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面倒な事は大人の人に任せよう!
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前々からよく無い噂があった若手俳優がとある大手企業の令嬢と逢引きしている画像がネットを賑やかしている。
所属事務所は、
「彼ももう大人ですから、責任ある行動を取ると思います。」
と、答えているらしく、既に問題の俳優は事務所を辞めているらしい?
とかなんとか?
「ふぅ、厄介者の処分が済んで、清々したよ。
まぁ、本人は五月蝿いマネージャーから解放されたぐらいにしか思ってないけどね?」
「お顔が良いだけの方でしたからね、自業自得デスわ。
コチラとしてはトバッチリさえ受けなければ、ソレでよろしいデスの。」
何処かで誰が秘密のお話しをしていた?
「ヤツも元々お目当ての子がいるからと、ウチの事務所に移籍してきたからな、
まさかその子が、仕事先で出逢った業界男性と結婚する為に電撃引退するとは思って無かったしな。」
なんでもその元アイドルさん、押し掛け女房後、一男一女のママさんにめでたくジョブチェンジしたそうだ。
「ところで情報のリーク協力の報酬、忘れてはませんわよね?」
「ソッチは大丈夫だ、ウチにもメリットがある話だからな。」
場所は再び某学園の、芸能部部室に戻る⁈
「えっとデスね、ウチの芸能部には、いくつかの芸能事務所からアルバイトのお話しが来ています。」
さすがの姫乃も芸能部の最初の活動を伝えるのに、やや緊張してきた様だ?
「もうなのかよ⁈」
まぁ満更でも無い様子の黒須に、
「ハイ、ハッキリ言ってコネですっ!」
つい答えてしまう姫乃サン、ソレ言っちゃっていいの?
「こね?
こねこねこねこねこね子ねこ猫ネコねこねこ… あっ、ネコになった!」
わかってない様なウザ…美海サン?
大丈夫なん?
「今回の私達の活動はコレです!」
そう言って机の上に出したのは?
「…カプセル…トイ?
ん、コレって?」
「うわぁ、可愛い!」
「そうです、今私達が着ている衣装は、この小さなお人形サンと同じなのです。」
「ああ~? 本当だぁ?
アレ、この子、ちゃんとパンツ履いてるよ?
美海も同じの履かないといけない?」
「うえっ、コラ美海!
スカートめくって見せるんじゃねぇ⁈」
「アラアラ、美海サンはよく見ていますね?
黒須サン、レイヤーサンの目から見て、下着も同じモノを着用するべきでしょうか?」
「…テメェ、やっぱり知ってやがったな?
アタシが「コスプレイヤー」だって事を⁈」
「と有るスジから伺いました、その方の推薦で黒須サンをスカウトしました、
えっと、レイヤーネームは確か… 「ドナルド」サンでしたか?」
「「ロザリオ」だっ!
オちょくってんのかっ⁈」
楽しそうだな、ソロソロ中に入っても大丈夫か?
「おーい、姫乃サ~ン、オレ達も中に入ってもいい?」
「あ、京多サン!
すいませんでした、どうぞお入り下さい!」
既にレン君が入っているから良いと思ったが、何故か彼だけ「別枠」な様な気がして中々入りづらかったのだ?
姫乃サンの中では、一応オレも芸能部の一員としてカウントされているらしい?
「皆さん揃ったところで、今回の件のご説明をします。」
なんでも今回、目の前にある「カプセルトイ」の紹介動画をオレ達で作ってネット公開するらしい?
「学園側には「ネット社会における、情報伝の特性や有効性を研究する…云々」と言う事で活動を承認してもらってます。
ちなみに生徒会の全面協力ですの。」
「コレ、仕事だよな?
幾らもらえるんだ?」
「部活動ですから、事実無償です…建前はですけど?」
「…裏が有るだろうとは思ってたさ!
で?」
黒須さんがニヤニヤしながら聞いてくるも?
「はぁ、裏ですよね?
あくまでコレは部活動です、なので報酬とかバイト料はありません。
デスが?」
「お、おう?
デスが、何だ?」
「依頼されたのが個人や企業だとして、全くのタダ働きなんてさせるでしょうか?
例えば、金銭で無くても何らかの御礼は有ると思います。」
「…はぁ、お前さぁ、そんな有るか無いかのお礼を期待しろってか?
期待した自分が甘かったよ?」
急に脱力した様な黒須サン?
「ねぇねぇ、お礼って何が
もらえたりするのかな?
お菓子、それともこのお洋服?」
素直にお礼と言う言葉に喜んでいる美海サン!
「…ちなみに「収支報告」って知ってますか?
部活動って、基本的には公式なモノなので「開示請求」が有れば公に公表するんですけど。
実はココが狙い何だそうです?」
「…そうです?
