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夢見る少女たちは悩んでる?
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「いすずちゃんはお医者さんになるの?」
「えっ?」
仲良しの女の子に将来の事を聞く光里さん?
「わからないよ、まだ?
でも、ソレもイイなって思った事はあるよ。
他にも、色々あるし。」
「例えば?」
「学校の先生とか、動物の美容師サンとか、保育園の先生とか、お花屋サンとか?」
「凄い沢山有るね⁈」
子供の頃はソレでイイのかもしれないデスね。
「光里ちゃんは?
何かなりたいモノがあるの?」
今度は五十鈴サンが光里サンに質問します。
あぁ、なんて尊い光景でしょう。
「ウチ、お母さんが漫画家で、お父さんはアマチュアラノベ作家で、お姉ちゃんはモデルさんで、人気が無いとお金が稼げないお仕事でしょう?」
「そうなの?」
光里さん、お義父様はご実家の輸入雑貨のお店を立派に切り盛りなさってますわ!
「お姉さんみたいにモデルさんをやるんじゃないの?」
そうですよ、明日菜お姉さまの様な読者モデルになって荒稼ぎして、猫カフェをおやりになるのでは?
「あのね、二葉お姉さんのお友達にハーフ(本当はクォーター)のお姉ちゃんがいるでしょう?
運動が得意でオッパイがおっきなお姉さん、知ってる?」
「リリお姉さんの事だよね?
知ってるよ、よく遊んでもらっていたから。
リリお姉ちゃんがどうかしたの?」
…私も知ってます、とても立派なお胸をされてる銀髪の方ですよね?
歳下なのに私より大きい…
いえ、何でもありません。
「あのね、リリお姉さんね、高校生になったら猫カフェの店長サンになるんだって!
小学生の頃から、一日店長とかしていたみたいで、そのスジの間では有名なんだって!
アレ、いすずちゃん?
リリお姉さんと知り合いだったの?」
「えっとね、五十鈴のお兄さんとお付き合いしているお姉さんがリリお姉ちゃんや二葉お姉さんと同じおウチで暮らしてるの。
五十鈴も小さい頃は何度もおウチに遊びに行ったよ。」
小ちゃな五十鈴さん、さぞ可愛かったでしょうね。
五十鈴サンもお兄さんがいらっしゃるのですね。
では、その方が五十鈴サンの未来のお姉さんでしょうか?
「ソレでリリお姉ちゃんが「森猫2号店」の店長になるのと、光里ちゃんのやりたい事と何か関係してるの?」
「えっとね、光里が高校生になったらバイトしないかって、リリお姉さんの猫カフェで?」
成る程、今のうちに光里さんをスカウトした訳ですね!
知ってます、こういうの「青田刈り」って言うんですよね?
「…私も誘われてるよ、今も時々お手伝いしてるし、お姉ちゃんたちと譲渡会とか子猫の保護活動とか?」
「いすずちゃん、凄いね⁈
光里、全然知らなかったよ!」
私、桜庭 姫乃はまだ学園に通う事が怖くて、自宅療養中です。
せめて「声」だけでも早く治らないかしら?
今も、三条のおウチに遊びに来た五十鈴サンを怖がらない様になるべく黙っているのです。
「姫乃お姉さんの髪も、リリお姉ちゃんとは少し違いますが、銀色みたいですよね?
アニメに出てくるお姫様みたいデス!」
「…あ、ありがとう…ございます。」
つい答えてしまいました、嬉しくて。
リビングで3人一緒にお茶しながらテレビを見ていたのですが、光里サンや五十鈴サンも色々と将来の事をお悩みの様です。
私の将来は何でしょうか?
京多サンのお嫁さん?
ソレとは別の意味で、何かやってみたい事が有ったでしょうか?
…あれ、何も思いつきません?
そういえば、私
何が出来るのでしょう?
「だからね、光里はリリお姉さんに弟子入りして、いずれは猫カフェの店長サンになるの!」
…弟子入り、流行っているのかしら?
「リリお姉さんの家も猫いっぱいなんだって!
