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新しい繋がりと始まる祭り? 〜お父さんは心配する?
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えっとですね、舞華ですが何だよ!
今回、彼氏が出来たよ。えへっ!
えっ!「セン兄ぃ」の事ですか?
それは次で話すよ、皆さんが期待している様な内容じゃないようってね?
… えっと、例の「古本屋」さんに「ちぃちゃん」がバイトする事になって、何処で聞いたか最近小学生から高校生のお客様が増えたみたい?
イベントのフリマ参加がキッカケみたい?
「不思議系理系文学お姉さん」と呼ばれているって優斗が言ってた?
あとね、珍しく優斗が男の子の友達を家に連れてきたよ?
何か、「ちっちゃいお兄ちゃん」と「ちぃちゃい士くん」みたいな感じの子たちでしたよ。
まだ名前聞いて無かったのは失敗した⁉︎
まさかと思うけど、名字に「数」に関係ある字はないよね?
「音無」とかもか?
駅前商店街に新しいお店が増えてきた。
ケーブルTVでなく、地上波の方のTV局が取材に来ていたり、華ちゃんのドヤ顔が見えそう?
そんで、私はと言えば、
『五道君、貴方遠慮して下さらないかしら!
貴方が「舞華の彼氏」なのは存じてますが、ここは「女の子同士」で下校する「流れ」デスのよ!』
雅ちゃんの勢いに負けた?
と言うよりは「友達の少ない」雅ちゃんに気を使った士くん、
『そうだね、なら今日は遠慮するよ。
舞華さん、じゃあ「また。」
錦織さんも「気をつけて。」』
『うん、また!(後で)』
へへへ、実は約束しているのさ!
『さぁ舞華、今日は商店街に出来た「カップスィーツ」のお店に行きますわよ!
一ノ瀬、車を!』
『あ、雅ちゃん、「女の子同士」なら折角だし、
「ヒナちゃん達」も誘って皆んなで一緒に新しいお店に行ってみない?
一ノ瀬さんもご一緒に行きませんか?
車で無くて、歩いて!』
『あら?』
『途中の道ね、可愛い子猫や子犬の陶器の人形を並べてるおウチが有るの!車だと見逃しちゃうよ!』
『し、仕方ないわね。 一ノ瀬、車は呼ばなくて良いわ。』
『はい、お嬢様。(ナイスです、舞華さん!)』
最近は下校の時に、雅ちゃんのアプローチがウザ…いや、おも…えっと、パ、パワフルだ!
士くんには毎度、気を使ってもらいゴメンなさい。
でもね!
雅ちゃんが「下校中の買い食い」にご満悦でおウチにご帰還して、私たちは「森猫」に直接出勤!
ココにはシャワー室が有るから
助かるよ。
家に帰宅途中、鶴亀公園に寄って、物陰で「ヘビーシグマ」を起動する。
『わわーん!』
実体化した「しぃ君」は喜んで私に戯れてくる⁉︎
『あ、あたりが強いぞ、しぃ君!』
出してもらって、嬉しいのは分かるけどね?
『お待たせ、舞華さん。
へー、その犬が「ヘビーシグマ」?何か物々しい名前にしては、随分人懐っこいみたいだね?』
『あ!士くん!
へへへー、可愛いでしょう。
私の「相棒」なんだよ!』
夕方、「森猫」の業務が終わったらこの子の散歩を公園でするからと話したら、士くんもご一緒したいって!
なので、「下校デート」出来ない分はここで補填しないと?
って思ってたんですけど?
『ほら、シグマ!取っておいで!』
『ワフ、ワフン!』
公園内の広場で、士くんが持ってきた「フライングディスク」で、私置いてけぼりで遊び始めた!
二人楽しそうね?
『ハハ、いいぞ!シグマ!』
『ワフ!』
士くん、イヌ派?