コレ、お前が考えたんじゃないのか?」
「…えっと、その通りです。
覚えるの大変でした。
えっと、タネ明かしをしますね?
実際には無償で引き受けてますけど、依頼された方からすれば「タダ働き」させたなんてさせられませんよね?
そんな事したら、世論が大変な事になりそうですモン?」
「炎上必至だな?
なるほど、そうなりたくなければソレなりの謝礼は有るって事か?
何か頼りないな、もっとガツンと…」
「ソコで収支報告です、この学園は各部活動の収支報告が誰でもホームページで確認出来るそうです。
例えば、卒業生が多く就職している企業サンがおいくら寄付されたとか、どんなモノを寄附されたとか公開しているんですよ。」
すると合点がいったと言う表情する黒須サン⁈
「…そういうことかよ、腹黒いなぁ、そのアドバイザーさんはよ?」
「えっ?
なになに、何のこと?」
「…ソレには、私たちが「無償」以上の働きをしないと炎上しませんからね?」
「えっ、えっ?
何のこと~?
ミミにも教えてよ~?」
…俺は姫乃サンが悪魔に魂を売ったのだと思った?
この後、「アプリゲーム」のキャラクターにコスプレした三人が、そのキャラクターのカプセルトイを色々いじくり回して紹介する動画を公開した。
その反応は予想以上に早かった⁈
「な、何だ、コレは⁈」
数日後、芸能部の部室には様々な企業から送られて来た大量の試供品などが届けられていた?
「ねぇねぇ、コレ貰ってイイの?」
美海サンだけが素直に喜んでいた?
俺はこの事態のカラクリが全くわからない、姫乃サンに聞こうとしたが、
「京多サン、コレを運ぶのを手伝って下さいな。」
「あ、うん、分かったよ。」
えっと、化粧品やお菓子、入浴剤なんてのも有る?
「コレをお試ししてる動画はヤバいだろ?」
「水着もあったよ!
コレ来てお風呂入れば出来るヨ!」
美海サンが、名案でしょとでも言う顔をしているが、
「お、同じ会社かよ、送って来たのは?
確信犯か?」
黒須サンは引いてる、俺も同じ気持ちだ。
…送ってきたのは別々の会社の様で、全くの偶然の様だけど?
この水着を着て、紹介して欲しいと言う事なのは見え見えだよな?
「もらい物ですからね、どう扱おうがコチラの自由です。
売れるモノは売りましょうか?」
…姫乃サン、冷静ですね?
しかし、ここまで反響があるとは?
「お姉様たちに感謝ですね?」
ん、どうこと?
所属事務所は、
「彼ももう大人ですから、責任ある行動を取ると思います。」
と、答えているらしく、既に問題の俳優は事務所を辞めているらしい?
とかなんとか?
「ふぅ、厄介者の処分が済んで、清々したよ。
まぁ、本人は五月蝿いマネージャーから解放されたぐらいにしか思ってないけどね?」
「お顔が良いだけの方でしたからね、自業自得デスわ。
コチラとしてはトバッチリさえ受けなければ、ソレでよろしいデスの。」
何処かで誰が秘密のお話しをしていた?
「ヤツも元々お目当ての子がいるからと、ウチの事務所に移籍してきたからな、
まさかその子が、仕事先で出逢った業界男性と結婚する為に電撃引退するとは思って無かったしな。」
なんでもその元アイドルさん、押し掛け女房後、一男一女のママさんにめでたくジョブチェンジしたそうだ。
「ところで情報のリーク協力の報酬、忘れてはませんわよね?」
「ソッチは大丈夫だ、ウチにもメリットがある話だからな。」
場所は再び某学園の、芸能部部室に戻る⁈
「えっとデスね、ウチの芸能部には、いくつかの芸能事務所からアルバイトのお話しが来ています。」
さすがの姫乃も芸能部の最初の活動を伝えるのに、やや緊張してきた様だ?
「もうなのかよ⁈」
まぁ満更でも無い様子の黒須に、
「ハイ、ハッキリ言ってコネですっ!」
つい答えてしまう姫乃サン、ソレ言っちゃっていいの?
「こね?
こねこねこねこねこね子ねこ猫ネコねこねこ… あっ、ネコになった!」
わかってない様なウザ…美海サン?
大丈夫なん?
「今回の私達の活動はコレです!」
そう言って机の上に出したのは?
「…カプセル…トイ?
ん、コレって?」
「うわぁ、可愛い!」
「そうです、今私達が着ている衣装は、この小さなお人形サンと同じなのです。」
「ああ~? 本当だぁ?
アレ、この子、ちゃんとパンツ履いてるよ?
美海も同じの履かないといけない?」
「うえっ、コラ美海!
スカートめくって見せるんじゃねぇ⁈」
「アラアラ、美海サンはよく見ていますね?
黒須サン、レイヤーサンの目から見て、下着も同じモノを着用するべきでしょうか?」
「…テメェ、やっぱり知ってやがったな?
