俺、お兄ちゃんにナリます! 異世界妹が出来ましたよ⁈

猫寝 子猫

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…オレ、幸せになるよ! (予定?)

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 …二ノ宮がバイトを辞めた。

 おじいちゃんの下で本格的にパン職人として修業するらしい?


 …………で、萌さんもに【組織】を辞めるそうだ?


 「…二ノ宮のお袋さんが腰を痛めたとかで、人手が欲しいんだと?

 まぁ…その…なんだ、ちゃんとしたいから、中途半端はもう辞める事にしたんだ。

 ソレに側に居た方が自分好みに鍛えられるだろ?」


 ……だそうだ?

真面目か?
 

 「…ね!」

 「…何が『…ね!』ですか、さくらサン⁈

 何か二ノ宮の家から鯛の形をした容器に砂糖の詰まった【内祝】の品が大量のパンと一緒に届いたんですけど?」

 「…そういうなのよ、お友達なら祝ってあげないとね!」


 アレからトントン拍子で話しが進み、我孫子道さんも何かと調整が必要とついに我が家に泊まってまでご近所の根回しとかはじめている?

 近々、萌さんのご家族もコチラに挨拶に来るらしい?



 「…オーイ、私の事忘れてるだろ?」

 何かちっちゃくて可愛いのが俺の周りをヒラヒラ飛んでる?

 …言わずと知れた妖精の【ファム】だ。

 「…人聞きの悪い、忘れてる訳ないだろ?
今も絶賛進行中だぞ、【さよならファムちゃん、また来てね歓送迎会】は?」


 「…白々しいなぁ、実は厄介モノが追い出せるからセイセイしてるんでしょ?」

 憎まれ口を叩く可愛い妖精さんだか、実はお互い相当寂しくてそんな事を言っているのは周りから見ても丸分かりなのだ。

 「大丈夫ですよ、アキトさん!
ファムさんのサポートはワタシがが完璧に行いますから!」

 スマホ型Android?のスゥちゃんがが愛らしく答える!


 当初古いアニメに登場しそうな外見だったスゥちゃんも後半美少女人形フィギュアの様な改善が加えられ、性能はそれまでに加えて大型猛獣を倒せるくらいの電撃【スタンガン】を搭載し、その他様々改良されたのだ!

 「なのでご安心下さいね!」

 「…だそうよ、もう私よりもなんだから!」


 …その三日後には普通の人間には潜れない小さな門を潜って彼女たちは行ってしまった、勇者たちが待ってる冒険の異世界へ再び飛び込むのだ!


 実は今更なんだけど、ファムの存在は国内外には極秘扱いなのだ?

 その訳はファムのその特異稀な能力にあるのだ、…そう、どんな重症でも治してしまう【治癒能力】だ。

 しかし、この能力は彼女自身の命を縮めてしまう為に酷使出来ない!

 にも関わらず彼女を自己の利益の為に攫ってでも利用しようとする人、又は国や秘密結社が現れるかも知れない?

 なのでファムの存在や脳裏を知っているのは日野家の人たちを含め、わずかな関係者だけなのである。

 木を隠すなら森の中、だからこそ【来訪者】が多く暮らしているこの町で生活してる訳なんだが…

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