俺、お兄ちゃんにナリます! 異世界妹が出来ましたよ⁈

猫寝 子猫

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……でね、やっぱり今日なんだよ。

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 「わーい、お兄ちゃんとお風呂だぁー‼︎」

 「兄様、お背中をお流しします。」

 「お兄ちゃま、この水着ね、フラン姉ちゃまがプレゼントしてくれたの、ネェ可愛い?」


 …俺は時間をおいて、再び露天風呂に入って…はいなかったが、妹たちはバシャバシャと湯船ではしゃいでいる。

 そう、妹たちにも水着着用で入浴してもらった。

 彼女たちも立派な女の子で、油断してはいけないのだ!

 (ナニを?)

 何故か事前にフランチェシュカさんが皆んなにそれぞれプレゼントしてくれたのが有るとかで助かった……けど?


 「コラみんな、湯船で暴れるのではない!

 兄上の前ではしたないぞ!」


 …何故かシェラまでいる?

 いや、コイツも妹なのだ、仲間外れはいけない。

 「…フニャ~ん。

 ニィチャン、ココあったか…ブクブク…」

 「あっ!

 誰かミイヤを抱き上げて!」

 フランさんの趣味か、虎縞スク水幼児用着用の猫娘ミイヤ?

 幼児には若干深い場所があった様で、あったか温泉に脱力し猫幼女が沈んでいく?

 本人はぷかって浮かぶと思ったらしいが、何故か沈んだ?

 「もうミイヤったら、メイヤがついてないと大変なんだから、もう~♡」

 スカイブルーのチューブタイプのビキニが可愛いメイヤ……最近お胸がお育ちに成られたとかで…いやいや、見てない見てない?

 久しぶりにメイヤの【お姉ちゃんパワー】を見られてほっこりしているオレに…

 「お兄ちゃま、…半径10メートル内に不審者のですの!」

 ピンクの水着で腰回りのフリフリフリルを可愛く揺らしながらサリーが近づいてそう教えてくれた。
 
 サリーにはそういったセンサーの様な能力が有るらしい、元々異世界で戦闘用に造られた生体兵器…にしては可愛いからそんな事実忘れてたよ。

 「…ザッと三人、…兄様、おそらくいつものように人達ですね。

 どうしますか、仮にも兄様のご学友ですし、このま…」

 何故か紺のスク水っぽいフォルムの水着を着ているマイヤ?

 密着した水着は彼女の密やかな二つの膨らみをわかりやすくしていた?
 
 …メイヤやサリーの方がやや大きいかな?

 いやいや、そんな目で見ちゃダメだ‼︎

 胸の所には白い布に平仮名で【まいや】と書かれている。

 コレもフランさんの趣味だな?

 「…どうかしましたか、兄様?」

 「い、いや、何でもない、無い!

 ソレにしてもアイツら懲りないな?」


 「…おのれ、の瑞々しい水着姿を邪な目に映す訳にはいかん!

 兄上、殲滅の許可を!」

 …シェラ、なんで木刀持ってお風呂入ってんだ?

 シェラのやつ、何故か黒のビキニなんだが、オレの前で恥ずかしがってないのが意外だった?
 
 …コイツ、また育ったな?

 (…どこがとかあえて聞かないでくれたまえ。)

 すると、

 「あ、ごめんなさい!

 そいつら、多分目当てだから!

 一応、お手柔らかにお願いしますね。」


 …って萌さんが遠慮がちにそう言って、露天風呂に現れた?

 水着着用してるみたいだけど、大きめな白のTシャツを着込んでいた?


 「…萌殿、連中に何か弱味でも握られているのですか?」

 「ナニソレ、サイテー!

お兄ちゃん、あの人たち退治しないと!」

 
 「あ~ん、妹ちゃんたち、違うんだ、アタシが混浴してあげるって、誘ったんだよ~‼︎」

 「…何ですと?」


 「…っでね、皆んなには悪いけど、ちょっとだけ目をつぶって欲しいんだな、お願い!」

 そう言って萌さんはTシャツを脱ぎだした……

 えっ、


 真っ赤なビキニ…そして小麦色の肌…
 そして胸と背中に大きな縫い傷?

 他にも小さい古傷が幾つか…

 「…ハハ、驚かせて悪かったね、以前に海外でちょいとしてさ…

 まぁ、こんなんでもオンナの裸だし、あの連中も多少はソソるかなぁ~なんて…」

 そそるとかそそらないとか、じゃなくて⁈

 …もう、体張りすぎですよ、萌さん‼︎

 なんか胸が熱くなった気がする?

 「…萌殿、このシェラ、その心意気に感動しましたっ!

 兄上のご学友が御身に不服を申す様なら…」

 熱血バカな義妹が涙目になってる、何でだ⁇


 「萌お姉ちゃん、すごくカッコイイよ!」

 「その通りです!」

 「うん、カッコいいの!」

 三人の妹ちゃんらも拍手してる!

 …オレの存在が忘れられ始めている?

 アイツらと萌さんが何か約束してるのは、何となく聞いていたけど?

 …女性の過去を詮索する男は最低だと聞いた事がある。


 「…で、萌さん、俺にどんな頼みがあるのかな?」

 「…しばらく貸し切りにしてもらえないかな?

 迷惑はかけないから。」



 そう頼まれたら、断る訳にもいかず、俺たちは萌さんだけ残し、内風呂に移動した。

 「…あ奴ら、何故わざわざ外から来るのでしょうか?」

 「…覗きは男のロマンとか言いやがる連中もいるからな?

 最悪、萌さんを守って排除してくれ。」

 …オレは妹らに何を頼んでいるのだろう?

 「…多分、その必要は無いと思いますよ、すでにガーディアンのお姉さま方が配置についてる様です。」


 …さも当然という様にマイヤがニコリと笑って言った?

 …えぇ~、どうするつもりなんだよ?
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