猫カフェは探偵事務所ではありません。〜女子高生店長の奮闘記〜えっと、私、彼氏が出来ました。

猫寝 子猫

文字の大きさ
上 下
20 / 48

ある日のハプニング〜僕らは頑張る事にした。

しおりを挟む
 『高橋さん!本当にありがとう~♡』

 『ううん、私は大した事してないよ、八木さん。
 どちらかで言えばキサちゃんじゃないかな、お礼を言われるのは?』

 成績底辺女子の「八木 法子」にお礼を言われて、即座に訂正する美波。

 『うん、したよ!もう「キサちゃん」に♡』

 『えっ?そうなの。あ、あの「キサちゃん」って?』
 
 委員長の高橋 美波が図書室で「福祉部再建の資料集め」の合間に川原田の勉強を見る「お勉強会」に飛び入り参加した、「百瀬 希望」「八木 法子」「野々 慎吾」「尼崎 透」たち。

 『うん!あのね!さっき廊下で「九院さん」に会って、お礼を言ったんだよ♪ 

 そ、ソレでね、高橋さん達が「ミーコ」「キサちゃん」って呼び合ってるの羨ましいからお願いしたの。
 「私もキサちゃんって呼んでイイ?」って、そしたらね~♡』

 『うん、OKだったんだね。』

 『そ!でね?高橋さんの事も「ミーコ」って呼んでイイ?』

 『えっ⁉︎』

 『本当はね、最初に高橋さんにお礼を言いたかったんだけど、先にに会ったから。

 そしたら、「ミーコ」にも同じ事を言ってあげてって‼︎  
 二人って本当に仲良しサンでステキだお♡  
 あ、呼んじゃった「ミーコ」って( ^ω^ )えへへ。』

 
 正直押され気味に話しが進んでいる?

 『…で、イイよね?「ミーコ」って呼んでも? ダメ?』

 『そ、そんな事無いよ!是非お願いします。』

 『ありがと! あ!あ、あのね、キサちゃんに言われたから言ったんじゃないからね!
 二人とも同じくらいカンシャしてるから、二人と「友達」になりたいから!』


 美波も如月もあまり友達を作る事をしない、作り方を知らないから。



 『私で良ければ、喜んで!』


 『じゃあ、私も「ニックネーム」で呼んでね!』

 『えっ?「ニックネーム」?』

 『えへへ、ミーコが考えてね。』




 
 『さ、先を越された⁉︎』

 『相変わらず「間が悪い」な、川っちは?』

 『う、うるせー!北代、お前関係ないだろ!』


 図書室内で舞華が喜びそうなシーンを廊下から温かく見守っている舞斗と川原田くん。


 『あの子さ、追試で高得点で先生に褒められるは、夏の補習授業無いから「イベント」に専念出来るはで、大喜びなんだろ?
 
