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新しい繋がりと始まる祭り? 〜お父さんは心配する?

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 えっとですね、舞華ですが何だよ!

 今回、彼氏が出来たよ。えへっ!


 えっ!「セン兄ぃ」の事ですか?

 それは次で話すよ、皆さんが期待している様な内容じゃってね?


 …   えっと、例の「古本屋」さんに「ちぃちゃん」がバイトする事になって、何処で聞いたか最近小学生から高校生のお客様が増えたみたい?

 イベントのフリマ参加がキッカケみたい?

 「不思議系お姉さん」と呼ばれているって優斗が言ってた?

 あとね、珍しく優斗がの友達を家に連れてきたよ?

 何か、「ちっちゃいお兄ちゃん」と「ちぃちゃい士くん」みたいな感じの子たちでしたよ。

 まだ名前聞いて無かったのは失敗した⁉︎

 まさかと思うけど、名字に「数」に関係ある字はないよね?

 「音無」とかもか?



 駅前商店街に新しいお店が増えてきた。
 ケーブルTVでなく、地上波の方のTV局が取材に来ていたり、華ちゃんのドヤ顔が見えそう?

 

 そんで、私はと言えば、


 『五道君、貴方遠慮して下さらないかしら!
 貴方が「舞華の彼氏」なのは存じてますが、ここは「女の子同士」で下校する「流れ」デスのよ!』

 
 雅ちゃんの勢いに負けた?

 と言うよりは「友達の少ない」雅ちゃんに気を使った士くん、


 『そうだね、なら今日は遠慮するよ。
 舞華さん、じゃあ「また。」
錦織さんも「気をつけて。」』


 『うん、また!(後で)』

 へへへ、実は約束しているのさ!


 『さぁ舞華、今日は商店街に出来た「カップスィーツ」のお店に行きますわよ!
 一ノ瀬、車を!』

 『あ、雅ちゃん、「女の子同士」なら折角だし、
 「ヒナちゃん達」も誘って皆んなで一緒に新しいお店に行ってみない?
 
 一ノ瀬さんもご一緒に行きませんか?
 車で無くて、歩いて!』


 『あら?』


 『途中の道ね、可愛い子猫や子犬の陶器の人形を並べてるおウチが有るの!車だと見逃しちゃうよ!』

 『し、仕方ないわね。 一ノ瀬、車は呼ばなくて良いわ。』

 『はい、お嬢様。(ナイスです、舞華さん!)』

 最近は下校の時に、雅ちゃんのアプローチがウザ…いや、おも…えっと、パ、パワフルだ!
 

 士くんには毎度、気を使ってもらいゴメンなさい。


 でもね!


 雅ちゃんが「下校中の買い食い」にご満悦でおウチにご帰還して、私たちは「森猫」に直接出勤!

 ココにはシャワー室が有るから
助かるよ。

 家に帰宅途中、鶴亀公園に寄って、物陰で「ヘビーシグマ」を起動する。

 『わわーん!』

 実体化した「しぃ君」は喜んで私に戯れてくる⁉︎

 『あ、あたりが強いぞ、しぃ君!』

 出してもらって、嬉しいのは分かるけどね?


 『お待たせ、舞華さん。 
 へー、その犬が「ヘビーシグマ」?何か物々しい名前にしては、随分人懐っこいみたいだね?』

 『あ!士くん!
 へへへー、可愛いでしょう。
 私の「相棒」なんだよ!』

 夕方、「森猫」の業務が終わったらこの子しぃ君の散歩を公園でするからと話したら、士くんもご一緒したいって!

 なので、「下校デート」出来ない分はここで補填しないと?



 って思ってたんですけど?


 『ほら、シグマ!取っておいで!』

 『ワフ、ワフン!』

 公園内の広場で、持ってきた「フライングディスク」で、私置いてけぼりで遊び始めた!

 二人楽しそうね?

 『ハハ、いいぞ!シグマ!』

 『ワフ!』

 士くん、イヌ派?