ソレにヒメみたいなニャンコがいて、おウチで産まれた子猫もいて、ソレにお猿やワンコもいるんだって!」
「う、うん、知ってるよ。だってメイメイはそのおウチでもらった猫だから。」
「そうなんだ!
じゃあ、リリお姉さんのお家はメイメイの実家だね?」
ワンちゃんとお猿さんがいるなんて、コレで雉さんがいたら桃太郎サンですね?
「それじゃ、光里ちゃんはモデルさんはやらないんだね?」
「う~ん、ソレなんだけどね、リリお姉さんも二葉お姉さんと一緒にコスプレするモデルのバイトをした事有るんだって!
だから、店長になるにはモデルのバイトも必要かも?
いすずちゃんはどう思う?」
「えっ! …えっとね、五十鈴も一緒にした事あるから。
お姉ちゃん達と一緒に、コスプレ。
少し恥ずかしかったけど、楽しかったよ。
でも、店長サンになるのと関係あるかな?」
「姫姉ちゃんはどう思う?」
「えっ⁈」
いきなりお話しを振られてしまいました?
「こ、コスプレって、アニメの格好とかする事ですよね?
光里サンたちは可愛らしいので、お似合いですけど、私は…?」
「違うよ、お姉ちゃんや光里が似合うとかじゃないよ?
猫カフェの店長サンになるのに必要かなって聞いたんだよ?」
「ご、ごめんなさい!
私ったら、飛んだ勘違いを⁈」
「姫乃お姉さんはコスプレ似合うと思います、だってとても綺麗だから!」
「い、五十鈴サンっ!」
「何かあったのかニャ?」
「あっ! ルナちゃん、おかえり~!」
「お帰りなさきませっ!」
「おじゃましてます。」
ルナさんがお仕事から帰って来られました^^;
「今、コスプレの話し、してなかった?」
「してたしてたぁ~!」
「今日ゲームソフトの販促品用のポスターとか色々撮影したんだよね?
注文多くて、つかれたニャンコ!」
ルナさんはこのところ、ゲームのお仕事でお忙しい様です。
「う~む、ねぇみんな、コスプレに興味あるならチョッチ手伝ってニャ?」
「えっ?」
仲良しの女の子に将来の事を聞く光里さん?
「わからないよ、まだ?
でも、ソレもイイなって思った事はあるよ。
他にも、色々あるし。」
「例えば?」
「学校の先生とか、動物の美容師サンとか、保育園の先生とか、お花屋サンとか?」
「凄い沢山有るね⁈」
子供の頃はソレでイイのかもしれないデスね。
「光里ちゃんは?
何かなりたいモノがあるの?」
今度は五十鈴サンが光里サンに質問します。
あぁ、なんて尊い光景でしょう。
「ウチ、お母さんが漫画家で、お父さんはアマチュアラノベ作家で、お姉ちゃんはモデルさんで、人気が無いとお金が稼げないお仕事でしょう?」
「そうなの?」
光里さん、お義父様はご実家の輸入雑貨のお店を立派に切り盛りなさってますわ!
「お姉さんみたいにモデルさんをやるんじゃないの?」
そうですよ、明日菜お姉さまの様な読者モデルになって荒稼ぎして、猫カフェをおやりになるのでは?
「あのね、二葉お姉さんのお友達にハーフ(本当はクォーター)のお姉ちゃんがいるでしょう?
運動が得意でオッパイがおっきなお姉さん、知ってる?」
「リリお姉さんの事だよね?
知ってるよ、よく遊んでもらっていたから。
リリお姉ちゃんがどうかしたの?」
…私も知ってます、とても立派なお胸をされてる銀髪の方ですよね?
歳下なのに私より大きい…
いえ、何でもありません。
「あのね、リリお姉さんね、高校生になったら猫カフェの店長サンになるんだって!
小学生の頃から、一日店長とかしていたみたいで、そのスジの間では有名なんだって!
アレ、いすずちゃん?