『ハァハァ、一度やってみたかったんだ!ありがとう、舞華さん。 ソレとシグマもな!』
『ワン、ワワン!』
『ソレはどうも。 でも「彼女」そっちのけでは、いけないと思うのですよ!「彼氏」としては?』
『え?もしかして舞華さん、怒ってる?』
『怒ってません、いじけてるんです!』
『違いがわからないよ?』
クスクス笑う士くん、
最近よく笑ってるよね?
余り皮肉は言わなくなったし!
『師匠、娘さん幸せそう。』
『北代のおやっさん!
あのヤロー、チャラくないスッか?』
『あの犬、シグマに似てるな? ん?俺は舞華の見立てを信じるさ。』
閉店の時間なんで、店を閉めて地域猫たちに「晩御飯」を提供していると自分たちも小腹が空いたのでタッちゃんのたこ焼きでもと、ちぃちゃんと優斗を連れて公園に来ると、
『ウッスッ!おやっさん、坊ちゃん、お勤めご苦労様っス!』
って、時々見かける「タッちゃんの子分?」が店番していた?
『タッちゃんはいないのかな?』
嫌な予感がしたが?
『師匠、優斗。コッチだコッチ!』
『アレ、灯火ちゃん?』
灯火の案内で公園内を移動すると、
娘の「嬉し恥ずかしトキメキプチデート」を目撃したのだ?
まぁ、甘酸っぱいのは少女マンガ中心のオジサンとしては娘のこんな場面は逃げ出したい…とか思うのかなぁ~って
ならんかったよ。マジ観察!
楽しそうで良い、うん、コレで良いのさ!
『良く無いっス!』
『おや、タッちゃん?
ここにいたのか?
「しらす大根おろしがけタコ焼き」を六人前な!』
『六人っスか?』
『オレだろ、優斗だろ、ちぃちゃん。灯火が三人分食べるから六人前な。』
『早くな!』
灯火、容赦なし。
、
屋台まで戻って、皆んなでたこ焼きモグモグTIME!
『そう言えば、知ってましたか、師匠?』
『何を?』
『野中氏、休学して「アフリカ」行ってます!』
『ん。あぁあぁ!アレはそう言う意味だったのか!』
『何て言っていたの?』
『「約束の地に行って帰ってきます」ってさ。』
『「亡女」の聖地巡礼、地球規模?』
まぁ彼も新たな出逢いを求めて、巣立ったに過ぎない。
土産話しを楽しみしていようか?
『お姉ちゃん達のお邪魔してはいけないから帰ろうよ。お父さん?』
優斗、大好きなお姉ちゃんを取られて寂しくないのかと思えば、
『士さん、僕の「新しいお兄ちゃん」になるのかなぁ?お父さんはどう思う?』
何て聞いてくる。
『今度、聞いてみな?』
とりあえず、土産のたこ焼き買って帰るぞ。
『ちぃお姉ちゃん、ウチで晩御飯食べていきなよ。ウチはお客様大歓迎だから、ね!お父さん‼︎』
『ゴチになります。泊まりもOKですか?』
居つくなよ。
『よぅ、ミーコ。おはようっス!』
『おはよう、北代くん。』
教室で朝から何かの資料に目を通している彼女に朝の挨拶をすると、
『二人共、おはよう!今日行くんでしょ、児童館?』
真琴がやって来て「必殺の笑顔」を浴びせる!
教室の一部の女子と男子に溜息が聞き取れた。
『ええ、古い遊具は危険だから処分して、新しいモノと交換出来ないかの「署名活動」などの提案の為にね。』
稀を狙わず、王道の方法で取り組むと決めたミーコ。
当初は一人で行動するとオレ達から離れるつもりだったが
『あのね、二人共、昨日図書室で上級生の女子から声をかけられたの。「頑張って。」って。
これってそうゆう事かな?』
明るい表情の彼女には、何か手応えを感じている様。
『やっぱり、あの「イベント」の影響かな、舞斗?』
実は例の「コスプレイベント」で俺たちは空き時間で、「地域の福祉施設について」を知ってもらう「チラシ」を配った!