 『ハァハァ、一度やってみたかったんだ!ありがとう、舞華さん。  ソレとシグマもな!』

 『ワン、ワワン!』

 『ソレはどうも。 でも「彼女」そっちのけでは、いけないと思うのですよ!「彼氏」としては?』

 『え?もしかして舞華さん、怒ってる?』

 『怒ってません、いじけてるんです!』

 『違いがわからないよ?』

 クスクス笑う士くん、

 最近よく笑ってるよね?

 余り皮肉は言わなくなったし!


 




 『師匠、娘さん幸せそう。』

 『北代のおやっさん!
あのヤロー、チャラくないスッか?』

 『あの犬、シグマに似てるな? ん?俺は舞華の見立てを信じるさ。』


 閉店の時間なんで、店を閉めて地域猫たちに「晩御飯」を提供していると自分たちも小腹が空いたのでタッちゃんのたこ焼きでもと、ちぃちゃんと優斗を連れて公園に来ると、

 『ウッスッ!おやっさん、坊ちゃん、お勤めご苦労様っス!』

 って、時々見かける「タッちゃんの子分?」が店番していた?

 『タッちゃんはいないのかな?』


 嫌な予感がしたが?

 『師匠、優斗。コッチだコッチ!』

 『アレ、灯火ちゃん?』

 灯火の案内で公園内を移動すると、

 娘の「嬉し恥ずかしトキメキプチデート」を目撃したのだ?

 まぁ、甘酸っぱいのは少女マンガ中心のオジサンとしては娘のこんな場面は逃げ出したい…とか思うのかなぁ~って

 ならんかったよ。マジ観察!

 楽しそうで良い、うん、コレで良いのさ!


 『良く無いっス!』

 『おや、タッちゃん?
 ここにいたのか?
 「しらす大根おろしがけタコ焼き」を六人前な!』

 『六人っスか?』

 『オレだろ、優斗だろ、ちぃちゃん。灯火が三人分食べるから六人前な。』

 
 『早くな!』

 灯火、容赦なし。





 屋台まで戻って、皆んなでたこ焼きモグモグTIME!

 『そう言えば、知ってましたか、師匠?』

 『何を?』

 『野中氏、休学して「アフリカ」行ってます!』

 『ん。あぁあぁ!アレはそう言う意味だったのか!』

 『何て言っていたの?』

 『「約束の地に行って帰ってきます」ってさ。』

 

 『「亡女」の聖地巡礼、地球規模?』


 まぁ彼も新たな出逢いを求めて、巣立ったに過ぎない。

 土産話しを楽しみしていようか?

 『お姉ちゃん達のお邪魔してはいけないから帰ろうよ。お父さん?』

 優斗、大好きなお姉ちゃんを取られて寂しくないのかと思えば、

 
 『士さん、僕の「新しいお兄ちゃん」になるのかなぁ?お父さんはどう思う?』

 何て聞いてくる。


 『今度、聞いてみな?』

 とりあえず、土産のたこ焼き買って帰るぞ。

 『ちぃお姉ちゃん、ウチで晩御飯食べていきなよ。ウチはお客様大歓迎だから、ね!お父さん‼︎』
 
 『ゴチになります。泊まりもOKですか?』

 居つくなよ。



 

 『よぅ、ミーコ。おはようっス!』

 『おはよう、北代くん。』


 教室で朝から何かの資料に目を通している彼女に朝の挨拶をすると、

 『二人共、おはよう!今日行くんでしょ、児童館?』

 真琴がやって来て「必殺の笑顔」を浴びせる!

 教室の一部の女子と男子に溜息が聞き取れた。

 
 『ええ、古い遊具は危険だから処分して、新しいモノと交換出来ないかの「署名活動」などの提案の為にね。』

 稀を狙わず、王道の方法で取り組むと決めたミーコ。

 当初は一人で行動するとオレ達から離れるつもりだったが

 『あのね、二人共、昨日図書室で上級生の女子から声をかけられたの。「頑張って。」って。
 これってそうゆう事かな?』

 明るい表情の彼女には、何か手応えを感じている様。

 『やっぱり、あの「イベント」の影響かな、舞斗?』

 実は例の「コスプレイベント」で俺たちは空き時間で、「地域の福祉施設について」を知ってもらう「チラシ」を配った!

