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綺麗な「お姉さん」が好きでした。
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その人と会ったのは、小学生の頃。
姉が二人になった…
訳では無い、
初めて異性を意識した人、
ソレが咲さんだ。
そう、あれは…
「えっと、お見合いですか?」
思わず聞き返す俺。
「そう聞いたが、実質ほぼ政略結婚だな、アレは。」
そう言って、何やら確信している斗真サン?
咲さんの家は貿易会社だと聞いている、
どんな事をやっているかは詳しく知らないが、他にも手広く商売をしているとかで多方面にコネがあったりする。
モデルの仕事もその繋がりで始めたそうだから。
田所さんも、社長である咲さんのお父さんがそんな中で知り合っい、別の会社からかなり苦労してヘッドハンティングした人材だと言っていた。
ただ、会社の為に娘を結婚させる親御サンでは無い様に思っていたのだけど?
そう言えば俺、咲さんのご両親に会ったこと無かったな?
そうだ!
「カズ兄さんは咲さんの事、ご存知ですよね?
高校生の頃、同じクラスなら…」
「クラスメイトと言っても、口を聞いたこともないよ、ソレにボクは途中で学校辞めたから、人気者の彼女は覚えてないんじゃないかな?
ボクより京多くんの方が親しいだろ、一体何が知りたいんだい?」
「咲さんのご両親の事とか何か知りません?」
「ソレなら僕に聞くより兄さんの方が、詳しいかもよ?」
「…ねぇ、咲ちゃん?」
「ん、どうした、ルナ?」
今日は父の取り引き先でもあり、日頃から懇意にしている旅行会社の社長からの熱い要望で、PRパンフレット製作の為に撮影しに鎌倉に来ている?
何でも、海外からの観光者用と日本の若者向けの二種作成するとかで、同行しているワンマン社長が大ハリキリらしいのだ?
まぁ子供の頃からよく知っている方なので、「割と近くに住んでる親戚のおじさん」みたいな人なのだが。
鎌倉もその社長サンが奥さんとの思い出の場所だとかで、思い入れのある土地らしい。
だから、この仕事は二つ返事で引き受けたのだが、
「咲ちゃん、何が楽しくなさう?
アーシだけだから?
アスッチじゃないと気分アガらない?」
「そ、そんな事は無いぞ!
何を言っているのだ、お前は?」
「そう?
なら良いんだぁ~!
あ!
ねぇ「紫いもソフト」だって!」
…一応は歳上と言うことか、
アレで「サイトウ ノブコ」も勘のいい奴だからな?
虚勢を張っていたのが、わかっているのだろう。
「いやぁ、サッちゃん、ごめんねー!」
やや割腹のいい中年男性が二人に近付いて来た。
鐘ヶ淵観光の社長の鐘ヶ淵サンだ。
「アラおじさま、どうかなさいましたか?」
…アレレ、咲ちゃんが普通に「お嬢さん」な言葉で話してるし?
「お友達もごめんね、もう一人のモデルさんが急病らしくて、急に来れないらしいんだって!」
本当は明日菜と三人で受けて欲しかったらしいが、今仕事をセーブしている明日菜を誘う事は出来ない。
彼女は家の都合で、悪いが参加出来ないと伝えたら、
「なら、コチラで探しておくよ、気にしないでいいからね。」
と言ってくれたのだが…
「なんならナラちゃんを呼ぶ?
確か今日フリーだって言っていた様な、あの子なら連絡すれば秒で来そうだお?」
確かに京都なら、秒は無理でもその財力で1時間以内に駆け付けてくれそうだけど?
「…そう…ね、あの子には悪いけど…って、アレ?」
今、鎌倉の町に見覚えのある人物を見かけた様な?
「えっと、咲ちゃん、アレ姫ちゃんじゃね?」
「…そう…だね?
でもなんでココに?」
「あっ⁈
やっぱりお二人でした?
こんにちは、咲お姉さま、ルナさん!」
「姫乃、アナタこんな所で何をしているの?」
「えっ、こんな所って?
ココ、この近くに私が幼少の頃に暮らしていたお家が有るんです、でも家の外にはあまり出歩いたことが無かったので、母の気晴らしを兼ねて、私と光里サンとで母を鎌倉探索に連れ出したのですか?
あの、お二人はデートですか?」
「そんな訳ないでしょ!」
偶然って凄いのね?
「咲ちゃん、お知り合いかい?」
この陽気に少々汗ばんでる鐘ヶ淵サン。
「ちょっと姫乃⁈
急に走り出して危ないじゃない!
アラ、ルナちゃんじゃなくて?