どんな施設が有って、その役割や今抱えている問題点、これからの在り方とか町の皆んなに知ってもらいたいとミーコが考えたからの行動だ。
あのイベントで「伊吹 凪」も子供だけ無料で「特製焼きそば」を提供していた!
特に施設の子たちには事前に教えていたから大賑わい!
話題になっていた。
凪の料理の腕は学園でも有名なので人が人を呼ぶカタチだ。
『愛!ソレこそが、「料理の真髄」!』
とか、叫びながら鉄板と戦っていた?
まぁ、ゆたかにいいとこ見せたい凪兄ぃの独壇場なんだけど、
『凪兄ぃ、ゆたかは「男の娘」だからな!マタの間にはオレ達と同じモンが付いてるからな!』
後々、凪兄ぃの落ち込む姿も見たいが、傷が浅いウチに教えてやる事にしたのに?
『ハァ~?何言ってんだ、舞斗? そんなの当たり前だろ?
ゆたかさんは「男」なんだから?無かったら大変だろ?
変な奴だな?大丈夫か!
肉食え!野菜も食べろ!』
『へ?』
理想の女性に出逢ったとか言って無かったっけ?
『はぁー、舞斗な、いいかよく聞け!男とか女とかソンナノは、ゆたかさんが素敵な人だと言う事の前に
、大した問題では無い。
なぜならオレはあの人自身に惚れたんだから!』
アレ?俺がオカシイのか?
兄貴が輝いて見える?
なんて事があったのは数日前。
オレ達の行動は学園内ではちょい有名になってきた。
なっては来たが、一緒に活動してくれるまでは至っていない。
華の思惑通り、
「自分の作品を世に出す事で誰かの役に立てる」と認識させる事で、華の「福祉活動」の方には協力者は増えている。
どっかでお互い歩み寄って欲しいけどな(面倒臭いから)。
『あ、そうだ。北代くん、私ね、あの日に「あのお姉さん」に会ったの!別人だったけど。』
『え?何のこと?』
イベントでチラシ配りをしている時に見知った人に会ったらしい?
『実はね、子供の頃に会った「施設に寄付金を届けてくれたお姉さん」にね!また会えたの!
でも、おかしいのよ?
あの時と全く同じ姿なんですもの?』
ミーコが子供の頃と同じ容姿って事?
『スンゴイ若作りだったとか?』
『私ね、思い切って話しかけてみたの!驚かれたけど、事情を話したら、
「おそらく私の姉だと思いますよ。そんな仕事もしていたみたいですから。」って!』
へぇ~って感じで聞いていたが、のちにこの事が「ある謎」に繋がるとはこの時は思いも寄らなかった。
そう、この後にでもウチの親父殿にこの話しをしていたら、
起きなかった「事件」も有ったかも知れない。
『それで、「そのお姉さん」とは逢えたのか?』
『ううん、「ちょっと人と約束しているので。」って、ソレ以上は話していないの。』
『でも、イベントに来ていたなら、この地区に住んでいるのかも知れないし?また逢えるかもね!』
『そうね。ありがとう、真琴くん。』
なんて、会話をお兄ちゃんたちがしている頃、
『五道くん!いくら貴方が舞華の「彼氏」だからって、学園内では節度を守って下さらないと!舞華が、ミ、ミ、淫らな女の子だと皆んなから思われますのよ!』
うーん?ねぇみやむー、私達はそんなにも、
ハイエ○粒子を振り撒いているの?
健全なお付き合いだお?
ただ、普通に朝の挨拶しただけなのに?
「みやむーアイ」にはどう見えているのやら?
最近の朝の恒例になりつつあるこの「やり取り」も学園の皆んなには色んな意味で刺激剤らしい。
『アナタ達!朝からイチャつかないの!トットと教室に行きなさい!』
生徒会長のカミナリが落ちた所で人集りが散って、残った私達三人に軽いお説教をするまでがone setなの。
その内、私の腕を士くんとみやむーが左右から引っ張ってとかヤルのかな?
『その時は絶対離さないから。舞華さんは凄い痛がってね。彼女が手を離した瞬間に二人で逃げよう!』
アレ、今スゴく逃げ出したいんですけどー?