 どんな施設が有って、その役割や今抱えている問題点、これからの在り方とか町の皆んなに知ってもらいたいとミーコが考えたからの行動だ。

 あのイベントで「伊吹 凪」も子供だけ無料で「特製焼きそば」を提供していた!
 特に施設の子たちには事前に教えていたから大賑わい!

 話題になっていた。


 凪の料理の腕は学園でも有名なので人が人を呼ぶカタチだ。


 『愛!ソレこそが、「料理の真髄」!』

 とか、叫びながら鉄板と戦っていた?

 まぁ、ゆたかにいいとこ見せたい凪兄ぃの独壇場なんだけど、


 『凪兄ぃ、ゆたかは「男の娘」だからな!マタの間にはオレ達と同じモンが付いてるからな!』

 後々、凪兄ぃの落ち込む姿も見たいが、傷が浅いウチに教えてやる事にしたのに?


 『ハァ~?何言ってんだ、舞斗? そんなの当たり前だろ?

 ゆたかさんは「男」なんだから?無かったら大変だろ?
 変な奴だな?大丈夫か!
 肉食え!野菜も食べろ!』


 『へ?』

 理想の女性に出逢ったとか言って無かったっけ?

 

 『はぁー、舞斗な、いいかよく聞け!男とか女とかソンナノは、ゆたかさんが素敵な人だと言う事の前に
、大した問題では無い。
 なぜならオレはあの人自身に惚れたんだから!』


 アレ?俺がオカシイのか?
兄貴が輝いて見える?
 

 なんて事があったのは数日前。

 オレ達の行動は学園内ではちょい有名になってきた。

 なっては来たが、一緒に活動してくれるまでは至っていない。

 華の思惑通り、
「自分の作品を世に出す事で誰かの役に立てる」と認識させる事で、華の「福祉活動」の方には協力者は増えている。


 どっかでお互い歩み寄って欲しいけどな(面倒臭いから)。


 『あ、そうだ。北代くん、私ね、あの日に「あのお姉さん」に会ったの!別人だったけど。』


 『え?何のこと?』

 イベントでチラシ配りをしている時に見知った人に会ったらしい?

 『実はね、子供の頃に会った「施設に寄付金を届けてくれたお姉さん」にね!また会えたの!

 でも、おかしいのよ?

 あの時と全く同じ姿なんですもの?』

 ミーコがと同じ容姿って事?
 
 『スンゴイ若作りだったとか?』

 『私ね、思い切って話しかけてみたの!驚かれたけど、事情を話したら、

 「おそらく私の姉だと思いますよ。そんな仕事もしていたみたいですから。」って!』
 

 へぇ~って感じで聞いていたが、のちにこの事が「ある謎」に繋がるとはこの時は思いも寄らなかった。

 そう、この後にでもウチの親父殿にこの話しをしていたら、

 起きなかった「事件」も有ったかも知れない。

 『それで、「そのお姉さん」とは逢えたのか?』

 『ううん、「ちょっと人と約束しているので。」って、ソレ以上は話していないの。』

 『でも、イベントに来ていたなら、この地区に住んでいるのかも知れないし?また逢えるかもね!』

 『そうね。ありがとう、真琴くん。』





 

 なんて、会話をお兄ちゃんたちがしている頃、

 『五道くん!いくら貴方が舞華の「」だからって、学園内では節度を守って下さらないと!舞華が、ミ、ミ、淫らな女の子だと皆んなから思われますのよ!』

 うーん?ねぇみやむー、私達はそんなにも、
ハイエ○粒子を振り撒いているの?
 健全なお付き合いだお?