」
「うわぁ、お姉さん達がいるよ!
何で何で?」
少々息を切らした玲子ママと片手に紫芋ソフトを持ったピカりん。
「おや咲ちゃん、この方々は?」
ちょっとしたカオスだな?
咲が鐘ヶ淵社長や桜庭社長に簡単簡潔にお互いの紹介をすると、お約束の名刺交換が始まった⁈
「コレはコレは!
サクラバフーズの桜庭さんでしたか⁈
こんな所で、お会い出来て光栄です。」
「こ、こちらこそよろしくお願いします、鐘ヶ淵サン。」
休暇で観光の最中だと告げると、
「コチラの可愛らしい小さなお嬢さんも桜庭さんの娘さんで?」
「いえ、光里ちゃんは私の友人のお子さんで、娘の友達でも有るので…
本当なら、その友人も同行する予定が色々有りまして…ア、アハハ、ハァ~。」
実は旦那さんが「ギックリ腰」っぽいので、付きっきりで看護するからと末っ子ちゃんを任されたのだ。
…ギックリ腰ねぇ?
仲良いな、相変わらず?
「…そうでしたか、いや、でしたら我々とご一緒に鎌倉を回りませんか?」
「ご一緒にですか?」
「ええ、それで是非お願いしたい事が有りまして!」
…鐘ヶ淵社長、桜庭親子を見て何か思いついた様?
「よし、撮影コンセプト変更だ、すぐスタッフに準備させるよ!」
「えっ、あの、おじさまぁ~?」
ちょっと不安だ…?
「相良夫妻なら、以前お会いした事があるが?」
ソレがどうかしたかと言わんばかりの斗真サン?
そりゃそうだ、咲さんの見合い話しの情報はこの人からだし⁈
「咲さん、どんな方とお見合いするのか、聞いてみることは出来ますか?」
「あぁ、聞かなくても、知っているとも。
なんせ、相手の関係者から聞いているから。」
「か、関係者?」
「お見合いする本人の兄に聞いたんだよ、兄貴の方は大学の同期でね?」
「トンちゃん、ソレ俺も知っている奴かな?」
焼きそばパンを完食した兄貴が口を挟んだ。
「カネゴンですよ、先輩。
やたらと金にうるさいあの鐘ヶ淵ですよ。」
「ああ、あの!
飲み会の会費をキッチリ人数で割ったり、追加メニューは各自で払わせたり、やたらクーポン利用するカネゴンな!」
…いいじゃん、別に?
当たり前だよ、そのくらい。
「で、その弟さんと咲さんがお見合いを?」
「うむ、なんでも元々は中高の同級生だって話しなんだが?」
「アレ?」
ある事に気づいた俺と、
「おや?」
ある事を思い出したカズ兄さん?
「か、鐘ヶ淵って…
友達ですよ、今も時々連絡取ってる唯一の…
アイツ…まもちゃんだったのか?」
「まも…ちゃん?」
「鐘ヶ淵 衛、ちょっとナヨっとしてるけど、いい奴ですよ。
保育士とか似合いそうなんですけど、何故かカメラマンとかしてます。」
咲さん…
最初に会った時は、驚いた!
こんなに綺麗な女の子がいるなんて!
姉が姉なんで、美少女なんてモノは珍しくもなかったのだが、姉とはまた別のタイプの美しさだった…
のに、
言葉使いは姉より変だし、会ったその日にもう弟扱いだし、一緒に風呂に入ろうとするし、無茶苦茶な人だった⁈
そう、そんな咲さんが俺の、
初恋の人なんだ…
と、思う?
この想いは姫乃さんに会うまでは、そう思っていた。
異性として好きだと思っていた、
いや、違うな?
俺は咲さんの事を…
「カズ兄さん、その人に会えませんか?」
「う、うん、連絡してみるよ?」
スマホを取り出して、電話してみる?
「お、まもちゃん?」
「アラ、カズくん?何?」
「今、大丈夫?
ちょっと聞きたい事が?」
「ごめんねぇ~⁈
今、お仕事で鎌倉に来ているのね、
でね、パパがスッゴイ張り切っているから忙しくて!」
「かま…くら?」
…お、鎌倉かぁ?
そういえば今朝から姫乃さんが玲子さんと鎌倉探訪するとか、光里もご一緒させてもらって…
「ねぇ、カメラマンのお兄ちゃん!
光里、このお洋服でも良いの?
」
「ピカりん、コレは鎌倉の観光紹介だからニャ、コスプレの必要はないのにゃ!」
…ん?