少しずつだけども、問題が解決している様だけど、そのスピードを上回る速さで「問題」が起こるの?
華ちゃんの仕事場、生徒会では、
『会長、コスプレ部の発足申請が複数来ていますが、どうしますか?』
『複数?一つにまとめて、申請し直してもらって。』
そのくらいなら界くんなら思い付く筈なのに?
『それが、「ジャンル」とか「派閥」とか有る様で纏まりません。如何しますか?』
『…どのくらいの「団体数」なの?人数とか?』
『申請数は十三、一つの団体が三人から五、六人のグループで中には一人だけとか。総人数ですと四十人程です。』
下手すると一運動部より多い!
『この手の交渉事は「キサちゃん」がお得意かしら?
界くん、「九院 如月」さんを招集して。
出来るだけ纏めて部内でグループ分け、させられる様にって。』
コスプレ部自体作るのは構わないけど、数が多いのはちょっとね。
『アニメ部や被服研でも「コスプレ衣装」を文化祭で使用する様ですし、
カブりますから質の良いモノを残したいですね。』
『別にソコは良いのよ。ただ、トラブルの「種」は少なく、一ヶ所に集まってくれると後々助かるでしょ?』
クールビューティー華ちゃん、相変わらずの「合理主義」!
やっぱり、あのイベントで触発されたか、学園の「コスプレファン」が増えたらしい。
『でも、文化祭に向けて「良い風」が吹いていると思わない?』
『…そうとも言いますか?
自分は今から胃が痛くなりそうです。』
『ごめんなさい、苦労をかけて。お詫びに何かさせて!界くんには苦労の掛けっぱなしだから!』
『本当ですか?…なら…。』
『え、エッチなのは駄目だからね!
界くんはそんな事言わないと思うけど。』
急に可愛くなる華ちゃん、幼馴染グループの界くんだからこその反応だけどね。
『偶に「オレ」の前で無防備になるのはズルいですよ?
もっとも「華さん」には武闘でも敵いませんし、下手するとウチの「ジャジャ馬」より強いですよね。』
『そ、そうかしら?』
『精神面が強い分、間違いありません。 さて、して欲しい事ですよね?
ならば、
その、「九院 如月」さんとの仲を取り持ってもらえますか?』
『あら!』
華ちゃんの顔が急に「姉」の顔になる!
「キサちゃん」こと九院さんと岬お姉さんの妹の「如月」さん。
二人と違って「常識人」だよ。
黒髪のパトリシアとでも呼びたいくらい可愛いメイドさんなの!
そっか~、界くんってば!
アッチもコッチも恋の嵐が吹き荒れそうな所で、
また今度ね!
私、士くんの好きなモノとか調べておきたいの。
これからちょっと忙しいの!
『舞華さま、五道さんと「デート」の時は陰から見守りしてもよろしいデスよね。』
『パ、パトリシアさん!何を言っているのかな?』
『それでは皆様、次回の「舞華さま、ドキドキ初デート編」でお会いしましょう。パトリシアでした。』
今回、彼氏が出来たよ。えへっ!
えっ!「セン兄ぃ」の事ですか?
それは次で話すよ、皆さんが期待している様な内容じゃないようってね?
… えっと、例の「古本屋」さんに「ちぃちゃん」がバイトする事になって、何処で聞いたか最近小学生から高校生のお客様が増えたみたい?
イベントのフリマ参加がキッカケみたい?
「不思議系理系文学お姉さん」と呼ばれているって優斗が言ってた?
あとね、珍しく優斗が男の子の友達を家に連れてきたよ?
何か、「ちっちゃいお兄ちゃん」と「ちぃちゃい士くん」みたいな感じの子たちでしたよ。
まだ名前聞いて無かったのは失敗した⁉︎
まさかと思うけど、名字に「数」に関係ある字はないよね?
「音無」とかもか?
駅前商店街に新しいお店が増えてきた。
ケーブルTVでなく、地上波の方のTV局が取材に来ていたり、華ちゃんのドヤ顔が見えそう?
