権力者たちの目から素性を隠して、隠れ住むにはお勧め物件だ。
実のところ、開拓村と言っても、森全体からみると村の大きさは米粒程の大きさだ?
まだまだ開拓の余地は有るし、俺の開拓民魂が唆られる!
そう、なんとか前世の記憶にある『お米』を栽培したいのだ!
それと『日本刀』だ!
親父の鍛治の腕は、決してクラナギさんより劣っている訳では無い。
しかし、俺の剣は日本刀に似せて作っている親父の最高傑作だ。
本当の日本刀の造り方では無い。
そう、俺が欲しいのは「名刀」とか「妖刀」とか言われているシロモノなんだ。
ソレを自分自身で造るのが俺の目標でも有る。
親父に教わった事と、コレから新しい師匠に教わる事を合わせて、俺だけの『日本刀』を造るのだ!
…って、熱く語ってみたが、ソレが今すぐでは無くて数年後なんだから。
機人復活の為に使えそうな魔石探しの旅で、剣の素材になりそうな鉱物も集められる。
鉱物だけでは無い、日本神話の中には怪物の身体から『神剣』が生まれたと言う話しも有る。
コレは俺の推測だけど、おそらく倒した怪物の角や骨を素材の一部として使われた事を意味しているのではと思っている。
コッチの世界では魔物の素材を使って武具を作るのは、割と当たり前の事だけど前世の日本ではどうだろう?
普通に考えて、角や骨に含まれている鉄分なんて僅かだ、火に焚べれば白い灰になる。
しかし、こちらの世界ではソレがそうでは無い。
強い魔物の遺体から取れる素材が強力な武器や防具になるのだ。
今は漠然と考えているだけだけどな。
今、カンナは頼まれて料理を教えているし、メイメイはポーション造りを教えている、
商業ギルドが用意した人材に。
「そこ、手首の返しが甘い!
もっと素早く!」
「素材や薬剤は正確に測ってください。
多いからと言って、よく効く訳では有りませんよ。」
どうやら姿を消したあちこちの商店主は、今の「エルフの里」に割と重要なポジションにいた様だ。
ソレを補う為、ギルドのお偉いサンが三人に泣きついたそうだ?
カンナやメイメイの様な『神業』的スピードや技は無理でも、味や効能はなんとか再現出来た。
もちろん、授業料は貰ったぞ。
「お二人のマネージャーは私が務めますわ!」
アズ姐さんが色々とスケジュールを調整してくれたらしい?
なんせ、ギルドが用意した人材より、一般の受講希望者が多いのだ。
特に「まんまる焼き教室」が大人気だ⁈
エイジは俺の手伝いをする合間に、ダンカンたちと時々クエストに出掛けている?
「とりゃー!」
「掛け声は立派だが、そんな振りだとオークは一刀両断は難しいぞ?
腕だけで振るな、お前の体重が乗る様に身体全体で振り抜け。」
「は、ハイ!」
近くの森(魔の森ではなく)で気分転換にエイジに剣の修行を付けていたところを彼等に目撃され、ゴブリンやオーク退治のクエストに誘われる様になったのだ。
「良ければ時々で良いので、俺たちとパーティを組んでくれないか?」
「え、えっと…?」
最初は俺を気にして返事に困っていたエイジだが、
「良いぞ、別に。
実戦経験はなりよりの鍛錬だからな。」
「ハイ、ありがとう、アニキ!」
まぁ俺の方の手伝いは機人だけで間に合うしな。
そしてマーヤは、
「アナタはだ~れ?
まっくろネコさん?」
とか、
「ちっちゃいお姉ちゃんは、おウタがじょうずなのね!
マーヤもいっしょにうたってもいい?」
魔の森でお友達を増やしていた?
最強のナビゲーターを連れて?
美幼女テイマーの爆誕で有る!
こうして、俺たちは新たな旅の準備をマイペースで進めていた。
新たな仲間を増やして?
さて、
この数ヶ月、俺たちはルーの家を拠点に行動していた。
メイクゥンはもうこの場所には戻らずに、開拓村でご両親と暮らして行くそうだ。
ルーはギルドの仕事が有るので、整備された出来たばかりの林道を使って「エルフの里」と「開拓村」を俺やメイメイらに同行して行き来している。
「基本、私が居ないとギルドが上手く回らないんです。
なので、私も見込み有りそうな後輩を育てて、任せられる様になったら身を引いて村で暮らそうと思います。」
とか。
その内に荷馬車の定期便とか始めるそうだ。
村で作った品物を自由市場に運んだり、折り返しに市場で購入した食材や日常品を乗せて帰る様な、この地域のライフラインとして。
そんな訳で「エルフの里」に有るルーの家を我が物顔で使っている俺たち。
あまりに長居をして所為で、すっかりここでの生活が根付いてしまいそうだ。
良い事と言えば、
エイジが剣の腕をメキメキ上げてきた事だ。
やはり実戦に勝る修練は無いな?
ソレとマーヤだ、
デッカい黒猫と、様々な動物と友達になった様だ?
あの腕輪、やはり祖母ちゃんの物の様で、マジックアイテムらしい?
ソレとカンナやメイメイが教えていた生徒たちも、自分達でキチンとしたモノが作れる様になったそうだ。
そろそろ頃合いだろう?
ルーの家の地下に有った魔法陣はもう必要無いので、封印する事にした。
万が一を考えての対処だ。
メイメイの師匠が設置したモノなので、多分大丈夫だと思うが間違いが有ってはいけないと、メイメイ自身が強く進言したので、厳重に封印した。
ルーも時々は様子を見るそうだ。
「世話になったな。」
「お互い様だ。」
波長が合うのか、俺は剛田サンとかなり親しくなっていた。
彼はもう元の世界に帰る意思は無いそうだが、他に帰りたい人たちに帰郷への協力は続けるそうだ。
例えばクラナギさんだか、彼の奥さんには病気の妹さんがいるらしい。
どうしても帰りたい、その為にどんな手でも使うつもりだそうだ。
このヒト、若干狂気地味てるので心配だ。
なるべく早く魔石を集めてココに戻って来よう。
ソレから、俺が作りたい「ニホントウ」の素材を集める為に!
ソレから五年の歳月が流れた…
らしい?
「あ、あのね、タケル…
私、赤ちゃんが出来たかも… どうしようか?」
そんなの答えは決まっている。
ソレは旅の終わり、ついに新しい生活を始める合図だった。
とさ。
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