あれ
いま、とっても聞き覚えのある声を聞いた様な?
姉が二人になった…
訳では無い、
初めて異性を意識した人、
ソレが咲さんだ。
そう、あれは…
「えっと、お見合いですか?」
思わず聞き返す俺。
「そう聞いたが、実質ほぼ政略結婚だな、アレは。」
そう言って、何やら確信している斗真サン?
咲さんの家は貿易会社だと聞いている、
どんな事をやっているかは詳しく知らないが、他にも手広く商売をしているとかで多方面にコネがあったりする。
モデルの仕事もその繋がりで始めたそうだから。
田所さんも、社長である咲さんのお父さんがそんな中で知り合っい、別の会社からかなり苦労してヘッドハンティングした人材だと言っていた。
ただ、会社の為に娘を結婚させる親御サンでは無い様に思っていたのだけど?
そう言えば俺、咲さんのご両親に会ったこと無かったな?
そうだ!
「カズ兄さんは咲さんの事、ご存知ですよね?
高校生の頃、同じクラスなら…」
「クラスメイトと言っても、口を聞いたこともないよ、ソレにボクは途中で学校辞めたから、人気者の彼女は覚えてないんじゃないかな?
ボクより京多くんの方が親しいだろ、一体何が知りたいんだい?」
「咲さんのご両親の事とか何か知りません?」
「ソレなら僕に聞くより兄さんの方が、詳しいかもよ?」
「…ねぇ、咲ちゃん?」
「ん、どうした、ルナ?」
今日は父の取り引き先でもあり、日頃から懇意にしている旅行会社の社長からの熱い要望で、PRパンフレット製作の為に撮影しに鎌倉に来ている?
何でも、海外からの観光者用と日本の若者向けの二種作成するとかで、同行しているワンマン社長が大ハリキリらしいのだ?
まぁ子供の頃からよく知っている方なので、「割と近くに住んでる親戚のおじさん」みたいな人なのだが。
鎌倉もその社長サンが奥さんとの思い出の場所だとかで、思い入れのある土地らしい。
だから、この仕事は二つ返事で引き受けたのだが、
「咲ちゃん、何が楽しくなさう?
アーシだけだから?
アスッチじゃないと気分アガらない?」
「そ、そんな事は無いぞ!
何を言っているのだ、お前は?」
「そう?
なら良いんだぁ~!
あ!
ねぇ「紫いもソフト」だって!」
…一応は歳上と言うことか、
アレで「サイトウ ノブコ」も勘のいい奴だからな?
虚勢を張っていたのが、わかっているのだろう。
「いやぁ、サッちゃん、ごめんねー!」
やや割腹のいい中年男性が二人に近付いて来た。
鐘ヶ淵観光の社長の鐘ヶ淵サンだ。
「アラおじさま、どうかなさいましたか?」
…アレレ、咲ちゃんが普通に「お嬢さん」な言葉で話してるし?
「お友達もごめんね、もう一人のモデルさんが急病らしくて、急に来れないらしいんだって!」
本当は明日菜と三人で受けて欲しかったらしいが、今仕事をセーブしている明日菜を誘う事は出来ない。
彼女は家の都合で、悪いが参加出来ないと伝えたら、
「なら、コチラで探しておくよ、気にしないでいいからね。」
と言ってくれたのだが…
「なんならナラちゃんを呼ぶ?
確か今日フリーだって言っていた様な、あの子なら連絡すれば秒で来そうだお?」
確かに京都なら、秒は無理でもその財力で1時間以内に駆け付けてくれそうだけど?
「…そう…ね、あの子には悪いけど…って、アレ?」
今、鎌倉の町に見覚えのある人物を見かけた様な?
「えっと、咲ちゃん、アレ姫ちゃんじゃね?」
「…そう…だね?
でもなんでココに?」
「あっ⁈
やっぱりお二人でした?
こんにちは、咲お姉さま、ルナさん!」
「姫乃、アナタこんな所で何をしているの?」
「えっ、こんな所って?
ココ、この近くに私が幼少の頃に暮らしていたお家が有るんです、でも家の外にはあまり出歩いたことが無かったので、母の気晴らしを兼ねて、私と光里サンとで母を鎌倉探索に連れ出したのですか?
あの、お二人はデートですか?」
「そんな訳ないでしょ!」
偶然って凄いのね?
「咲ちゃん、お知り合いかい?」
この陽気に少々汗ばんでる鐘ヶ淵サン。
「ちょっと姫乃⁈
急に走り出して危ないじゃない!
アラ、ルナちゃんじゃなくて?