そんで、私はと言えば、
『五道君、貴方遠慮して下さらないかしら!
貴方が「舞華の彼氏」なのは存じてますが、ここは「女の子同士」で下校する「流れ」デスのよ!』
雅ちゃんの勢いに負けた?
と言うよりは「友達の少ない」雅ちゃんに気を使った士くん、
『そうだね、なら今日は遠慮するよ。
舞華さん、じゃあ「また。」
錦織さんも「気をつけて。」』
『うん、また!(後で)』
へへへ、実は約束しているのさ!
『さぁ舞華、今日は商店街に出来た「カップスィーツ」のお店に行きますわよ!
一ノ瀬、車を!』
『あ、雅ちゃん、「女の子同士」なら折角だし、
「ヒナちゃん達」も誘って皆んなで一緒に新しいお店に行ってみない?
一ノ瀬さんもご一緒に行きませんか?
車で無くて、歩いて!』
『あら?』
『途中の道ね、可愛い子猫や子犬の陶器の人形を並べてるおウチが有るの!車だと見逃しちゃうよ!』
『し、仕方ないわね。 一ノ瀬、車は呼ばなくて良いわ。』
『はい、お嬢様。(ナイスです、舞華さん!)』
最近は下校の時に、雅ちゃんのアプローチがウザ…いや、おも…えっと、パ、パワフルだ!
士くんには毎度、気を使ってもらいゴメンなさい。
でもね!
雅ちゃんが「下校中の買い食い」にご満悦でおウチにご帰還して、私たちは「森猫」に直接出勤!
ココにはシャワー室が有るから
助かるよ。
家に帰宅途中、鶴亀公園に寄って、物陰で「ヘビーシグマ」を起動する。
『わわーん!』
実体化した「しぃ君」は喜んで私に戯れてくる⁉︎
『あ、あたりが強いぞ、しぃ君!』
出してもらって、嬉しいのは分かるけどね?
『お待たせ、舞華さん。
へー、その犬が「ヘビーシグマ」?何か物々しい名前にしては、随分人懐っこいみたいだね?』
『あ!士くん!
へへへー、可愛いでしょう。
私の「相棒」なんだよ!』
夕方、「森猫」の業務が終わったらこの子の散歩を公園でするからと話したら、士くんもご一緒したいって!
なので、「下校デート」出来ない分はここで補填しないと?
って思ってたんですけど?
『ほら、シグマ!取っておいで!』
『ワフ、ワフン!』
公園内の広場で、士くんが持ってきた「フライングディスク」で、私置いてけぼりで遊び始めた!
二人楽しそうね?
『ハハ、いいぞ!シグマ!』
『ワフ!』
士くん、イヌ派?
『ハァハァ、一度やってみたかったんだ!ありがとう、舞華さん。 ソレとシグマもな!』
『ワン、ワワン!』
『ソレはどうも。 でも「彼女」そっちのけでは、いけないと思うのですよ!「彼氏」としては?』
『え?もしかして舞華さん、怒ってる?』
『怒ってません、いじけてるんです!』
『違いがわからないよ?』
クスクス笑う士くん、
最近よく笑ってるよね?
余り皮肉は言わなくなったし!
『師匠、娘さん幸せそう。』
『北代のおやっさん!
あのヤロー、チャラくないスッか?』
『あの犬、シグマに似てるな? ん?俺は舞華の見立てを信じるさ。』
閉店の時間なんで、店を閉めて地域猫たちに「晩御飯」を提供していると自分たちも小腹が空いたのでタッちゃんのたこ焼きでもと、ちぃちゃんと優斗を連れて公園に来ると、
『ウッスッ!おやっさん、坊ちゃん、お勤めご苦労様っス!』
って、時々見かける「タッちゃんの子分?」が店番していた?
『タッちゃんはいないのかな?』
嫌な予感がしたが?
『師匠、優斗。コッチだコッチ!』
『アレ、灯火ちゃん?』
灯火の案内で公園内を移動すると、
娘の「嬉し恥ずかしトキメキプチデート」を目撃したのだ?
