猫になりたいデス！ 〜森猫外伝〜ウチの猫を100万円で売ってくれと言うから断ると、今後は御令嬢と交換してくれと言われたので殴ってやった話し。

オマケ、光里の日常。

　ワタクシ【三条　光里】には大勢の兄と姉がいます！

　破天荒な実兄や経済的に反則的お金持ちの義兄や義姉たち？


　その中でも特に仲が良いのは兄だと京多お兄ちゃん、姉だと姫姉ちゃんかな？

　えっ、ルナちゃん？

　あのね、ルナちゃんはね、お姉さんじゃなくて、【歳上のお友達】なの。


　光里、妹だから妹か弟が欲しかったんだけど、その前に姪っ子ちゃんや甥っ子クンが出来てね、【お姉ちゃん】になる前に、今は【ママ】見習いみたいなポジションにいるんだ。


　えっと、ここまでは前にお話ししたかな？

　さてと、この間姫姉ちゃんが大学を無事に卒業して、コレからまた一緒に暮らせる事になったよ！

　てっきりアノまま、あのマンションに住み続けるのかと思ったけど、

　「やっぱり皆さんと暮らしたいデス！」

　って姫姉ちゃんが言ったんだって！

　うんうん、光里やヒメたちと一緒が良いよね！



　…でね、お兄ちゃん夫婦にくっ付いて【メイドさん】たちも我が家にやってきたよ？

　「…えっ⁈

　このアンテナですか？

　ハイ、取れますよ、単なるオプションですから。

　…無い方がよろしいですか？」


　「うん、代わりにコレあげるね！」

　光里ね、マリアちゃんにピンクの可愛いリボンをあげたの！

　アンテナより、こっちの方がダンゼン良いよね！

　「ほら可愛い！」

　「あ、ありがとうございます、光里サマ！

　ワタクシ、一生の宝物にします！」


　「へへへ、大袈裟だよ～？」


　アンドロイドの一生ってどのくらいかな？


　

　えっとね、光里【猫カフェ】の店長になりました！

　予定より早かったけど？


　なので週三でマリアちゃんやセーラさんに手伝ってもらってるよ？

　ケンゴ君は相変わらずお兄ちゃんのお供をしてるけど？


　うん、出来れば光里の弟分にしたかったな？



　猫カフェと言えば、オーナーから、

　「光里ちゃんが気に入った子は自由にバイトに雇っていいからね！」

　って言われてるの。


　…なんで、




　「三条先輩、おはようございます！」

　「光里お姉様、ご機嫌ようデスわ。」


　「三条の姐さん、ウッスッ！」


　「みんな、おはよう！」



　光里、妹とか欲しくて、学校で下級生の面倒とか見ていたら、

　いつの間にか、

　【お姉様】とか呼ばれる様になっちゃってね？


　「…そうだ！

　ねえみんな、猫好き？

　猫カフェでバイトしない？」



　「イヤですわ！

　ワタクシがお姉様のお願いを断る訳有りませんワ！」


　えっとイヤなのかな？

　イイのかな？


　「…ネコさんのお世話をするのですか？

　…私、やってみたいかも？」


　「アタシはヤッテもイイぜ！

　あ～、カフェだからまかないとか食べられるのか、ヒカ姐さん？」


　こんな感じで可愛い後輩妹ちゃんたちをスカウトしたりしているのだ！



　カフェの方はなんとか順調にやっていってるよ！







　…でね、問題は





　「ヒ～カ～リ～‼︎

　俺が悪かった～！


　ちゃんとロマンチックなプロポーズやり直すから、機嫌直してくれよ～⁇」



　それな、


　あのバカ！

　何にも分かってないんだから！


　「エイジのバカ！

　脳筋！　お兄ちゃんの劣化コピー！」


　皆んな、今アイツが何処で叫んでると思う？


　まだ午後の授業中に校庭のグランドで私の教室が有る校舎に向かって吠えているの⁈


　バカでしょ？　大バカだよ⁈

　信じらんないよ、全く⁇



　「光里ちゃん、愛されてるね！」


　「五十鈴ちゃん、面白がってるでし？」


　「ピカりん、アレ、大丈夫なの？」


　高等部から仲良くなった、【十鐘　百華】ちゃんが心配してくれた？



　「大丈夫、そろそろ来るから。」

　そう、エアジェットで空飛んでね。


　「え、何がくるの？」

　「闘うメイドさんかな？」




　「おーい、次のタイトル防衛したら、高級ホテル予約するからさ～！」

　(≧ω≦) あのバカ、何言ってんのよ！

　「ソレで凄い高いディナー奢るから、機げっうぷっーー⁈」

　機嫌直せと言うつもりの前に彼女が空中からスクリューキックをかました！

　「…バカですか！

　女子高生をホテルに誘うとか！

　…誰の差し金ですかね？」


　セーラさんがバカ瑛士を引きづって持って帰ってくれた！


　もうー、恥ずかしかった！



　「…三条、後で職員室な。」

　「は、はい先生、すいません。」



　もう、光里の高校生活って毎日大騒ぎだよ！




　FIN…




　えっ、幼馴染の男の子？


　うん、いたね。


　まぁ確かにちょっと好きだったよ。


　でもね、彼…


　五十鈴ちゃんが好きだったんだよ～⁈


　でね、告白したらしいんだ、中学の時に…


　「ごめんなさい、私ね、自分のお兄ちゃんみたいな人が好きなの。

　例えば【昴サン】みたいなクールだけど優しい人が好みで…

　ごめんね。」


　…うん、五十鈴ちゃんって、意外とクールだね⁇


　本当に終わり！