アタシが「コスプレイヤー」だって事を⁈」
「と有るスジから伺いました、その方の推薦で黒須サンをスカウトしました、
えっと、レイヤーネームは確か… 「ドナルド」サンでしたか?」
「「ロザリオ」だっ!
オちょくってんのかっ⁈」
楽しそうだな、ソロソロ中に入っても大丈夫か?
「おーい、姫乃サ~ン、オレ達も中に入ってもいい?」
「あ、京多サン!
すいませんでした、どうぞお入り下さい!」
既にレン君が入っているから良いと思ったが、何故か彼だけ「別枠」な様な気がして中々入りづらかったのだ?
姫乃サンの中では、一応オレも芸能部の一員としてカウントされているらしい?
「皆さん揃ったところで、今回の件のご説明をします。」
なんでも今回、目の前にある「カプセルトイ」の紹介動画をオレ達で作ってネット公開するらしい?
「学園側には「ネット社会における、情報伝の特性や有効性を研究する…云々」と言う事で活動を承認してもらってます。
ちなみに生徒会の全面協力ですの。」
「コレ、仕事だよな?
幾らもらえるんだ?」
「部活動ですから、事実無償です…建前はですけど?」
「…裏が有るだろうとは思ってたさ!
で?」
黒須さんがニヤニヤしながら聞いてくるも?
「はぁ、裏ですよね?
あくまでコレは部活動です、なので報酬とかバイト料はありません。
デスが?」
「お、おう?
デスが、何だ?」
「依頼されたのが個人や企業だとして、全くのタダ働きなんてさせるでしょうか?
例えば、金銭で無くても何らかの御礼は有ると思います。」
「…はぁ、お前さぁ、そんな有るか無いかのお礼を期待しろってか?
期待した自分が甘かったよ?」
急に脱力した様な黒須サン?
「ねぇねぇ、お礼って何が
もらえたりするのかな?
お菓子、それともこのお洋服?」
素直にお礼と言う言葉に喜んでいる美海サン!
「…ちなみに「収支報告」って知ってますか?
部活動って、基本的には公式なモノなので「開示請求」が有れば公に公表するんですけど。
実はココが狙い何だそうです?」
「…そうです?
コレ、お前が考えたんじゃないのか?」
「…えっと、その通りです。
覚えるの大変でした。
えっと、タネ明かしをしますね?
実際には無償で引き受けてますけど、依頼された方からすれば「タダ働き」させたなんてさせられませんよね?
そんな事したら、世論が大変な事になりそうですモン?」
「炎上必至だな?
なるほど、そうなりたくなければソレなりの謝礼は有るって事か?
何か頼りないな、もっとガツンと…」
「ソコで収支報告です、この学園は各部活動の収支報告が誰でもホームページで確認出来るそうです。
例えば、卒業生が多く就職している企業サンがおいくら寄付されたとか、どんなモノを寄附されたとか公開しているんですよ。」
すると合点がいったと言う表情する黒須サン⁈
「…そういうことかよ、腹黒いなぁ、そのアドバイザーさんはよ?」
「えっ?
なになに、何のこと?」
「…ソレには、私たちが「無償」以上の働きをしないと炎上しませんからね?」
「えっ、えっ?
何のこと~?
ミミにも教えてよ~?」
…俺は姫乃サンが悪魔に魂を売ったのだと思った?
この後、「アプリゲーム」のキャラクターにコスプレした三人が、そのキャラクターのカプセルトイを色々いじくり回して紹介する動画を公開した。
その反応は予想以上に早かった⁈
「な、何だ、コレは⁈」
数日後、芸能部の部室には様々な企業から送られて来た大量の試供品などが届けられていた?
「ねぇねぇ、コレ貰ってイイの?」
美海サンだけが素直に喜んでいた?
俺はこの事態のカラクリが全くわからない、姫乃サンに聞こうとしたが、
「京多サン、コレを運ぶのを手伝って下さいな。」
「あ、うん、分かったよ。」
えっと、化粧品やお菓子、入浴剤なんてのも有る?
「コレをお試ししてる動画はヤバいだろ?」
「水着もあったよ!
コレ来てお風呂入れば出来るヨ!」
美海サンが、名案でしょとでも言う顔をしているが、
「お、同じ会社かよ、送って来たのは?
確信犯か?」
黒須サンは引いてる、俺も同じ気持ちだ。
…送ってきたのは別々の会社の様で、全くの偶然の様だけど?
この水着を着て、紹介して欲しいと言う事なのは見え見えだよな?
「もらい物ですからね、どう扱おうがコチラの自由です。
売れるモノは売りましょうか?」
…姫乃サン、冷静ですね?
しかし、ここまで反響があるとは?
「お姉様たちに感謝ですね?」
ん、どうこと?
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