まぁ、甘酸っぱいのは少女マンガ中心のオジサンとしては娘のこんな場面は逃げ出したい…とか思うのかなぁ~って
ならんかったよ。マジ観察!
楽しそうで良い、うん、コレで良いのさ!
『良く無いっス!』
『おや、タッちゃん?
ここにいたのか?
「しらす大根おろしがけタコ焼き」を六人前な!』
『六人っスか?』
『オレだろ、優斗だろ、ちぃちゃん。灯火が三人分食べるから六人前な。』
『早くな!』
灯火、容赦なし。
、
屋台まで戻って、皆んなでたこ焼きモグモグTIME!
『そう言えば、知ってましたか、師匠?』
『何を?』
『野中氏、休学して「アフリカ」行ってます!』
『ん。あぁあぁ!アレはそう言う意味だったのか!』
『何て言っていたの?』
『「約束の地に行って帰ってきます」ってさ。』
『「亡女」の聖地巡礼、地球規模?』
まぁ彼も新たな出逢いを求めて、巣立ったに過ぎない。
土産話しを楽しみしていようか?
『お姉ちゃん達のお邪魔してはいけないから帰ろうよ。お父さん?』
優斗、大好きなお姉ちゃんを取られて寂しくないのかと思えば、
『士さん、僕の「新しいお兄ちゃん」になるのかなぁ?お父さんはどう思う?』
何て聞いてくる。
『今度、聞いてみな?』
とりあえず、土産のたこ焼き買って帰るぞ。
『ちぃお姉ちゃん、ウチで晩御飯食べていきなよ。ウチはお客様大歓迎だから、ね!お父さん‼︎』
『ゴチになります。泊まりもOKですか?』
居つくなよ。
『よぅ、ミーコ。おはようっス!』
『おはよう、北代くん。』
教室で朝から何かの資料に目を通している彼女に朝の挨拶をすると、
『二人共、おはよう!今日行くんでしょ、児童館?』
真琴がやって来て「必殺の笑顔」を浴びせる!
教室の一部の女子と男子に溜息が聞き取れた。
『ええ、古い遊具は危険だから処分して、新しいモノと交換出来ないかの「署名活動」などの提案の為にね。』
稀を狙わず、王道の方法で取り組むと決めたミーコ。
当初は一人で行動するとオレ達から離れるつもりだったが
『あのね、二人共、昨日図書室で上級生の女子から声をかけられたの。「頑張って。」って。
これってそうゆう事かな?』
明るい表情の彼女には、何か手応えを感じている様。
『やっぱり、あの「イベント」の影響かな、舞斗?』
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どんな施設が有って、その役割や今抱えている問題点、これからの在り方とか町の皆んなに知ってもらいたいとミーコが考えたからの行動だ。
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特に施設の子たちには事前に教えていたから大賑わい!
話題になっていた。
凪の料理の腕は学園でも有名なので人が人を呼ぶカタチだ。
『愛!ソレこそが、「料理の真髄」!』
とか、叫びながら鉄板と戦っていた?
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『凪兄ぃ、ゆたかは「男の娘」だからな!マタの間にはオレ達と同じモンが付いてるからな!』
後々、凪兄ぃの落ち込む姿も見たいが、傷が浅いウチに教えてやる事にしたのに?
『ハァ~?何言ってんだ、舞斗? そんなの当たり前だろ?
ゆたかさんは「男」なんだから?無かったら大変だろ?
変な奴だな?大丈夫か!
肉食え!野菜も食べろ!』
『へ?』
理想の女性に出逢ったとか言って無かったっけ?
『はぁー、舞斗な、いいかよく聞け!男とか女とかソンナノは、ゆたかさんが素敵な人だと言う事の前に
、大した問題では無い。
なぜならオレはあの人自身に惚れたんだから!』
アレ?俺がオカシイのか?
兄貴が輝いて見える?