」
「うわぁ、お姉さん達がいるよ!
何で何で?」
少々息を切らした玲子ママと片手に紫芋ソフトを持ったピカりん。
「おや咲ちゃん、この方々は?」
ちょっとしたカオスだな?
咲が鐘ヶ淵社長や桜庭社長に簡単簡潔にお互いの紹介をすると、お約束の名刺交換が始まった⁈
「コレはコレは!
サクラバフーズの桜庭さんでしたか⁈
こんな所で、お会い出来て光栄です。」
「こ、こちらこそよろしくお願いします、鐘ヶ淵サン。」
休暇で観光の最中だと告げると、
「コチラの可愛らしい小さなお嬢さんも桜庭さんの娘さんで?」
「いえ、光里ちゃんは私の友人のお子さんで、娘の友達でも有るので…
本当なら、その友人も同行する予定が色々有りまして…ア、アハハ、ハァ~。」
実は旦那さんが「ギックリ腰」っぽいので、付きっきりで看護するからと末っ子ちゃんを任されたのだ。
…ギックリ腰ねぇ?
仲良いな、相変わらず?
「…そうでしたか、いや、でしたら我々とご一緒に鎌倉を回りませんか?」
「ご一緒にですか?」
「ええ、それで是非お願いしたい事が有りまして!」
…鐘ヶ淵社長、桜庭親子を見て何か思いついた様?
「よし、撮影コンセプト変更だ、すぐスタッフに準備させるよ!」
「えっ、あの、おじさまぁ~?」
ちょっと不安だ…?
「相良夫妻なら、以前お会いした事があるが?」
ソレがどうかしたかと言わんばかりの斗真サン?
そりゃそうだ、咲さんの見合い話しの情報はこの人からだし⁈
「咲さん、どんな方とお見合いするのか、聞いてみることは出来ますか?」
「あぁ、聞かなくても、知っているとも。
なんせ、相手の関係者から聞いているから。」
「か、関係者?」
「お見合いする本人の兄に聞いたんだよ、兄貴の方は大学の同期でね?」
「トンちゃん、ソレ俺も知っている奴かな?」
焼きそばパンを完食した兄貴が口を挟んだ。
「カネゴンですよ、先輩。
やたらと金にうるさいあの鐘ヶ淵ですよ。」
「ああ、あの!
飲み会の会費をキッチリ人数で割ったり、追加メニューは各自で払わせたり、やたらクーポン利用するカネゴンな!」
…いいじゃん、別に?
当たり前だよ、そのくらい。
「で、その弟さんと咲さんがお見合いを?」
「うむ、なんでも元々は中高の同級生だって話しなんだが?」
「アレ?」
ある事に気づいた俺と、
「おや?」
ある事を思い出したカズ兄さん?
「か、鐘ヶ淵って…
友達ですよ、今も時々連絡取ってる唯一の…
アイツ…まもちゃんだったのか?」
「まも…ちゃん?」
「鐘ヶ淵 衛、ちょっとナヨっとしてるけど、いい奴ですよ。
保育士とか似合いそうなんですけど、何故かカメラマンとかしてます。」
咲さん…
最初に会った時は、驚いた!
こんなに綺麗な女の子がいるなんて!
姉が姉なんで、美少女なんてモノは珍しくもなかったのだが、姉とはまた別のタイプの美しさだった…
のに、
言葉使いは姉より変だし、会ったその日にもう弟扱いだし、一緒に風呂に入ろうとするし、無茶苦茶な人だった⁈
そう、そんな咲さんが俺の、
初恋の人なんだ…
と、思う?
この想いは姫乃さんに会うまでは、そう思っていた。
異性として好きだと思っていた、
いや、違うな?
俺は咲さんの事を…
「カズ兄さん、その人に会えませんか?」
「う、うん、連絡してみるよ?」
スマホを取り出して、電話してみる?
「お、まもちゃん?」
「アラ、カズくん?何?」
「今、大丈夫?
ちょっと聞きたい事が?」
「ごめんねぇ~⁈
今、お仕事で鎌倉に来ているのね、
でね、パパがスッゴイ張り切っているから忙しくて!」
「かま…くら?」
…お、鎌倉かぁ?
そういえば今朝から姫乃さんが玲子さんと鎌倉探訪するとか、光里もご一緒させてもらって…
「ねぇ、カメラマンのお兄ちゃん!
光里、このお洋服でも良いの?
」
「ピカりん、コレは鎌倉の観光紹介だからニャ、コスプレの必要はないのにゃ!」
…ん?
あれ
いま、とっても聞き覚えのある声を聞いた様な?
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