 お前みたいに「下心」ないからなぁ、ミーコも素直に嬉しいそうだ。』


 『う、うるさいって!お前本当にムカつくな!』


 『なぁ、「下心」って何の事だよ?』

 『お?「ノン希望」もミーコに「お礼詣り」が?』

 『ソレ、意味違って聴こえるだろ?
やめろよな、舞斗!』

 「百瀬 希望」も礼を言いに来た様だ。



 『ネェ、私もミーコの「やってる事」協力させて!大した事出来ないケド、やってみたいかも?
 あ、でも、「イベントの時」は手伝えないかも?』

 『え?本当⁉︎ うん、大丈夫、無理の無い範囲でいいから!』

 『オッケー!だから「ニックネーム」よろしくね!』


 『ソレ、私も混ぜてくれよ。』

 『百瀬さん、あ、えっと?』

 『あ!ご、ごめん⁉︎ 急に話しに入って。私も「今年の夏」は新しい家族たちと過ごしたいから必死だったんだ。
 委員長には感謝してるんだ。』

 『ノノちゃん、「委員長」じゃないよ、「ミーコ」だからね⭐︎』

 『そっか? じゃあ「ミーコ」、よろしくたのむよ。』

 『こ、こちらこそよろしくお願いします「ノノさん」!』



 『…って、事だから舞斗、舞華に「ソッチ」は手伝えないって言っといてくれよ?』

 廊下にいる舞斗たちに呼びかける「ノノさん」。
 

 『ん、良いけど?「あの件」はいいのか?』

 『ソレは私がコーチします!』

 『あ♪  キサちゃん、ヤッホー♫』

 『私もさっき「キサ」に会って頼んだんだ、「料理」の事。
 彼女、「メイド喫茶」でバイトしてるんだろ?オムライスは得意って聞いたから。』

 『えっと、違うぞ。九院は「本物のメイドさん」だ。バイトとは「ラベル」が違う。』

 『えっ! そ、そうなんだ?「本物のメイドさん」なんてに居たんだ⁉︎ アニメの話しだけかと思ってたよ。
 凄いんだな、キサって?』

 『舞斗くん! ナイショにしてたのに⁉︎』

 『え~⁉︎そうだったの♡
 タマに「出没」する「メイドのお姉さん」ってキサちゃんのお姉ちゃんだし、キサちゃんもそうだって確信してたよ♡』

 『おぉ!八木ちゃん、名推理だゼ!』

 『えへへ♪ えっへん!』

 『あんなの推理って言わんぞ、北代!』

 『川原田氏、「不粋」で有りますゾ!「乙女の園」に水を指さないでください!』

 『まったくだな、そんなんだから「彼女」出来ないだぞ、川ッチ。』

 『はぁ?』

 『おぅ、トオルか。 
 で、「野々ノノ」だっけ?
紛らわしいから「慎吾シンゴ」でいいか?
 お前たち、揃って何か用か?』

 『いいぜ、オレも舞斗って呼ぶからな! ソレで俺たち、「ミーコ」さんにお礼を言いに来たんだけどさぁ?』

 『何かき雰囲気で割ってはいる勇気が無くて、二人でオロオロして居りました!』


 『何だ、結局みんな来ちゃって、いつも通りか?』


 『いやはや、何故かこの面子が揃うと不思議と落ち着くんでアリますよ、舞斗くん。』

 パーカーの下にはアニメキャラクターのTシャツを着て、照れ笑いしてる尼崎と、

 『いや、俺は別にバイトとか家族との予定とか無いけどさ、「何かする事」が有るってのは、意外と気分がアガるんだわ?何でかワカらね~ケドな?』

 そう言っている「慎吾」も照れ隠しになって無いくらいに実は顔が赤い?

 




 

 『…ってな具合かな?まとめて説明すると。』

 

 『聴いていると、川原田氏が1番「蚊帳の外」なの。馬鹿なの?』

 容赦なく言い切るちぃちゃんと、その日の出来事を説明したオレ舞斗


 『川ちゃんはこれから「恋」に生きるから、この辺で勉強会脱退で良くない?
 アレは一度に二つの事は出来ないタイプだし。』

 コレで「恋愛相談」は終わりだよな、っと「厄介事」から解放されて「ひと安心」の親父サマ。


 『へ~?そんな事になってたんた。全然知らなかっよ、舞斗くん。』

 最近、ちぃちゃん十鐘 千鶴と親しくなったヒナちゃん滝井 ひなたが時々バイト上がりに彼女に逢いに「古本屋」へ顔を出す様になった。

 『華月ちゃんがね、相当心配してるんだよね、ミーコちゃんの事?
 
 ほら、華月ちゃん今「」が忙しくて、いっぱい✖︎2なんだモン。』
 
 華月カヅキちゃんコト

 「一文字いちもんじ  華月かづき

 ひなたの従姉妹で、舞斗や華の幼馴染。

 生徒会長幼馴染委員長ミーコ要望福祉部再建を後押しした手前、本当は本人も手伝いたいのだけども、

 『お店に来る小学生にも人気者。チビっ子に評判良い、「カヅちゃん先生」、羨ましいの⁉︎』

 『ちぃちゃんも出来るんじゃない?「護身術指導」とか?』

 『駄目、十鐘の技は「門外不出」だから。』


 何やら小声で話し始めた二人、俺と親父にはマルっと聴こえるけどな。


 さて、読者も忘れてそうな設定だが、一文字の家は古流武術の道場で有る。

 昨今、子供達が不埒者に襲われたり等、悲しい事件が後を絶たない。

 そこで、道場主が道場を子供たちに無料で開放し、護身術など身を守る術を教授しようと「子供道場」を開いたのだ。

 華月はソコの「師範」と言うコトなのだが、

 『でもね、カヅちゃんってば、子供とコミュニケーションの取り方がよくわからないみたいで揶揄われたりするの。でもね、その反応が面白いから子供達に大人気なの!
 本人は落ち込んでるけどね?』