なんて事があったのは数日前。
オレ達の行動は学園内ではちょい有名になってきた。
なっては来たが、一緒に活動してくれるまでは至っていない。
華の思惑通り、
「自分の作品を世に出す事で誰かの役に立てる」と認識させる事で、華の「福祉活動」の方には協力者は増えている。
どっかでお互い歩み寄って欲しいけどな(面倒臭いから)。
『あ、そうだ。北代くん、私ね、あの日に「あのお姉さん」に会ったの!別人だったけど。』
『え?何のこと?』
イベントでチラシ配りをしている時に見知った人に会ったらしい?
『実はね、子供の頃に会った「施設に寄付金を届けてくれたお姉さん」にね!また会えたの!
でも、おかしいのよ?
あの時と全く同じ姿なんですもの?』
ミーコが子供の頃と同じ容姿って事?
『スンゴイ若作りだったとか?』
『私ね、思い切って話しかけてみたの!驚かれたけど、事情を話したら、
「おそらく私の姉だと思いますよ。そんな仕事もしていたみたいですから。」って!』
へぇ~って感じで聞いていたが、のちにこの事が「ある謎」に繋がるとはこの時は思いも寄らなかった。
そう、この後にでもウチの親父殿にこの話しをしていたら、
起きなかった「事件」も有ったかも知れない。
『それで、「そのお姉さん」とは逢えたのか?』
『ううん、「ちょっと人と約束しているので。」って、ソレ以上は話していないの。』
『でも、イベントに来ていたなら、この地区に住んでいるのかも知れないし?また逢えるかもね!』
『そうね。ありがとう、真琴くん。』
なんて、会話をお兄ちゃんたちがしている頃、
『五道くん!いくら貴方が舞華の「彼氏」だからって、学園内では節度を守って下さらないと!舞華が、ミ、ミ、淫らな女の子だと皆んなから思われますのよ!』
うーん?ねぇみやむー、私達はそんなにも、
ハイエ○粒子を振り撒いているの?
健全なお付き合いだお?
ただ、普通に朝の挨拶しただけなのに?
「みやむーアイ」にはどう見えているのやら?
最近の朝の恒例になりつつあるこの「やり取り」も学園の皆んなには色んな意味で刺激剤らしい。
『アナタ達!朝からイチャつかないの!トットと教室に行きなさい!』
生徒会長のカミナリが落ちた所で人集りが散って、残った私達三人に軽いお説教をするまでがone setなの。
その内、私の腕を士くんとみやむーが左右から引っ張ってとかヤルのかな?
『その時は絶対離さないから。舞華さんは凄い痛がってね。彼女が手を離した瞬間に二人で逃げよう!』
アレ、今スゴく逃げ出したいんですけどー?
少しずつだけども、問題が解決している様だけど、そのスピードを上回る速さで「問題」が起こるの?
華ちゃんの仕事場、生徒会では、
『会長、コスプレ部の発足申請が複数来ていますが、どうしますか?』
『複数?一つにまとめて、申請し直してもらって。』
そのくらいなら界くんなら思い付く筈なのに?
『それが、「ジャンル」とか「派閥」とか有る様で纏まりません。如何しますか?』
『…どのくらいの「団体数」なの?人数とか?』
『申請数は十三、一つの団体が三人から五、六人のグループで中には一人だけとか。総人数ですと四十人程です。』
下手すると一運動部より多い!
『この手の交渉事は「キサちゃん」がお得意かしら?
界くん、「九院 如月」さんを招集して。
出来るだけ纏めて部内でグループ分け、させられる様にって。』
コスプレ部自体作るのは構わないけど、数が多いのはちょっとね。
『アニメ部や被服研でも「コスプレ衣装」を文化祭で使用する様ですし、
カブりますから質の良いモノを残したいですね。』
『別にソコは良いのよ。ただ、トラブルの「種」は少なく、一ヶ所に集まってくれると後々助かるでしょ?』
クールビューティー華ちゃん、相変わらずの「合理主義」!
やっぱり、あのイベントで触発されたか、学園の「コスプレファン」が増えたらしい。
『でも、文化祭に向けて「良い風」が吹いていると思わない?』
『…そうとも言いますか?