リリお姉さんと知り合いだったの?」
「えっとね、五十鈴のお兄さんとお付き合いしているお姉さんがリリお姉ちゃんや二葉お姉さんと同じおウチで暮らしてるの。
五十鈴も小さい頃は何度もおウチに遊びに行ったよ。」
小ちゃな五十鈴さん、さぞ可愛かったでしょうね。
五十鈴サンもお兄さんがいらっしゃるのですね。
では、その方が五十鈴サンの未来のお姉さんでしょうか?
「ソレでリリお姉ちゃんが「森猫2号店」の店長になるのと、光里ちゃんのやりたい事と何か関係してるの?」
「えっとね、光里が高校生になったらバイトしないかって、リリお姉さんの猫カフェで?」
成る程、今のうちに光里さんをスカウトした訳ですね!
知ってます、こういうの「青田刈り」って言うんですよね?
「…私も誘われてるよ、今も時々お手伝いしてるし、お姉ちゃんたちと譲渡会とか子猫の保護活動とか?」
「いすずちゃん、凄いね⁈
光里、全然知らなかったよ!」
私、桜庭 姫乃はまだ学園に通う事が怖くて、自宅療養中です。
せめて「声」だけでも早く治らないかしら?
今も、三条のおウチに遊びに来た五十鈴サンを怖がらない様になるべく黙っているのです。
「姫乃お姉さんの髪も、リリお姉ちゃんとは少し違いますが、銀色みたいですよね?
アニメに出てくるお姫様みたいデス!」
「…あ、ありがとう…ございます。」
つい答えてしまいました、嬉しくて。
リビングで3人一緒にお茶しながらテレビを見ていたのですが、光里サンや五十鈴サンも色々と将来の事をお悩みの様です。
私の将来は何でしょうか?
京多サンのお嫁さん?
ソレとは別の意味で、何かやってみたい事が有ったでしょうか?
…あれ、何も思いつきません?
そういえば、私
何が出来るのでしょう?
「だからね、光里はリリお姉さんに弟子入りして、いずれは猫カフェの店長サンになるの!」
…弟子入り、流行っているのかしら?
「リリお姉さんの家も猫いっぱいなんだって!
ソレにヒメみたいなニャンコがいて、おウチで産まれた子猫もいて、ソレにお猿やワンコもいるんだって!」
「う、うん、知ってるよ。だってメイメイはそのおウチでもらった猫だから。」
「そうなんだ!
じゃあ、リリお姉さんのお家はメイメイの実家だね?」
ワンちゃんとお猿さんがいるなんて、コレで雉さんがいたら桃太郎サンですね?
「それじゃ、光里ちゃんはモデルさんはやらないんだね?」
「う~ん、ソレなんだけどね、リリお姉さんも二葉お姉さんと一緒にコスプレするモデルのバイトをした事有るんだって!
だから、店長になるにはモデルのバイトも必要かも?
いすずちゃんはどう思う?」
「えっ! …えっとね、五十鈴も一緒にした事あるから。
お姉ちゃん達と一緒に、コスプレ。
少し恥ずかしかったけど、楽しかったよ。
でも、店長サンになるのと関係あるかな?」
「姫姉ちゃんはどう思う?」
「えっ⁈」
いきなりお話しを振られてしまいました?
「こ、コスプレって、アニメの格好とかする事ですよね?
光里サンたちは可愛らしいので、お似合いですけど、私は…?」
「違うよ、お姉ちゃんや光里が似合うとかじゃないよ?
猫カフェの店長サンになるのに必要かなって聞いたんだよ?」
「ご、ごめんなさい!
私ったら、飛んだ勘違いを⁈」
「姫乃お姉さんはコスプレ似合うと思います、だってとても綺麗だから!」
「い、五十鈴サンっ!」
「何かあったのかニャ?」
「あっ! ルナちゃん、おかえり~!」
「お帰りなさきませっ!」
「おじゃましてます。」
ルナさんがお仕事から帰って来られました^^;
「今、コスプレの話し、してなかった?」
「してたしてたぁ~!」
「今日ゲームソフトの販促品用のポスターとか色々撮影したんだよね?
注文多くて、つかれたニャンコ!」
ルナさんはこのところ、ゲームのお仕事でお忙しい様です。
「う~む、ねぇみんな、コスプレに興味あるならチョッチ手伝ってニャ?」
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