 『助けなよ!従姉妹だろ?』

 『そ、それが界クンが、
 「華月の為にならないから、ほっておこう。」って言うから、私もそうかなぁ~って?』

 『ヒナちゃん、意外と「スパルタ」だね?愛の鞭的な?』


 『アイツ、今まで「武術一筋」だったから「荒療治」って事で、お子様たちにコミュ力を鍛えてもらおうゼ?』

 子供達に囲まれて喜ぶウチの妹なら、天国的展開なんだか?

 子供達に揶揄われてる絵しか頭に浮かばないのは、二葉はともかく過去にリリに振り回されたを目撃した所為か。

 『舞斗クンもカヅちゃんに相当厳しいと思うよ。ソレは「愛故に」とか?』

 『馬鹿言っちゃいけない、ただ面白がってるだけだし。 
 後、勝負を挑まれる煩わしさから解放されたいしな。』
 


 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

我が家の家庭内順位は姫、犬、おっさんの順の様だがおかしい俺は家主だぞそんなの絶対に認めないからそんな目で俺を見るな

ミドリ
キャラ文芸
【奨励賞受賞作品です】 少し昔の下北沢を舞台に繰り広げられるおっさんが妖の闘争に巻き込まれる現代ファンタジー。 次々と増える居候におっさんの財布はいつまで耐えられるのか。 姫様に喋る犬、白蛇にイケメンまで来てしまって部屋はもうぎゅうぎゅう。 笑いあり涙ありのほのぼの時折ドキドキ溺愛ストーリー。ただのおっさん、三種の神器を手にバトルだって体に鞭打って頑張ります。 なろう・ノベプラ・カクヨムにて掲載中

貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~

喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。 庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。 そして18年。 おっさんの実力が白日の下に。 FランクダンジョンはSSSランクだった。 最初のザコ敵はアイアンスライム。 特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。 追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。 そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。 世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。

猫カフェは探偵事務所では有りません。〜女子高生店長の奮闘記! 〜もしかして、私が犯人なの?

猫寝 子猫
キャラ文芸
 俺は「北代 舞斗」  俺の双子の妹は女子高生で猫カフェ「森の猫さま」の店長「北代 舞華」。  兄の俺が言うのもなんだが、割と可愛い部類なんじゃないか?    今日もまた、面倒くさい事になっている俺たち兄妹の周り!  「鶴亀町」「山代学園」「猫カフェ 森の猫さま」「公園内の屋台村」などなど、騒動のタネは尽きない。  北代家では、近頃「ご近所トラブル」を起こす隣人に手を焼いていた。  舞華は「彼氏」の士との仲を、マイペースで深めながら学園祭に「猫カフェ」が出来ないか、またまた奮闘するぞ。  俺は俺で、何故か学園祭でバンドを組んで演奏する事になるし、ボーカルは中等部のあの子!  そんな文学園祭準備に明け暮れる俺たちや生徒会を巻き込んで、学園内で窃盗事件が⁈  盗まれたモノはなんと女生徒のアレ?  そして容疑者はなんと…俺の妹?    俺たちの知らないところで、暗躍するウチのオヤジと華の実家のメイドさんたち?  そろそろ、面倒ごとはどっかにポイっしたいぜ!

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

引きこもりアラフォーはポツンと一軒家でイモつくりをはじめます

ジャン・幸田
キャラ文芸
 アラフォー世代で引きこもりの村瀬は住まいを奪われホームレスになるところを救われた! それは山奥のポツンと一軒家で生活するという依頼だった。条件はヘンテコなイモの栽培!  そのイモ自体はなんの変哲もないものだったが、なぜか村瀬の一軒家には物の怪たちが集まるようになった! 一体全体なんなんだ?

処理中です...