自分は今から胃が痛くなりそうです。』
『ごめんなさい、苦労をかけて。お詫びに何かさせて!界くんには苦労の掛けっぱなしだから!』
『本当ですか?…なら…。』
『え、エッチなのは駄目だからね!
界くんはそんな事言わないと思うけど。』
急に可愛くなる華ちゃん、幼馴染グループの界くんだからこその反応だけどね。
『偶に「オレ」の前で無防備になるのはズルいですよ?
もっとも「華さん」には武闘でも敵いませんし、下手するとウチの「ジャジャ馬」より強いですよね。』
『そ、そうかしら?』
『精神面が強い分、間違いありません。 さて、して欲しい事ですよね?
ならば、
その、「九院 如月」さんとの仲を取り持ってもらえますか?』
『あら!』
華ちゃんの顔が急に「姉」の顔になる!
「キサちゃん」こと九院さんと岬お姉さんの妹の「如月」さん。
二人と違って「常識人」だよ。
黒髪のパトリシアとでも呼びたいくらい可愛いメイドさんなの!
そっか~、界くんってば!
アッチもコッチも恋の嵐が吹き荒れそうな所で、
また今度ね!
私、士くんの好きなモノとか調べておきたいの。
これからちょっと忙しいの!
『舞華さま、五道さんと「デート」の時は陰から見守りしてもよろしいデスよね。』
『パ、パトリシアさん!何を言っているのかな?』
『それでは皆様、次回の「舞華さま、ドキドキ初デート編」でお会いしましょう。パトリシアでした。』
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毎日が記念日!!
毎日何かしらの記念日がある。それを題材に毎日短編を書いていきます。
題材に沿っているとは限りません。
ただ、祝いの気持ちはあります。
記念日って面白いんですよ。
貴方も、もっと記念日に詳しくなりません?
一人でも多くの人に記念日に興味を持ってもらうための小説です。
※この作品はフィクションです。作品内に登場する人物や団体は実際の人物や団体とは一切関係はございません。作品内で語られている事実は、現実と異なる可能性がございます…
保健室の秘密...
とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。
吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。
吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。
僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。
そんな吉田さんには、ある噂があった。
「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」
それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。
ハバナイスデイズ!!~きっと完璧には勝てない~
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キャラ文芸
「ゆりかごから墓場まで。この世にあるものなんでもござれの『岩戸屋』店主、平坂ナギヨシです。冷やかしですか?それとも……ご依頼でしょうか?」
普遍と異変が交差する混沌都市『露希』 。
何でも屋『岩戸屋』を構える三十路の男、平坂ナギヨシは、武市ケンスケ、ニィナと今日も奔走する。
死にたがりの男が織り成すドタバタバトルコメディ。素敵な日々が今始まる……かもしれない。
猫カフェは探偵事務所ではありません。〜女子高生店長の奮闘記〜えっと、私、彼氏が出来ました。
猫寝 子猫
キャラ文芸
オスッ⁉︎ 私、北代 舞華!
猫カフェの店長をしている女子高校生なのだ!
お兄ちゃんと華ちゃんのお熱い場面を覗いていたら、お兄ちゃんの親友「五道 士」くんに告られて、ウッカリお付き合いする事なりました。 あれ?
まぁ色々、厄介事が山積み状態の中で私とごど…ツカサ君との嬉し恥ずかし近況報告をしながら文化祭に向けて、頑張りますよ。
相変わらずのドタバタ風景です。
そして、
様々な事件の影で見え隠れする
謎の【白い少女】と、
謎の組織【エス】。
少しだけ謎が解けたり、深まったり?
雑な作りなので深く考えず、お付き合い下さい。
女ハッカーのコードネームは @takashi
一宮 沙耶
大衆娯楽
男の子に、子宮と女性の生殖器を移植するとどうなるのか?
その後、かっこよく生きる女性ハッカーの物語です。
守護霊がよく喋るので、聞いてみてください。
百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
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