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…で、ホントに混浴したら…?

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 「さぁ、軽く埃は取れたし、そろそろ湯を入れるぞ!」

 「これぞ、本当の【一番風呂】だな!」

 「ひゃっほー、ワタシ温泉って初めてかも?」

 流石にこの人数で支度すると早いな?

 「あ、アキトさん、あんまり見ないで下さい、コレ着るの久しぶりなんですから……色々とサイズが…」

 …おや~サクラさん、照れてる顔はかなりレア……じゃないよ!

 皆んなの勢いに流されて、混浴することになってしまったのだけど、

 「やん、サクラお姉さまの水着、ちょっとだけ大胆!
でも、ス・テ・キ♡」

 「もう、ミドリちゃんもからかわないで!」


 当然と言うか、皆んな水着着用となりました!

って言うか、皆んなそのつもりで用意していたらしい?

 サクラさんの水着、見覚えのある、小学生の俺と川で水遊びしていた時に着ていたモノだ?

 ややぱつんぱつんなのは、サクラさんのお胸やお尻がお育ちになったと言うことかな?

 …そこは触れないでおこう!

 サクラさんの事を『お姉さま』と慕っているこのお姉さん、『翠の単騎』こと【翠川みどりかわ 蘭奈らんな】さん、俺は殆ど初顔合わせなんだけど、この人も我孫子道さんに鍛えられた人の様で、

 「…アキトくん、ワタシの事も『お姉ちゃん』と思ってくれて良いのよ!」

 …って、いきなり俺に飛び付いて来て、あたふたする俺はビキニ姿のゆるふわお姉さんに抱きしめられた!

 ぱふぱふだぁ?

 「…ぶっ!
ミドリカワさん、苦しいです!」

 「もう、照れちゃって!
可愛いんだから!」

 …この人人の話しを聞かない系らしい?

 「コラ、ミドリ!

 若様に無礼は許さんぞ!
早く若様からその駄肉の塊を退けるのだ!」

 「あん、ニシキちゃん乱暴にしないで!
 ほら、水着のブラ取れちゃうから⁈」

 何故か俺の耳に水着のブラの肩紐が引っかかってしまった様だ?

 お胸に触れない様に慎重に外す俺…

 【二式にしき 真魚まな】さんは【紅い金魚】と呼ばれてるそうだけど、どちらかで言えば【鮫】のような鋭い眼光で俺たちを見ていた?

 ミドリさんと比べて、やや細っそりしてるけど、決して無い訳では無い!

 何故か競泳用水着着用してるのが、逆に体のラインがよく分かって、ソレはソレでけしからん事だ!

 いやはや、普段は歳下の女の子達に囲まれてる所為で、女の子には慣れてるつもりだったが、皆んな魅力的なお姉さんばかりで勝手が違うのだ?


 (べ、べつにメイヤ達と一緒にお風呂に入ったりはしてないぞ!)

 完全に主導権はアチラ、まぁ役得とか思われるかもだがこのお姉さん達、有事の際にはその手に銃を持ち、未知の脅威から人々を護る様な人たちである?

 つまり、チカラが半端なく強い!

 「…あ、ダメ…です、意識が……」

 「あぁ、アキトさん⁇」


 俺はミドリカワさんのに息が詰まり、気を失ってしまったのだ。
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