 ただ、普通に朝の挨拶しただけなのに?

 「みやむーアイ雅ちゃんの目」にはどう見えているのやら?

 最近の朝の恒例になりつつあるこの「やり取り」も学園の皆んなには色んな意味で刺激剤らしい。

 『アナタ達!朝からイチャつかないの!トットと教室に行きなさい!』

 生徒会長華ちゃんのカミナリが落ちた所で人集りギャラリーが散って、残った私達三人に軽いお説教をするまでがone setなの。

 その内、私の腕を士くんとみやむー雅ちゃんが左右から引っ張ってとかヤルのかな?


 『その時は絶対離さないから。舞華さんは凄い痛がってね。彼女が手を離した瞬間に二人で逃げよう!』

 アレ、今スゴく逃げ出したいんですけどー?



 少しずつだけども、問題が解決している様だけど、そのスピードを上回る速さで「問題」が起こるの?

 華ちゃんの仕事場、生徒会では、

 『会長、コスプレ部の発足申請が複数来ていますが、どうしますか?』
 
 『複数?一つにまとめて、申請し直してもらって。』

 そのくらいなら界くんなら思い付く筈なのに?

 『それが、「ジャンル」とか「派閥」とか有る様で纏まりません。如何しますか?』

 『…どのくらいの「団体数」なの?人数とか?』

 『申請数は十三、一つの団体が三人から五、六人のグループで中には一人だけとか。総人数ですと四十人程です。』

 下手すると一運動部より多い!

 『この手の交渉事は「キサちゃん」がお得意かしら?
 界くん、「九院 如月」さんを招集して。
 出来るだけ纏めて部内でグループ分け、させられる様にって。』

 コスプレ部自体作るのは構わないけど、数が多いのはちょっとね。

 『アニメ部や被服研でも「コスプレ衣装」を文化祭で使用する様ですし、
 りますから質の良いモノを残したいですね。』

 『別には良いのよ。ただ、トラブルの「種」は少なく、一ヶ所に集まってくれると後々助かるでしょ?』

 クールビューティー華ちゃん、相変わらずの「合理主義」!

 やっぱり、あのイベントで触発されたか、学園の「コスプレファン」が増えたらしい。

 『でも、文化祭に向けて「良い風」が吹いていると思わない?』

 『…そうとも言いますか?
 自分は今から胃が痛くなりそうです。』

 『ごめんなさい、苦労をかけて。お詫びに何かさせて!界くんには苦労の掛けっぱなしだから!』

 『本当ですか?…なら…。』

 『え、エッチなのは駄目だからね! 
 界くんはそんな事言わないと思うけど。』

 急に可愛くなる華ちゃん、幼馴染グループの界くんだからこその反応だけどね。

 『偶に「」の前で無防備になるのはズルいですよ?
 もっとも「華さん」には武闘でも敵いませんし、下手するとウチの「ジャジャ馬華月」より強いですよね。』

 『そ、そうかしら?』

 『精神面が強い分、間違いありません。  さて、して欲しい事ですよね?

 ならば、

 その、「九院 如月」さんとの仲を取り持ってもらえますか?』

 『あら!』

 華ちゃんの顔が急に「姉」の顔になる!


 「キサちゃん」こと九院さんと岬お姉さんの妹の「如月きさらぎ」さん。

 二人と違って「常識人」だよ。

 黒髪のパトリシアとでも呼びたいくらい可愛いメイドさんなの!

 そっか~、界くんってば!



 アッチもコッチも恋の嵐が吹き荒れそうな所で、

 また今度ね!

 私、士くんの好きなモノとか調べておきたいの。

 これからちょっと忙しいの!


 
 『舞華さま、五道さんと「デート」の時は陰から見守りしてもよろしいデスよね。』

 『パ、パトリシアさん!何を言っているのかな?』


 『それでは皆様、次回の「舞華さま、ドキドキ初デート編」でお会いしましょう。パトリシアでした。』

 
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